ゲスト
(ka0000)
蛾毒は蝶を蹂躙するか
マスター:御影堂

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/05/05 12:00
- リプレイ完成予定
- 2015/05/14 12:00
オープニング
●
「花畑に蝶の歪虚が出たらしいわよ」
「大きいのか?」
「らしいわ。でも、花畑に優雅に舞う蝶……素敵よね」
そう語らうのは、花屋の娘アデーレ。そして、幼なじみの兵士クロードだ。
夢見がちなアデーレは、目をつむって思いを馳せる。
現実的なクロードは、雑魔ということは巨大なのかと思っていた。
「そうだわ。お花を見に行きましょう」
雑魔を見に行くといわないあたりは、配慮だろうか。
危険だとはわかっていても、見たいものは見たいのだろう。
「遠くから、見るだけだぞ」
気づかれない距離なら、問題無いとクロードも同意する。
彼女は、拒否した所で面倒なことを言い出すに決まっていた。
はねつければはねつけるほどに、意固地になる性格なのだ。
一人で勝手に行かれては、敵わない。
「どんなのか確認しておかないとな」
アデーレ以外にも見に行こうとするものがいるかもしれない。
花畑は、町外れにあり旅人の名物にもなっていた。
押し花や花細工の材料集めにもよく利用される。
治安維持を担うものとして、確認せざるをえないのだ。
「隊長に話をつけてくる」
「うん、街の出口で待ってるね」
●
街外れの花畑はそう遠くはない。
徒歩でも30分なればたどり着く。近づくほどに、花の香が鼻につく。
全景が眺められるあたりで、クロードは馬を止めた。
「あれが、そうらしい」
指差す先に、羽ばたく虫の姿が合った。
この距離からでも、あからさまに花々との対比がおかしい。
子供ぐらいの大きさはあるのではないだろうか。
「確かに綺麗な羽ね。少しケバいけど……」
隣で眺めるアデーレは、予想が外れ、微妙な顔をしていた。
クロードは目を細め、その姿を観察する。
蝶というには、なにか違和感があった。
「アデーレ」
「何よ?」
「あれ、蝶じゃない。蛾だ」
蛾。
蝶とは似て非なる虫。
「ひっ」
アデーレが小さく悲鳴を上げた。
蝶と違って、蛾は嫌らしい。
見てわからないのなら、違いもそこまでないのにと思わなくはない。
「か、帰りましょう、クロード」
「げんきんだな」
「う、仕方ないでしょ。蛾はいーやーなーの!」
我儘なやつだ、と心のなかで思いながらもクロードは町へと戻る。
蛾の雑魔は、鱗粉のようなものを散らしていた。
あまり風下に立ちすぎるのも、危険かもしれない。たとえ、微量だとしても、だ。
「それにしても、蛾だなんて」
「まだ言うか」
町についてからも、アデーレはふくれっ面だった。
最初に蝶だと言い出した人に文句をいいたいくらいという。
「花々への影響もあるかもしれない」
「それは大変だわ。うちの経営が詰む!」
「早急に対処してもらうさ」
クロードはため息をつくと天を仰ぐ。
後ほど、蝶の化け物と騒いだのが町長だとわかった。
「蝶だけに!」とアデーレは言っていたが、何のことかわからなかった。
「花畑に蝶の歪虚が出たらしいわよ」
「大きいのか?」
「らしいわ。でも、花畑に優雅に舞う蝶……素敵よね」
そう語らうのは、花屋の娘アデーレ。そして、幼なじみの兵士クロードだ。
夢見がちなアデーレは、目をつむって思いを馳せる。
現実的なクロードは、雑魔ということは巨大なのかと思っていた。
「そうだわ。お花を見に行きましょう」
雑魔を見に行くといわないあたりは、配慮だろうか。
危険だとはわかっていても、見たいものは見たいのだろう。
「遠くから、見るだけだぞ」
気づかれない距離なら、問題無いとクロードも同意する。
彼女は、拒否した所で面倒なことを言い出すに決まっていた。
はねつければはねつけるほどに、意固地になる性格なのだ。
一人で勝手に行かれては、敵わない。
「どんなのか確認しておかないとな」
アデーレ以外にも見に行こうとするものがいるかもしれない。
花畑は、町外れにあり旅人の名物にもなっていた。
押し花や花細工の材料集めにもよく利用される。
治安維持を担うものとして、確認せざるをえないのだ。
「隊長に話をつけてくる」
「うん、街の出口で待ってるね」
●
街外れの花畑はそう遠くはない。
徒歩でも30分なればたどり着く。近づくほどに、花の香が鼻につく。
全景が眺められるあたりで、クロードは馬を止めた。
「あれが、そうらしい」
指差す先に、羽ばたく虫の姿が合った。
この距離からでも、あからさまに花々との対比がおかしい。
子供ぐらいの大きさはあるのではないだろうか。
「確かに綺麗な羽ね。少しケバいけど……」
隣で眺めるアデーレは、予想が外れ、微妙な顔をしていた。
クロードは目を細め、その姿を観察する。
蝶というには、なにか違和感があった。
「アデーレ」
「何よ?」
「あれ、蝶じゃない。蛾だ」
蛾。
蝶とは似て非なる虫。
「ひっ」
アデーレが小さく悲鳴を上げた。
蝶と違って、蛾は嫌らしい。
見てわからないのなら、違いもそこまでないのにと思わなくはない。
「か、帰りましょう、クロード」
「げんきんだな」
「う、仕方ないでしょ。蛾はいーやーなーの!」
我儘なやつだ、と心のなかで思いながらもクロードは町へと戻る。
蛾の雑魔は、鱗粉のようなものを散らしていた。
あまり風下に立ちすぎるのも、危険かもしれない。たとえ、微量だとしても、だ。
「それにしても、蛾だなんて」
「まだ言うか」
町についてからも、アデーレはふくれっ面だった。
最初に蝶だと言い出した人に文句をいいたいくらいという。
「花々への影響もあるかもしれない」
「それは大変だわ。うちの経営が詰む!」
「早急に対処してもらうさ」
クロードはため息をつくと天を仰ぐ。
後ほど、蝶の化け物と騒いだのが町長だとわかった。
「蝶だけに!」とアデーレは言っていたが、何のことかわからなかった。
解説
●目的
ちょ……蛾の雑魔を討伐する。
●蛾の雑魔
人の頭ぐらいの高さまで飛ぶことができる。
数は3~6体。
以下は戦闘中に判明します。
鱗粉を常に撒き散らしており、風の運びや接敵で「行動阻害」のバッドステータスを受ける。
直接攻撃の他に、光弾を飛ばす攻撃がある。
●花畑
街の名物にもなっている花畑。
最盛期のため、多くの花々が咲いている。
間を人が通れるように小道が作られている。
蛾の雑魔は花々の上を基本的に飛んでいる。
戦いで荒れなければ、ゆっくりと見物できるかもしれない。
ちょ……蛾の雑魔を討伐する。
●蛾の雑魔
人の頭ぐらいの高さまで飛ぶことができる。
数は3~6体。
以下は戦闘中に判明します。
鱗粉を常に撒き散らしており、風の運びや接敵で「行動阻害」のバッドステータスを受ける。
直接攻撃の他に、光弾を飛ばす攻撃がある。
●花畑
街の名物にもなっている花畑。
最盛期のため、多くの花々が咲いている。
間を人が通れるように小道が作られている。
蛾の雑魔は花々の上を基本的に飛んでいる。
戦いで荒れなければ、ゆっくりと見物できるかもしれない。
マスターより
こんにちは、御影堂です。
蝶と蛾。私はどちらも苦手です……。
虫系のため、そういうのがダメな人はお控えください。
なお、花畑より雑魔討伐が重要とのことなので、花畑の荒れ具合は成否に関係しません。
蝶と蛾。私はどちらも苦手です……。
虫系のため、そういうのがダメな人はお控えください。
なお、花畑より雑魔討伐が重要とのことなので、花畑の荒れ具合は成否に関係しません。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/05/13 01:44
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 揚羽・ノワール(ka3235) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|男性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2015/05/04 22:58:20 |
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![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/05/03 03:38:12 |