ゲスト
(ka0000)
ハンターの昼飯、略して「ハンメシ」
マスター:狐野径

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/05/11 07:30
- リプレイ完成予定
- 2015/05/20 07:30
オープニング
●クロ困惑
甥がいない。
ユグディラのクローディル・ゴーティは頭を抱える。
最近、クローディルが目を覚ますと甥がいなくなっていることが多くなっている。もちろん、常に一緒に行動しているわけではないため、出かけてもかまわない。
何をしていてもかまわない、面倒なことでなければ。
そして、何をしているかを推測させる物品が、ねぐらとしているところの周りで発見されている。
クローディルはそれを片づけて甥をしかりつけたのだが……改善はされていない。
弁当箱。
転がっているのはどこからかくすねてきた弁当の残りかすとそれ。
こんなものを置いておけば、野生動物に見つかって狙われるかもしれないというのに。
『他人の飯を掠め取るとは、何たる愚かなことを! くれるものはもらって良しである……と叱ったのだが……』
おなかがすくのは分かるけれど、人間のモノを取らずともどうにかなる林を拠点にしている理由がなくなってしまう。
『人間も問題だけど、コボルドと出会われても……』
林にどんな生き物がいて、どういう行動をとるかを把握しての生活だった。若い甥っ子は聞いているが記憶していないらしい。
人間にちょっかいを出すと、面倒なことになるのは……クローディル自身の身を持って知っていた。
もちろん、ちょっかいを出すと楽しいことも。
しかし、今は、分別のある大人としての対処をしないといけない。
クローディルは甥を捜しにねぐらを後にした。
●チャ意気揚々
叔父さんは立派だが、鬱陶しい。
叔父がいるからこうして人間世界の空気を吸える。自由気ままに動いてみたいという願望もある。
クローディルの甥チャイロー・クズーハはしっぽをぴんと張って、飛び跳ねるように後ろ足で走っている。
『にゃにゃめし~。人間のご飯はおいしいにゃーん! クロ叔父にゃんは見つかるといけない、他人の物を掠め取るとはいけない、にゃーんて言うけど、そこに置いてあって、くれるんだもん、いいにゃーん』
木が倒れる音がするため、人間がどこで作業をしているか分かっている。そちらに向かってルンルンと昼時向かう。
『働くあにゃたにも昼は来るにゃー。見せてくれにゃー、おいらにくれにゃーん』
食事をとるキコリがいるのを茂みからチャイローは見ていた。
隙をついて前足を伸ばす。
『いたたきにゃー』
「こら、人の飯を持って行くな!」
弁当箱を引っさらっていくユグディラの背中に、キコリは溜息をついた。
●キコリ激怒
「と言うわけで、ユグディラ退治をお願いします」
キコリたちの代表がハンターズソサエティの支部でどっしりと、そして淡々と言い切った。
「え、ええと……可愛いのに」
「それは勝手な言い分だ。我々は木材を切り出すために働いているんだ。力仕事で腹も減る。それだというのに、あのユグディラときたら弁当を引っくり返すやら、全部持って行きやがるやら!」
「そ、そうですね」
職員はおどおどしていたが、キコリにとって死活問題なのは理解した。
甥がいない。
ユグディラのクローディル・ゴーティは頭を抱える。
最近、クローディルが目を覚ますと甥がいなくなっていることが多くなっている。もちろん、常に一緒に行動しているわけではないため、出かけてもかまわない。
何をしていてもかまわない、面倒なことでなければ。
そして、何をしているかを推測させる物品が、ねぐらとしているところの周りで発見されている。
クローディルはそれを片づけて甥をしかりつけたのだが……改善はされていない。
弁当箱。
転がっているのはどこからかくすねてきた弁当の残りかすとそれ。
こんなものを置いておけば、野生動物に見つかって狙われるかもしれないというのに。
『他人の飯を掠め取るとは、何たる愚かなことを! くれるものはもらって良しである……と叱ったのだが……』
おなかがすくのは分かるけれど、人間のモノを取らずともどうにかなる林を拠点にしている理由がなくなってしまう。
『人間も問題だけど、コボルドと出会われても……』
林にどんな生き物がいて、どういう行動をとるかを把握しての生活だった。若い甥っ子は聞いているが記憶していないらしい。
人間にちょっかいを出すと、面倒なことになるのは……クローディル自身の身を持って知っていた。
もちろん、ちょっかいを出すと楽しいことも。
しかし、今は、分別のある大人としての対処をしないといけない。
クローディルは甥を捜しにねぐらを後にした。
●チャ意気揚々
叔父さんは立派だが、鬱陶しい。
叔父がいるからこうして人間世界の空気を吸える。自由気ままに動いてみたいという願望もある。
クローディルの甥チャイロー・クズーハはしっぽをぴんと張って、飛び跳ねるように後ろ足で走っている。
『にゃにゃめし~。人間のご飯はおいしいにゃーん! クロ叔父にゃんは見つかるといけない、他人の物を掠め取るとはいけない、にゃーんて言うけど、そこに置いてあって、くれるんだもん、いいにゃーん』
木が倒れる音がするため、人間がどこで作業をしているか分かっている。そちらに向かってルンルンと昼時向かう。
『働くあにゃたにも昼は来るにゃー。見せてくれにゃー、おいらにくれにゃーん』
食事をとるキコリがいるのを茂みからチャイローは見ていた。
隙をついて前足を伸ばす。
『いたたきにゃー』
「こら、人の飯を持って行くな!」
弁当箱を引っさらっていくユグディラの背中に、キコリは溜息をついた。
●キコリ激怒
「と言うわけで、ユグディラ退治をお願いします」
キコリたちの代表がハンターズソサエティの支部でどっしりと、そして淡々と言い切った。
「え、ええと……可愛いのに」
「それは勝手な言い分だ。我々は木材を切り出すために働いているんだ。力仕事で腹も減る。それだというのに、あのユグディラときたら弁当を引っくり返すやら、全部持って行きやがるやら!」
「そ、そうですね」
職員はおどおどしていたが、キコリにとって死活問題なのは理解した。
解説
●依頼の事
キコリはご飯を掠め取られなければOKという判断。
簡単なのが殺害というだけのお話です。
職員からすると「逃がしてあげて」とのことです。
●林の様子
時々コボルドが出ることもありますが、住み着いているわけではないようです。
狼もいなくはないですが、日中人間がいるようなところには出て来ません。
手入れはされているので歩きやすい所です。下草や灌木あるため小動物は隠れやすいです。
●問題のユグディラたち
・クローディル・ゴーティ
何かの誇りを胸に生きる叔父さん。黒い毛並み。
基本的に迷惑を掛けないようにこっそり行動。昔はやんちゃをやったような口ぶり。
甥を守るべく奔走中。
なお、猫じゃらしに弱いが、甥より強い。
・チャイロー・クズーハ
やんちゃ盛りの若い甥。茶トラの毛並み。
叔父を尊敬して言うことは聞くけれど、冒険もしたいお年頃。
今の興味は人間のお食事。
捕まえれば抵抗します。猫より強いかもしれないが不明。
キコリはご飯を掠め取られなければOKという判断。
簡単なのが殺害というだけのお話です。
職員からすると「逃がしてあげて」とのことです。
●林の様子
時々コボルドが出ることもありますが、住み着いているわけではないようです。
狼もいなくはないですが、日中人間がいるようなところには出て来ません。
手入れはされているので歩きやすい所です。下草や灌木あるため小動物は隠れやすいです。
●問題のユグディラたち
・クローディル・ゴーティ
何かの誇りを胸に生きる叔父さん。黒い毛並み。
基本的に迷惑を掛けないようにこっそり行動。昔はやんちゃをやったような口ぶり。
甥を守るべく奔走中。
なお、猫じゃらしに弱いが、甥より強い。
・チャイロー・クズーハ
やんちゃ盛りの若い甥。茶トラの毛並み。
叔父を尊敬して言うことは聞くけれど、冒険もしたいお年頃。
今の興味は人間のお食事。
捕まえれば抵抗します。猫より強いかもしれないが不明。
マスターより
こんにちは! 昼食時に再放送のテレビ番組見つつこんなことに……。
さて、今回は「ハンターの昼飯」略して「ハンメシ」です。いやー、キコリがメーンなら「キコメシ」かもしれませんが。
お弁当、拝見です。いや、弁当拝借どころか強奪です。
チャイロー君をどうするかは皆様次第。
殺すなら、本気で逃げますので……。はい、人間は怖いです。普通でも逃げるです。
では、よろしくお願いします。
さて、今回は「ハンターの昼飯」略して「ハンメシ」です。いやー、キコリがメーンなら「キコメシ」かもしれませんが。
お弁当、拝見です。いや、弁当拝借どころか強奪です。
チャイロー君をどうするかは皆様次第。
殺すなら、本気で逃げますので……。はい、人間は怖いです。普通でも逃げるです。
では、よろしくお願いします。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/05/17 18:20
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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ユグディラ退治 クロエ・アブリール(ka4066) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2015/05/10 18:35:19 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/05/06 23:53:43 |