ゲスト
(ka0000)
美味しいお米
マスター:天田洋介

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/04/26 22:00
- リプレイ完成予定
- 2015/05/05 22:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
●
グラズヘイム王国・王都【イルダーナ】。ハンターズソサエティの片隅で熱弁を振るう若き女性が一人。
「そのお米とは違うんです」
彼女はリアルブルーの出身者で名前を友月薫子という。長い黒髪を揺らしながら説明していたのはお米の種類についてである。
「小麦大麦に比べれば極々わずかでしょうけれど、王国内でもお米は流通しています」
「それとは別物なんですよ。一番の違いは味です。特に冷めたときは――」
米は確かにグラズヘイム王国でもわずかながら流通していたが、リアルブルーでいうところのインディカ米だ。粘り気が少ないのでパエリア、炒飯等の料理には適している。しかし薫子が望む炊飯にはジャポニカ米こそが本物といえた。
インディカ米でも腕の立つ料理人達が創意工夫してくれるおかげで、食べられるご飯に仕上がっている。それでも食材の差は歴然だった。
去年、薫子は苦労して手に入れたジャポニカ米の種籾を育てて増やしている。今年はそれを使って本格的な栽培に乗りだそうとしていた。
「深く掘って水を張るのが田んぼなのですか」
「そ、そうなんです」
受付嬢は陸稲しか知らない。水耕栽培の説明しているうちに話しが逸れて、先程のお米とはなんだといった熱弁に繋がってしまった。
我に返った薫子は水稲のことを受付嬢に細かく砕きながら説明し直す。少なくとも表面的な田植えの作業については理解してくれる。こうしてやっと依頼を出し終わった。
「秋に収穫したら、あの受付の人にも炊きたてのご飯を食べてもらおう。そうすれば何故面倒な水稲を育てたかったのか、わかってもらえるはず」
食の追求は一見ばかばかしい。そこそこの味で腹さえ膨らめばよいと言う者もいるだろう。生きるだけなら充分だからだ。
それでもうまい料理は人々の心と生活を豊かにしてくれる。薫子はそう信じていた。
「これだけあれば田植えには充分ね」
近郊の村に戻った薫子は育苗用の田んぼを眺める。どれもよく育っていて後は田植えを待つばかりだが、肝心の田んぼが完成していなかった。
完成している田んぼは二町分のみ。育苗はこれらの一部の間借りしている。
「田植えまでにはあと三町、用意しないとね」
薫子が力を発揮して雑木の根を掘り起こす。ハンター達がやって来てくれるまで、仲間五人と頑張るのだった。
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グラズヘイム王国・王都【イルダーナ】。ハンターズソサエティの片隅で熱弁を振るう若き女性が一人。
「そのお米とは違うんです」
彼女はリアルブルーの出身者で名前を友月薫子という。長い黒髪を揺らしながら説明していたのはお米の種類についてである。
「小麦大麦に比べれば極々わずかでしょうけれど、王国内でもお米は流通しています」
「それとは別物なんですよ。一番の違いは味です。特に冷めたときは――」
米は確かにグラズヘイム王国でもわずかながら流通していたが、リアルブルーでいうところのインディカ米だ。粘り気が少ないのでパエリア、炒飯等の料理には適している。しかし薫子が望む炊飯にはジャポニカ米こそが本物といえた。
インディカ米でも腕の立つ料理人達が創意工夫してくれるおかげで、食べられるご飯に仕上がっている。それでも食材の差は歴然だった。
去年、薫子は苦労して手に入れたジャポニカ米の種籾を育てて増やしている。今年はそれを使って本格的な栽培に乗りだそうとしていた。
「深く掘って水を張るのが田んぼなのですか」
「そ、そうなんです」
受付嬢は陸稲しか知らない。水耕栽培の説明しているうちに話しが逸れて、先程のお米とはなんだといった熱弁に繋がってしまった。
我に返った薫子は水稲のことを受付嬢に細かく砕きながら説明し直す。少なくとも表面的な田植えの作業については理解してくれる。こうしてやっと依頼を出し終わった。
「秋に収穫したら、あの受付の人にも炊きたてのご飯を食べてもらおう。そうすれば何故面倒な水稲を育てたかったのか、わかってもらえるはず」
食の追求は一見ばかばかしい。そこそこの味で腹さえ膨らめばよいと言う者もいるだろう。生きるだけなら充分だからだ。
それでもうまい料理は人々の心と生活を豊かにしてくれる。薫子はそう信じていた。
「これだけあれば田植えには充分ね」
近郊の村に戻った薫子は育苗用の田んぼを眺める。どれもよく育っていて後は田植えを待つばかりだが、肝心の田んぼが完成していなかった。
完成している田んぼは二町分のみ。育苗はこれらの一部の間借りしている。
「田植えまでにはあと三町、用意しないとね」
薫子が力を発揮して雑木の根を掘り起こす。ハンター達がやって来てくれるまで、仲間五人と頑張るのだった。
解説
友月薫子の田んぼ開拓を手伝って下さい。薫子には仲間が五名ほどいます。
目標は全部で五町の田んぼになります。(一町は一ヘクタール。一ヘクタールは百メートル四方です)
現在、二・五町分の開墾が終わっています。(0・五町分の追加は薫子と五人が頑張った成果です)
水路については先行して完成していますので、気にする必要はありません。
二・五町分の土地に生えた雑木、草木の伐採や掘り返しをお願いします。その後、水を引いて田植えも行います。
一町で採れる米は約百俵です。一俵は約六十キログラムです。(精米すると一割ほど減ります)
農作業の道具は一通り揃っています。(鍬など一般的な道具です)耕作道具付きの牛五頭がいますので、それを活用するのもよいでしょう。
常識的な必要経費は薫子持ちです。食事付きの寝泊まりの家は用意されています。
目標は全部で五町の田んぼになります。(一町は一ヘクタール。一ヘクタールは百メートル四方です)
現在、二・五町分の開墾が終わっています。(0・五町分の追加は薫子と五人が頑張った成果です)
水路については先行して完成していますので、気にする必要はありません。
二・五町分の土地に生えた雑木、草木の伐採や掘り返しをお願いします。その後、水を引いて田植えも行います。
一町で採れる米は約百俵です。一俵は約六十キログラムです。(精米すると一割ほど減ります)
農作業の道具は一通り揃っています。(鍬など一般的な道具です)耕作道具付きの牛五頭がいますので、それを活用するのもよいでしょう。
常識的な必要経費は薫子持ちです。食事付きの寝泊まりの家は用意されています。
マスターより
ファナティックブラッドのシナリオ二本目です。戦闘系のシナリオは来月辺りからぼちぼちとやるつもりでおります。
やっぱりお米は大切です。
うまくいけばジャポニカ米を炊いた食事を食べる機会が一回だけあります。(一人に付き丼飯一杯のみです)
やっぱりお米は大切です。
うまくいけばジャポニカ米を炊いた食事を食べる機会が一回だけあります。(一人に付き丼飯一杯のみです)
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/05/04 19:21
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/04/24 00:06:41 |
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相談卓だよ 天竜寺 詩(ka0396) 人間(リアルブルー)|18才|女性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2015/04/26 00:01:39 |