ゲスト
(ka0000)
霧中幻影~影ノ形ハ~
マスター:四方鴉

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 3日
- プレイング締切
- 2015/04/24 22:00
- リプレイ完成予定
- 2015/05/03 22:00
オープニング
●
春先としては少し肌寒い風が頬をなで、川原を進む面々へ白い霧を運んできたのはもう十数分前の事。
鼻孔擽る香りもなく、ただ静かにその濃さを増す其れは徐々に視界を奪い取り気付けば一人、また一人。
共に歩みし仲間の姿、ぼやけ薄れたと思えばそれは既に異変の兆し。
足を止め周囲を見るもそこに見えるは一面の白、白、白。
仲間の姿は既になく、孤立無援の五里霧中。
視覚が阻害、ならばと声を上げるも返って来るのは変わらず聞こえる川のせせらぎ。
どうしたものかと思考を巡らせ、当初の予定を思い出す。
「霧濃い川辺で何かに襲われた、何に襲われたのか被害者の証言がバラバラで明瞭な答えが出ない
だから、ハンターである貴方達にその正体を突き止めつつ、歪虚ならば排除して欲しい」
まったく面倒な仕事を押し付ける、その上現場では霧のせいで仲間とはぐれ踏んだり蹴ったり。
しかし、霧に紛れて襲われたとは聞いていたがこうもアッサリ孤立するとは何か妙な物が引っ掛かる。
疑念を抱きながらも、一先ず仲間を探そうか。
ふっと息吐き、止めた歩みを再開する中徐々に霧が晴れていく。
ああ、これなら早く合流できると思った矢先、先の違和感がその正体を現していた。
霧晴れた先、映ったモノは―――――――――
そこは一面のヒマワリ畑、夏風に吹かれ揺れながら強き生命力を見せ、貴方の背丈を越える高さに大輪の花咲かす。
若しくはこうも見えただろう。
コンクリートジャングル、リアルブルーの都市が広がり、激しい歪虚との戦いで崩れかかったビル、巨獣の爪痕が刻まれたアスファルト、血糊で花咲くシャッターの現代アート。
それとも、こうか。
燃え盛る洋館、炎に照らされ赤く染まる庭園と、地に伏せ物言わぬ亡骸となった数多の使用人の姿。
はたまた、それらに当てはまらない光景なのかもしれない。
ただ、言える事は広がる景色は貴方にとって思い出深い、そして忘れられない場所の風景。
おかしい、先ほどまでは川原を歩き霧に飲まれただけなのに。
どうして思い出の風景が広がっているのだろう。
異変を前に身構える中、薄れた霧の中からようやく見知った顔が来る。
しかし、それは共に異変を探る仲間ではなく…………出来る事ならもう、見たくも無い顔。
あの時見せたその表情、それと比べてとても優しくも見え、見下し蔑む顔にも見え。
絶対的な悪意を向けた顔でもあり、慈愛に満ちた微笑でもあり。
それでいて、三日月のように歪んだ口元はこれより起こりし凶相を示していた。
ああ、どうして此処で彼に、彼女に出会ってしまったのだろう。
気付けば相手は武器を取り出し、此方を目掛け駆け出している。
そうだ、これは悪いユメ。ならば、悪夢から目覚めよう。
胸に蠢く激しい感情、それを吐き出し終わらせよう。
春先としては少し肌寒い風が頬をなで、川原を進む面々へ白い霧を運んできたのはもう十数分前の事。
鼻孔擽る香りもなく、ただ静かにその濃さを増す其れは徐々に視界を奪い取り気付けば一人、また一人。
共に歩みし仲間の姿、ぼやけ薄れたと思えばそれは既に異変の兆し。
足を止め周囲を見るもそこに見えるは一面の白、白、白。
仲間の姿は既になく、孤立無援の五里霧中。
視覚が阻害、ならばと声を上げるも返って来るのは変わらず聞こえる川のせせらぎ。
どうしたものかと思考を巡らせ、当初の予定を思い出す。
「霧濃い川辺で何かに襲われた、何に襲われたのか被害者の証言がバラバラで明瞭な答えが出ない
だから、ハンターである貴方達にその正体を突き止めつつ、歪虚ならば排除して欲しい」
まったく面倒な仕事を押し付ける、その上現場では霧のせいで仲間とはぐれ踏んだり蹴ったり。
しかし、霧に紛れて襲われたとは聞いていたがこうもアッサリ孤立するとは何か妙な物が引っ掛かる。
疑念を抱きながらも、一先ず仲間を探そうか。
ふっと息吐き、止めた歩みを再開する中徐々に霧が晴れていく。
ああ、これなら早く合流できると思った矢先、先の違和感がその正体を現していた。
霧晴れた先、映ったモノは―――――――――
そこは一面のヒマワリ畑、夏風に吹かれ揺れながら強き生命力を見せ、貴方の背丈を越える高さに大輪の花咲かす。
若しくはこうも見えただろう。
コンクリートジャングル、リアルブルーの都市が広がり、激しい歪虚との戦いで崩れかかったビル、巨獣の爪痕が刻まれたアスファルト、血糊で花咲くシャッターの現代アート。
それとも、こうか。
燃え盛る洋館、炎に照らされ赤く染まる庭園と、地に伏せ物言わぬ亡骸となった数多の使用人の姿。
はたまた、それらに当てはまらない光景なのかもしれない。
ただ、言える事は広がる景色は貴方にとって思い出深い、そして忘れられない場所の風景。
おかしい、先ほどまでは川原を歩き霧に飲まれただけなのに。
どうして思い出の風景が広がっているのだろう。
異変を前に身構える中、薄れた霧の中からようやく見知った顔が来る。
しかし、それは共に異変を探る仲間ではなく…………出来る事ならもう、見たくも無い顔。
あの時見せたその表情、それと比べてとても優しくも見え、見下し蔑む顔にも見え。
絶対的な悪意を向けた顔でもあり、慈愛に満ちた微笑でもあり。
それでいて、三日月のように歪んだ口元はこれより起こりし凶相を示していた。
ああ、どうして此処で彼に、彼女に出会ってしまったのだろう。
気付けば相手は武器を取り出し、此方を目掛け駆け出している。
そうだ、これは悪いユメ。ならば、悪夢から目覚めよう。
胸に蠢く激しい感情、それを吐き出し終わらせよう。
解説
状況はOPの通り、仲間とはぐれ眼前に雑魔が出現している状況
幻覚作用のある霧の為に、皆様の過去経験した風景が眼前に広がり、雑魔の姿は相手取りたくない人物、歪虚や獣といったPCのトラウマ的存在に見えている
実際の戦闘フィールドは遮蔽物の無い川原を中心に、何箇所か葦の様な植物が群生する場所や数本の木がある程度
過去の風景が山岳地帯や市街地等でも自分を中心に少し開けた場所の様に錯覚、遮蔽物になる物が遠くにあるように見える
仲間とはぐれた状況ですが指定あれば最大3名まで同じ場所にいる、と扱います
4名以上ではどなたかがランダムではぐれた扱いです、ご注意下さい
プレイングは幻覚の霧を受けたとしての形
雑魔がどんな敵の姿を貴方に見せているのか、そしてそこはどういった場所なのか
それらをどうやって乗り越えるのか、といった事を記載してください
ただし、他MS保有NPCやそのMSのシナリオで出た敵等はぼかした描写になります
幻覚を受けていない、というプレイングでも構いませんが、その場合は異形の不定形、崩れかかった泥人形のような雑魔が相手となります
普通に戦闘を行うプレイングの他に、幻覚を受ける仲間への呼びかけなどでサポートしてあげると良いでしょう
なお、幻覚攻撃を仕掛けている間はその為に能力の多くを使い、戦闘力が激減しています
しかし、幻覚が効いていないと判断すれば能力停止、純粋戦闘を行うやや強い敵として立ちはだかります、ご注意下さい
敵データ
色無き雑魔×6
白~灰色の、グズグズで崩れかかった泥人形の様な雑魔
幻覚能力を使用している間は能力が激減する
幻覚の霧 常時発動
幻覚に掛かったPCに、過去のトラウマなどを想起させる幻覚を見せる
雑魔はその中の登場人物として振る舞い、PCを攻撃する
異形の腕
幻覚内容に合わせ腕が様々な形に変化する近接攻撃
放たれる悪意
幻覚内容に合わせ体の一部を射出する遠距離攻撃
幻覚作用のある霧の為に、皆様の過去経験した風景が眼前に広がり、雑魔の姿は相手取りたくない人物、歪虚や獣といったPCのトラウマ的存在に見えている
実際の戦闘フィールドは遮蔽物の無い川原を中心に、何箇所か葦の様な植物が群生する場所や数本の木がある程度
過去の風景が山岳地帯や市街地等でも自分を中心に少し開けた場所の様に錯覚、遮蔽物になる物が遠くにあるように見える
仲間とはぐれた状況ですが指定あれば最大3名まで同じ場所にいる、と扱います
4名以上ではどなたかがランダムではぐれた扱いです、ご注意下さい
プレイングは幻覚の霧を受けたとしての形
雑魔がどんな敵の姿を貴方に見せているのか、そしてそこはどういった場所なのか
それらをどうやって乗り越えるのか、といった事を記載してください
ただし、他MS保有NPCやそのMSのシナリオで出た敵等はぼかした描写になります
幻覚を受けていない、というプレイングでも構いませんが、その場合は異形の不定形、崩れかかった泥人形のような雑魔が相手となります
普通に戦闘を行うプレイングの他に、幻覚を受ける仲間への呼びかけなどでサポートしてあげると良いでしょう
なお、幻覚攻撃を仕掛けている間はその為に能力の多くを使い、戦闘力が激減しています
しかし、幻覚が効いていないと判断すれば能力停止、純粋戦闘を行うやや強い敵として立ちはだかります、ご注意下さい
敵データ
色無き雑魔×6
白~灰色の、グズグズで崩れかかった泥人形の様な雑魔
幻覚能力を使用している間は能力が激減する
幻覚の霧 常時発動
幻覚に掛かったPCに、過去のトラウマなどを想起させる幻覚を見せる
雑魔はその中の登場人物として振る舞い、PCを攻撃する
異形の腕
幻覚内容に合わせ腕が様々な形に変化する近接攻撃
放たれる悪意
幻覚内容に合わせ体の一部を射出する遠距離攻撃
マスターより
鳥ならば 赤くなりたい。
そんなことを呟いてみた……こんにちは、四方 鴉です。
既に敵の術中の中、過去のトラウマを見せられ、心を蝕む能力を打ち破り雑魔を倒すシナリオとなっております。
解説にあるとおり、幻覚能力を使っている間は相手の戦闘力が減少しているので、心情メイン。
その場合はどんな過去、トラウマを持ち。如何にしてぶつかるか、といった部分をプレイングで書いていただければ、と思います。
また、単に戦闘を行う、仲間の支援に徹する形でも構いません。
では、ご縁がありましたら宜しくお願いします。
そんなことを呟いてみた……こんにちは、四方 鴉です。
既に敵の術中の中、過去のトラウマを見せられ、心を蝕む能力を打ち破り雑魔を倒すシナリオとなっております。
解説にあるとおり、幻覚能力を使っている間は相手の戦闘力が減少しているので、心情メイン。
その場合はどんな過去、トラウマを持ち。如何にしてぶつかるか、といった部分をプレイングで書いていただければ、と思います。
また、単に戦闘を行う、仲間の支援に徹する形でも構いません。
では、ご縁がありましたら宜しくお願いします。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/05/21 21:52