ゲスト
(ka0000)
教えて♪ 巨人の倒し方☆
マスター:赤山優牙

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/03/20 07:30
- リプレイ完成予定
- 2015/03/29 07:30
オープニング
●古都アークエルスにて
王国の北東部の山麓にやや近い場所にある、歴史や魔法など様々な研究を目的とした学術都市だ。
都市の大きな特徴はグラズヘイム王立図書館がある事。
通称グリフヴァルト(文字の森)と呼ばれるこの図書館の歴史は古く、一説には古都が街としてのまとまりを持つことになるより以前、さらには王国が成り立つ前から存在するのではないかと噂されている。
40代位の女性が、その図書館を見上げていた。
幼い1人息子を連れて通ったのは、20年以上昔の話だ。
夫は息子が生まれる直前に事故で亡くなっていた。
「うぅ……」
その頃の息子の顔を思い出し、涙がこぼれる。
1人息子は行商人だった。
ある街道を通っている時に山賊に襲われ命を落とした。
『息子さんは、私達を庇って……』
逃げて来た使用人達は涙ながらに報告に来た。
責任感と正義感ある息子らしいと思う。
「……でも、死ぬ事はないのよ……」
呟いた言葉は静かで悲しみに満ちていた。
せめて、悲劇が繰り返されない様にと、衛兵に取り合ったが、難しいとの返事だった。
その街道は確かに、古都から延びているが、現場は別の貴族が治める領地だからだ。
しかも、その貴族は領地経営に熱心でなく、まず、陳情は聞かないという噂つき。
「もし、また、誰か犠牲者が出たら……」
息子の死は一体なんなのか。
●嘆きの橋
それは古都のとある水路に途中まで架かっている橋だ。
綺麗な半円を描いている石造りの橋には、ある噂がある。
『この橋で嘆けば、その悲しみや苦しみから解放される』
女性が橋を真夜中に訪れたのは初めての事だ。
噂は知っていたし、昼間に近くを通りがかった事はある。
パッと見、作り途中の橋の様だから、気にも留めていなかった。
だが、今は違う。
女性は橋の先端で語りだす。
1人息子が山賊に殺された事。
二度と同じ悲劇を繰り返されたくない事。
だが、自分にはどうしようもない事。
それらを語り終わった時だった。
月明かりの中、対岸の路地から誰かが出てくる。
「貴女の願い、叶える事、できますよ」
ふわふわくるくるの緑髪を持つ、愛らしい少女だった。歳は13歳位だろうか。
ドレス姿が月の銀光の中、神秘的な雰囲気を発していた。
「どういう事?」
「貴女でも山賊を倒せる手段を私は用意ができます」
子供の戯言ではない事を女性は感じた。
同時に、少女の申し出に興味が惹かれる。
「もっとも、その手段を使った場合、貴女の命も……」
きっと、悪い方法なのだろう。
だが、女性にとっては、もはや、善悪はそれほど気にならなかった。
「その話、詳しく聞かせて下さい」
「……では、こちらに」
一礼してから少女は路地の中に入っていった。
女性は、対岸に向かう為、急いで別の橋へと向かうのであった。
●とあるハンターオフィスにて
「むゃ~」
受付嬢が奇声を発していた。
「絶対、用事がないのに、見栄で休んでいる奴がいる!」
以前にも言った事がある台詞を叫ぶ。
あまりの剣幕に、依頼を受けようと近付いたハンターが帰っていった。
「ホワイトデーだからって、休みやがって!」
受付嬢としてその態度は如何なものかと思うが、誰も咎める人はいない。
「おまけに、私に仕事ばっかりまわして、あの上司は私に恨みでもあるのかしら」
受付嬢の手元には、依頼に関する資料とは別の物があった。
表題には『背の高い敵との戦いについての注意事項作成について』と書かれている。
昨今の辺境における怠惰の歪虚との戦闘は受付嬢も耳にしていた。
「まさか、関係ないと思っていたのに、なんで私に……」
新人ハンター向けの教育資料の一部を作る様にと指示されたのだ。
背の高い敵といえば、怠惰の歪虚が真っ先に思い浮かんだ受付嬢であるが、まさか、教育資料を作りますと言って、辺境には行きたくない。
おまけに、背の高い敵と戦った経験もないので、注意事項なんて思い浮かばない。
「そうだ!」
受付嬢は閃いたようだ。
街道に現れた雑魔討伐の依頼を同行すれば、見栄を張って休んだ連中は、出勤を余儀なくされる上に、その雑魔を討伐する上で、ハンターから助言を貰えば、教育資料の作成にも役立てる。
「誰か! この依頼、一緒に行きませんか!」
受付嬢は力一杯叫ぶのであった。
王国の北東部の山麓にやや近い場所にある、歴史や魔法など様々な研究を目的とした学術都市だ。
都市の大きな特徴はグラズヘイム王立図書館がある事。
通称グリフヴァルト(文字の森)と呼ばれるこの図書館の歴史は古く、一説には古都が街としてのまとまりを持つことになるより以前、さらには王国が成り立つ前から存在するのではないかと噂されている。
40代位の女性が、その図書館を見上げていた。
幼い1人息子を連れて通ったのは、20年以上昔の話だ。
夫は息子が生まれる直前に事故で亡くなっていた。
「うぅ……」
その頃の息子の顔を思い出し、涙がこぼれる。
1人息子は行商人だった。
ある街道を通っている時に山賊に襲われ命を落とした。
『息子さんは、私達を庇って……』
逃げて来た使用人達は涙ながらに報告に来た。
責任感と正義感ある息子らしいと思う。
「……でも、死ぬ事はないのよ……」
呟いた言葉は静かで悲しみに満ちていた。
せめて、悲劇が繰り返されない様にと、衛兵に取り合ったが、難しいとの返事だった。
その街道は確かに、古都から延びているが、現場は別の貴族が治める領地だからだ。
しかも、その貴族は領地経営に熱心でなく、まず、陳情は聞かないという噂つき。
「もし、また、誰か犠牲者が出たら……」
息子の死は一体なんなのか。
●嘆きの橋
それは古都のとある水路に途中まで架かっている橋だ。
綺麗な半円を描いている石造りの橋には、ある噂がある。
『この橋で嘆けば、その悲しみや苦しみから解放される』
女性が橋を真夜中に訪れたのは初めての事だ。
噂は知っていたし、昼間に近くを通りがかった事はある。
パッと見、作り途中の橋の様だから、気にも留めていなかった。
だが、今は違う。
女性は橋の先端で語りだす。
1人息子が山賊に殺された事。
二度と同じ悲劇を繰り返されたくない事。
だが、自分にはどうしようもない事。
それらを語り終わった時だった。
月明かりの中、対岸の路地から誰かが出てくる。
「貴女の願い、叶える事、できますよ」
ふわふわくるくるの緑髪を持つ、愛らしい少女だった。歳は13歳位だろうか。
ドレス姿が月の銀光の中、神秘的な雰囲気を発していた。
「どういう事?」
「貴女でも山賊を倒せる手段を私は用意ができます」
子供の戯言ではない事を女性は感じた。
同時に、少女の申し出に興味が惹かれる。
「もっとも、その手段を使った場合、貴女の命も……」
きっと、悪い方法なのだろう。
だが、女性にとっては、もはや、善悪はそれほど気にならなかった。
「その話、詳しく聞かせて下さい」
「……では、こちらに」
一礼してから少女は路地の中に入っていった。
女性は、対岸に向かう為、急いで別の橋へと向かうのであった。
●とあるハンターオフィスにて
「むゃ~」
受付嬢が奇声を発していた。
「絶対、用事がないのに、見栄で休んでいる奴がいる!」
以前にも言った事がある台詞を叫ぶ。
あまりの剣幕に、依頼を受けようと近付いたハンターが帰っていった。
「ホワイトデーだからって、休みやがって!」
受付嬢としてその態度は如何なものかと思うが、誰も咎める人はいない。
「おまけに、私に仕事ばっかりまわして、あの上司は私に恨みでもあるのかしら」
受付嬢の手元には、依頼に関する資料とは別の物があった。
表題には『背の高い敵との戦いについての注意事項作成について』と書かれている。
昨今の辺境における怠惰の歪虚との戦闘は受付嬢も耳にしていた。
「まさか、関係ないと思っていたのに、なんで私に……」
新人ハンター向けの教育資料の一部を作る様にと指示されたのだ。
背の高い敵といえば、怠惰の歪虚が真っ先に思い浮かんだ受付嬢であるが、まさか、教育資料を作りますと言って、辺境には行きたくない。
おまけに、背の高い敵と戦った経験もないので、注意事項なんて思い浮かばない。
「そうだ!」
受付嬢は閃いたようだ。
街道に現れた雑魔討伐の依頼を同行すれば、見栄を張って休んだ連中は、出勤を余儀なくされる上に、その雑魔を討伐する上で、ハンターから助言を貰えば、教育資料の作成にも役立てる。
「誰か! この依頼、一緒に行きませんか!」
受付嬢は力一杯叫ぶのであった。
解説
●目的
雑魔討伐。
●内容
街道に現れた雑魔を、受付嬢に助言しつつ一緒に討伐する。
●雑魔
山賊や一般人と思われる人間の死体が、スライムと一緒に寄せ集まった様な大きな人の形をしている。
サイズは4メートル位あります。人の形をしていますが、急所が同じかどうかは不明。
酸を吐いたりする他、どんな能力があるか不明です。
耐久力だけはありそうです。
●地形
地面むき出しの幅4メートル位の街道。左右は荒地になっています。
傾斜はありません。
●受付嬢(ミノリ)
外見年齢19歳。青紫色の長髪と瞳の持ち主で、受付嬢兼ハンター。若干勝気なツンデレの乙女。
好物は、素敵なイケメン、可愛い坊や、ナイスなおじ様、お金持ち、高価な装飾品。
駆け出しハンターより少しは強い程度。クラスは聖導士。
今回の依頼では同行します。戦闘時はハンターの指示に従って行動します(指示無しだと適当に動きます)。
スキルセットはヒール、プロテクション、ホーリーライト。
●助言について
背の高い敵と戦う時の注意点を受付嬢に伝えながらの戦闘になります。
全員で伝えても良し、1人1人が伝えても良しです。
雑魔討伐。
●内容
街道に現れた雑魔を、受付嬢に助言しつつ一緒に討伐する。
●雑魔
山賊や一般人と思われる人間の死体が、スライムと一緒に寄せ集まった様な大きな人の形をしている。
サイズは4メートル位あります。人の形をしていますが、急所が同じかどうかは不明。
酸を吐いたりする他、どんな能力があるか不明です。
耐久力だけはありそうです。
●地形
地面むき出しの幅4メートル位の街道。左右は荒地になっています。
傾斜はありません。
●受付嬢(ミノリ)
外見年齢19歳。青紫色の長髪と瞳の持ち主で、受付嬢兼ハンター。若干勝気なツンデレの乙女。
好物は、素敵なイケメン、可愛い坊や、ナイスなおじ様、お金持ち、高価な装飾品。
駆け出しハンターより少しは強い程度。クラスは聖導士。
今回の依頼では同行します。戦闘時はハンターの指示に従って行動します(指示無しだと適当に動きます)。
スキルセットはヒール、プロテクション、ホーリーライト。
●助言について
背の高い敵と戦う時の注意点を受付嬢に伝えながらの戦闘になります。
全員で伝えても良し、1人1人が伝えても良しです。
マスターより
●ご挨拶
おはようございます。赤山です。最近、花粉に苦しんでいます。
●攻略のヒント
漠然と助言するよりかは、具体的に話を絞った方が良いと思います。
『嘆きの橋』とか『緑髪の少女』とか出てきていますが、気にせず、受付嬢兼ハンターのミノリちゃんの世話をして頂ければと思います。
雑魔は、幾人の人間がスライムに殺された後、雑魔化しただけだと思いますので、深読みしなくて大丈夫です。
(リプレイに『緑髪の少女』は登場しません)
おはようございます。赤山です。最近、花粉に苦しんでいます。
●攻略のヒント
漠然と助言するよりかは、具体的に話を絞った方が良いと思います。
『嘆きの橋』とか『緑髪の少女』とか出てきていますが、気にせず、受付嬢兼ハンターのミノリちゃんの世話をして頂ければと思います。
雑魔は、幾人の人間がスライムに殺された後、雑魔化しただけだと思いますので、深読みしなくて大丈夫です。
(リプレイに『緑髪の少女』は登場しません)
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/03/22 19:49
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/03/17 18:55:46 |
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相談 ユーロス・フォルケ(ka3862) 人間(クリムゾンウェスト)|17才|男性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2015/03/19 22:03:15 |