ゲスト
(ka0000)
復帰戦
マスター:風亜智疾

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/05/01 12:00
- リプレイ完成予定
- 2015/05/15 12:00
オープニング
■とある少女と男のはなし
剣を置いた切欠は、一人の子供を守りきれなかった事だった。
「だからって、何時までもウジウジしてるのおかしいんじゃない?」
「辛辣だな、お嬢」
40代半ばのくたびれた様子の男を筆で指さして笑うのは、駆け出しの絵本作家であるヴェロニカだ。
そろそろお嬢と呼ばれる年も過ぎる頃だが、男性は子供の頃からヴェロニカを知っており、お嬢という呼称は既に愛称の域に入っている。
「だってディーノ。貴方らしくないわ。……私は今、こんなに幸せなのに」
笑いながら絵筆を走らせる。
彼女がスケッチに出たいと願う度、外に連れ出すのがディーノと呼ばれる男の役目になっていた。
「だがな、ヴェラ……」
「あぁもう、女々しいオジサンは嫌われるわよ。そろそろ、前に進んでいいんじゃない?」
ヴェロニカは、足が不自由だ。
短時間の歩行なら支障はないのだが、長距離は歩けない。
そして走る事も出来ない。
原因は、幼少期に雑魔に襲われた事にある。
その時ハンターとして助けに入ったのが、まだ今より若かったディーノだった。
雑魔はそれほど強くはなかった。ただ、小型ですばしっこく数が多かった。
するり、とディーノの足元をすり抜けた雑魔は、その鋭い爪を閃かせ、幼いヴェロニカの両足を―――。
「終わった事を引き摺ったって何も変わらないわ。あの事があったから、私はこうしてこの道を歩こうと思ったんだし」
雑魔に襲われて、自分の様な子供を増やしたくないと思った。
歩けなくなって、何時までも自分の元を離れようとしない男を安心させたいと思った。
剣を置いた男を見て、もう一度奮い立たせたいと思い続けた。
―――だから。
「ねぇディーノ。ちょっと出かけたいところがあるの。連れてってくれる?」
「あ? あぁ、構わんが」
一体何処へ。と問いかけたディーノへ悪戯っぽい笑みをひとつ。
「そうね。ちょっとしたリハビリ施設?」
■其は誰が為の
「依頼お願いしたいんですけど」
朗らかに笑う少女と、何故か脂汗を浮かべつつ少女を抱き上げている男の組み合わせがハンターズソサエティに現れたのは、とある昼下がりの事。
「内容は、街外れに出てるって噂の小型雑魔を退治する事。必須条件として……」
「おいお嬢」
「この男。元ハンターのディーノを連れて行って、一緒に戦闘する事、で!」
剣を置いた切欠は、一人の子供を守りきれなかった事だった。
「だからって、何時までもウジウジしてるのおかしいんじゃない?」
「辛辣だな、お嬢」
40代半ばのくたびれた様子の男を筆で指さして笑うのは、駆け出しの絵本作家であるヴェロニカだ。
そろそろお嬢と呼ばれる年も過ぎる頃だが、男性は子供の頃からヴェロニカを知っており、お嬢という呼称は既に愛称の域に入っている。
「だってディーノ。貴方らしくないわ。……私は今、こんなに幸せなのに」
笑いながら絵筆を走らせる。
彼女がスケッチに出たいと願う度、外に連れ出すのがディーノと呼ばれる男の役目になっていた。
「だがな、ヴェラ……」
「あぁもう、女々しいオジサンは嫌われるわよ。そろそろ、前に進んでいいんじゃない?」
ヴェロニカは、足が不自由だ。
短時間の歩行なら支障はないのだが、長距離は歩けない。
そして走る事も出来ない。
原因は、幼少期に雑魔に襲われた事にある。
その時ハンターとして助けに入ったのが、まだ今より若かったディーノだった。
雑魔はそれほど強くはなかった。ただ、小型ですばしっこく数が多かった。
するり、とディーノの足元をすり抜けた雑魔は、その鋭い爪を閃かせ、幼いヴェロニカの両足を―――。
「終わった事を引き摺ったって何も変わらないわ。あの事があったから、私はこうしてこの道を歩こうと思ったんだし」
雑魔に襲われて、自分の様な子供を増やしたくないと思った。
歩けなくなって、何時までも自分の元を離れようとしない男を安心させたいと思った。
剣を置いた男を見て、もう一度奮い立たせたいと思い続けた。
―――だから。
「ねぇディーノ。ちょっと出かけたいところがあるの。連れてってくれる?」
「あ? あぁ、構わんが」
一体何処へ。と問いかけたディーノへ悪戯っぽい笑みをひとつ。
「そうね。ちょっとしたリハビリ施設?」
■其は誰が為の
「依頼お願いしたいんですけど」
朗らかに笑う少女と、何故か脂汗を浮かべつつ少女を抱き上げている男の組み合わせがハンターズソサエティに現れたのは、とある昼下がりの事。
「内容は、街外れに出てるって噂の小型雑魔を退治する事。必須条件として……」
「おいお嬢」
「この男。元ハンターのディーノを連れて行って、一緒に戦闘する事、で!」
解説
今回のミッションは「小型雑魔3体の退治」です。
ただし、依頼主であるヴェロニカ嬢の希望で、元ハンターのディーノを共に連れて行く事が必須条件です。
基本ディーノは皆さんに同行し、援護は行いますが積極的には戦闘に参加しません。
雑魔を斃すだけでも成功はしますが、大成功するにはもう一歩、依頼主が望んでいるだろう「ある事」をクリアする必要があります。
小型雑魔は鋭い爪と牙を持った犬の様な風貌をしています。
非常にすばしっこく、高機動高回避タイプ。
飛び掛かりや爪による切り裂き、噛みつきが予想されます。
ですが、作戦や連携等でそれほど手こずらずに斃す事が出来るでしょう。
同行するディーノは、剣を使う闘狩人でした。
ただし、過去の事件が元で剣を置き、以降ハンターとしての活動をしていません。
今回のシナリオでスキル等を使う事はありませんが、剣を使い戦う事は出来ます。
現役時代と比べると、やや機動力に衰えが見えますが、足手纏いにはならず、護衛も不要なレベルです。
ただし、依頼主であるヴェロニカ嬢の希望で、元ハンターのディーノを共に連れて行く事が必須条件です。
基本ディーノは皆さんに同行し、援護は行いますが積極的には戦闘に参加しません。
雑魔を斃すだけでも成功はしますが、大成功するにはもう一歩、依頼主が望んでいるだろう「ある事」をクリアする必要があります。
小型雑魔は鋭い爪と牙を持った犬の様な風貌をしています。
非常にすばしっこく、高機動高回避タイプ。
飛び掛かりや爪による切り裂き、噛みつきが予想されます。
ですが、作戦や連携等でそれほど手こずらずに斃す事が出来るでしょう。
同行するディーノは、剣を使う闘狩人でした。
ただし、過去の事件が元で剣を置き、以降ハンターとしての活動をしていません。
今回のシナリオでスキル等を使う事はありませんが、剣を使い戦う事は出来ます。
現役時代と比べると、やや機動力に衰えが見えますが、足手纏いにはならず、護衛も不要なレベルです。
マスターより
とある男の復帰戦。
絵本作家である少女の願い、どうぞ叶えて頂けると幸いです。
それでは、健闘を祈ります。
絵本作家である少女の願い、どうぞ叶えて頂けると幸いです。
それでは、健闘を祈ります。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/05/14 03:41
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/04/26 18:29:24 |
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ご相談用に アティニュス(ka4735) 人間(リアルブルー)|16才|女性|舞刀士(ソードダンサー) |
最終発言 2015/04/30 20:49:00 |