ゲスト
(ka0000)
ときめきの案内人(女性編)
マスター:DoLLer

- シナリオ形態
- イベント
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
500
- 参加人数
- 現在25人 / 1~25人
- 報酬
- 無し
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/03/21 15:00
- リプレイ完成予定
- 2015/03/30 15:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
巡りあわせとは本当に不思議なものだ。
帝国を軽く巡り野菜を仕入れ終わった食品商のミネアはピースホライズンに再び戻ってきた。街のメインゲートを潜り抜ければ歓楽街特有の浮いた空気が周りを漂う。
見るたびに人の顔も違えば、流行の服も変わっている。この街は留まるということを知らない。だから先日偶然に出会った人と、また出会う、なんていうのはここでは本当に奇跡のような出会いなのだと思う。
「やぁ、また会ったね」
そう。特にこの人とは。
「シャイネさん、先日はありがとうございました。色んな人と仲良くできて本当に楽しかったです!」
バレンタイン商戦用のチョコ作りをハンターと一緒にしたらどうかな? と教えてくれた彼のために、ミネアは御者台から降りて深々とお辞儀をした。
「こちらこそ、たくさんのチョコを準備してくれて本当に助かったよ。良い売れ行きだったね」
「おかげさまで。地方の人に渡す分がなくなりそうで本当に困っちゃいましたよ」
ミネアはそう言って荷馬車に積んだ箱を見せた。ピースホライズンを出るときにはチョコ満載の可愛らしい箱は今やジャガイモで埋まっている。地方の人も喜んで少し入荷量をサービスしてくれたらしい。
「それは大変だったね。大事な人には渡せたのかい?」
「だーかーらー、そんな人いませんって。今は仕事が楽しいんですっ。それに、この荷馬車の代金まだ払い終えていないし、家の仕送りもしなくちゃならないし、今年姉さんが結婚する予定だし、弟は学校入るって言ってるし。行商してたら好きな人いても一緒にいられないし。恋なんて今考える気も起きないです」
先日のお礼にと、ジャガイモをいくつか押し付けるついでにミネアは愚痴も押し付けていった。出稼ぎも楽じゃない。とため息つきで。
「真面目なんだね、君は。献身の精神は素晴らしいけれど、自分の気持ちを押し殺しちゃいけないよ」
シャイネの手は押し付けたジャガイモではなく、ミネアの頭に添えられた。
「あ、あのっ!?」
思わず赤面するミネアにシャイネは少しばかり顔を近づけて微笑んだ。柔和ないつもの微笑み。
「じゃあ僕が恋を教えてあげようか?」
ミネアの脳が音を立てて固まった。奥底で言葉があれこれ出てこようとするが、小さな湧き水の様で真白い頭の中を駆け巡るほどではない。
こ、恋って。鯉の間違いではなくて!?
アホだ。自分で思わずツッコミが入る。でもそうでもしないと自我が崩壊してしまう。
「ああああ、あ、あの。いいい、いきなり何を……ああ、あたしはっ、だだだ、だから」
「恋すると世界は変わるよ。同じものを見ても、同じものを聞いたとしても、光り輝いているように思える。仕事も、これから出会う人も、きっとそんな輝く君の顔が見れることを喜ぶんじゃないかい?」
半分くらい聞き取れなかった。何言ってるのか耳は反応しても頭がついてこずに、ミネアは「はぁ」と生返事をするのが精いっぱいだった。
いや、確かにシャイネさんは綺麗だし、よく気がついてくれる人だし、優しいし。で、でも、自分なんかよりもっと良い人なんてたくさん知ってるはずだ。それなのに、そーれーなーのーにー。
「ああ、良かった。それじゃ早速会場を探さないとね。たくさんの人が集まれるような大きな場所となると……」
え、会場?
……お見合い?
「やっぱりお見合いはイベントごとに含まれるだろうから……」
視界の白さが急激に抜けて、ミネアはきょとんとした顔で嬉しそうに独り言をのたまうシャイネの顔を見た。
「ハンターオフィスには連絡しておくよ。良い人がたくさん集まるといね」
「……はい?」
何故か想像だにしなかった単語を挙げ連ねられ、ミネアの中で疑問符が飛び交った。この人は一体何を言っているのだろう。
「合コンさ。前に街コンもあったし、また新たな男女の出会いをする場を作るのもいいかなと思ったんだ。バレンタインも終わって新たな絆を求める人もいるだろうし、花見や……夏の海に行く相手を見つけたいと思う人も増えているかもしれない。素敵な相手が見つかるよ、きっと」
シャイネはずっと変わらず柔和な笑みを浮かべていた。しかし、先の瞬間とは違って、ミネアにはもう天使のような笑顔にはとても見えなかった。むしろドス黒い悪魔が潜んでいるのではないかと。
「また後で連絡するよ」
意気揚々とジャガイモを持って立ち去るシャイネ。
ミネアはただただ呆然とそれを見送る事しかできなかった。
巡りあわせとは本当に不思議なものだ。
帝国を軽く巡り野菜を仕入れ終わった食品商のミネアはピースホライズンに再び戻ってきた。街のメインゲートを潜り抜ければ歓楽街特有の浮いた空気が周りを漂う。
見るたびに人の顔も違えば、流行の服も変わっている。この街は留まるということを知らない。だから先日偶然に出会った人と、また出会う、なんていうのはここでは本当に奇跡のような出会いなのだと思う。
「やぁ、また会ったね」
そう。特にこの人とは。
「シャイネさん、先日はありがとうございました。色んな人と仲良くできて本当に楽しかったです!」
バレンタイン商戦用のチョコ作りをハンターと一緒にしたらどうかな? と教えてくれた彼のために、ミネアは御者台から降りて深々とお辞儀をした。
「こちらこそ、たくさんのチョコを準備してくれて本当に助かったよ。良い売れ行きだったね」
「おかげさまで。地方の人に渡す分がなくなりそうで本当に困っちゃいましたよ」
ミネアはそう言って荷馬車に積んだ箱を見せた。ピースホライズンを出るときにはチョコ満載の可愛らしい箱は今やジャガイモで埋まっている。地方の人も喜んで少し入荷量をサービスしてくれたらしい。
「それは大変だったね。大事な人には渡せたのかい?」
「だーかーらー、そんな人いませんって。今は仕事が楽しいんですっ。それに、この荷馬車の代金まだ払い終えていないし、家の仕送りもしなくちゃならないし、今年姉さんが結婚する予定だし、弟は学校入るって言ってるし。行商してたら好きな人いても一緒にいられないし。恋なんて今考える気も起きないです」
先日のお礼にと、ジャガイモをいくつか押し付けるついでにミネアは愚痴も押し付けていった。出稼ぎも楽じゃない。とため息つきで。
「真面目なんだね、君は。献身の精神は素晴らしいけれど、自分の気持ちを押し殺しちゃいけないよ」
シャイネの手は押し付けたジャガイモではなく、ミネアの頭に添えられた。
「あ、あのっ!?」
思わず赤面するミネアにシャイネは少しばかり顔を近づけて微笑んだ。柔和ないつもの微笑み。
「じゃあ僕が恋を教えてあげようか?」
ミネアの脳が音を立てて固まった。奥底で言葉があれこれ出てこようとするが、小さな湧き水の様で真白い頭の中を駆け巡るほどではない。
こ、恋って。鯉の間違いではなくて!?
アホだ。自分で思わずツッコミが入る。でもそうでもしないと自我が崩壊してしまう。
「ああああ、あ、あの。いいい、いきなり何を……ああ、あたしはっ、だだだ、だから」
「恋すると世界は変わるよ。同じものを見ても、同じものを聞いたとしても、光り輝いているように思える。仕事も、これから出会う人も、きっとそんな輝く君の顔が見れることを喜ぶんじゃないかい?」
半分くらい聞き取れなかった。何言ってるのか耳は反応しても頭がついてこずに、ミネアは「はぁ」と生返事をするのが精いっぱいだった。
いや、確かにシャイネさんは綺麗だし、よく気がついてくれる人だし、優しいし。で、でも、自分なんかよりもっと良い人なんてたくさん知ってるはずだ。それなのに、そーれーなーのーにー。
「ああ、良かった。それじゃ早速会場を探さないとね。たくさんの人が集まれるような大きな場所となると……」
え、会場?
……お見合い?
「やっぱりお見合いはイベントごとに含まれるだろうから……」
視界の白さが急激に抜けて、ミネアはきょとんとした顔で嬉しそうに独り言をのたまうシャイネの顔を見た。
「ハンターオフィスには連絡しておくよ。良い人がたくさん集まるといね」
「……はい?」
何故か想像だにしなかった単語を挙げ連ねられ、ミネアの中で疑問符が飛び交った。この人は一体何を言っているのだろう。
「合コンさ。前に街コンもあったし、また新たな男女の出会いをする場を作るのもいいかなと思ったんだ。バレンタインも終わって新たな絆を求める人もいるだろうし、花見や……夏の海に行く相手を見つけたいと思う人も増えているかもしれない。素敵な相手が見つかるよ、きっと」
シャイネはずっと変わらず柔和な笑みを浮かべていた。しかし、先の瞬間とは違って、ミネアにはもう天使のような笑顔にはとても見えなかった。むしろドス黒い悪魔が潜んでいるのではないかと。
「また後で連絡するよ」
意気揚々とジャガイモを持って立ち去るシャイネ。
ミネアはただただ呆然とそれを見送る事しかできなかった。
解説
こちらのシナリオは「女性編」です。
男性の参加は「ときめきの案内人(男性編)」(石田まきばMS)をご利用ください。
なお、それを承知の上で、こちら側に男性が参加するのはアリです。
●目的
大きな会場で男性女性共に会食し、男女間の交流を深めます。
●参加費用、条件
無料。
未成年でもOK(その際、飲酒には注意)。
●会場
ピースホライズンの貸ホール「シャンゼリゼ」
お料理は色々でてきます。
●ハンター以外のお客
シャイネ(エルフハイムの吟遊詩人。あちこちにつながりのある美青年)
ミネア(帝国の地方とピースホライズンを巡回する食品商。成人はしてるけど小さい)
●合コンの流れ
自己紹介のちフリータイム
●諸注意
交流を深めるのが目的です。
既婚者・恋人持ちも参加可能ですが、後で相方に殺されないよう注意してください。
余興は基本なし。
あくまでもこのシナリオは「出会いの切欠」の演出を目的としております。
●その他
基本的に「ときめきの案内人(男性編)」(石田まきばMS)と連動しています。
こちらは女性用になっています。男性用のプレイングがこちらで紹介される場合もありますが、それはこちらに参加者のことを描くために利用されます。逆もまた然りです。多少食い違いが出る場合もありますが、視点の違いだと割り切ってお楽しみください。
また相手方の名前は基本的に伏せています。この点もご理解ください。
諸注意でも書きましたが、告白、その他は禁止しております。ここは楽しんで多くの人と交流を深めることだけにとどめてください。
可能ならば、ここから発展して交流申請が行われる。なんてことになることを希望します。とても強く。
●推奨プレイングテンプレート
【自己紹介】
1人ずつ自己紹介をしていただきます、参加者名簿変わりです
【フリータイム】
パーティの楽しみ方をお願いします
気になる方へのアピール方法もどうぞ
男性の参加は「ときめきの案内人(男性編)」(石田まきばMS)をご利用ください。
なお、それを承知の上で、こちら側に男性が参加するのはアリです。
●目的
大きな会場で男性女性共に会食し、男女間の交流を深めます。
●参加費用、条件
無料。
未成年でもOK(その際、飲酒には注意)。
●会場
ピースホライズンの貸ホール「シャンゼリゼ」
お料理は色々でてきます。
●ハンター以外のお客
シャイネ(エルフハイムの吟遊詩人。あちこちにつながりのある美青年)
ミネア(帝国の地方とピースホライズンを巡回する食品商。成人はしてるけど小さい)
●合コンの流れ
自己紹介のちフリータイム
●諸注意
交流を深めるのが目的です。
既婚者・恋人持ちも参加可能ですが、後で相方に殺されないよう注意してください。
余興は基本なし。
あくまでもこのシナリオは「出会いの切欠」の演出を目的としております。
●その他
基本的に「ときめきの案内人(男性編)」(石田まきばMS)と連動しています。
こちらは女性用になっています。男性用のプレイングがこちらで紹介される場合もありますが、それはこちらに参加者のことを描くために利用されます。逆もまた然りです。多少食い違いが出る場合もありますが、視点の違いだと割り切ってお楽しみください。
また相手方の名前は基本的に伏せています。この点もご理解ください。
諸注意でも書きましたが、告白、その他は禁止しております。ここは楽しんで多くの人と交流を深めることだけにとどめてください。
可能ならば、ここから発展して交流申請が行われる。なんてことになることを希望します。とても強く。
●推奨プレイングテンプレート
【自己紹介】
1人ずつ自己紹介をしていただきます、参加者名簿変わりです
【フリータイム】
パーティの楽しみ方をお願いします
気になる方へのアピール方法もどうぞ
マスターより
バレンタインは今日への布石だったのです!
というわけで合コンです。なんか予定と違う人としゃべったり、訳の分からないアドリブが入って混沌のるつぼになりそうですが、自PCが他の人達とどんな飲み会するのか楽しみだ、カオス? どんとこい! という男前な方は是非お楽しみくださいませ。
ちなみにミネアは隅っこに小さくなって飲んでます。いじくらないと存在自体が出てきません。
というわけで合コンです。なんか予定と違う人としゃべったり、訳の分からないアドリブが入って混沌のるつぼになりそうですが、自PCが他の人達とどんな飲み会するのか楽しみだ、カオス? どんとこい! という男前な方は是非お楽しみくださいませ。
ちなみにミネアは隅っこに小さくなって飲んでます。いじくらないと存在自体が出てきません。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/03/27 05:54
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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中継カメラですっ? ミコト=S=レグルス(ka3953) 人間(リアルブルー)|16才|女性|霊闘士(ベルセルク) |
最終発言 2015/03/21 05:40:32 |
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女性側控え室っ? ミコト=S=レグルス(ka3953) 人間(リアルブルー)|16才|女性|霊闘士(ベルセルク) |
最終発言 2015/03/21 11:26:29 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/03/21 08:04:11 |