ゲスト
(ka0000)
骸の騎士道
マスター:蒼かなた

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/03/26 19:00
- リプレイ完成予定
- 2015/04/04 19:00
オープニング
●死して尚矜持は残るか?
周囲を森に囲まれたとある廃村。
人が居なくなって久しいはずの一つの家に明りが灯っていた。
家の中では十数人の男達が火を囲みながら酒盛りをしているようだ。
男達の格好は一言で言えば汚く、その傍の床や壁際には剣や槍が転がっている。
「ククッ、簡単な仕事だったな」
「ああ、しかし馬鹿な奴だよな。抵抗しなけりゃ命までは取らなかったのによ」
男達は山賊。今日も彼らの縄張りを通りかかった旅人を殺害し荷物を強奪していた。
「ところであの噂知ってるか?」
「噂? 何だそりゃ」
「ああ、仕入れに町に言った時に聞いたんだがな」
男は仕入れたばかりの噂話を語り始める。
ここ最近、この近くに謎の騎士団が現れるらしい。団とは言っても5~6人らしいが。
「おい、騎士ってそれヤバイんじゃないか?」
「いやいや、それがな。どうも普通の騎士じゃないみたいなんだよ」
男は話を続ける。その騎士達を見つけたとある旅人がいた。
場所は夜の森の中。声を掛けようと思ったが、ふととあることに気づいてそれを思いとどまる。
暗い森の中だっていうのに明りの一つも点けていなかったらしい。それで旅人は物影に隠れながらよく見てみるとその騎士達の身につけてる鎧はボロボロで、武器以外の物は何も持っていなかったそうだ。
そしてそのまま騎士達は一言も言葉を発さず、金属の擦れる音だけを鳴らしながら森の奥へと消えていったらしい。
「そっちには町も村も何もないはずなのにな」
「なんだそりゃ。幽霊でも見たわけか?」
「さあな。ただのホラ話かもな」
語り終えた男は酒の入った杯をぐいっと呷り、聞いていた男は眉を顰めたまま干し肉を齧る。
――ッ……
その時家の外で物音がしたような気がした。家の中にいた男達は互いに顔を見合わせる。
「何だ今の?」
「ああ、ローランが用をたしに行ってるからアイツだろ」
「おーい、どうした。足にでも引っ掛けたか?」
部屋にいる男達はゲラゲラと笑いを上げる。そのまま宴会を続けようと部屋の中が騒がしくなった時、突然扉が破られた。
それと同時に飛び込んで来たのは肩口から袈裟斬りにされた男だった。目を大きく見開き、既に死んでいることが分かる。
「ろ、ローラン!?」
「糞がっ。誰がやりやがった!」
男達は一斉に立ち上がり各々の武器を手にして扉へと向ける。
ガシャリと金属が擦れる音がした。そして数秒と経たずそこに鉄色の鎧が現れる。
「騎士だとっ。何でこんな山奥に!」
現れたのは数人の鎧姿の騎士だった。フルフェイスの兜と全身甲冑、そして手にしているのは剣と槍。
「む、迎え撃て野郎共ぉ!」
男の怒号と共に開始される戦闘。打ち合わされる金属音。破壊される壁や床。
闇夜に響く戦闘音は十数分後、ぱったりと止んだ。
――ガシャッ……
その後に鳴るのは金属の擦れる音のみ。
●ハンターオフィス
「こちらが今回の依頼です」
オフィス職員が端末を弄ると、集まったハンター達の目の前にホログラムウィンドウが浮かび上がる。
そこに写し出されたのは何枚かの写真。小屋の中で何名もの男が殺されている画像だった。
それとは別に一枚だけ、森の中で撮ったのであろう写真が一枚。そこには木々の隙間を縫ったその奥に鎧姿の騎士が写っていた。
「推定ですが、恐らく歪虚だと思われています」
事件のあった場所の近くでは最近森を彷徨う騎士達の目撃情報が相次いでいる。この写真もそんな目撃者がパルムに撮らせた一枚らしい。
「また写真からこの鎧について確認した所、数十年前にとある騎士団が使用していたことが判明しました」
その騎士団はとある歪虚絡みの事件で壊滅し、現在は存在していないことも分かっている。
過去に死んだ騎士達が今歪虚となり森を徘徊し人を襲う。今回は殺されても仕方ないと言われるような悪人だったが、次の被害者が誰になるかは分からない。
歪虚である以上、討伐は決定事項だった。
「目撃情報によると一体だけ他とは違う騎士が居たとのこと。十分に注意してください」
周囲を森に囲まれたとある廃村。
人が居なくなって久しいはずの一つの家に明りが灯っていた。
家の中では十数人の男達が火を囲みながら酒盛りをしているようだ。
男達の格好は一言で言えば汚く、その傍の床や壁際には剣や槍が転がっている。
「ククッ、簡単な仕事だったな」
「ああ、しかし馬鹿な奴だよな。抵抗しなけりゃ命までは取らなかったのによ」
男達は山賊。今日も彼らの縄張りを通りかかった旅人を殺害し荷物を強奪していた。
「ところであの噂知ってるか?」
「噂? 何だそりゃ」
「ああ、仕入れに町に言った時に聞いたんだがな」
男は仕入れたばかりの噂話を語り始める。
ここ最近、この近くに謎の騎士団が現れるらしい。団とは言っても5~6人らしいが。
「おい、騎士ってそれヤバイんじゃないか?」
「いやいや、それがな。どうも普通の騎士じゃないみたいなんだよ」
男は話を続ける。その騎士達を見つけたとある旅人がいた。
場所は夜の森の中。声を掛けようと思ったが、ふととあることに気づいてそれを思いとどまる。
暗い森の中だっていうのに明りの一つも点けていなかったらしい。それで旅人は物影に隠れながらよく見てみるとその騎士達の身につけてる鎧はボロボロで、武器以外の物は何も持っていなかったそうだ。
そしてそのまま騎士達は一言も言葉を発さず、金属の擦れる音だけを鳴らしながら森の奥へと消えていったらしい。
「そっちには町も村も何もないはずなのにな」
「なんだそりゃ。幽霊でも見たわけか?」
「さあな。ただのホラ話かもな」
語り終えた男は酒の入った杯をぐいっと呷り、聞いていた男は眉を顰めたまま干し肉を齧る。
――ッ……
その時家の外で物音がしたような気がした。家の中にいた男達は互いに顔を見合わせる。
「何だ今の?」
「ああ、ローランが用をたしに行ってるからアイツだろ」
「おーい、どうした。足にでも引っ掛けたか?」
部屋にいる男達はゲラゲラと笑いを上げる。そのまま宴会を続けようと部屋の中が騒がしくなった時、突然扉が破られた。
それと同時に飛び込んで来たのは肩口から袈裟斬りにされた男だった。目を大きく見開き、既に死んでいることが分かる。
「ろ、ローラン!?」
「糞がっ。誰がやりやがった!」
男達は一斉に立ち上がり各々の武器を手にして扉へと向ける。
ガシャリと金属が擦れる音がした。そして数秒と経たずそこに鉄色の鎧が現れる。
「騎士だとっ。何でこんな山奥に!」
現れたのは数人の鎧姿の騎士だった。フルフェイスの兜と全身甲冑、そして手にしているのは剣と槍。
「む、迎え撃て野郎共ぉ!」
男の怒号と共に開始される戦闘。打ち合わされる金属音。破壊される壁や床。
闇夜に響く戦闘音は十数分後、ぱったりと止んだ。
――ガシャッ……
その後に鳴るのは金属の擦れる音のみ。
●ハンターオフィス
「こちらが今回の依頼です」
オフィス職員が端末を弄ると、集まったハンター達の目の前にホログラムウィンドウが浮かび上がる。
そこに写し出されたのは何枚かの写真。小屋の中で何名もの男が殺されている画像だった。
それとは別に一枚だけ、森の中で撮ったのであろう写真が一枚。そこには木々の隙間を縫ったその奥に鎧姿の騎士が写っていた。
「推定ですが、恐らく歪虚だと思われています」
事件のあった場所の近くでは最近森を彷徨う騎士達の目撃情報が相次いでいる。この写真もそんな目撃者がパルムに撮らせた一枚らしい。
「また写真からこの鎧について確認した所、数十年前にとある騎士団が使用していたことが判明しました」
その騎士団はとある歪虚絡みの事件で壊滅し、現在は存在していないことも分かっている。
過去に死んだ騎士達が今歪虚となり森を徘徊し人を襲う。今回は殺されても仕方ないと言われるような悪人だったが、次の被害者が誰になるかは分からない。
歪虚である以上、討伐は決定事項だった。
「目撃情報によると一体だけ他とは違う騎士が居たとのこと。十分に注意してください」
解説
【依頼内容】
森を徘徊する歪虚騎士の壊滅
【敵情報】
歪虚騎士 四体
古びた鎧を身に纏った騎士。数十年前に壊滅したとある騎士団の鎧と思われる。
騎士の亡骸が歪虚化したのか、鎧が歪虚化したのか、それともまた別なのかは不明。
全身甲冑にフルフェイスのヘルメット、それぞれ剣や槍など近接武器を装備している。
歪虚騎士長 一体
上記歪虚騎士とほぼ同じ装備。ただ歪虚化が顕著であり鎧の端々が異形化している。
特に右腕が肥大化しており、その手は肉厚なバスターソードとほぼ同化している。
【戦域情報】
木々の多い森林地帯。木々や藪なと障害物が多く視界は狭い。またこの時期は泥濘が多く足場も悪い。
近くには廃村があるがその周辺での目撃情報はほぼ皆無とのこと。
【備考】
森の中を捜索する、または何らかの方法で誘き出すなどの作戦や実行の時間帯はハンターに一任される。
但し捜索や誘き出しに失敗した場合は夜中に襲撃を受ける可能性が極めて高くなる。
森を徘徊する歪虚騎士の壊滅
【敵情報】
歪虚騎士 四体
古びた鎧を身に纏った騎士。数十年前に壊滅したとある騎士団の鎧と思われる。
騎士の亡骸が歪虚化したのか、鎧が歪虚化したのか、それともまた別なのかは不明。
全身甲冑にフルフェイスのヘルメット、それぞれ剣や槍など近接武器を装備している。
歪虚騎士長 一体
上記歪虚騎士とほぼ同じ装備。ただ歪虚化が顕著であり鎧の端々が異形化している。
特に右腕が肥大化しており、その手は肉厚なバスターソードとほぼ同化している。
【戦域情報】
木々の多い森林地帯。木々や藪なと障害物が多く視界は狭い。またこの時期は泥濘が多く足場も悪い。
近くには廃村があるがその周辺での目撃情報はほぼ皆無とのこと。
【備考】
森の中を捜索する、または何らかの方法で誘き出すなどの作戦や実行の時間帯はハンターに一任される。
但し捜索や誘き出しに失敗した場合は夜中に襲撃を受ける可能性が極めて高くなる。
マスターより
皆さんこんにちわ。蒼かなたです。
森を彷徨う歪虚の騎士。その身に騎士の心が残っているのかは定かではありません。
何れにせよ歪虚は討つべし。ただその時討ち手であるハンターは何を思うか?
皆様の心の篭ったプレイングをお待ちしております。
森を彷徨う歪虚の騎士。その身に騎士の心が残っているのかは定かではありません。
何れにせよ歪虚は討つべし。ただその時討ち手であるハンターは何を思うか?
皆様の心の篭ったプレイングをお待ちしております。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/03/31 14:13
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 イーディス・ノースハイド(ka2106) 人間(クリムゾンウェスト)|16才|女性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2015/03/26 01:37:23 |
|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/03/21 20:40:53 |