ゲスト
(ka0000)
かなりまないたなてき
マスター:御影堂

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/04/15 15:00
- リプレイ完成予定
- 2015/04/24 15:00
オープニング
●
険しい山に沿って作られた町ガレット。
王都で鍛冶師を営むシェスタは、鉄鉱石を求めてこの街を訪れていた。
「素晴らしい鉄ですね~」
ほれぼれとする色合い、形、匂い。
まるで恋人を慈しむように、シェスタは鉄鉱石を撫でる。
彼女はガレットの街で算出される鉄鋼石が、もっとも好ましく思っていた。
「すまねぇが、しばらく鉄鉱石は売れねぇんだ」
「ふぁっ!?」
驚きで手にしていた鉄鉱石を落としそうになる。
どういうことかと問いただすと、商人は嘆息した。
「鉱山への入り口前に、奇妙な物体が現れてよ」
「……鉱石を採ってくることができないと」
難しい顔をして互いに固まる。
このままじっとしていても、目の前の鉄鉱石が増えるわけがない。
「その件については、自警団も動くらしいから安心しろ」
そのうちっていつよ、と言いたくなるのがシェスタである。
「板金姫団長が、なんとかしてくれるさ」
「板金姫?」
疑問を口にしながら、腹の中ではとあることを決めるシェスタであった。
●
「あれが……物体?」
シェスタは自警団の後を追って、鉱山入り口に来ていた。
目の前には鎧を着込んだ、複数人の男女がいた。
どうやら、隊長格は女らしく、薄茶色の髪を風になびかせている。
「やっぱりさ」
「おう」
「かなりまな板だよ」
「まな板だよな」
「まな板だよ、コレ」
「まな板だ、まな板」
自警団員たちは物体を見ると、途端にやかましくなった。
隊長格の女性がきっと睨みを効かせて振り返る。
「姫、どうかしました?」
「そのアダ名で呼ぶなといっているだろっ!」
そういえば、あのおっちゃんが板金姫とか言ってたのを思い出す。
なるほど、確かに見事な板金鎧を身につけていた。
そして、板金が似合う体つきだった。
「あと、まな板って連呼するな!」
「でも、そうとしか見えんでしょう?」
何を怒ってるのですか、と言いたげな口調で団員は諭す。
そう、例の物体は、まな板のようにまっ平らな板だった。
大きさは3メートル×1.5メートルといったところだろうか。
色合いは黒く、金属のような光沢がある。
「くそぅ、まな板なんてたたっ斬ってやる!」
「あ、ちょっと」
部下が止めるのも聞かず、板金姫は剣を振りかぶって突撃する。
しかたないと、団員たちも続こうとした、そのとき。
「へあ?」
前を行っていた板金姫が足を止める。
まな板からまっすぐに白い光が発せられたのだ。
危機一髪、板金姫が避けた跡には穴が穿たれていた。
「魔法ですなぁ。危ない危ない」
「てことは、あいつぁ……歪虚ってわけかい」
団員たちも足を止め、後ずさる。
ハンターなら相手になるだろうが、自警団たちには分が悪い。
「板金姫も落ち着け」
「~~~っ」
真っ赤になって怒り有頂天な姫を落ち着かせ、自警団は撤退を選ぶ。
シェスタもそれに合わせて、町へと戻る。
町へと戻ったシェスタはハンターへの依頼役を買って出るのだった。
●
「板金姫がいきり立ってる……」
「どうするよ」
「自分でも一撃与えないとおさまらないぜ、あれ」
シェスタがハンターオフィスへ向かっている間、自警団は戦慄していた。
鍛錬場にこもる一人の女性がいるからだ。
板金姫ことミシェルである。
鍛錬用の板を並べては、それに何度も何度も斬り掛かっていた。
「彼女の溜飲もついでに下げてもらおうか」
「お前たちがやれっていわれそうだけどな」
「ははははは」
のんきな声をあげる自警団の末路をこのときは知る由もなかった。
険しい山に沿って作られた町ガレット。
王都で鍛冶師を営むシェスタは、鉄鉱石を求めてこの街を訪れていた。
「素晴らしい鉄ですね~」
ほれぼれとする色合い、形、匂い。
まるで恋人を慈しむように、シェスタは鉄鉱石を撫でる。
彼女はガレットの街で算出される鉄鋼石が、もっとも好ましく思っていた。
「すまねぇが、しばらく鉄鉱石は売れねぇんだ」
「ふぁっ!?」
驚きで手にしていた鉄鉱石を落としそうになる。
どういうことかと問いただすと、商人は嘆息した。
「鉱山への入り口前に、奇妙な物体が現れてよ」
「……鉱石を採ってくることができないと」
難しい顔をして互いに固まる。
このままじっとしていても、目の前の鉄鉱石が増えるわけがない。
「その件については、自警団も動くらしいから安心しろ」
そのうちっていつよ、と言いたくなるのがシェスタである。
「板金姫団長が、なんとかしてくれるさ」
「板金姫?」
疑問を口にしながら、腹の中ではとあることを決めるシェスタであった。
●
「あれが……物体?」
シェスタは自警団の後を追って、鉱山入り口に来ていた。
目の前には鎧を着込んだ、複数人の男女がいた。
どうやら、隊長格は女らしく、薄茶色の髪を風になびかせている。
「やっぱりさ」
「おう」
「かなりまな板だよ」
「まな板だよな」
「まな板だよ、コレ」
「まな板だ、まな板」
自警団員たちは物体を見ると、途端にやかましくなった。
隊長格の女性がきっと睨みを効かせて振り返る。
「姫、どうかしました?」
「そのアダ名で呼ぶなといっているだろっ!」
そういえば、あのおっちゃんが板金姫とか言ってたのを思い出す。
なるほど、確かに見事な板金鎧を身につけていた。
そして、板金が似合う体つきだった。
「あと、まな板って連呼するな!」
「でも、そうとしか見えんでしょう?」
何を怒ってるのですか、と言いたげな口調で団員は諭す。
そう、例の物体は、まな板のようにまっ平らな板だった。
大きさは3メートル×1.5メートルといったところだろうか。
色合いは黒く、金属のような光沢がある。
「くそぅ、まな板なんてたたっ斬ってやる!」
「あ、ちょっと」
部下が止めるのも聞かず、板金姫は剣を振りかぶって突撃する。
しかたないと、団員たちも続こうとした、そのとき。
「へあ?」
前を行っていた板金姫が足を止める。
まな板からまっすぐに白い光が発せられたのだ。
危機一髪、板金姫が避けた跡には穴が穿たれていた。
「魔法ですなぁ。危ない危ない」
「てことは、あいつぁ……歪虚ってわけかい」
団員たちも足を止め、後ずさる。
ハンターなら相手になるだろうが、自警団たちには分が悪い。
「板金姫も落ち着け」
「~~~っ」
真っ赤になって怒り有頂天な姫を落ち着かせ、自警団は撤退を選ぶ。
シェスタもそれに合わせて、町へと戻る。
町へと戻ったシェスタはハンターへの依頼役を買って出るのだった。
●
「板金姫がいきり立ってる……」
「どうするよ」
「自分でも一撃与えないとおさまらないぜ、あれ」
シェスタがハンターオフィスへ向かっている間、自警団は戦慄していた。
鍛錬場にこもる一人の女性がいるからだ。
板金姫ことミシェルである。
鍛錬用の板を並べては、それに何度も何度も斬り掛かっていた。
「彼女の溜飲もついでに下げてもらおうか」
「お前たちがやれっていわれそうだけどな」
「ははははは」
のんきな声をあげる自警団の末路をこのときは知る由もなかった。
解説
●目的
まな板……モノリス型の雑魔を討伐する。
●モノリス
金属のような光沢を持つ、真っ黒い板状の雑魔。
白い光線の魔法攻撃を放つ。
自警団が接近できなかったため、接近での攻撃手段は不明。
※突進と倒れこみをしてきますが、キャラクターは知りません。
なお、防御力が高そうで、回避力が低そうです。
●戦場
鉱山の入り口付近です。
採石場のような雰囲気のある、視界の開けた場所です。
●板金姫
連れて行くことも可能。
ハンターではないですが、自警団長としてある程度戦える。
溜飲を下げてあげてもいいし、煽ってもいい。
まな板……モノリス型の雑魔を討伐する。
●モノリス
金属のような光沢を持つ、真っ黒い板状の雑魔。
白い光線の魔法攻撃を放つ。
自警団が接近できなかったため、接近での攻撃手段は不明。
※突進と倒れこみをしてきますが、キャラクターは知りません。
なお、防御力が高そうで、回避力が低そうです。
●戦場
鉱山の入り口付近です。
採石場のような雰囲気のある、視界の開けた場所です。
●板金姫
連れて行くことも可能。
ハンターではないですが、自警団長としてある程度戦える。
溜飲を下げてあげてもいいし、煽ってもいい。
マスターより
こんにちは、御影堂です。
自警団員の末路は、私にもわかりません。
雑魔は、ハンターによって倒されるでしょう。慢心してなければ。
通常の戦闘依頼です。やや固めに設定してます。
頑張って倒しましょう。
自警団員の末路は、私にもわかりません。
雑魔は、ハンターによって倒されるでしょう。慢心してなければ。
通常の戦闘依頼です。やや固めに設定してます。
頑張って倒しましょう。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/04/23 17:33
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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まな板という名の相談卓 セレン・コウヅキ(ka0153) 人間(リアルブルー)|20才|女性|猟撃士(イェーガー) |
最終発言 2015/04/14 09:36:37 |
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![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/04/11 00:58:18 |