ゲスト
(ka0000)
遺跡の奥で
マスター:秋風落葉

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 不明
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 不明
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/03/05 15:00
- リプレイ完成予定
- 2015/03/14 15:00
オープニング
●酒を片手に
「なあ、一つ儲け話があるんだがな、聞いてくれねえか?」
酒場の一角で雑談に興じるハンター達のテーブルに男は近づき、空いている席に腰掛けた。手にはすでにワインの注がれた杯が握られている。その腕には包帯が巻かれているが、行動にそこまで支障はないらしい。
男は自分の名をガレスだと名乗り、どこから話したものかな……と呟きながらしばらく虚空を眺めていたが、やがて正面を見据えた。
「すでに調査が終わって誰も近寄らない遺跡がこの世界にいくつもある。俺は、そんな価値がない遺跡を改めて探索し、隠された扉や通路を見つけ、その先にあるお宝を手に入れるのを生業としている」
ハンター達の答えも待たず、喋り始めるガレス。ハンター達の反応は、気にせず仲間内で会話を続ける者、黙々と食事を続けながら聞き耳だけは立てている者、突然の闖入者に興味津々な視線を向けている者、様々だ。
「まあ、大抵そんなうまい話はなく、財宝が運び去られる際に落ちた何枚かの金貨とか、そもそも価値がないと判断されて置き去りにされたガラクタが手に入るのがせいぜいだがな」
杯を飲み干し、お代わりを頼むガレス。再び、酒は八分目あたりまで注がれる。
「だがな。ついこの前、いつものように遺跡に潜った時、俺は発見した。とある通路に隠されていた扉をな」
ハンター達の興味が自分に向いてきていることを感じたのだろう、ガレスは上機嫌にまくしたてる。
「そしてその先には……聞いて驚くなよ? 沢山の装飾された箱が並ぶ部屋があったのさ!」
卓上に喚声があがる。装飾された箱。その言葉から沸き起こるイメージは一つだ。
「これは宝箱に違いねえと思ってよ。駆け寄ったのさ! そしたら……」
急にガレスは消沈し、包帯に包まれた腕を左右に振る。
「突然一個の箱が飛びかかってきやがった。大口を開けてな。ご丁寧に牙も生えてやがったよ」
ハンター達の視線がガレスの腕に集まる。包帯は前腕を全て覆うように巻かれていた。
「ちなみに俺は覚醒者じゃない。そのまま噛み付かれ、悲鳴をあげるのが精々よ。篭手をつけてなかったら腕を持ってかれてたかもしれねえ。しかも動きだした箱はそれ一つじゃなかった!」
ガレスはその時の光景を思い出したのか、身震いする。
「んでそっからはあまり覚えてないんだが、こうして酒を飲めてるってことはどうにかして逃げてきたらしい」
ぐい、と杯をあおるガレス。
「そこで、だ。頼みがある。俺の代わりに、その宝箱の化け物を倒してくんねえか? 推測だがあれは魔法生物ってやつだろう。おそらく俺の手には負えん……まあ、仮に雑魔だったとしても、やっぱりこうしてあんた達にお願いしただろうが」
ガレスは軽く頭を下げた。
「もちろん報酬は払う。といっても手持ちがなくてな。手に入ったお宝を分配するってことで構わないか? 取り分は俺が二割。あとはおたくらで分けてもらって構わない」
ハンター達の顔を順に真摯な視線で見つめた後、ガレスはおどけたように肩をすくめ、小さく笑った。
「ただ、お宝がぜんぶ、あの宝箱の化け物って可能性もある……もしそうだった場合は……恨まねえでくれよ?」
そん時ゃ酒でも奢るからさ、と付け加えて、ガレスはさらにお代わりを頼んだ。
「なあ、一つ儲け話があるんだがな、聞いてくれねえか?」
酒場の一角で雑談に興じるハンター達のテーブルに男は近づき、空いている席に腰掛けた。手にはすでにワインの注がれた杯が握られている。その腕には包帯が巻かれているが、行動にそこまで支障はないらしい。
男は自分の名をガレスだと名乗り、どこから話したものかな……と呟きながらしばらく虚空を眺めていたが、やがて正面を見据えた。
「すでに調査が終わって誰も近寄らない遺跡がこの世界にいくつもある。俺は、そんな価値がない遺跡を改めて探索し、隠された扉や通路を見つけ、その先にあるお宝を手に入れるのを生業としている」
ハンター達の答えも待たず、喋り始めるガレス。ハンター達の反応は、気にせず仲間内で会話を続ける者、黙々と食事を続けながら聞き耳だけは立てている者、突然の闖入者に興味津々な視線を向けている者、様々だ。
「まあ、大抵そんなうまい話はなく、財宝が運び去られる際に落ちた何枚かの金貨とか、そもそも価値がないと判断されて置き去りにされたガラクタが手に入るのがせいぜいだがな」
杯を飲み干し、お代わりを頼むガレス。再び、酒は八分目あたりまで注がれる。
「だがな。ついこの前、いつものように遺跡に潜った時、俺は発見した。とある通路に隠されていた扉をな」
ハンター達の興味が自分に向いてきていることを感じたのだろう、ガレスは上機嫌にまくしたてる。
「そしてその先には……聞いて驚くなよ? 沢山の装飾された箱が並ぶ部屋があったのさ!」
卓上に喚声があがる。装飾された箱。その言葉から沸き起こるイメージは一つだ。
「これは宝箱に違いねえと思ってよ。駆け寄ったのさ! そしたら……」
急にガレスは消沈し、包帯に包まれた腕を左右に振る。
「突然一個の箱が飛びかかってきやがった。大口を開けてな。ご丁寧に牙も生えてやがったよ」
ハンター達の視線がガレスの腕に集まる。包帯は前腕を全て覆うように巻かれていた。
「ちなみに俺は覚醒者じゃない。そのまま噛み付かれ、悲鳴をあげるのが精々よ。篭手をつけてなかったら腕を持ってかれてたかもしれねえ。しかも動きだした箱はそれ一つじゃなかった!」
ガレスはその時の光景を思い出したのか、身震いする。
「んでそっからはあまり覚えてないんだが、こうして酒を飲めてるってことはどうにかして逃げてきたらしい」
ぐい、と杯をあおるガレス。
「そこで、だ。頼みがある。俺の代わりに、その宝箱の化け物を倒してくんねえか? 推測だがあれは魔法生物ってやつだろう。おそらく俺の手には負えん……まあ、仮に雑魔だったとしても、やっぱりこうしてあんた達にお願いしただろうが」
ガレスは軽く頭を下げた。
「もちろん報酬は払う。といっても手持ちがなくてな。手に入ったお宝を分配するってことで構わないか? 取り分は俺が二割。あとはおたくらで分けてもらって構わない」
ハンター達の顔を順に真摯な視線で見つめた後、ガレスはおどけたように肩をすくめ、小さく笑った。
「ただ、お宝がぜんぶ、あの宝箱の化け物って可能性もある……もしそうだった場合は……恨まねえでくれよ?」
そん時ゃ酒でも奢るからさ、と付け加えて、ガレスはさらにお代わりを頼んだ。
解説
・現場の見取り図
壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁
壁床□□▲▲□▲□□床壁
壁□床床床床床床床床□壁
壁□床床床床床床床床□壁
壁□床床床床床床床床□壁
壁□床床床床床床床床□壁
壁壁壁壁壁床床壁壁壁壁壁
壁……石でできた壁です。破壊等は不可能です。
□……宝箱です。魔法生物の可能性もあります。
▲……動いた宝箱。魔法生物です。今、この位置に戻っているかは不明ですが。
床……石の床です。
一マスは縦横2メートルほどだとお考えください。いわゆる1スクエアです。
ですので、宝箱同士の間はスペースがあります。
・宝箱
高さ、奥行き、横、それぞれ約50センチほどのサイズです。
木製をベースに金属で補強された、いかにもな外見です。
・宝箱のような魔法生物
ガレスが近づくと突然動きだし、襲い掛かってきました。
錠前部分からぱっくりと開いた口の上下には、牙がびっしりと生えていたそうです。
攻撃方法は咬み付き。移動方法はジャンプです。
ガレスが魔法生物を振り払った時、生物は床に転げましたが、その時に何枚かの金貨が口からこぼれたのをガレスは目撃しています。魔法生物の中にもお宝が納まっているようです。
なお、ガレスが部屋の入り口に入ったあたりでは、全ての宝箱はぴくりとも動きませんでした。
・依頼人
名前はガレス。
覚醒者ではありませんが、ハンターズソサエティに所属しています。
依頼に同行しますが、戦力にはなりません。
・補足
宝箱に攻撃が当たったりした時、中の財宝が無価値になる可能性があります。
魔法生物も体内に宝を隠し持っている可能性はありますが、完膚なきまでに破壊した場合、それが無事である可能性は低いです。手に入ったらラッキーくらいに考えておいたほうがいいかもしれません。
・報酬について
入手できた価値のある宝は全て換金します。
ガレスが二割を取り、残り八割をハンター間で等分していただくことになります。
なお、それ以外に報酬はありません。
壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁
壁床□□▲▲□▲□□床壁
壁□床床床床床床床床□壁
壁□床床床床床床床床□壁
壁□床床床床床床床床□壁
壁□床床床床床床床床□壁
壁壁壁壁壁床床壁壁壁壁壁
壁……石でできた壁です。破壊等は不可能です。
□……宝箱です。魔法生物の可能性もあります。
▲……動いた宝箱。魔法生物です。今、この位置に戻っているかは不明ですが。
床……石の床です。
一マスは縦横2メートルほどだとお考えください。いわゆる1スクエアです。
ですので、宝箱同士の間はスペースがあります。
・宝箱
高さ、奥行き、横、それぞれ約50センチほどのサイズです。
木製をベースに金属で補強された、いかにもな外見です。
・宝箱のような魔法生物
ガレスが近づくと突然動きだし、襲い掛かってきました。
錠前部分からぱっくりと開いた口の上下には、牙がびっしりと生えていたそうです。
攻撃方法は咬み付き。移動方法はジャンプです。
ガレスが魔法生物を振り払った時、生物は床に転げましたが、その時に何枚かの金貨が口からこぼれたのをガレスは目撃しています。魔法生物の中にもお宝が納まっているようです。
なお、ガレスが部屋の入り口に入ったあたりでは、全ての宝箱はぴくりとも動きませんでした。
・依頼人
名前はガレス。
覚醒者ではありませんが、ハンターズソサエティに所属しています。
依頼に同行しますが、戦力にはなりません。
・補足
宝箱に攻撃が当たったりした時、中の財宝が無価値になる可能性があります。
魔法生物も体内に宝を隠し持っている可能性はありますが、完膚なきまでに破壊した場合、それが無事である可能性は低いです。手に入ったらラッキーくらいに考えておいたほうがいいかもしれません。
・報酬について
入手できた価値のある宝は全て換金します。
ガレスが二割を取り、残り八割をハンター間で等分していただくことになります。
なお、それ以外に報酬はありません。
マスターより
こんにちは、こんばんは。秋風落葉(しゅうふうらくよう)です。
グラズヘイム王国のとある街に立ち寄ったハンター達は、酒場で一人の男に声をかけられました。
どうやら、お宝の匂いがします。
宝を無事に手に入れ、ガレスと一緒に美酒に酔えるといいですね。
ご参加、お待ちしております。
グラズヘイム王国のとある街に立ち寄ったハンター達は、酒場で一人の男に声をかけられました。
どうやら、お宝の匂いがします。
宝を無事に手に入れ、ガレスと一緒に美酒に酔えるといいですね。
ご参加、お待ちしております。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/03/08 22:26
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 柳津半奈(ka3743) 人間(リアルブルー)|18才|女性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2015/03/05 14:37:17 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/03/02 09:28:01 |