ゲスト
(ka0000)
鈍器と凶器とポイポイ系
マスター:練子やきも

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/03/06 15:00
- リプレイ完成予定
- 2015/03/15 15:00
オープニング
古風ながら仕立ての良い、見る者が見れば高級と解るワンピースの裾を翻しながら、大きなバスケットを肩から担いだ元気そうな少女が、その黄色いポニーテールを振り回しながら街を走り回る。
年の頃は15歳程だろうか、どうやら街に来る事が初めてのようで、彼女の空色の瞳は初めて見る物への好奇心で溢れていた。
財布の紐もずいぶんと緩いようで、これまで買った物で一杯になったバスケットはずいぶんと重そうだ。
また1つの店に寄り、目についた物を値札も見ずに買って行く彼女の名前はエルミィ。本人としてはいずれ偉大な錬金術師(機導師ではないらしい)として名を馳せるつもりなのだが、彼女の村では酒造りのエルミィとして色んな意味で有名な少女だったりする。
「まいど! ……でも売っといて何だが、こんな物何に使うんだい?」
「うん、この角がすごく良く刺さりそうだったから!」
「ああ……そうか……あんまり無理はしないようにな」
すごい良い笑顔でナニゲに物騒な事をサラリと言ってのけた少女に、金物店の店主は深入りを避ける。少女が手に持った、普段はパンや野菜を入れる用途で使われているであろうバスケットには、ハンマーや棘の付いた棒など、確かに良く刺さりそうな、有り体に言えば凶器っぽい物が満載されていた。
そして次の日、ハンターオフィスに依頼が舞い込む事となる。
『近くの森のゴブリンを、依頼者と一緒に退治して下さるハンターさん募集。ついでに村まで送ってください』
風変わりな護衛依頼、と言った所か。興味を持ったハンターが、まだカウンターの近くに残っている依頼人に詳細を尋ねると、依頼人の少女、エルミィは『作戦地図』と書かれた紙を広げ、細い棒を振りながら説明を始めた。その棒は普通は振り回すんじゃなくてポイントを指し示す物だと思われるが……指摘しても無駄オーラがすごい。
「えっとですね〜、最終的には村まで送って欲しいという依頼なんですけど、せっかく街まで来たのにただ帰るだけというのも味気ないと思いませんか!」
ピシッ、と指された無関係の客が、関わり合いになるのを避けるようにそそくさと立ち去る。人を指す物でもないと思われるが……。
「なので、せっかくハンターさん達に護衛をお願いして一緒に帰るんだから、世のため人のため、ゴブリンでも退治して帰ろうかな、と思った次第です」
パン買うついでにハムも買っていこう、みたいな言い分ではあるが、実際街の周辺ではゴブリンの被害も多く、放置する訳には行かない事ではある。
「街で聞き込みをしたんですけど、どうやら森の奥にある古い小屋に、倒しても倒しても次から次にゴブリンが住み着いちゃうらしくて、どうせ街の人は危なくて使えないし、この際だから根こそぎ壊しちゃえ〜って話になりまして、そこのゴブリンを退治する予定です。ゴブリンたおして、小屋をこわして、村に帰ります」
ずいぶんシンプルな作戦に、かなりの不安がよぎる。これは自分達できちんと作戦を補強しておいた方が良さそうだ。
●森の中で
街を出発したハンター達とエルミィは、此処までは特に何事も無く。道なりに進んだ森の隊商路から少し入った、目標の小屋がそろそろ見える位置に到着していた。
「武器はいっぱいありますので、必要なら言って下さいね!」
ハンマー、ノコギリ、トゲの付いた棍棒などなど……傘まである。どうやらこれらの凶器を投げて後方支援してくれるつもりらしいが、傘はともかくとして、小屋を破壊するのに便利そうな道具もチラホラとありそうだ。
凶器を満載した籠を背負ったエルミィが走り回り、黄色いポニーテールが動きに合わせてピョンピョンと跳ね回る。……そしてついに準備が完了してしまった。
右手にハンマー、左手にマラカス? を握り締め、仁王立ちで小屋を見据えるエルミィ。こうして、森のボロ小屋攻略戦の幕が開いた。
年の頃は15歳程だろうか、どうやら街に来る事が初めてのようで、彼女の空色の瞳は初めて見る物への好奇心で溢れていた。
財布の紐もずいぶんと緩いようで、これまで買った物で一杯になったバスケットはずいぶんと重そうだ。
また1つの店に寄り、目についた物を値札も見ずに買って行く彼女の名前はエルミィ。本人としてはいずれ偉大な錬金術師(機導師ではないらしい)として名を馳せるつもりなのだが、彼女の村では酒造りのエルミィとして色んな意味で有名な少女だったりする。
「まいど! ……でも売っといて何だが、こんな物何に使うんだい?」
「うん、この角がすごく良く刺さりそうだったから!」
「ああ……そうか……あんまり無理はしないようにな」
すごい良い笑顔でナニゲに物騒な事をサラリと言ってのけた少女に、金物店の店主は深入りを避ける。少女が手に持った、普段はパンや野菜を入れる用途で使われているであろうバスケットには、ハンマーや棘の付いた棒など、確かに良く刺さりそうな、有り体に言えば凶器っぽい物が満載されていた。
そして次の日、ハンターオフィスに依頼が舞い込む事となる。
『近くの森のゴブリンを、依頼者と一緒に退治して下さるハンターさん募集。ついでに村まで送ってください』
風変わりな護衛依頼、と言った所か。興味を持ったハンターが、まだカウンターの近くに残っている依頼人に詳細を尋ねると、依頼人の少女、エルミィは『作戦地図』と書かれた紙を広げ、細い棒を振りながら説明を始めた。その棒は普通は振り回すんじゃなくてポイントを指し示す物だと思われるが……指摘しても無駄オーラがすごい。
「えっとですね〜、最終的には村まで送って欲しいという依頼なんですけど、せっかく街まで来たのにただ帰るだけというのも味気ないと思いませんか!」
ピシッ、と指された無関係の客が、関わり合いになるのを避けるようにそそくさと立ち去る。人を指す物でもないと思われるが……。
「なので、せっかくハンターさん達に護衛をお願いして一緒に帰るんだから、世のため人のため、ゴブリンでも退治して帰ろうかな、と思った次第です」
パン買うついでにハムも買っていこう、みたいな言い分ではあるが、実際街の周辺ではゴブリンの被害も多く、放置する訳には行かない事ではある。
「街で聞き込みをしたんですけど、どうやら森の奥にある古い小屋に、倒しても倒しても次から次にゴブリンが住み着いちゃうらしくて、どうせ街の人は危なくて使えないし、この際だから根こそぎ壊しちゃえ〜って話になりまして、そこのゴブリンを退治する予定です。ゴブリンたおして、小屋をこわして、村に帰ります」
ずいぶんシンプルな作戦に、かなりの不安がよぎる。これは自分達できちんと作戦を補強しておいた方が良さそうだ。
●森の中で
街を出発したハンター達とエルミィは、此処までは特に何事も無く。道なりに進んだ森の隊商路から少し入った、目標の小屋がそろそろ見える位置に到着していた。
「武器はいっぱいありますので、必要なら言って下さいね!」
ハンマー、ノコギリ、トゲの付いた棍棒などなど……傘まである。どうやらこれらの凶器を投げて後方支援してくれるつもりらしいが、傘はともかくとして、小屋を破壊するのに便利そうな道具もチラホラとありそうだ。
凶器を満載した籠を背負ったエルミィが走り回り、黄色いポニーテールが動きに合わせてピョンピョンと跳ね回る。……そしてついに準備が完了してしまった。
右手にハンマー、左手にマラカス? を握り締め、仁王立ちで小屋を見据えるエルミィ。こうして、森のボロ小屋攻略戦の幕が開いた。
解説
作戦の流れとしては本文の通り、小屋を占拠しているゴブリンを退治した後その小屋を破壊し、出発した街ではなく護衛対象の住む村まで帰還する、という流れです。
リプレイのメインはゴブリン退治と小屋の破壊で、村への帰還についてはサラッと流す予定ですが、皆様のプレイングによっては制限字数以内で描写が増える事はありえます。
●依頼人兼護衛対象について
移動及び運搬用の馬車は依頼人エルミィが準備しています。
彼女は街で大量の凶器を買い込んでおり、それを投げて一緒に戦うつもりのようです。ぶっちゃけ邪魔ですが、護衛を含んだ依頼ですので置いて行く訳にも行かず……。
凶器は、15歳くらいの普通の少女が投げる事のできるサイズの、ノコギリやハンマーを含めて当たると痛そうな物なら割とあります。プレイングでこっそり端っこに寄せておくと、エルミィが投げ忘れるかも知れません。あまりに変な物だと、買って無かったりエルミィが優先的に投げたりもします。
あと凶器は、ナニに使うかは置いといて最終的に村に持って帰る予定です。
●ゴブリンについて
とりあえず小屋の前に3匹居るようです。小さい小屋なので、小屋周辺に居るのはせいぜい内外合計6匹程度でしょうか。ただ、周辺はゴブリンが集まりやすいと言われている場所で、作業中に襲われる危険性も無いとは言い切れませんのでご注意下さい。
●小屋と地形について
周辺は見通しの悪い森の中の細い脇道、行き止まりにかなり古い木造の元休憩所があり、元々は3人くらいが寝転がれる程度の小さな小屋です。
今はとてもゴブリン臭くて人間が休憩するにはちょっと向いていませんね。武器で攻撃するも良し、道具で解体するも良し、殴り壊すも良し。ストレス発散にどうぞ。
リプレイのメインはゴブリン退治と小屋の破壊で、村への帰還についてはサラッと流す予定ですが、皆様のプレイングによっては制限字数以内で描写が増える事はありえます。
●依頼人兼護衛対象について
移動及び運搬用の馬車は依頼人エルミィが準備しています。
彼女は街で大量の凶器を買い込んでおり、それを投げて一緒に戦うつもりのようです。ぶっちゃけ邪魔ですが、護衛を含んだ依頼ですので置いて行く訳にも行かず……。
凶器は、15歳くらいの普通の少女が投げる事のできるサイズの、ノコギリやハンマーを含めて当たると痛そうな物なら割とあります。プレイングでこっそり端っこに寄せておくと、エルミィが投げ忘れるかも知れません。あまりに変な物だと、買って無かったりエルミィが優先的に投げたりもします。
あと凶器は、ナニに使うかは置いといて最終的に村に持って帰る予定です。
●ゴブリンについて
とりあえず小屋の前に3匹居るようです。小さい小屋なので、小屋周辺に居るのはせいぜい内外合計6匹程度でしょうか。ただ、周辺はゴブリンが集まりやすいと言われている場所で、作業中に襲われる危険性も無いとは言い切れませんのでご注意下さい。
●小屋と地形について
周辺は見通しの悪い森の中の細い脇道、行き止まりにかなり古い木造の元休憩所があり、元々は3人くらいが寝転がれる程度の小さな小屋です。
今はとてもゴブリン臭くて人間が休憩するにはちょっと向いていませんね。武器で攻撃するも良し、道具で解体するも良し、殴り壊すも良し。ストレス発散にどうぞ。
マスターより
どうも、練子やきもと申します。
防衛戦、盛り上がってますね!あちらも激戦区ですが、ナナミ河周辺以外の場所でもハンターの皆様は相変わらず必要とされております。
さて、こちらでは攻略戦となっております。ゴブリンを全滅させてから小屋を壊すか、いっそゴブリンごとまとめてアタックするのか、皆さんのプレイングを楽しみにお待ちしております。
尚、依頼人兼護衛対象のエルミィについては
酒とポニテとゴブゴブリン(私のマスター情報から飛べますが、読まなくても今回のシナリオへの影響はありません)のシナリオから引き続きの登場となっております。
防衛戦、盛り上がってますね!あちらも激戦区ですが、ナナミ河周辺以外の場所でもハンターの皆様は相変わらず必要とされております。
さて、こちらでは攻略戦となっております。ゴブリンを全滅させてから小屋を壊すか、いっそゴブリンごとまとめてアタックするのか、皆さんのプレイングを楽しみにお待ちしております。
尚、依頼人兼護衛対象のエルミィについては
酒とポニテとゴブゴブリン(私のマスター情報から飛べますが、読まなくても今回のシナリオへの影響はありません)のシナリオから引き続きの登場となっております。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/03/12 21:21
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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【相談卓】ゴブリンと小屋退治? ミオレスカ(ka3496) エルフ|18才|女性|猟撃士(イェーガー) |
最終発言 2015/03/05 21:15:07 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/03/01 22:08:53 |