ゲスト
(ka0000)
【MV】ワルサー総帥、VDに興味なし
マスター:御影堂

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 寸志
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/02/27 07:30
- リプレイ完成予定
- 2015/03/08 07:30
オープニング
●
王国北部に位置するルサスール領。
この地を治める貴族、カフェ・W・ルサスールは穏やかな治世を行うことで知られる。
領民からの信も厚く、文武にも秀でていた。
だが、その顔は目の前にある難題のために、曇っていた。
「ジロよ。答えてくれ、どうすればいい?」
その日、館を訪れていた従者にカフェは問いただした。
答えてくれと言われても、ジロにはその問題が見えない。
近頃は、天候もよく外敵の出現もない。
自分の主人が、なにに悩んでいるのか、皆目見当がつかない。
「私に答えられることでしたら、お答えしますが」
「うむ。サチコからチョコレートをもらうにはどうすればよいと思う?」
ジロは盛大に、ずっこけた。
起き上がり、なんの冗談かと言いかけて口を紡ぐ。カフェは、真剣だった。
「実はな。リアルブルーにはこの時期に、チョコレートを女の子が渡す習慣がある」
「はぁ」
「サチコはリアルブルーの風習が好きだろう? ならば、バレンタインもやりたいはずだ」
あいにく、サチコの口からバレンタインについて聞いたことはない。
あえて無視しているのか、知らないだけなのかは謎だ。
「お言葉ですが、カフェ様にサチコ様がチョコを渡す姿が想像できません」
ジロの辛辣な答えに、カフェはうなだれた。
現状、プレゼント的な行為に至ることはないだろうと、確信に近い思いを抱いていた。
「ならば、いかなる手段でもよい。サチコにチョコを作らせ、持ってくるのだ! これは、厳命である」
カフェは穏やかな性格である。
領民からの信も厚い。
が、極度のバカ親であったとジロは後に何度も語っている。
●
「わーっはっはっは、わた、俺様がワルワル団のワルサー総帥なのですわ……だぜ」
ルサスール領内の山小屋で、高笑いをするこの少女こそサチコその人である。
彼女は今、次なるワルの計画をたてていた。
「はぁ……」
その姿にジロは思わずため息を漏らす。
バレンタインなるものを、彼自身調べたが、今のサチコでは到底難しい行事だった。
この命令を完遂するだけの知恵は、彼にはない。
「タロ、しばらく山小屋を離れる」
「あ、あぁ」
並々ならぬ悲壮感に、タロはうなずいた。
作戦会議(笑)を中座し、山小屋をでる。
どういうわけか、チョコレートを作るには十分な用意が山小屋にはされている。
問題はやはり、サチコの誘導だ。これには、知恵を借りるより他はない。
「だが、今回は……」
報酬が限りなく少なくなる。
一抹の不安を感じつつ、ジロは馬を走らせるのだった。
王国北部に位置するルサスール領。
この地を治める貴族、カフェ・W・ルサスールは穏やかな治世を行うことで知られる。
領民からの信も厚く、文武にも秀でていた。
だが、その顔は目の前にある難題のために、曇っていた。
「ジロよ。答えてくれ、どうすればいい?」
その日、館を訪れていた従者にカフェは問いただした。
答えてくれと言われても、ジロにはその問題が見えない。
近頃は、天候もよく外敵の出現もない。
自分の主人が、なにに悩んでいるのか、皆目見当がつかない。
「私に答えられることでしたら、お答えしますが」
「うむ。サチコからチョコレートをもらうにはどうすればよいと思う?」
ジロは盛大に、ずっこけた。
起き上がり、なんの冗談かと言いかけて口を紡ぐ。カフェは、真剣だった。
「実はな。リアルブルーにはこの時期に、チョコレートを女の子が渡す習慣がある」
「はぁ」
「サチコはリアルブルーの風習が好きだろう? ならば、バレンタインもやりたいはずだ」
あいにく、サチコの口からバレンタインについて聞いたことはない。
あえて無視しているのか、知らないだけなのかは謎だ。
「お言葉ですが、カフェ様にサチコ様がチョコを渡す姿が想像できません」
ジロの辛辣な答えに、カフェはうなだれた。
現状、プレゼント的な行為に至ることはないだろうと、確信に近い思いを抱いていた。
「ならば、いかなる手段でもよい。サチコにチョコを作らせ、持ってくるのだ! これは、厳命である」
カフェは穏やかな性格である。
領民からの信も厚い。
が、極度のバカ親であったとジロは後に何度も語っている。
●
「わーっはっはっは、わた、俺様がワルワル団のワルサー総帥なのですわ……だぜ」
ルサスール領内の山小屋で、高笑いをするこの少女こそサチコその人である。
彼女は今、次なるワルの計画をたてていた。
「はぁ……」
その姿にジロは思わずため息を漏らす。
バレンタインなるものを、彼自身調べたが、今のサチコでは到底難しい行事だった。
この命令を完遂するだけの知恵は、彼にはない。
「タロ、しばらく山小屋を離れる」
「あ、あぁ」
並々ならぬ悲壮感に、タロはうなずいた。
作戦会議(笑)を中座し、山小屋をでる。
どういうわけか、チョコレートを作るには十分な用意が山小屋にはされている。
問題はやはり、サチコの誘導だ。これには、知恵を借りるより他はない。
「だが、今回は……」
報酬が限りなく少なくなる。
一抹の不安を感じつつ、ジロは馬を走らせるのだった。
解説
●目的
サチコにチョコレートを作らせ、カフェに渡させる。
●チョコ
材料は、用意してくれる。
ワルワル団アジトに調理器具は揃っている。
●バレンタイン
幸運なことに、サチコはバレンタインの情報を知らない。
偽情報を植え付けることも可能。
本来(日本以外)のバレンタインのように、カフェになにか用意させておいてもよい。
通常であれば、サチコからカフェにチョコを渡すシチュエーションは発生しない。
どう騙していくかが、重要である。
●サチコ
料理はしたことがない。
味音痴ではないが、とんでもアレンジが好きそうだ。
ワルワル団的なことなら、喜んで行う。
素直で、根はいいこである。
●カフェ
サチコのチョコを楽しみにしている。
親バカ気味だが、よい領主である。
サチコにチョコレートを作らせ、カフェに渡させる。
●チョコ
材料は、用意してくれる。
ワルワル団アジトに調理器具は揃っている。
●バレンタイン
幸運なことに、サチコはバレンタインの情報を知らない。
偽情報を植え付けることも可能。
本来(日本以外)のバレンタインのように、カフェになにか用意させておいてもよい。
通常であれば、サチコからカフェにチョコを渡すシチュエーションは発生しない。
どう騙していくかが、重要である。
●サチコ
料理はしたことがない。
味音痴ではないが、とんでもアレンジが好きそうだ。
ワルワル団的なことなら、喜んで行う。
素直で、根はいいこである。
●カフェ
サチコのチョコを楽しみにしている。
親バカ気味だが、よい領主である。
マスターより
わるわるさー! 御影堂です。
わるわるさーは、ワルワル団の挨拶です。
中間管理職は辛いよ、ということで今回は従者ジロからの依頼です。
カフェの命令を叶え、ジロの胃を安心させましょう。
わるわるさーは、ワルワル団の挨拶です。
中間管理職は辛いよ、ということで今回は従者ジロからの依頼です。
カフェの命令を叶え、ジロの胃を安心させましょう。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/03/07 12:46
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
相談卓 ヴァイス・エリダヌス(ka0364) 人間(クリムゾンウェスト)|31才|男性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2015/02/26 20:13:03 |
|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/02/23 18:48:46 |