ゲスト
(ka0000)
【不動】森林運搬部隊強襲
マスター:蒼かなた

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/03/10 07:30
- リプレイ完成予定
- 2015/03/19 07:30
オープニング
●偵察
辺境で発生したマギア砦での籠城戦、そしてナナミ河での撃滅戦。
帝国軍と辺境の部族達、そしてハンター達の尽力により数々の戦場で激闘が繰り広げられた。
そんな中、要塞都市ノアーラ・クンタウの北部にて怠惰の歪虚が目撃されたという情報が上がってきていた。
帝国軍及び部族会議はそれに怠惰の軍勢の何らかの意図があると見て調査を決定した。
要塞都市ノアーラ・クンタウの北部。辺境では東部に位置するそこは南西部とは違い温暖で緑も多い。
そして目撃情報があった周辺には多くの森林地帯があり、そこに怠惰の歪虚達が次々と集まっているとのことだ。
「そんでまずは俺達ハンターが偵察ってわけだね」
森の藪の中に周囲へと視線を配る男が一人。
艶消しされた鈍色のプレートメイルに身の丈に迫るグレートソードを背負っている。
名はブレア。この道十数年の熟練ハンターである。
暫くそこで待機していた彼の元に、木の上から人影が降りてくる。特徴的な尖った耳を見るにエルフの男だ。
「見つけましたよ。ここから北に1kmほど行った場所に集結している広場を発見しました」
エルフの男が小さな声で呟く。
数は少なくとも数十。その内半分が傷を負っているようだった。
また、装備も集められているらしく壊れた武具を修理している様子もあったと言う。
「なるほどね。しかし手負いとはいえ奇襲してもどうにかなる数じゃねーな」
そう呟いたところでブレアの傍の藪が揺れ、そこから兎の耳がひょこっと生える。
「ふう、ここだったか。ちょっち迷っちゃった」
そしてすぐに頭を出したのは人間の女性だ。頭から生える兎耳はアクセサリーなのか彼女が頭を揺らす度に左右にゆらゆら揺れる。
「そちらはどうだったんだい?」
「それが聞いてよー。あいつら森の木を根っこから引き抜いててさ。アレが育つのに一体どれだけ……」
「あー、分かった分かった。愚痴は帰ってから聞いてやるから重要なとこだけ話せ」
ぶーっと唇を尖らせる兎耳の女にエルフの男は苦笑を浮かべ、ブレアはやれやれと溜息を吐く。
「何か新しい道みたいなの作ってた。結構幅も広かったし、何度も使われた様子があったからあの道使って色々運んでるんじゃないかな?」
その報告を受けてブレアは唸る。その道らしきものは方角的に歪虚達が集まっている広場へと続いているようだ。
「よし、そんじゃその広場と道。詳細を確認してから一旦帰るぞ」
ブレアはそう言い、頷いた二人と共に森の中を駆けた。
●輸送部隊襲撃作戦
ハンターオフィスの一つの部屋にてブリーフィングが行われる。部屋に集められたのは数名のハンター達だ。
そして彼らの前には一人のオフィス職員と、その傍に大剣を背負ったブレアが控えている。
「皆様お集まり頂きありがとうございます。それでは早速ですが説明に入ります」
オフィス職員が淡々と今回の依頼についてを説明して行く。
今辺境の地で起きている対怠惰の歪虚の撃退作戦については皆知っているだろう。
そしてその前線から撤退した怠惰の歪虚達が現在、要塞都市ノアーラ・クンタウの北部に集まりつつあるとの情報がある。
怠惰の歪虚が何を考えそこに集結しているかは分からないが、何れにせよそこで部隊を再編成し次の行動に移るだろう。
その行動を起こす前に、可能な限り歪虚へダメージを与えるのが今回の依頼の目的だ。
「そこで、先立って偵察を行ったところ歪虚が集結を行っている場所を発見しました」
ハンター達に提示された情報によると、そこは鬱蒼と茂る森のほぼど真ん中。
そしてその場所に集まる怠惰の歪虚の数は百には届かないがそれに近い。修理途中ではあるが武具も多く、またある程度の歩哨を立てて周囲を警戒しているようだ。
この情報を見る限りでは、とてもではないがここに集まったハンター達だけでどうにか出来るものではない。
「なに、慌てんな。俺達の仕事場はそこよりちょいっと手前だ」
ハンター達の心境を察したのか、壁に凭れ掛かっていたブレアがそう口にする。
「はい。さらにその広場に向かう道が発見されています」
オフィス職員がそう言うと、表示されていたマップが少し横にスライドする。そして森の端から先ほどの怠惰の歪虚の集結地点まで青いラインが引かれる。
「このライン上は森の木々が伐採され、簡易ながら道が作られています」
「まっ、怠惰の歪虚は図体がデカイからな」
この道は移動及び運搬用の道らしく、荷車のようなものを使ったらしい車輪の跡も確認されている。
「皆様にはこの道を通る輸送部隊を襲撃していただきます」
この道は散発的に怠惰の歪虚が通っており、そして時折荷車を使った輸送部隊の往来が確認されている。
今回の依頼はその輸送部隊を襲撃し、少しでも相手の戦力を削ぐことだ。
「因みに俺とあと何人かが別働隊で動く。そっちも上手くやってくれよ?」
そう言ってブレアは挑発的な笑みを浮かべた。
辺境で発生したマギア砦での籠城戦、そしてナナミ河での撃滅戦。
帝国軍と辺境の部族達、そしてハンター達の尽力により数々の戦場で激闘が繰り広げられた。
そんな中、要塞都市ノアーラ・クンタウの北部にて怠惰の歪虚が目撃されたという情報が上がってきていた。
帝国軍及び部族会議はそれに怠惰の軍勢の何らかの意図があると見て調査を決定した。
要塞都市ノアーラ・クンタウの北部。辺境では東部に位置するそこは南西部とは違い温暖で緑も多い。
そして目撃情報があった周辺には多くの森林地帯があり、そこに怠惰の歪虚達が次々と集まっているとのことだ。
「そんでまずは俺達ハンターが偵察ってわけだね」
森の藪の中に周囲へと視線を配る男が一人。
艶消しされた鈍色のプレートメイルに身の丈に迫るグレートソードを背負っている。
名はブレア。この道十数年の熟練ハンターである。
暫くそこで待機していた彼の元に、木の上から人影が降りてくる。特徴的な尖った耳を見るにエルフの男だ。
「見つけましたよ。ここから北に1kmほど行った場所に集結している広場を発見しました」
エルフの男が小さな声で呟く。
数は少なくとも数十。その内半分が傷を負っているようだった。
また、装備も集められているらしく壊れた武具を修理している様子もあったと言う。
「なるほどね。しかし手負いとはいえ奇襲してもどうにかなる数じゃねーな」
そう呟いたところでブレアの傍の藪が揺れ、そこから兎の耳がひょこっと生える。
「ふう、ここだったか。ちょっち迷っちゃった」
そしてすぐに頭を出したのは人間の女性だ。頭から生える兎耳はアクセサリーなのか彼女が頭を揺らす度に左右にゆらゆら揺れる。
「そちらはどうだったんだい?」
「それが聞いてよー。あいつら森の木を根っこから引き抜いててさ。アレが育つのに一体どれだけ……」
「あー、分かった分かった。愚痴は帰ってから聞いてやるから重要なとこだけ話せ」
ぶーっと唇を尖らせる兎耳の女にエルフの男は苦笑を浮かべ、ブレアはやれやれと溜息を吐く。
「何か新しい道みたいなの作ってた。結構幅も広かったし、何度も使われた様子があったからあの道使って色々運んでるんじゃないかな?」
その報告を受けてブレアは唸る。その道らしきものは方角的に歪虚達が集まっている広場へと続いているようだ。
「よし、そんじゃその広場と道。詳細を確認してから一旦帰るぞ」
ブレアはそう言い、頷いた二人と共に森の中を駆けた。
●輸送部隊襲撃作戦
ハンターオフィスの一つの部屋にてブリーフィングが行われる。部屋に集められたのは数名のハンター達だ。
そして彼らの前には一人のオフィス職員と、その傍に大剣を背負ったブレアが控えている。
「皆様お集まり頂きありがとうございます。それでは早速ですが説明に入ります」
オフィス職員が淡々と今回の依頼についてを説明して行く。
今辺境の地で起きている対怠惰の歪虚の撃退作戦については皆知っているだろう。
そしてその前線から撤退した怠惰の歪虚達が現在、要塞都市ノアーラ・クンタウの北部に集まりつつあるとの情報がある。
怠惰の歪虚が何を考えそこに集結しているかは分からないが、何れにせよそこで部隊を再編成し次の行動に移るだろう。
その行動を起こす前に、可能な限り歪虚へダメージを与えるのが今回の依頼の目的だ。
「そこで、先立って偵察を行ったところ歪虚が集結を行っている場所を発見しました」
ハンター達に提示された情報によると、そこは鬱蒼と茂る森のほぼど真ん中。
そしてその場所に集まる怠惰の歪虚の数は百には届かないがそれに近い。修理途中ではあるが武具も多く、またある程度の歩哨を立てて周囲を警戒しているようだ。
この情報を見る限りでは、とてもではないがここに集まったハンター達だけでどうにか出来るものではない。
「なに、慌てんな。俺達の仕事場はそこよりちょいっと手前だ」
ハンター達の心境を察したのか、壁に凭れ掛かっていたブレアがそう口にする。
「はい。さらにその広場に向かう道が発見されています」
オフィス職員がそう言うと、表示されていたマップが少し横にスライドする。そして森の端から先ほどの怠惰の歪虚の集結地点まで青いラインが引かれる。
「このライン上は森の木々が伐採され、簡易ながら道が作られています」
「まっ、怠惰の歪虚は図体がデカイからな」
この道は移動及び運搬用の道らしく、荷車のようなものを使ったらしい車輪の跡も確認されている。
「皆様にはこの道を通る輸送部隊を襲撃していただきます」
この道は散発的に怠惰の歪虚が通っており、そして時折荷車を使った輸送部隊の往来が確認されている。
今回の依頼はその輸送部隊を襲撃し、少しでも相手の戦力を削ぐことだ。
「因みに俺とあと何人かが別働隊で動く。そっちも上手くやってくれよ?」
そう言ってブレアは挑発的な笑みを浮かべた。
解説
【依頼内容】
怠惰の歪虚の輸送部隊の殲滅
【敵情報】
・サイクロプス、トロル 十体前後
全長4メートルを超える怠惰眷属の歪虚。
半数以上が何らかの怪我を追っており、荷車に寝かされて運ばれる個体もいる。
武具に関しても怪我をしている個体は装備をしていない。
※PL情報
・黒いサイクロプス
輸送部隊に1体だけ混じる異色の個体。
鉄製の棍棒を手にしており、防具も上下しっかりと装備。
輸送部隊の指揮官らしく、通常個体より生命力が高く知恵も回る。
【戦域情報】
森林に作られた道。幅は5メートルほど。
ほぼ木を引っこ抜いただけの道でそこまで整備されていない。
道自体は所々で小波を打つように曲がりくねっており、この道を使う輸送部隊の足は遅い。
道中には岩を避ける為に大きく曲がっている部分や、途中小さな川(水深1メートルほど)を越える部分がある。
【備考】
襲撃地点はハンター達の判断に委ねられる。但し、森の中央にある広場近辺は推奨されない。
本依頼ではブレア達は別働隊として行動する為、戦闘には参加しない。
怠惰の歪虚の輸送部隊の殲滅
【敵情報】
・サイクロプス、トロル 十体前後
全長4メートルを超える怠惰眷属の歪虚。
半数以上が何らかの怪我を追っており、荷車に寝かされて運ばれる個体もいる。
武具に関しても怪我をしている個体は装備をしていない。
※PL情報
・黒いサイクロプス
輸送部隊に1体だけ混じる異色の個体。
鉄製の棍棒を手にしており、防具も上下しっかりと装備。
輸送部隊の指揮官らしく、通常個体より生命力が高く知恵も回る。
【戦域情報】
森林に作られた道。幅は5メートルほど。
ほぼ木を引っこ抜いただけの道でそこまで整備されていない。
道自体は所々で小波を打つように曲がりくねっており、この道を使う輸送部隊の足は遅い。
道中には岩を避ける為に大きく曲がっている部分や、途中小さな川(水深1メートルほど)を越える部分がある。
【備考】
襲撃地点はハンター達の判断に委ねられる。但し、森の中央にある広場近辺は推奨されない。
本依頼ではブレア達は別働隊として行動する為、戦闘には参加しない。
マスターより
皆さんこんにちわ。蒼 かなたです。
【不動】連動、続いてはノアーラ・クンタウ北斥候です。
この依頼の成否によって別働隊のブレア達の安否は勿論、今後の不動関連の動向に影響を与えます。
作戦を立て、実力を持って全力で排除してください。
【不動】連動、続いてはノアーラ・クンタウ北斥候です。
この依頼の成否によって別働隊のブレア達の安否は勿論、今後の不動関連の動向に影響を与えます。
作戦を立て、実力を持って全力で排除してください。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/03/17 06:32
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 イーディス・ノースハイド(ka2106) 人間(クリムゾンウェスト)|16才|女性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2015/03/10 02:33:58 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/03/08 12:25:10 |