ゲスト
(ka0000)
黒光りするアレ退治
マスター:御影堂

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/03/27 12:00
- リプレイ完成予定
- 2015/04/05 12:00
オープニング
●
「一匹みたら千匹はいると思え!!」
ここはとある貴族のお屋敷。
そのエントランスホールで声を荒げるのは、フィオ・ドランド。
2×才の若さにしてメイド長に上り詰めた、うら若き乙女である。
「復唱!」
「一匹見たら千匹はいると思え!」
「声が小さい!」
彼女は今、エントランスホールにメイドたちを集めて朝礼を行なっていた。
その理由は単純明快。
屋敷の主が、黒光りする小さいものを見たと告げたからだ。
黒光りする小さいものとは、いわずもがな、アレのことだとフィオは悟った。
そして、己を恥じていた。
メイド長として、アレを侵入させただけでなく、主に見られてしまったことを悔やんでいた。
告げられた時、あまりのショックからフィオはセプクなる謝罪を示そうとした。
セプクとは、リアルブルーで好まれるという、あまりにも酷い失態を演じたときに腹を切る謝罪方法だ。
主はそこまでせんでいいと、フィオの頭をたたき、手打ちとしてくれた。
その優しさに涙しながら、フィオは心に誓っていた。
「アレを殲滅せねば、主に屋敷に戻ってもらうことなど、夢のまた……夢!」
主を別宅に移動してもらい、フィオは総勢十名のメイドを一同に集めていた。
アレを滅殺するべく、ほうきと薬を手に気合を入れる。
「さぁ、行くぞ! 皆ども続け!」
「イエス、マジョリティ!」
軍隊顔負けの隊列で、屋敷中を駆け巡る。
かさかさという音が聞こえれば、すぐに対応せよとの厳命を発する。
しかし、部下のメイドから上がってきた報告は、
「メイド長……音がぷるぷるしているのですが」
という謎のものだった。
「わけがわからんことを言うな! どこでみた。教えろ」
「は、はい」
きっぱりと切り捨て、メイド長としての威厳を見せつけたフィオの表情は、
「ふぁっ!?」と一種にして崩れ去った。
目に飛び込んできたのは、黒光りする拳大ほどのスライムだった。
それが、ぷるぷると震えながら徘徊していた。
「もしや、主様の見たものはコレか……」
「だとすれば、我々では対処できません……」
「くっ」
屈するわけにはいかないが、歪虚が室内に湧いたとすれば話は違う。
主への報告をどうしようか考えた時、視界の端を黒光りする物体が通って行った。
「むっ!?」
視線を動かせば、二体の小さなスライムがいた。
これは、と思っている間に別のスライムが背後を通って行った。
「メイド長、これは……」
「一匹見たら、千匹いると思え……か」
実害こそはないが、湧き出る場所を探さなければならない。
メイドたちを主のもとへ返し、フィオは一人、屋敷を探った。
そうこうしている間にも、見るからにスライムが増えている。
いや、どちらかといえば、溢れてきているのだろう。
「ここね」
そうして、フィオが見つけた先は主の部屋の隣、だった。
なんかいろんなごちゃごちゃした、てきとうなものの蒐集をしている部屋だ。
ちらりと開ければ、一匹のスライムから千切れるようにしてスライムが生み出されていた。
「…………」
そして、フィオは主へありのままを報告し、自ら剣を手にするのであった。
●
「スライムGと呼ぶべきだな」
自称スライム研究界隈の貴公子スライは、たまたま訪れた屋敷でその話を聞いていた。
話を聞いている限り、小さなスライムには実害はほとんどないといっていい。
しかし、スライムが拡散されていると負のマテリアルが滞留することになる。
「その状態はよろしくないな。私が言うのだから間違いない」
「無論、滅ぼします」
フィオはきっぱりと宣言する。
彼女は武術の心得もあるため、自ら戦おうと心に決めていた。
「メイドたちには荷が重いだろうが、君一人では危険すぎる」
スライの忠告を睨みで返す。
しかし、主人も同じ意見を出したことでフィオは渋々頷く。
「ハンターに依頼を出し、一緒にいってもらいなさい」
「主様がそうおっしゃるのでしたら……はい」
フィオの手に、力が込められるのであった。
「一匹みたら千匹はいると思え!!」
ここはとある貴族のお屋敷。
そのエントランスホールで声を荒げるのは、フィオ・ドランド。
2×才の若さにしてメイド長に上り詰めた、うら若き乙女である。
「復唱!」
「一匹見たら千匹はいると思え!」
「声が小さい!」
彼女は今、エントランスホールにメイドたちを集めて朝礼を行なっていた。
その理由は単純明快。
屋敷の主が、黒光りする小さいものを見たと告げたからだ。
黒光りする小さいものとは、いわずもがな、アレのことだとフィオは悟った。
そして、己を恥じていた。
メイド長として、アレを侵入させただけでなく、主に見られてしまったことを悔やんでいた。
告げられた時、あまりのショックからフィオはセプクなる謝罪を示そうとした。
セプクとは、リアルブルーで好まれるという、あまりにも酷い失態を演じたときに腹を切る謝罪方法だ。
主はそこまでせんでいいと、フィオの頭をたたき、手打ちとしてくれた。
その優しさに涙しながら、フィオは心に誓っていた。
「アレを殲滅せねば、主に屋敷に戻ってもらうことなど、夢のまた……夢!」
主を別宅に移動してもらい、フィオは総勢十名のメイドを一同に集めていた。
アレを滅殺するべく、ほうきと薬を手に気合を入れる。
「さぁ、行くぞ! 皆ども続け!」
「イエス、マジョリティ!」
軍隊顔負けの隊列で、屋敷中を駆け巡る。
かさかさという音が聞こえれば、すぐに対応せよとの厳命を発する。
しかし、部下のメイドから上がってきた報告は、
「メイド長……音がぷるぷるしているのですが」
という謎のものだった。
「わけがわからんことを言うな! どこでみた。教えろ」
「は、はい」
きっぱりと切り捨て、メイド長としての威厳を見せつけたフィオの表情は、
「ふぁっ!?」と一種にして崩れ去った。
目に飛び込んできたのは、黒光りする拳大ほどのスライムだった。
それが、ぷるぷると震えながら徘徊していた。
「もしや、主様の見たものはコレか……」
「だとすれば、我々では対処できません……」
「くっ」
屈するわけにはいかないが、歪虚が室内に湧いたとすれば話は違う。
主への報告をどうしようか考えた時、視界の端を黒光りする物体が通って行った。
「むっ!?」
視線を動かせば、二体の小さなスライムがいた。
これは、と思っている間に別のスライムが背後を通って行った。
「メイド長、これは……」
「一匹見たら、千匹いると思え……か」
実害こそはないが、湧き出る場所を探さなければならない。
メイドたちを主のもとへ返し、フィオは一人、屋敷を探った。
そうこうしている間にも、見るからにスライムが増えている。
いや、どちらかといえば、溢れてきているのだろう。
「ここね」
そうして、フィオが見つけた先は主の部屋の隣、だった。
なんかいろんなごちゃごちゃした、てきとうなものの蒐集をしている部屋だ。
ちらりと開ければ、一匹のスライムから千切れるようにしてスライムが生み出されていた。
「…………」
そして、フィオは主へありのままを報告し、自ら剣を手にするのであった。
●
「スライムGと呼ぶべきだな」
自称スライム研究界隈の貴公子スライは、たまたま訪れた屋敷でその話を聞いていた。
話を聞いている限り、小さなスライムには実害はほとんどないといっていい。
しかし、スライムが拡散されていると負のマテリアルが滞留することになる。
「その状態はよろしくないな。私が言うのだから間違いない」
「無論、滅ぼします」
フィオはきっぱりと宣言する。
彼女は武術の心得もあるため、自ら戦おうと心に決めていた。
「メイドたちには荷が重いだろうが、君一人では危険すぎる」
スライの忠告を睨みで返す。
しかし、主人も同じ意見を出したことでフィオは渋々頷く。
「ハンターに依頼を出し、一緒にいってもらいなさい」
「主様がそうおっしゃるのでしたら……はい」
フィオの手に、力が込められるのであった。
解説
●目的
スライムGの殲滅
●屋敷
だだっぴろい貴族の屋敷です。
いくつもの部屋があり、スライムGがいろいろなところに入り込んでいるようです。
宝物庫や厨房、地下室等もあり、フィオの案内が必須です。
大元は主の部屋の隣に居ます。
しょーもない蒐集品がありますので、戦闘は慎重にとのこと。
●大元
一匹のスライム。
かなりの数をちぎり落としているらしく、魔法一撃、二撃で倒れる。
大元を倒したとしても、スライムGは倒さなければ消えない。
●スライムG
すばしっこい。
攻撃を避けた後は、飛びかかってくることもある。
黒光りしている。サイズは拳大。
数がやたらと多く、家具の隙間等に入り込むことも。
メイドでは対処しきれないため、殲滅してください。
●フィオ
真面目一辺倒で、メイドの仕事に誇りを持っている。
主の前では猫をかぶっているが、口調が荒い。
軍隊に所属していた過去もあるとかないとか。
スライムGの殲滅
●屋敷
だだっぴろい貴族の屋敷です。
いくつもの部屋があり、スライムGがいろいろなところに入り込んでいるようです。
宝物庫や厨房、地下室等もあり、フィオの案内が必須です。
大元は主の部屋の隣に居ます。
しょーもない蒐集品がありますので、戦闘は慎重にとのこと。
●大元
一匹のスライム。
かなりの数をちぎり落としているらしく、魔法一撃、二撃で倒れる。
大元を倒したとしても、スライムGは倒さなければ消えない。
●スライムG
すばしっこい。
攻撃を避けた後は、飛びかかってくることもある。
黒光りしている。サイズは拳大。
数がやたらと多く、家具の隙間等に入り込むことも。
メイドでは対処しきれないため、殲滅してください。
●フィオ
真面目一辺倒で、メイドの仕事に誇りを持っている。
主の前では猫をかぶっているが、口調が荒い。
軍隊に所属していた過去もあるとかないとか。
マスターより
こんにちは、御影堂です。
黒光りする例のアレことスライムG退治です。
屋敷は広いので、案内を無視したら迷います。迷いますよ。
基本的に、戦闘というよりはいかに倒すかと殲滅をわたわたする感じです。
スバシッコイ相手ですので、そのあたりでバタバタすると思います。
よろしくお願いいたします
黒光りする例のアレことスライムG退治です。
屋敷は広いので、案内を無視したら迷います。迷いますよ。
基本的に、戦闘というよりはいかに倒すかと殲滅をわたわたする感じです。
スバシッコイ相手ですので、そのあたりでバタバタすると思います。
よろしくお願いいたします
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/04/03 21:19
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/03/24 01:38:50 |
|
![]() |
相談卓 天竜寺 舞(ka0377) 人間(リアルブルー)|18才|女性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2015/03/27 01:02:42 |