ゲスト
(ka0000)
【偽夜】鼻キック、ぶわっと!
マスター:村井朋靖

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在10人 / 4~10人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 無し
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/04/13 19:00
- リプレイ完成予定
- 2015/04/22 19:00
オープニング
※このシナリオは夢シナリオです。オープニングは架空のものであり、ゲームの世界観に一切影響を与えません。
●あまりにもふざけたゲーム
広大な大地を治める農耕推進地域ジェオルジに、あの悪名高き歪虚「クラーレ・クラーラ」が姿を現した。
眩しい日差しをカラフルな日傘で遮りながら、ひとり素朴な地面を悠然と歩く。ここはジェオルジ一族が統治する土地で、この地の中枢と呼ぶべき場所だ。
「こんなところから糧を得ようなんて、人間もなかなかだね」
その口調こそ飄々としているが、彼は嫉妬の歪虚。その心の奥底で何を感じているかは、誰にも窺い知れない。
クラーレは右手に視線を向けると、そこは耕された畑が静かに種まきの時を待っている。昨年の秋に発表された新作、おにぎり草「まめし」でも育てるのだろうか。
「ま、ボクはゲームを楽しめたらそれでいいさ」
彼が四本ある腕のひとつを振り上げると、水気を帯びた土の中から鼻のデカい人型モグラが無数に現れた!
「モゲェー!」
「モゲェー!」
「ハナモゲェー! ラァー! バハハァー!」
勢いよく飛び出したモグラたちを引き連れ、クラーレは歩き続ける。
そこに駆けつけたのは、一族で唯一のハンターであるルイーザ・ジェオルジ。今日はピンクの皮鎧に純白の弓を装備。少し温かくなってきたからか、やや肌の露出が多いコーディネートでまとまっている。
それに付き従うかのように現れたのは、ポルトワールを根城とする女傑・ヴァネッサ(kz0030)。ここへは悪巧みをしに来ていたのだが、有事ということで手伝いにやってきた。無論、ルイーザに貸しを作りたい下心もあるが。
「ジェオルジの土地に踏み入るとはマヌケだね。いくら雑魚が来ようとも関係ないさ」
勝気なルイーザが大言を吐けば、ヴァネッサもそれに続く。
「後ろからはハンターさんも来るんだよ。ほらほら、嫉妬の歪虚らしく吠え面でもかきな」
「何を言ってるのかな? ボクはゲームが始められるから嬉しいんだよ。さ、ボクの用意したモグラたちと戦ってよ!」
クラーレが手を広げると、モグラたちはふたりのハンターへと殺到する。その姿は主に従う雑魔ではなく、まるで本能の赴くままに動く動物のようだ。
「悪いけど、この弓は飾りじゃないんだよ」
ルイーザはショートボウで狙いをつけ、まずは先頭の出鼻を挫く。それを見届けた後、ヴァネッサが走り出して敵の攻撃を往なしながら、思い切って敵陣へと切り込む。
「私を捕えられるかな?」
いつもは狭い路地などを舞台に戦うことの多い疾影士のヴァネッサは、敵を敵として見るのではなく、ある種の障害物としても捉えていた。
愛用のナイフで直近の敵の脚を切った後、胴体を壁に見立てて宙返り。周囲の視線が上に集まれば、今度は足払いを仕掛け、変幻自在の戦法でモグラを翻弄。ヴァネッサは足元に転がってきた敵に対し、鼻を思いっきり踏んでクラーレを挑発しようとした。
その時である。鼻を踏まれたモグラがドバッと鼻血を吹き出し、周囲に絶叫を響かせたのだ。
「ピギェエェェーーーッ?!」
あまりの苦しみように、さすがのヴァネッサも「ん?」と首を傾げる。しかも痛がるモグラはもがき苦しみ、そのまま黒煙となって消えてしまった。
「そういえば、ゲームの内容を聞いてなかったか……」
クラーレが表に出る時は、愉快なゲームをセッティングできた時に他ならない。
「敵の話を聞くのは癪だけど、意味がわからないまま戦うのは嫌だからね。クラーレ、説明しなよ」
ルイーザは不本意ながらも武器を収め、敵の演説に耳を傾けるポーズを取った。
「キミたちは賢明だ。それに免じて、ルールを説明してあげるよ。このモグラは鼻が最大の弱点なんだ。だから殴られても蹴られても、鼻を刺激されれば鼻血を吹いて大ダメージを受けて消えてしまうのさ」
ヴァネッサは額に手をやりながら「そんなもの出してくるもんじゃないよ」と呆れると、クラーレも「そうだね」と同調した。
「実はさ、使い物にならない雑魔で処分されかかったところをもらってきたんだ。ほら、ボクなら面白おかしく使えるでしょ?」
「それでうちの領地に持ってきたって? まったく、とんだイタズラ坊やだ。今すぐそこまで行って、お尻ペンペンしてやる!」
ルイーザがそう息巻くが、クラーレの周囲からまた複数のモグラが地中から現れた。
「もらってきたはいいんだけど、数が多くってさぁ~。がんばって処理してくれると助かるな。あ、せっかくだからさ、人類の知恵って奴を見せてよ」
見えているだけでも、モグラはすでに20匹を越える。しかし所詮は雑魔、普通に戦っても倒せるのだが、それでは能率が悪すぎる。ここは手早く倒してしまいたいところだ。
「別に倒すのに飽きたら、それでもいいよ。ボクは放置して帰るから」
歪虚の特権を振りかざすクラーレを見て、ルイーザが地団駄踏んで悔しがる。
「キーッ! この辺に放っといたら、穴だらけになるじゃない! 畑も道も台無しよ!」
同じく、ヴァネッサも思案する。
「ジェオルジに損害が出れば、私の商売に支障が出そうね……ここはモグラを倒すのが先決だね」
ふたりの目的が敵の討伐で一致すると、ひとまずハンターの到着を待つべく遅滞戦術を展開しつつ、的確に鼻を狙って敵の数を減らしていく。だが、一定数以下になると、勝手に増援が出てくるので意味がない。
ハンターはいかにして、この膠着した状況を打破することができるのか。
●あまりにもふざけたゲーム
広大な大地を治める農耕推進地域ジェオルジに、あの悪名高き歪虚「クラーレ・クラーラ」が姿を現した。
眩しい日差しをカラフルな日傘で遮りながら、ひとり素朴な地面を悠然と歩く。ここはジェオルジ一族が統治する土地で、この地の中枢と呼ぶべき場所だ。
「こんなところから糧を得ようなんて、人間もなかなかだね」
その口調こそ飄々としているが、彼は嫉妬の歪虚。その心の奥底で何を感じているかは、誰にも窺い知れない。
クラーレは右手に視線を向けると、そこは耕された畑が静かに種まきの時を待っている。昨年の秋に発表された新作、おにぎり草「まめし」でも育てるのだろうか。
「ま、ボクはゲームを楽しめたらそれでいいさ」
彼が四本ある腕のひとつを振り上げると、水気を帯びた土の中から鼻のデカい人型モグラが無数に現れた!
「モゲェー!」
「モゲェー!」
「ハナモゲェー! ラァー! バハハァー!」
勢いよく飛び出したモグラたちを引き連れ、クラーレは歩き続ける。
そこに駆けつけたのは、一族で唯一のハンターであるルイーザ・ジェオルジ。今日はピンクの皮鎧に純白の弓を装備。少し温かくなってきたからか、やや肌の露出が多いコーディネートでまとまっている。
それに付き従うかのように現れたのは、ポルトワールを根城とする女傑・ヴァネッサ(kz0030)。ここへは悪巧みをしに来ていたのだが、有事ということで手伝いにやってきた。無論、ルイーザに貸しを作りたい下心もあるが。
「ジェオルジの土地に踏み入るとはマヌケだね。いくら雑魚が来ようとも関係ないさ」
勝気なルイーザが大言を吐けば、ヴァネッサもそれに続く。
「後ろからはハンターさんも来るんだよ。ほらほら、嫉妬の歪虚らしく吠え面でもかきな」
「何を言ってるのかな? ボクはゲームが始められるから嬉しいんだよ。さ、ボクの用意したモグラたちと戦ってよ!」
クラーレが手を広げると、モグラたちはふたりのハンターへと殺到する。その姿は主に従う雑魔ではなく、まるで本能の赴くままに動く動物のようだ。
「悪いけど、この弓は飾りじゃないんだよ」
ルイーザはショートボウで狙いをつけ、まずは先頭の出鼻を挫く。それを見届けた後、ヴァネッサが走り出して敵の攻撃を往なしながら、思い切って敵陣へと切り込む。
「私を捕えられるかな?」
いつもは狭い路地などを舞台に戦うことの多い疾影士のヴァネッサは、敵を敵として見るのではなく、ある種の障害物としても捉えていた。
愛用のナイフで直近の敵の脚を切った後、胴体を壁に見立てて宙返り。周囲の視線が上に集まれば、今度は足払いを仕掛け、変幻自在の戦法でモグラを翻弄。ヴァネッサは足元に転がってきた敵に対し、鼻を思いっきり踏んでクラーレを挑発しようとした。
その時である。鼻を踏まれたモグラがドバッと鼻血を吹き出し、周囲に絶叫を響かせたのだ。
「ピギェエェェーーーッ?!」
あまりの苦しみように、さすがのヴァネッサも「ん?」と首を傾げる。しかも痛がるモグラはもがき苦しみ、そのまま黒煙となって消えてしまった。
「そういえば、ゲームの内容を聞いてなかったか……」
クラーレが表に出る時は、愉快なゲームをセッティングできた時に他ならない。
「敵の話を聞くのは癪だけど、意味がわからないまま戦うのは嫌だからね。クラーレ、説明しなよ」
ルイーザは不本意ながらも武器を収め、敵の演説に耳を傾けるポーズを取った。
「キミたちは賢明だ。それに免じて、ルールを説明してあげるよ。このモグラは鼻が最大の弱点なんだ。だから殴られても蹴られても、鼻を刺激されれば鼻血を吹いて大ダメージを受けて消えてしまうのさ」
ヴァネッサは額に手をやりながら「そんなもの出してくるもんじゃないよ」と呆れると、クラーレも「そうだね」と同調した。
「実はさ、使い物にならない雑魔で処分されかかったところをもらってきたんだ。ほら、ボクなら面白おかしく使えるでしょ?」
「それでうちの領地に持ってきたって? まったく、とんだイタズラ坊やだ。今すぐそこまで行って、お尻ペンペンしてやる!」
ルイーザがそう息巻くが、クラーレの周囲からまた複数のモグラが地中から現れた。
「もらってきたはいいんだけど、数が多くってさぁ~。がんばって処理してくれると助かるな。あ、せっかくだからさ、人類の知恵って奴を見せてよ」
見えているだけでも、モグラはすでに20匹を越える。しかし所詮は雑魔、普通に戦っても倒せるのだが、それでは能率が悪すぎる。ここは手早く倒してしまいたいところだ。
「別に倒すのに飽きたら、それでもいいよ。ボクは放置して帰るから」
歪虚の特権を振りかざすクラーレを見て、ルイーザが地団駄踏んで悔しがる。
「キーッ! この辺に放っといたら、穴だらけになるじゃない! 畑も道も台無しよ!」
同じく、ヴァネッサも思案する。
「ジェオルジに損害が出れば、私の商売に支障が出そうね……ここはモグラを倒すのが先決だね」
ふたりの目的が敵の討伐で一致すると、ひとまずハンターの到着を待つべく遅滞戦術を展開しつつ、的確に鼻を狙って敵の数を減らしていく。だが、一定数以下になると、勝手に増援が出てくるので意味がない。
ハンターはいかにして、この膠着した状況を打破することができるのか。
解説
●依頼の目的
クラーレ・クラーラがもらってきた二足歩行するモグラ型雑魔を全滅させる。
●モグラ型雑魔について
二足歩行する身長1メートルほどのモグラ型雑魔です。ほとんどがオスの個体。
武器は両手の鋭い爪ですが、戦闘には向かず、実は穴掘り用だったりします。
雑魔としての力も普通より下なので、普通に戦っても倒せる敵ではありますが、
依頼スタート時でも20匹以上おり、さらに増援がクラーレ周辺から出てきます。
ただこの雑魔、実は欠陥品で、その大きな鼻に致命的な弱点を持っています。
これを刺激されると鼻血を吹いて大ダメージを食らい、ほぼ消滅してしまいます。
顔を狙うつもりで殴れば、まず鼻に当たる……というか、当たってしまうでしょう。
本依頼に限り、プレイングで「鼻狙い」を明言すれば、無条件で命中と判定します。
●クラーレ・クラーラについて
かつて「CAM奪還ゲーム」を企画した、遊び好きな嫉妬の歪虚です。
今回は手際よく倒せたなら、ルイーザいわく「お尻ペンペンの刑」に処すことが可能。
●依頼解決のヒント
モグラ型雑魔の特徴や弱点を、よーく読んでください。
これをうまく利用できれば、敵を一網打尽にすることもできますよ。
ただ、皆様にお返しする報告書が「いろいろカオス」になってしまう気もしますがね!
●その他の補足
・依頼に関しての質問は、ヴァネッサ(kz0030)がお答えします。
ヴァネッサはもちろん、ルイーザもご指示があれば動きます。限度はありますが(笑)。
・夢オチシナリオなので、厳密な判定やジャッジは下しません。
どなた様も最高に弾けたプレイングでお楽しみいただければ幸いです。
クラーレ・クラーラがもらってきた二足歩行するモグラ型雑魔を全滅させる。
●モグラ型雑魔について
二足歩行する身長1メートルほどのモグラ型雑魔です。ほとんどがオスの個体。
武器は両手の鋭い爪ですが、戦闘には向かず、実は穴掘り用だったりします。
雑魔としての力も普通より下なので、普通に戦っても倒せる敵ではありますが、
依頼スタート時でも20匹以上おり、さらに増援がクラーレ周辺から出てきます。
ただこの雑魔、実は欠陥品で、その大きな鼻に致命的な弱点を持っています。
これを刺激されると鼻血を吹いて大ダメージを食らい、ほぼ消滅してしまいます。
顔を狙うつもりで殴れば、まず鼻に当たる……というか、当たってしまうでしょう。
本依頼に限り、プレイングで「鼻狙い」を明言すれば、無条件で命中と判定します。
●クラーレ・クラーラについて
かつて「CAM奪還ゲーム」を企画した、遊び好きな嫉妬の歪虚です。
今回は手際よく倒せたなら、ルイーザいわく「お尻ペンペンの刑」に処すことが可能。
●依頼解決のヒント
モグラ型雑魔の特徴や弱点を、よーく読んでください。
これをうまく利用できれば、敵を一網打尽にすることもできますよ。
ただ、皆様にお返しする報告書が「いろいろカオス」になってしまう気もしますがね!
●その他の補足
・依頼に関しての質問は、ヴァネッサ(kz0030)がお答えします。
ヴァネッサはもちろん、ルイーザもご指示があれば動きます。限度はありますが(笑)。
・夢オチシナリオなので、厳密な判定やジャッジは下しません。
どなた様も最高に弾けたプレイングでお楽しみいただければ幸いです。
マスターより
こんにちは、村井朋靖(むらい・ともやす)です。ようこそ、クリムゾンウェストへ!
今回の依頼は【偽夜】として、農耕推進地域「ジェオルジ」からお送りします。
なんだか変な雑魔が現れました。それを連れてるのも、また変な歪虚だし……(笑)
ルイーザ・ジェオルジとヴァネッサが少し可哀想に思えてくる展開ですね、これ。
それを救うのが、ハンターさんのお仕事! え、嫌な予感がする? 気のせいですよ!
プレイングは、PC口調で書いていただけると助かります。
また、プレイングは仮で申請しておくと安心ですよ! 今回はよろしくお願いします!
今回の依頼は【偽夜】として、農耕推進地域「ジェオルジ」からお送りします。
なんだか変な雑魔が現れました。それを連れてるのも、また変な歪虚だし……(笑)
ルイーザ・ジェオルジとヴァネッサが少し可哀想に思えてくる展開ですね、これ。
それを救うのが、ハンターさんのお仕事! え、嫌な予感がする? 気のせいですよ!
プレイングは、PC口調で書いていただけると助かります。
また、プレイングは仮で申請しておくと安心ですよ! 今回はよろしくお願いします!
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/04/22 10:57
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 コルネ(ka0207) エルフ|23才|女性|霊闘士(ベルセルク) |
最終発言 2015/04/13 09:58:43 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/04/13 09:56:48 |