ゲスト
(ka0000)
急募、ラブレター
マスター:神郷太郎

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/02/23 19:00
- リプレイ完成予定
- 2015/03/04 19:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
ラブレターというのは、本来自らの愛情を誰かに伝えるものである。
しかしその手紙が相手に届く確率というのは思ったよりも低いのではないだろうか。
依頼書を受け取った女性ギルド職員はそんなことを思った。
「うーん、ラブレター代筆……」
それは、ある農民からの依頼だった。
彼はごく普通の農民の倅として生を受け、これまで両親とともに畑を耕し続けてきた。
そしてこれからもずっと同じように畑を耕し続け、いつか両親が見付けてきた相手と結婚し、子どもを作り、その子どもにこの畑を渡すのだろうと思っていた。
だが、そんな彼に転機が訪れた。
村に現れたひとりの女性に一目惚れをしたのだ。
「相手は村に家畜を買い付けに来た商人の娘で、一応顔見知りだけど、相手がどう思っているかは分からない」
その村に新しく現れた商人で、いつも番頭や丁稚を連れてきており、さらに子どもは娘ひとりらしく、彼女を跡継ぎとして様々な場所に連れ回している。
現在まで何度か村を訪れ、今ではそれなりに村人との信頼関係も構築していた。
さらに村の男たちの間ではその娘は結構な人気で、中には告白して玉砕した人物も現れた。
「だけど、依頼人は今の関係を壊す勇気が持てず、未だに友人未満と」
情けない、と思うと同時に、仕方がない、ともギルド職員は思った。
農民というのは基本的に一生涯をそこで終える。そこで血を繋ぎ、大地の実りを守り続けるのだ。
これまで自分を育ててくれた両親への感情。用意された道から外れることへの恐怖。
それは性別問わず、状況次第で誰もが抱く感情だろう。それを否定する気にはなれなかった。
「その結果、綺麗な思い出として終わるラブレターを作って欲しい、かぁ」
彼は農民であり、読み書きは最低限しかできない。
回りくどい言い回しどころか、相手に好意を伝える語彙さえごく僅かだ。
それに対し、ハンターたちは多くの知識を持っている。
リアルブルーの多様な文化を考えれば、ラブレターのひとつぐらい何とかなるのではないか――そう考えてしまうのも無理はない。
「まあ、本人が納得してるならいいでしょう」
そういってギルド職員は、依頼書を貼るべく掲示板に向かった。
自分だったら直接告白して貰いたいな、と思いながら。
●
『急募、ラブレター』
商人の娘に想いを伝える恋文を代筆して下さい。
依頼人はとある農村の若い農夫で、お互いに綺麗な思い出になるようなラブレターを求めています。
その想いが成就することがなくても、商人と村の関係は続くでしょう。
なお、相手の女性の情報は、
・商人の娘で跡取り
・明るい赤髪で目は青
・普段からパンツルックで活動的
・依頼人とは知人以上友人程度の付き合い
・現状では仲の良い男友達扱いで、彼女が村に来ると商談が終わるまで色々話す
・何度か村の若者たちとピクニックに出掛けたことがある
ハンターの皆さん、勇気を出してこの依頼を出した若者の応援をお願いします。
ラブレターというのは、本来自らの愛情を誰かに伝えるものである。
しかしその手紙が相手に届く確率というのは思ったよりも低いのではないだろうか。
依頼書を受け取った女性ギルド職員はそんなことを思った。
「うーん、ラブレター代筆……」
それは、ある農民からの依頼だった。
彼はごく普通の農民の倅として生を受け、これまで両親とともに畑を耕し続けてきた。
そしてこれからもずっと同じように畑を耕し続け、いつか両親が見付けてきた相手と結婚し、子どもを作り、その子どもにこの畑を渡すのだろうと思っていた。
だが、そんな彼に転機が訪れた。
村に現れたひとりの女性に一目惚れをしたのだ。
「相手は村に家畜を買い付けに来た商人の娘で、一応顔見知りだけど、相手がどう思っているかは分からない」
その村に新しく現れた商人で、いつも番頭や丁稚を連れてきており、さらに子どもは娘ひとりらしく、彼女を跡継ぎとして様々な場所に連れ回している。
現在まで何度か村を訪れ、今ではそれなりに村人との信頼関係も構築していた。
さらに村の男たちの間ではその娘は結構な人気で、中には告白して玉砕した人物も現れた。
「だけど、依頼人は今の関係を壊す勇気が持てず、未だに友人未満と」
情けない、と思うと同時に、仕方がない、ともギルド職員は思った。
農民というのは基本的に一生涯をそこで終える。そこで血を繋ぎ、大地の実りを守り続けるのだ。
これまで自分を育ててくれた両親への感情。用意された道から外れることへの恐怖。
それは性別問わず、状況次第で誰もが抱く感情だろう。それを否定する気にはなれなかった。
「その結果、綺麗な思い出として終わるラブレターを作って欲しい、かぁ」
彼は農民であり、読み書きは最低限しかできない。
回りくどい言い回しどころか、相手に好意を伝える語彙さえごく僅かだ。
それに対し、ハンターたちは多くの知識を持っている。
リアルブルーの多様な文化を考えれば、ラブレターのひとつぐらい何とかなるのではないか――そう考えてしまうのも無理はない。
「まあ、本人が納得してるならいいでしょう」
そういってギルド職員は、依頼書を貼るべく掲示板に向かった。
自分だったら直接告白して貰いたいな、と思いながら。
●
『急募、ラブレター』
商人の娘に想いを伝える恋文を代筆して下さい。
依頼人はとある農村の若い農夫で、お互いに綺麗な思い出になるようなラブレターを求めています。
その想いが成就することがなくても、商人と村の関係は続くでしょう。
なお、相手の女性の情報は、
・商人の娘で跡取り
・明るい赤髪で目は青
・普段からパンツルックで活動的
・依頼人とは知人以上友人程度の付き合い
・現状では仲の良い男友達扱いで、彼女が村に来ると商談が終わるまで色々話す
・何度か村の若者たちとピクニックに出掛けたことがある
ハンターの皆さん、勇気を出してこの依頼を出した若者の応援をお願いします。
解説
今回の依頼はラブレターの代筆となっています。
条件はそう厳しくありません。
自分だったらこんな内容にする、自分だったらこんな内容のラブレターを貰いたいといったオリジナルの文章であれば特に問題はありません。
ちなみにお相手は上の条件にあるような紅毛碧眼の元気っ娘です。
動物好きで家畜に餌をやってはしゃいだり、村の子どもたちと一緒に遊んだりして大人気です。
マスターが幾つか設定した文章や言い回しが出てくるごとに成功率が上がり、この恋が成就するか否かの判定となります。
手紙にちょっとした贈り物を添えようという提案も構いません。渡すシチュエーションも村の中でできることであれば問題ありませんが、あくまでも綺麗な思い出になるラブレターを作り上げて下さい。
皆さんに作って頂いたラブレターを参考に若者が自分の恋文を作り上げ、相手に手渡します。
恋愛のプロであるハンターの皆さんからのアドバイスも勿論大歓迎です。
また、今回がだめでもいずれまた機会があるかもしれません。
ちょっと内気な田舎の若人の背中を押し、見守るようなつもりでご参加下さい。
条件はそう厳しくありません。
自分だったらこんな内容にする、自分だったらこんな内容のラブレターを貰いたいといったオリジナルの文章であれば特に問題はありません。
ちなみにお相手は上の条件にあるような紅毛碧眼の元気っ娘です。
動物好きで家畜に餌をやってはしゃいだり、村の子どもたちと一緒に遊んだりして大人気です。
マスターが幾つか設定した文章や言い回しが出てくるごとに成功率が上がり、この恋が成就するか否かの判定となります。
手紙にちょっとした贈り物を添えようという提案も構いません。渡すシチュエーションも村の中でできることであれば問題ありませんが、あくまでも綺麗な思い出になるラブレターを作り上げて下さい。
皆さんに作って頂いたラブレターを参考に若者が自分の恋文を作り上げ、相手に手渡します。
恋愛のプロであるハンターの皆さんからのアドバイスも勿論大歓迎です。
また、今回がだめでもいずれまた機会があるかもしれません。
ちょっと内気な田舎の若人の背中を押し、見守るようなつもりでご参加下さい。
マスターより
第二回目のシナリオは、ちょっとだけ趣向を凝らしたものになっています。
皆さんは自分にとっての「綺麗な思い出になるラブレター」を考え、提案して頂くのがもっとも良いかと思います。
それでは、若者の恋が大きな実りを迎えることを願っております。
皆さんは自分にとっての「綺麗な思い出になるラブレター」を考え、提案して頂くのがもっとも良いかと思います。
それでは、若者の恋が大きな実りを迎えることを願っております。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/03/03 22:20