ゲスト
(ka0000)
帝国公認アイドル文化研究交流会、開催っ!
マスター:旅硝子

- シナリオ形態
- イベント
- 難易度
- やや易しい
- オプション
-
- 参加費
500
- 参加人数
- 現在25人 / 1~25人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2014/07/01 19:00
- リプレイ完成予定
- 2014/07/10 19:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
●部隊発足! おめでとう!
ゾンネンシュトラール帝国第一師団、兵営。
磨き抜かれた石造りの廊下を、足早に一人の男が進む。
ひるがえる軍服は彼が軍人であることを表し、胸元の徽章は彼がその中でも兵長の地位にあることを表す。軍人にしては細身の体、けれど背負った魔導銃の使い込まれぶりと手入れの良さが、歴戦の猛者であると物語る。銃の腕前一つで成り上がった、という評価は、帝国においては侮蔑ではなく褒め言葉だ。
しかし、今彼の手にあるのは、魔導銃ではなく丸めて持った一枚の紙。
一つの扉の前で、男は足を止めた。一瞬の躊躇も見せず、扉を勢い良く開く。部屋の中には机が並び、思い思いに机に向かっていた者達が勢い良く振り向いた。ほとんどが、軍人のサポートを任される文官達である。
「クレーネウス兵長、もしかして……」
「ああ!」
クレーネウス兵長と呼ばれた男は、大きく頷いて手に持っていた紙をばしりと広げて見せた。
大きく書かれた『承認』の文字が、一同の目に入りどよめきを産む。
「帝国歌舞戦闘部隊、通称アイドル部隊! 陛下の承認をいただきこれより正式発足とする!」
「わあああああああああああああああああ!!」
歓声が弾け、部屋の中の全員が手を叩きあい、喜びをあらわにする。
「これで、クレーネウス兵長も立派な部隊長ですね!」
「ああ、長かった……長い戦いの日々だった……しかしこれで! 俺の理想の! アイドルを! プロデュースできる!」
再び歓声。思わず感涙を拭うクレーネウス。
まだ少年の面影を残した一際若い文官が、笑顔で口を開く。
「ところで兵長。アイドルって、何ですか?」
――全員の、時が止まった。
●皇帝と側近の日常的バトル
そして数日後、皇帝陛下の執務室にて。
「アイドル文化研究交流会ィ?」
第一師団長にして皇帝の右腕であるオズワルド(kz0027)が眉をひそめる隣で、ヴィルヘルミナ・ウランゲル(kz0021)はしごく満足げであった。
「うむ。先日承認された第一師団の帝国歌舞戦闘部隊からの申請だな。仕事の速い奴はいいものだ」
「そこだけは同感だ。なぁ陛下」
ぱしぱしと溜まった書類の山を叩くオズワルド。ヴィルヘルミナの手はさっきから申請書類を眺めて止まりっぱなしだ。
「ふむ、それではさっさと仕事をしよう。さて承認」
「おいこら! 第一師団のイベントを第一師団長に無断で承認するな!」
「君が第一“師団長”なら私は皇帝だ。“騎士皇”、すなわち一番偉い」
「承認したらこのイベントに仕事サボって遊びに行くだろうが」
微笑を浮かべて返事をしない皇帝。
睨み付けるオズワルド。
「しかし、だ。これは一挙両得というものではないかなオズワルド」
「あぁ?」
表情を険しくしながらも、ならば言え、と言いたげに促すオズワルドに、ヴィルヘルミナは指を立ててみせる。
「まず1つ。せっかく発足した部隊を遊ばせておくのはいかにももったいない。戦場で兵士達を鼓舞し、歌と踊りによって楽しませ、戦意を高揚させるというこの部隊の目的を果たすためには、いかにしてそれを為すか研究するというこのイベントは必要不可欠だ」
「……筋は通ってるな」
渋面を崩さぬまま頷くオズワルドに、ヴィルヘルミナは頷いてから2本目の指を立ててみせる。
「次に、これは帝都の民に対してもいい娯楽になる。何でも歌や踊り、それに演劇など『あいどる』の活動に含まれそうなことなら何でもやっていいそうだし、様々な地域からやってきたハンター達の舞台を見られる機会とあれば、いい気晴らしになるはずだ。好評ならば定例化してもいいしな」
「……なるほどなァ」
表情をやや緩めて、考え込むオズワルド。やり遂げた笑みを浮かべるヴィルヘルミナ。
やがて、ふっと息を吐いて、オズワルドが肩をすくめる。
「承認してもいいが、遊びに行くんじゃねぇぞ」
ヴィルヘルミナは、それはそれは麗しい笑みを浮かべて頷いた。
「ああ、もちろん。『遊びには』いかないさ」
●そして、ハンターズソサエティにて。
ハンターズソサエティに、可愛らしく歌い踊る女の子が描かれたポスターが貼られたのは、その翌日のことである。
「帝国公認アイドル文化研究交流会!
帝都バルトアンデルスの中央広場にて、是非ともアイドル文化を披露してほしい!
老若男女、ジャンル問わず!
娯楽に植えた帝都民と、帝国第一師団歌舞戦闘部隊が君を待っている!
※今回のイベントは、帝国歌舞戦闘部隊によるアイドル文化の研究・調査を目的としています」
なんだか主目的がおまけのように書かれている気もするが。
「歌舞音曲に自信があったり、この辺りの知識に詳しい方ならば、オススメかもしれませんね。出演料も出るそうですよ」
ハンターズソサエティの受付のお姉さんは、そう言ってにっこり笑ってから。
「……ところで、アイドルって何でしょうね?」
きょとん、と首を傾げるのだった。
●???
帝国第一師団の兵営にも、同じポスターが貼られていた。
きらめく瞳に可愛らしいポーズ、大きな女の子の絵の前に、通りかかった少女が足を止める。
「……アイドル文化研究交流会?」
ふわりとした炎色の髪と、大きな緑の瞳が印象的な少女だった。
左右の腰に挿した二振りの剣。軍服に身を包んではいるが、まだ地位を得ていない、訓練兵だ。
「ふぅん……良くわからないけれど、歌舞ですから歌や踊りの催し物なのでしょうね。帝国にしては、文化的と言えますかしら」
不遜に呟いてこくりと首を傾げた少女は、ひらりと身を翻す。
「お休みの日ですし、行ってみようかしら……ああでも、まずは訓練ですわね。次は……」
忙しげな足音が、石造りの廊下に響いた。
●部隊発足! おめでとう!
ゾンネンシュトラール帝国第一師団、兵営。
磨き抜かれた石造りの廊下を、足早に一人の男が進む。
ひるがえる軍服は彼が軍人であることを表し、胸元の徽章は彼がその中でも兵長の地位にあることを表す。軍人にしては細身の体、けれど背負った魔導銃の使い込まれぶりと手入れの良さが、歴戦の猛者であると物語る。銃の腕前一つで成り上がった、という評価は、帝国においては侮蔑ではなく褒め言葉だ。
しかし、今彼の手にあるのは、魔導銃ではなく丸めて持った一枚の紙。
一つの扉の前で、男は足を止めた。一瞬の躊躇も見せず、扉を勢い良く開く。部屋の中には机が並び、思い思いに机に向かっていた者達が勢い良く振り向いた。ほとんどが、軍人のサポートを任される文官達である。
「クレーネウス兵長、もしかして……」
「ああ!」
クレーネウス兵長と呼ばれた男は、大きく頷いて手に持っていた紙をばしりと広げて見せた。
大きく書かれた『承認』の文字が、一同の目に入りどよめきを産む。
「帝国歌舞戦闘部隊、通称アイドル部隊! 陛下の承認をいただきこれより正式発足とする!」
「わあああああああああああああああああ!!」
歓声が弾け、部屋の中の全員が手を叩きあい、喜びをあらわにする。
「これで、クレーネウス兵長も立派な部隊長ですね!」
「ああ、長かった……長い戦いの日々だった……しかしこれで! 俺の理想の! アイドルを! プロデュースできる!」
再び歓声。思わず感涙を拭うクレーネウス。
まだ少年の面影を残した一際若い文官が、笑顔で口を開く。
「ところで兵長。アイドルって、何ですか?」
――全員の、時が止まった。
●皇帝と側近の日常的バトル
そして数日後、皇帝陛下の執務室にて。
「アイドル文化研究交流会ィ?」
第一師団長にして皇帝の右腕であるオズワルド(kz0027)が眉をひそめる隣で、ヴィルヘルミナ・ウランゲル(kz0021)はしごく満足げであった。
「うむ。先日承認された第一師団の帝国歌舞戦闘部隊からの申請だな。仕事の速い奴はいいものだ」
「そこだけは同感だ。なぁ陛下」
ぱしぱしと溜まった書類の山を叩くオズワルド。ヴィルヘルミナの手はさっきから申請書類を眺めて止まりっぱなしだ。
「ふむ、それではさっさと仕事をしよう。さて承認」
「おいこら! 第一師団のイベントを第一師団長に無断で承認するな!」
「君が第一“師団長”なら私は皇帝だ。“騎士皇”、すなわち一番偉い」
「承認したらこのイベントに仕事サボって遊びに行くだろうが」
微笑を浮かべて返事をしない皇帝。
睨み付けるオズワルド。
「しかし、だ。これは一挙両得というものではないかなオズワルド」
「あぁ?」
表情を険しくしながらも、ならば言え、と言いたげに促すオズワルドに、ヴィルヘルミナは指を立ててみせる。
「まず1つ。せっかく発足した部隊を遊ばせておくのはいかにももったいない。戦場で兵士達を鼓舞し、歌と踊りによって楽しませ、戦意を高揚させるというこの部隊の目的を果たすためには、いかにしてそれを為すか研究するというこのイベントは必要不可欠だ」
「……筋は通ってるな」
渋面を崩さぬまま頷くオズワルドに、ヴィルヘルミナは頷いてから2本目の指を立ててみせる。
「次に、これは帝都の民に対してもいい娯楽になる。何でも歌や踊り、それに演劇など『あいどる』の活動に含まれそうなことなら何でもやっていいそうだし、様々な地域からやってきたハンター達の舞台を見られる機会とあれば、いい気晴らしになるはずだ。好評ならば定例化してもいいしな」
「……なるほどなァ」
表情をやや緩めて、考え込むオズワルド。やり遂げた笑みを浮かべるヴィルヘルミナ。
やがて、ふっと息を吐いて、オズワルドが肩をすくめる。
「承認してもいいが、遊びに行くんじゃねぇぞ」
ヴィルヘルミナは、それはそれは麗しい笑みを浮かべて頷いた。
「ああ、もちろん。『遊びには』いかないさ」
●そして、ハンターズソサエティにて。
ハンターズソサエティに、可愛らしく歌い踊る女の子が描かれたポスターが貼られたのは、その翌日のことである。
「帝国公認アイドル文化研究交流会!
帝都バルトアンデルスの中央広場にて、是非ともアイドル文化を披露してほしい!
老若男女、ジャンル問わず!
娯楽に植えた帝都民と、帝国第一師団歌舞戦闘部隊が君を待っている!
※今回のイベントは、帝国歌舞戦闘部隊によるアイドル文化の研究・調査を目的としています」
なんだか主目的がおまけのように書かれている気もするが。
「歌舞音曲に自信があったり、この辺りの知識に詳しい方ならば、オススメかもしれませんね。出演料も出るそうですよ」
ハンターズソサエティの受付のお姉さんは、そう言ってにっこり笑ってから。
「……ところで、アイドルって何でしょうね?」
きょとん、と首を傾げるのだった。
●???
帝国第一師団の兵営にも、同じポスターが貼られていた。
きらめく瞳に可愛らしいポーズ、大きな女の子の絵の前に、通りかかった少女が足を止める。
「……アイドル文化研究交流会?」
ふわりとした炎色の髪と、大きな緑の瞳が印象的な少女だった。
左右の腰に挿した二振りの剣。軍服に身を包んではいるが、まだ地位を得ていない、訓練兵だ。
「ふぅん……良くわからないけれど、歌舞ですから歌や踊りの催し物なのでしょうね。帝国にしては、文化的と言えますかしら」
不遜に呟いてこくりと首を傾げた少女は、ひらりと身を翻す。
「お休みの日ですし、行ってみようかしら……ああでも、まずは訓練ですわね。次は……」
忙しげな足音が、石造りの廊下に響いた。
解説
●目的
帝国歌舞戦闘部隊の皆さんに、アイドル文化を広めること。
帝都の皆さんを楽しませること。
●具体的には?
とにかくアイドルですっ!
歌!
踊り!
ドラマ!
舞台!
握手会!
サイン!
その他もろもろっ!
『リアルブルーのアイドル文化』にこだわらなくても構いません。
クリムゾンウェストの歌舞音曲なども大歓迎です。
今回は皆さんにはパフォーマーとして、或いはそのパフォーマンスの見物客として参加していただきます。
●イベントについて
朝から夕方まで、1日使って行います。
場所は帝都バルトアンデルス中央広場。
即席のステージが5つほど仕立てられており、自由にパフォーマンスを行うことができます。何か理由をつけて持ち込まない限りは、基本的に生歌・生演奏です。
もちろんステージ以外も、自由にパフォーマンスや催しに使ってOKです。
『歌は歌えるけど楽器が……』という人と『楽器はできるけどボーカルがいない』という人が協力したりすると、幸せになれると思います。
●お客さんについて
PCの皆さん以外にも帝都の住人達や軍人達、その他もろもろ。
もちろんクレーネウス部隊長を始め、帝国歌舞戦闘部隊の皆さんはやって来ます。なおアイドルはまだスカウトしてません。
『イベントにおける住民感情を確認するための視察』と勿体をつけながら、オープニングの『あの方』が登場しちゃうかも。
最後に出てきた訓練兵の女の子も、ちょっと胸をときめかせて見に来ることでしょう。
●注意事項
誰かとペアやグループで何かやる場合は、『IDとフルネーム』もしくは『グループ名』をプレイングの一番最初に記入してください。
なかった場合ははぐれる可能性があります。
あと、プレイングに実在する歌のタイトルや歌詞を書いても採用されませんのでご注意ください。
帝国歌舞戦闘部隊の皆さんに、アイドル文化を広めること。
帝都の皆さんを楽しませること。
●具体的には?
とにかくアイドルですっ!
歌!
踊り!
ドラマ!
舞台!
握手会!
サイン!
その他もろもろっ!
『リアルブルーのアイドル文化』にこだわらなくても構いません。
クリムゾンウェストの歌舞音曲なども大歓迎です。
今回は皆さんにはパフォーマーとして、或いはそのパフォーマンスの見物客として参加していただきます。
●イベントについて
朝から夕方まで、1日使って行います。
場所は帝都バルトアンデルス中央広場。
即席のステージが5つほど仕立てられており、自由にパフォーマンスを行うことができます。何か理由をつけて持ち込まない限りは、基本的に生歌・生演奏です。
もちろんステージ以外も、自由にパフォーマンスや催しに使ってOKです。
『歌は歌えるけど楽器が……』という人と『楽器はできるけどボーカルがいない』という人が協力したりすると、幸せになれると思います。
●お客さんについて
PCの皆さん以外にも帝都の住人達や軍人達、その他もろもろ。
もちろんクレーネウス部隊長を始め、帝国歌舞戦闘部隊の皆さんはやって来ます。なおアイドルはまだスカウトしてません。
『イベントにおける住民感情を確認するための視察』と勿体をつけながら、オープニングの『あの方』が登場しちゃうかも。
最後に出てきた訓練兵の女の子も、ちょっと胸をときめかせて見に来ることでしょう。
●注意事項
誰かとペアやグループで何かやる場合は、『IDとフルネーム』もしくは『グループ名』をプレイングの一番最初に記入してください。
なかった場合ははぐれる可能性があります。
あと、プレイングに実在する歌のタイトルや歌詞を書いても採用されませんのでご注意ください。
マスターより
ハンターさん! アイドルですよっ! アイドルっ!
こんにちは。旅硝子です。
今回は皆さんに、帝国にアイドル文化を広める第一歩をお手伝いしていただきます。
ちなみに帝国歌舞戦闘部隊という通り、コンセプトは『戦場で歌って踊って戦えるアイドル!』だったりします。
軍事国家ですからね! アイドルの歌は戦場の兵士に捧げられるのです!
というわけで、よろしくお願いいたします!
こんにちは。旅硝子です。
今回は皆さんに、帝国にアイドル文化を広める第一歩をお手伝いしていただきます。
ちなみに帝国歌舞戦闘部隊という通り、コンセプトは『戦場で歌って踊って戦えるアイドル!』だったりします。
軍事国家ですからね! アイドルの歌は戦場の兵士に捧げられるのです!
というわけで、よろしくお願いいたします!
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2014/07/05 04:33
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2014/06/29 18:21:12 |
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【相談卓】時代はアイドル♪ Uisca=S=Amhran(ka0754) エルフ|17才|女性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2014/07/01 00:25:13 |