ゲスト
(ka0000)
ぴょんぴょんぴょん
マスター:御影堂

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/02/24 19:00
- リプレイ完成予定
- 2015/03/05 19:00
オープニング
●
雪解け、土が顔を出し始めた頃、王国の一部では田畑が動き出す。
ここ、マウンティア農場も例外ではない。
マウンティアは、農場の経営に着手した珍しい商人である。
その商人は、今、体を震わせ蓄えたアゴの脂肪をぷるぷるさせていた。
「ゆゆしき事態といわなければなりませぬぞ」
彼の前には、雇われた農家が数人鎮座していた。
皆、顔色は蒼白。処断を待つ被告人のような、面持ちである。
「ですが、天災のようなものではありますな。その処理は私がいたしましょう」
「本当ですか?」
おずおずと農家の一人が聞き返せば、マウンティアは頷く。
「ただし、作付の遅れは許しません。片がついたら早急に終えることですぞ」
これには、厳しい面持ちを互いに崩さない。
しかし、了承するより他にない。遅れが出れば、困るのは農家も同じであった。
「ところで、報告の限りにわかには信じられぬ部分もありますな。私が直々に見に行くのですぞ」
ずんぐりな体をよいしょと持ち上げ、マウンティアは支度を整える。
農家の顔色は、ついぞ、優れないままだった。
●
遠くまで広がる田園風景。
作付け前のため、茶色い大地の上に白いまんじゅうがいた。
どでかい丸々としたまんじゅうが、いくつも点在しているのだ。
「嘘はついてなかったようですな」
その様子をマウンティアが、苦虫を噛み潰したような表情で眺めていた。
まんじゅうに負けず劣らず、まるっとした体。
その先、頭のてっぺんには何故か、ウサミミが立っていた。
「ところで、このウサミミは必須なのですかな?」
「はい、それがないとこの距離でも全速力で駆けてくるもんで」
恐る恐ると答える農家の頭にも、ウサミミがあった。
そのとき、まんじゅうがぴくりと動き耳を出した。
ふわふわした毛皮を持った巨大ウサギなのである。
「いげね。顔を背けてくだせぇ」
慌てる農家に促され、マウンティアはウサギから視線をはずす。
いぶかしげな表情に急かされ、早口に農家は告げる。
「あいつらと目が合うと、感覚が狂うのでさぁ。用心に越したことはなか」
一筋縄ではいかない相手だと、マウンティアの表情が険しいものになる。
だからといって、なにもしなければ損失が膨らむばかり。
「早速、書状をしたためますぞ」
手飼いの兵士では、敵わぬと判断する。
餅は餅屋、雑魔はハンターと相場が決まっているのである。
雪解け、土が顔を出し始めた頃、王国の一部では田畑が動き出す。
ここ、マウンティア農場も例外ではない。
マウンティアは、農場の経営に着手した珍しい商人である。
その商人は、今、体を震わせ蓄えたアゴの脂肪をぷるぷるさせていた。
「ゆゆしき事態といわなければなりませぬぞ」
彼の前には、雇われた農家が数人鎮座していた。
皆、顔色は蒼白。処断を待つ被告人のような、面持ちである。
「ですが、天災のようなものではありますな。その処理は私がいたしましょう」
「本当ですか?」
おずおずと農家の一人が聞き返せば、マウンティアは頷く。
「ただし、作付の遅れは許しません。片がついたら早急に終えることですぞ」
これには、厳しい面持ちを互いに崩さない。
しかし、了承するより他にない。遅れが出れば、困るのは農家も同じであった。
「ところで、報告の限りにわかには信じられぬ部分もありますな。私が直々に見に行くのですぞ」
ずんぐりな体をよいしょと持ち上げ、マウンティアは支度を整える。
農家の顔色は、ついぞ、優れないままだった。
●
遠くまで広がる田園風景。
作付け前のため、茶色い大地の上に白いまんじゅうがいた。
どでかい丸々としたまんじゅうが、いくつも点在しているのだ。
「嘘はついてなかったようですな」
その様子をマウンティアが、苦虫を噛み潰したような表情で眺めていた。
まんじゅうに負けず劣らず、まるっとした体。
その先、頭のてっぺんには何故か、ウサミミが立っていた。
「ところで、このウサミミは必須なのですかな?」
「はい、それがないとこの距離でも全速力で駆けてくるもんで」
恐る恐ると答える農家の頭にも、ウサミミがあった。
そのとき、まんじゅうがぴくりと動き耳を出した。
ふわふわした毛皮を持った巨大ウサギなのである。
「いげね。顔を背けてくだせぇ」
慌てる農家に促され、マウンティアはウサギから視線をはずす。
いぶかしげな表情に急かされ、早口に農家は告げる。
「あいつらと目が合うと、感覚が狂うのでさぁ。用心に越したことはなか」
一筋縄ではいかない相手だと、マウンティアの表情が険しいものになる。
だからといって、なにもしなければ損失が膨らむばかり。
「早速、書状をしたためますぞ」
手飼いの兵士では、敵わぬと判断する。
餅は餅屋、雑魔はハンターと相場が決まっているのである。
解説
●目的
ウサギの雑魔を討伐する。
●ウサギの雑魔
人間大の大きさはあるウサギ。
雑魔化に伴って巨大化&目に輝きが増した。
目と目が合うと、感覚が狂い、行動阻害[強度2]が発生する。
距離不問。完全に防ぐのは難しい。
基本的に近接攻撃しか持たないが、脚力がある。
人一人くらいならば、跳躍し、ないものとして移動できる。
もふもふしている。
ウサギ耳等でごまかせば、ある程度近寄れる。
隣接するか、攻撃すると敵として認定される。
なお、倒した場合、消滅する。
●農場
作付の準備に入ろうとしている。
守れない場合、王国北部にあるこの地方は今年の夏、野菜不足にあえぐだろう。
遮蔽物はなく、ただただ拓けている。
恨みを込めて、農場主はウサギ鍋の用意を命じたらしい。
ウサギの雑魔を討伐する。
●ウサギの雑魔
人間大の大きさはあるウサギ。
雑魔化に伴って巨大化&目に輝きが増した。
目と目が合うと、感覚が狂い、行動阻害[強度2]が発生する。
距離不問。完全に防ぐのは難しい。
基本的に近接攻撃しか持たないが、脚力がある。
人一人くらいならば、跳躍し、ないものとして移動できる。
もふもふしている。
ウサギ耳等でごまかせば、ある程度近寄れる。
隣接するか、攻撃すると敵として認定される。
なお、倒した場合、消滅する。
●農場
作付の準備に入ろうとしている。
守れない場合、王国北部にあるこの地方は今年の夏、野菜不足にあえぐだろう。
遮蔽物はなく、ただただ拓けている。
恨みを込めて、農場主はウサギ鍋の用意を命じたらしい。
マスターより
こんにちは、御影堂です。
あぁ~雑魔がぴょんぴょんしているので、倒しましょう。
ウサギはもふもふかもしれませんが、目を合わせないよう触るのは至難の技です。
あぁ~雑魔がぴょんぴょんしているので、倒しましょう。
ウサギはもふもふかもしれませんが、目を合わせないよう触るのは至難の技です。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/03/04 02:51
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/02/21 17:39:38 |
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\ウサギ鍋ときいて/ エニグマ(ka3688) ドワーフ|6才|男性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2015/02/23 21:03:56 |