ゲスト
(ka0000)
【不動】錬魔院製試作武器稼働実験!
マスター:旅硝子

- シナリオ形態
- イベント
関連ユニオン
APV- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
500
- 参加人数
- 現在25人 / 1~25人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/02/25 12:00
- リプレイ完成予定
- 2015/03/06 12:00
オープニング
イルリヒト機関校長アンゼルムの元に手紙が届いたのは、CAMと魔導アーマーに関する実験が始まったと聞いた頃であった。
「ナサニエル氏からだね」
事務員から手紙を受け取った瞬間呟いたアンゼルムの言葉に、事務員はこくりと頷く。
ピンクのハートマークがちりばめられた封筒に、大仰な錬魔院の封蝋。こんなものを送って来るのは帝都広しといえど彼くらいである。
しかも多分、リアルブルー由来の『バレンタイン』とかいう行事に乗っかった挙句に売れ残ったラブレター用封筒を、期日が過ぎたおかげで安いからと言う理由だけで買ったとかそういうやつだ。ナサニエルはそういう男だ。
「……ふむ。ハンターの方々と共に、試作兵器のテスト。そして『同時にドゥンケルベルクの掃討もしちゃえばいいんじゃないですかねぇ、実地実験です』だそうだね」
ドゥンケンベルク。かつて実戦形式の演習の場所として使われていたが、急激な歪虚の増加によって今は演習は中止されている。
だが、確かにいつかは、この場所に現れたゾンビ達を掃討する必要があった。
確かにそれは道理だと、手紙を一読して頷いたアンゼルムに、事務員は思わず首を傾げる。
「なぜ、ハンターと共に?」
「錬魔院の技術発表という側面もあるのだろうね。また、イルリヒトでは1人1人に異なる試作兵器を渡しているけれど、それだと1つ当たりの兵器に対するデータはどうしても少なくなるからでもあるのだろう」
「そういうことですか。けれど、いい機会なのでは?」
事務員の言葉に、アンゼルムは深く頷いた。
「ハンターとの交流は、生徒達に必ずいい影響を及ぼすはずだ。彼らは……」
ふ、とアンゼルムは、遠くを見るように視線を投げて、呟く。
「自らの意志で戦うということの、そして生き残るということの意味を、きっと教えてくれるだろうから」
ドゥンケルベルクが見えてきた辺りで、ハンター達とイルリヒト生徒達は足を止めた。
今回の掃討戦にハンター達と共に参加するイルリヒト生徒は15人。彼らはエルガーの先導で、魔導トラックから武器の入ったケースを次々に降ろしていく。
「試作兵器については事前に選んでもらっていたものを、この場で貸し出してこの場で返却する形になる。また、ハンターの方が希望すれば、こちらの魔導トラックで今持っている武器や荷物を預かることもできる。教員2人がこの場に残るので、荷物の安全については保証する」
そう説明するエルガーの周りで、イルリヒト生徒達が次々に試作兵器をハンター達に渡していく。その形状は、様々だ。
今回同行しているハラーツァイやゲルトが持つ、パリィグローブやガントンファー。ベルフラウが使っている聖機剣もある。
他にも、両手に1つずつ装備する円形の盾や、4つセットで手首と足首に着けるベルト。紫の石が埋め込まれた指輪や、大仰なゴーグルといった武器が、事前に指定していた通りにハンター達に手渡されていく。
「試作兵器だから、戦いの中で傷ついたりする分には構わないとのことだ。だが、なるべく改善点などを知らせてほしい」
そう言ってハンター達を見渡したエルガーは、うきうきとパリィグローブを嵌めながら「りべんじまっち!」とはしゃいでいるハラーツァイを「うるせぇ説明中だ」と後ろに放る。
「さて……それと、今回はドゥンケルベルクのゾンビ達の掃討戦も依頼させてもらっているため、俺達イルリヒト生徒はハンターの方々の指示に従う。もちろん、自由に戦った方がいいならば、俺達のやり方でやらせてもらう」
それに眼鏡をくいと上げて頷くゲルト、「よろしくお願いしますね!」と朗らかに頭を下げるベルフラウ。
「通常のゾンビであれば大した脅威にはならないだろうが、少なくとも1体は3mほどの巨大ゾンビがいることがわかっている。……俺達が戦った限りでは、強敵だった」
十分に気を付けてほしいと、エルガーはハンター達に、イルリヒト生徒達に真剣な顔で言って。
「……だが、今回はハンターの皆と思う存分一緒に戦える機会だ。俺は、楽しみにしているぜ」
そう言ってにやりと笑い、愛用の槍を担いだのだった。
「ナサニエル氏からだね」
事務員から手紙を受け取った瞬間呟いたアンゼルムの言葉に、事務員はこくりと頷く。
ピンクのハートマークがちりばめられた封筒に、大仰な錬魔院の封蝋。こんなものを送って来るのは帝都広しといえど彼くらいである。
しかも多分、リアルブルー由来の『バレンタイン』とかいう行事に乗っかった挙句に売れ残ったラブレター用封筒を、期日が過ぎたおかげで安いからと言う理由だけで買ったとかそういうやつだ。ナサニエルはそういう男だ。
「……ふむ。ハンターの方々と共に、試作兵器のテスト。そして『同時にドゥンケルベルクの掃討もしちゃえばいいんじゃないですかねぇ、実地実験です』だそうだね」
ドゥンケンベルク。かつて実戦形式の演習の場所として使われていたが、急激な歪虚の増加によって今は演習は中止されている。
だが、確かにいつかは、この場所に現れたゾンビ達を掃討する必要があった。
確かにそれは道理だと、手紙を一読して頷いたアンゼルムに、事務員は思わず首を傾げる。
「なぜ、ハンターと共に?」
「錬魔院の技術発表という側面もあるのだろうね。また、イルリヒトでは1人1人に異なる試作兵器を渡しているけれど、それだと1つ当たりの兵器に対するデータはどうしても少なくなるからでもあるのだろう」
「そういうことですか。けれど、いい機会なのでは?」
事務員の言葉に、アンゼルムは深く頷いた。
「ハンターとの交流は、生徒達に必ずいい影響を及ぼすはずだ。彼らは……」
ふ、とアンゼルムは、遠くを見るように視線を投げて、呟く。
「自らの意志で戦うということの、そして生き残るということの意味を、きっと教えてくれるだろうから」
ドゥンケルベルクが見えてきた辺りで、ハンター達とイルリヒト生徒達は足を止めた。
今回の掃討戦にハンター達と共に参加するイルリヒト生徒は15人。彼らはエルガーの先導で、魔導トラックから武器の入ったケースを次々に降ろしていく。
「試作兵器については事前に選んでもらっていたものを、この場で貸し出してこの場で返却する形になる。また、ハンターの方が希望すれば、こちらの魔導トラックで今持っている武器や荷物を預かることもできる。教員2人がこの場に残るので、荷物の安全については保証する」
そう説明するエルガーの周りで、イルリヒト生徒達が次々に試作兵器をハンター達に渡していく。その形状は、様々だ。
今回同行しているハラーツァイやゲルトが持つ、パリィグローブやガントンファー。ベルフラウが使っている聖機剣もある。
他にも、両手に1つずつ装備する円形の盾や、4つセットで手首と足首に着けるベルト。紫の石が埋め込まれた指輪や、大仰なゴーグルといった武器が、事前に指定していた通りにハンター達に手渡されていく。
「試作兵器だから、戦いの中で傷ついたりする分には構わないとのことだ。だが、なるべく改善点などを知らせてほしい」
そう言ってハンター達を見渡したエルガーは、うきうきとパリィグローブを嵌めながら「りべんじまっち!」とはしゃいでいるハラーツァイを「うるせぇ説明中だ」と後ろに放る。
「さて……それと、今回はドゥンケルベルクのゾンビ達の掃討戦も依頼させてもらっているため、俺達イルリヒト生徒はハンターの方々の指示に従う。もちろん、自由に戦った方がいいならば、俺達のやり方でやらせてもらう」
それに眼鏡をくいと上げて頷くゲルト、「よろしくお願いしますね!」と朗らかに頭を下げるベルフラウ。
「通常のゾンビであれば大した脅威にはならないだろうが、少なくとも1体は3mほどの巨大ゾンビがいることがわかっている。……俺達が戦った限りでは、強敵だった」
十分に気を付けてほしいと、エルガーはハンター達に、イルリヒト生徒達に真剣な顔で言って。
「……だが、今回はハンターの皆と思う存分一緒に戦える機会だ。俺は、楽しみにしているぜ」
そう言ってにやりと笑い、愛用の槍を担いだのだった。
解説
●目的
ドゥンケルベルクのゾンビ掃討
試作兵器のモニター
●ドゥンケルベルクについて
山中全てが1km圏内に入る程度の小さな山
現在はゾンビの謎の急増により危険地帯と化している
旅硝子の依頼「イルリヒト生徒救出依頼~歪虚跋扈する山~」に登場
●改造死体型フェラレイについて
3mほどの巨体の、両腕をチェーンソーに改造されたゾンビ
素早さは低め、耐久力・攻撃力は高い
基本的には近くの者を殴るのみだが周囲を一気に攻撃することも可能
●試作兵器について
・試作型聖機剣
攻撃力が低めな代わりに、持ち運びに便利な形態から展開できるためコスト低めの両手剣
法具としても使用可能
・試作型ガントンファー
格闘武器だが弾丸も発射できる
装弾数2、リロード1、使用弾数1。射程は短め
・試作型パリィグローブ
薄い手袋型ながら攻撃を受け止めることに特化した高い強度を持つが、打撃力を高める効果はない
・試作型シンバルシールド
音響効果の高い金属を使った両手に1つずつ装備する盾
1ターンかけて激しく打ち鳴らすことで、自分と近接するsqにいる者全てに強度1の行動阻害を与える
・試作型射撃ゴーグル
射撃武器と連動し、照準を表示すると同時に設定した敵をマーキングすることで射撃命中を高める
ただし現状では手動による設定が必要なため、この効果を得るためには敵ごとに1ターンの設定時間を要する
・試作型ブーストベルト
手首足首に付けて『近接命中』『近接威力』『魔法命中』『魔法威力』を増幅するベルト
ただし1回に1つの効果しか働かず、また1ターンかけて「製作者が趣味で設定した」「カッコイイポーズ」を取る必要がある
・試作型ポイズンリング
『格闘武器』。宝石を敵にヒットさせることで強度3の毒を与えることができる
ただし10分の1の確率で自分も毒を喰らう
1人1つの貸し出しとなります
コストは足りなければ使わない携帯品などを置いて行った扱いにするので、気にしなくて構いません
ドゥンケルベルクのゾンビ掃討
試作兵器のモニター
●ドゥンケルベルクについて
山中全てが1km圏内に入る程度の小さな山
現在はゾンビの謎の急増により危険地帯と化している
旅硝子の依頼「イルリヒト生徒救出依頼~歪虚跋扈する山~」に登場
●改造死体型フェラレイについて
3mほどの巨体の、両腕をチェーンソーに改造されたゾンビ
素早さは低め、耐久力・攻撃力は高い
基本的には近くの者を殴るのみだが周囲を一気に攻撃することも可能
●試作兵器について
・試作型聖機剣
攻撃力が低めな代わりに、持ち運びに便利な形態から展開できるためコスト低めの両手剣
法具としても使用可能
・試作型ガントンファー
格闘武器だが弾丸も発射できる
装弾数2、リロード1、使用弾数1。射程は短め
・試作型パリィグローブ
薄い手袋型ながら攻撃を受け止めることに特化した高い強度を持つが、打撃力を高める効果はない
・試作型シンバルシールド
音響効果の高い金属を使った両手に1つずつ装備する盾
1ターンかけて激しく打ち鳴らすことで、自分と近接するsqにいる者全てに強度1の行動阻害を与える
・試作型射撃ゴーグル
射撃武器と連動し、照準を表示すると同時に設定した敵をマーキングすることで射撃命中を高める
ただし現状では手動による設定が必要なため、この効果を得るためには敵ごとに1ターンの設定時間を要する
・試作型ブーストベルト
手首足首に付けて『近接命中』『近接威力』『魔法命中』『魔法威力』を増幅するベルト
ただし1回に1つの効果しか働かず、また1ターンかけて「製作者が趣味で設定した」「カッコイイポーズ」を取る必要がある
・試作型ポイズンリング
『格闘武器』。宝石を敵にヒットさせることで強度3の毒を与えることができる
ただし10分の1の確率で自分も毒を喰らう
1人1つの貸し出しとなります
コストは足りなければ使わない携帯品などを置いて行った扱いにするので、気にしなくて構いません
マスターより
こんにちは、旅硝子です。
なんか試作兵器に変なのが多い気もしますが気のせいです。気のせいですったら。
イルリヒト生徒と共に戦い、イルリヒト生徒の使う武器を体験する。楽しんでいただければ幸いです。
エルガーにハラーツァイ、ゲルトとベルフラウ、名前の出ているNPCも揃い踏みです。
それでは、よろしくお願いします!
なんか試作兵器に変なのが多い気もしますが気のせいです。気のせいですったら。
イルリヒト生徒と共に戦い、イルリヒト生徒の使う武器を体験する。楽しんでいただければ幸いです。
エルガーにハラーツァイ、ゲルトとベルフラウ、名前の出ているNPCも揃い踏みです。
それでは、よろしくお願いします!
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/03/05 07:20
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/02/23 21:50:47 |
|
![]() |
作戦相談所 カナタ・ハテナ(ka2130) 人間(リアルブルー)|12才|女性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2015/02/24 05:36:19 |