ゲスト
(ka0000)
蒼の世界に帰りたい!
マスター:のどか

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2014/07/02 22:00
- リプレイ完成予定
- 2014/07/11 22:00
オープニング
「あ~もう、ルミちゃん退屈!」
ハンターオフィスで一人の少女が叫ぶ。
その声に一瞬何事かと周囲がざわつくが、すぐに何事も無かったかのような喧騒に包まれる。
彼女の名はルミ。LH044事件に巻き込まれクリムゾンウェストへと飛ばされた人間の一人である。リアルブルーの人間の例に漏れず彼女も豊富なマテリアルを有し、『魔術師』のクラスに覚醒した。
おとぎ話じみたこの世界や自分の力の存在にはじめの内はそれなりの興味を示していたものの人間『飽き』というものは来るもので、とりわけリアルブルーの知人の間では飽きっぽい性格で名の知れたルミにとっては既にその周期が迫ってきていた。
「やっぱルミちゃんは泥に塗れて魔物と戦ってるよりもスポットライトを浴びて燦々と輝いてる方が似合ってるものね☆」
きゃは、と誰に向けたのか分からないキメポーズと共に数瞬の間が訪れる。
そうして大きなため息を一つつくと、どかっと椅子に腰掛けた。
「あぁ……元の世界に返りたいなぁ。あっちの皆、元気にしてるかなぁ」
空ろな表情でオフィスの天井を見上げながらそう独り言ちるルミ。事件に巻き込まれクリムゾンウェストへ飛ばされてしまったことは仕方が無い、それは分かっている。しかしその理不尽な境遇に適応できるかと言えばそれはまた別の話で、彼女もまたそう言った種類の人間の一人だった。蒼い世界への未練を捨てきれない、紅い世界での生き方を決めかねている、そんな迷い多き人間の。
「――っていうウワサがあるんだけどさ、知ってる?」
不意に近くのテーブルから聞こえてきた雑談の内容にルミの瞳に生気が宿る。
ガタリと椅子を鳴らして立ち上がると、すぐ傍のテーブルに向かってづかづかと迫ってゆく。それにまだ気付いていないテーブルの主達(2人の女性ハンターのようだ)は楽しそうに雑談の続きを繰り広げる。
ルミはその間に割って入るように迫ると、ドンとその手のひらをテーブルに打ち付けた。
突然のことに飛び上がる二人の女性ハンター。おそるおそる突然の介入者の存在を伺うと、そには悪鬼迫る形相のルミの姿があった。
「あ、あの……何か?」
そのあまりの迫力に震える声で問いかける女性ハンター。
ルミはユラリと揺らぐその瞳で女性ハンター達の瞳を捕らえると、にっこりと営業スマイルを浮かべながらも低く唸るような声で言った。
「その話……く・わ・し・く♪」
その様子に完全に縮こまってしまったハンター達はルミに事の顛末を洗いざらいを話し、ようやくその恐怖から開放されたのだった。
「――そんな噂があったんだ」
話を聞き終わったルミは足早にオフィスの依頼『斡旋』受付へと向かっていた。
「噂だかなんだか知らないけど、可能性があるなら賭けてやるわよ。だって……あの世界に帰りたいから」
そう、強い意志を言葉にして口にするルミ。彼女の聞いた『噂』とはこんなものだった。
――北の鍾乳洞の奥は蒼の世界に繋がっているらしい。最深部まで行った事のある者は居ないが実際洞窟には蒼の世界の物品が多数転がっている、と。
その後、オフィスに胡散臭い依頼が一つ張り出された。内容は以下の通りである。
『ルミちゃんとドキドキ鍾乳洞探検!』
こんなにかわいい女の子のルミちゃんと一緒に誰も行った事の無い鍾乳洞を探検しませんか?
強い敵が居るって話もあるけれど、先にはとんでもないお宝が眠っているかも……!?
みんなの参加、まってま~す(はぁと)
ハンターオフィスで一人の少女が叫ぶ。
その声に一瞬何事かと周囲がざわつくが、すぐに何事も無かったかのような喧騒に包まれる。
彼女の名はルミ。LH044事件に巻き込まれクリムゾンウェストへと飛ばされた人間の一人である。リアルブルーの人間の例に漏れず彼女も豊富なマテリアルを有し、『魔術師』のクラスに覚醒した。
おとぎ話じみたこの世界や自分の力の存在にはじめの内はそれなりの興味を示していたものの人間『飽き』というものは来るもので、とりわけリアルブルーの知人の間では飽きっぽい性格で名の知れたルミにとっては既にその周期が迫ってきていた。
「やっぱルミちゃんは泥に塗れて魔物と戦ってるよりもスポットライトを浴びて燦々と輝いてる方が似合ってるものね☆」
きゃは、と誰に向けたのか分からないキメポーズと共に数瞬の間が訪れる。
そうして大きなため息を一つつくと、どかっと椅子に腰掛けた。
「あぁ……元の世界に返りたいなぁ。あっちの皆、元気にしてるかなぁ」
空ろな表情でオフィスの天井を見上げながらそう独り言ちるルミ。事件に巻き込まれクリムゾンウェストへ飛ばされてしまったことは仕方が無い、それは分かっている。しかしその理不尽な境遇に適応できるかと言えばそれはまた別の話で、彼女もまたそう言った種類の人間の一人だった。蒼い世界への未練を捨てきれない、紅い世界での生き方を決めかねている、そんな迷い多き人間の。
「――っていうウワサがあるんだけどさ、知ってる?」
不意に近くのテーブルから聞こえてきた雑談の内容にルミの瞳に生気が宿る。
ガタリと椅子を鳴らして立ち上がると、すぐ傍のテーブルに向かってづかづかと迫ってゆく。それにまだ気付いていないテーブルの主達(2人の女性ハンターのようだ)は楽しそうに雑談の続きを繰り広げる。
ルミはその間に割って入るように迫ると、ドンとその手のひらをテーブルに打ち付けた。
突然のことに飛び上がる二人の女性ハンター。おそるおそる突然の介入者の存在を伺うと、そには悪鬼迫る形相のルミの姿があった。
「あ、あの……何か?」
そのあまりの迫力に震える声で問いかける女性ハンター。
ルミはユラリと揺らぐその瞳で女性ハンター達の瞳を捕らえると、にっこりと営業スマイルを浮かべながらも低く唸るような声で言った。
「その話……く・わ・し・く♪」
その様子に完全に縮こまってしまったハンター達はルミに事の顛末を洗いざらいを話し、ようやくその恐怖から開放されたのだった。
「――そんな噂があったんだ」
話を聞き終わったルミは足早にオフィスの依頼『斡旋』受付へと向かっていた。
「噂だかなんだか知らないけど、可能性があるなら賭けてやるわよ。だって……あの世界に帰りたいから」
そう、強い意志を言葉にして口にするルミ。彼女の聞いた『噂』とはこんなものだった。
――北の鍾乳洞の奥は蒼の世界に繋がっているらしい。最深部まで行った事のある者は居ないが実際洞窟には蒼の世界の物品が多数転がっている、と。
その後、オフィスに胡散臭い依頼が一つ張り出された。内容は以下の通りである。
『ルミちゃんとドキドキ鍾乳洞探検!』
こんなにかわいい女の子のルミちゃんと一緒に誰も行った事の無い鍾乳洞を探検しませんか?
強い敵が居るって話もあるけれど、先にはとんでもないお宝が眠っているかも……!?
みんなの参加、まってま~す(はぁと)
解説
目的地はリゼリオから北へ数日向かった所にある鍾乳洞。その奥に何があるのかを確認してくる依頼です。
古くから『蟒蛇(うわばみ)が住む』と言われ周辺の村の人々は決して近づくことの無かった、ある種神聖な地です。その大きさは1000年を生きた巨木にも匹敵するとも言われ、豊富なマテリアルを好むと言います。
鍾乳洞の中は真っ暗で光源は無いため、何かしらの明りの準備は必要でしょう。それなりの広さはあるので武器の使用制限はありません。
ハンター個人から出されている依頼ですが、報酬は依頼主が身の回りのモノを売って用意しているので相応の金額は準備されています。
また、この依頼には依頼者であるハンターも同行します。
そのため彼女の情報を以下に記載いたします。
なお雇い主という立場上、基本的に彼女に指示を出すことはできません。
しかし何らかの方法で説き伏せれば、もしくは彼女の信用を勝ち取れば言うことを聞いてくれる……かもしれません。
名前:ルミ(♀)
種族:人間(リアルブルー)
年齢:17歳
クラス:魔術師
解説:
LH044事件に巻き込まれクリムゾンウェストへと飛ばされたリアルブルーの少女です。
外面は快活で礼儀正しい真面目な女の子ですが、内面は結構な我侭で自分勝手な自己愛者。多少行動を共にすれば本性を見抜くのはそう難しく無いでしょう。
そんなやりたい放題の彼女ですが信頼した仲間に対する団結心は強く、ここでの生活に馴染めきれず気心知れた友人を置いてきた蒼の世界に未練を残しています。
古くから『蟒蛇(うわばみ)が住む』と言われ周辺の村の人々は決して近づくことの無かった、ある種神聖な地です。その大きさは1000年を生きた巨木にも匹敵するとも言われ、豊富なマテリアルを好むと言います。
鍾乳洞の中は真っ暗で光源は無いため、何かしらの明りの準備は必要でしょう。それなりの広さはあるので武器の使用制限はありません。
ハンター個人から出されている依頼ですが、報酬は依頼主が身の回りのモノを売って用意しているので相応の金額は準備されています。
また、この依頼には依頼者であるハンターも同行します。
そのため彼女の情報を以下に記載いたします。
なお雇い主という立場上、基本的に彼女に指示を出すことはできません。
しかし何らかの方法で説き伏せれば、もしくは彼女の信用を勝ち取れば言うことを聞いてくれる……かもしれません。
名前:ルミ(♀)
種族:人間(リアルブルー)
年齢:17歳
クラス:魔術師
解説:
LH044事件に巻き込まれクリムゾンウェストへと飛ばされたリアルブルーの少女です。
外面は快活で礼儀正しい真面目な女の子ですが、内面は結構な我侭で自分勝手な自己愛者。多少行動を共にすれば本性を見抜くのはそう難しく無いでしょう。
そんなやりたい放題の彼女ですが信頼した仲間に対する団結心は強く、ここでの生活に馴染めきれず気心知れた友人を置いてきた蒼の世界に未練を残しています。
マスターより
おはようございます、のどかです。
MSとして2本目のシナリオになります。
今回は眉唾物の噂に蟒蛇伝説、我侭な同行者と、胡散臭さ盛り沢山でお送りいたします。
戦闘もありますが、PC様達の心情の掛け合いをリプレイの軸にして行くつもりです。
NPCの理不尽に振り回されたい方も、はたまた軟弱な少女に喝を入れたい方も、はたまた同じ悩みに囚われている方も、是非とも奮ってご参加下さい。
皆様のご参加をお待ちしております。
MSとして2本目のシナリオになります。
今回は眉唾物の噂に蟒蛇伝説、我侭な同行者と、胡散臭さ盛り沢山でお送りいたします。
戦闘もありますが、PC様達の心情の掛け合いをリプレイの軸にして行くつもりです。
NPCの理不尽に振り回されたい方も、はたまた軟弱な少女に喝を入れたい方も、はたまた同じ悩みに囚われている方も、是非とも奮ってご参加下さい。
皆様のご参加をお待ちしております。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2014/07/05 10:09
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 レベッカ・ヘルフリッヒ(ka0617) 人間(リアルブルー)|20才|女性|猟撃士(イェーガー) |
最終発言 2014/07/02 01:24:14 |
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![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2014/06/27 18:48:10 |