ゲスト
(ka0000)
ふに、と、ぷに。
マスター:月宵

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/05/02 15:00
- リプレイ完成予定
- 2015/05/11 15:00
オープニング
辺境外れにある、とある小屋。木の上に建てられたほったて小屋。屋根があるのがありがたいと言えるほどのオンボロ小屋。
そんな恵まれている、とは言えない場所が一人のアルケミストの少女の家兼、アトリエなのだ。
長期の依頼を終え、漸く帰ってきた我が家。備え付けの縄梯子を登り、小屋の扉を開ける。
バタン!
そして勢い良く閉めた。別にお隣さんのお家だった、とかそんなオチではない。紛うことなき少女の家だ。
(……そうだ、何かの見間違いや。せやせや)
窓を閉切った薄暗い部屋なのだから、ガラス容器やら何かを見間違えただけだ。そうだ、そうに違いない。そうであってくれ。
つい今しがた見た幻想に、少女の胸がドキドキしているのがわかる。
ここはよし、深呼吸だ。そして再び扉を押す。
幻想だった、という幻想は撃ち砕かれる。
半透明の粘着生物。自分の顔が反射して映るほどのツヤツヤ具合。
目の前に広がる。スライム、スライム、スライム。足の踏み場が、ない。
「……」
ここに歪虚がいる理由を、少女には即座に理解出来た。
今回は原因何かな。放置しておいた材料か、大釜に残ってた薬が反応したのか……
いわゆる、魔法公害によるマテリアル異常が原因に間違いないのだ。それは何故かは、彼女の経験談からわかる。何度も、何度も実験に失敗してきたのだ。ここまでの大惨事は久しぶりだが……
「まぁ、どっちでもええ。退治するだけや!」
見たところ、そんなに強くない。それこそ数だけのスライムどもだ。得物を手に小屋内へ特攻。
「ウチかて、アルケミストの端くれやぁ!!」
……数時間後。
「頼む!スライム退治してぇな!」
あの小屋の下で、ハンター達に拝み倒す少女が一人。
戦ってみた結果。確かに弱いのだが、小屋に出現した雑魔はかなり特殊であったようだ。
ある種のスライムは叩いたら分裂し、またある種のスライムは魔法をぶつけたら吸収しその特質をコピーして、強くなったのだ。
しかも、見た目は二種類とも全く同じ。
が、少女は見分け方を見つけたらしく、ドヤ顔で言いきる。
「『ふに』とした奴が分裂。『ぷに』としたのが吸収してくる奴や!」
なるほど、わからん。
が、彼女はこれで説明出来たと思っているらしい。
その証拠か、もう次の説明に入っている。
小屋は多少なら壊れても構わないらしい。「元々ボロや、建て直せばええし」とハンターに告げる。
だが、他にも何かあるらしい。
「実家からパクっ――借りた書物があってな、あれだけは壊したないねん」
咳払い一回。台詞の前半に聴こえた言葉が気になるが、要するに小屋から本を取ってきて欲しいとのこと。
本さえ手にいれれば、小屋はどうなっても良い、とのことだ。
「ほな、頼んだで!」
そんな恵まれている、とは言えない場所が一人のアルケミストの少女の家兼、アトリエなのだ。
長期の依頼を終え、漸く帰ってきた我が家。備え付けの縄梯子を登り、小屋の扉を開ける。
バタン!
そして勢い良く閉めた。別にお隣さんのお家だった、とかそんなオチではない。紛うことなき少女の家だ。
(……そうだ、何かの見間違いや。せやせや)
窓を閉切った薄暗い部屋なのだから、ガラス容器やら何かを見間違えただけだ。そうだ、そうに違いない。そうであってくれ。
つい今しがた見た幻想に、少女の胸がドキドキしているのがわかる。
ここはよし、深呼吸だ。そして再び扉を押す。
幻想だった、という幻想は撃ち砕かれる。
半透明の粘着生物。自分の顔が反射して映るほどのツヤツヤ具合。
目の前に広がる。スライム、スライム、スライム。足の踏み場が、ない。
「……」
ここに歪虚がいる理由を、少女には即座に理解出来た。
今回は原因何かな。放置しておいた材料か、大釜に残ってた薬が反応したのか……
いわゆる、魔法公害によるマテリアル異常が原因に間違いないのだ。それは何故かは、彼女の経験談からわかる。何度も、何度も実験に失敗してきたのだ。ここまでの大惨事は久しぶりだが……
「まぁ、どっちでもええ。退治するだけや!」
見たところ、そんなに強くない。それこそ数だけのスライムどもだ。得物を手に小屋内へ特攻。
「ウチかて、アルケミストの端くれやぁ!!」
……数時間後。
「頼む!スライム退治してぇな!」
あの小屋の下で、ハンター達に拝み倒す少女が一人。
戦ってみた結果。確かに弱いのだが、小屋に出現した雑魔はかなり特殊であったようだ。
ある種のスライムは叩いたら分裂し、またある種のスライムは魔法をぶつけたら吸収しその特質をコピーして、強くなったのだ。
しかも、見た目は二種類とも全く同じ。
が、少女は見分け方を見つけたらしく、ドヤ顔で言いきる。
「『ふに』とした奴が分裂。『ぷに』としたのが吸収してくる奴や!」
なるほど、わからん。
が、彼女はこれで説明出来たと思っているらしい。
その証拠か、もう次の説明に入っている。
小屋は多少なら壊れても構わないらしい。「元々ボロや、建て直せばええし」とハンターに告げる。
だが、他にも何かあるらしい。
「実家からパクっ――借りた書物があってな、あれだけは壊したないねん」
咳払い一回。台詞の前半に聴こえた言葉が気になるが、要するに小屋から本を取ってきて欲しいとのこと。
本さえ手にいれれば、小屋はどうなっても良い、とのことだ。
「ほな、頼んだで!」
解説
今回の目的は、小屋内部に大量発生した雑魔、スライムの退治になります。
・小屋
小屋は、5m程の木の上にあります。小屋内部の広さは10m×10mがあり、高さは3mほどになります。
出入り口の向かい側に、換気用の窓があります。どうやら、大切な本があるようです。 が、設置されていた棚やら大釜やらは本来整頓がなされてましたが、スライムが暴れて現在本がどこにあるかわかりません。
※小屋が狭いので、小屋に入った直後PCとスライムが同スクエア内にいる状況になります。
・敵
雑魔:スライム×10匹
通常より脆いですが、少し特殊な個体です。大きさは1mない位です。
個体は二種類あり、一つは近接、射撃攻撃を受けると分裂し、もう一種類は、魔法攻撃を受けるとその属性を吸収し強化します。只し、攻撃のダメージは、二種類のスライム共に入ります。
見た目が同じで、このままではスライムの区別が付きません。
二種類の個体の割合は不明です。
・小屋
小屋は、5m程の木の上にあります。小屋内部の広さは10m×10mがあり、高さは3mほどになります。
出入り口の向かい側に、換気用の窓があります。どうやら、大切な本があるようです。 が、設置されていた棚やら大釜やらは本来整頓がなされてましたが、スライムが暴れて現在本がどこにあるかわかりません。
※小屋が狭いので、小屋に入った直後PCとスライムが同スクエア内にいる状況になります。
・敵
雑魔:スライム×10匹
通常より脆いですが、少し特殊な個体です。大きさは1mない位です。
個体は二種類あり、一つは近接、射撃攻撃を受けると分裂し、もう一種類は、魔法攻撃を受けるとその属性を吸収し強化します。只し、攻撃のダメージは、二種類のスライム共に入ります。
見た目が同じで、このままではスライムの区別が付きません。
二種類の個体の割合は不明です。
マスターより
こんにちは、月宵です。今回はスライムと言う、基本の敵との勝負です。ヒントは、OPにしっかりあります。
見分けるのは、見た目だけではない、と言うことです。何かあれば、ご質問下さい。
それでは、ご参加お待ちしております。
見分けるのは、見た目だけではない、と言うことです。何かあれば、ご質問下さい。
それでは、ご参加お待ちしております。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/05/10 08:34
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/04/27 23:51:23 |
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相談卓 アズマ(ka4796) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|男性|舞刀士(ソードダンサー) |
最終発言 2015/05/02 10:14:24 |