ゲスト
(ka0000)
ジューシー&スパイシー
マスター:天田洋介

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/05/11 22:00
- リプレイ完成予定
- 2015/05/20 22:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
グラズヘイム王国の王都【イルダーナ】。
奥まった道沿いでひっそりと開いている店の屋号は『ジューシー&スパイシー』。
略して『ジュースパ』。お好み焼きとハンバーガーを提供する店として売り出し中なのだが、客の入りは非常に悪かった。
昼時の店内にいたのは、まん丸体型の青年一名のみ。その人物こそが経営者兼店長の『満月豊一』である。
従業員一名は現在休憩中。本来かき入れ時であるはずの昼の時間帯にそうしても大丈夫なこと自体が大問題といえた。
「こんなはずでは……」
満月が深いため息をつく。ジュースパを始めた理由はトマトを有効活用したかったからだ。
リアルブルーからクリムゾンウェストに飛ばされた際、彼は老夫婦に命を助けられている。老夫婦はトマト栽培を生業としていた。
料理人だった満月は恩返しのつもりでトマトを使ったウスター系のソースをいくつか自作する。ソースを使ったお好み焼きとハンバーガーは田舎の村で大好評を博す。自信を持った彼が王都に店を構えたのにはそういった経緯があった。
意気揚々と開店したものの、客の入りはほんのわずか。半年が過ぎた今、店を畳もうかと毎日悩んでいた。
(最低一年は我慢するつもりだったのだけど……)
資金よりも先に心が折れそうな満月である。
しばらくして小柄で元気な娘、従業員の『ノーナ』が戻ってきた。
「店長、先週できたばかりの評判のパン屋さんに寄ってきましたよ。はい、お土産です」
「ありがとう」
満月はノーナと店番を交代して奥の休憩室に引っ込んだ。そしてパンの味見をする。
「サラミソーセージを挟んだ惣菜パンか。うちのハンバーガーの方が美味いと思うんだが、やはり値段の差だろうか」
自然と開店前後の出来事が脳裏に浮かんでくる。
味に自信があった満月は宣伝を殆ど行わなかった。口コミで自然に広がるだろうと楽観視していたのだが、それが失敗の原因だったのかも知れない。
「自信を持ちすぎて、天狗になっていたのかもな……」
瞳に溜まる涙を堪えていると呼び鈴が鳴り響く。店が混雑してきたときに鳴らすものなのだが、実質的にノーナが満月を呼びだすときに使われていた。
「どうかしましたか?」
「あちらのお客様方が店長はいないかって」
カウンターに戻ってノーナに訊ねる。奥の席に座っていたのは満月を助けてくれた老夫婦だった。わざわざ田舎の村から食べに来てくれたのである。
注文を受けた満月は全力でお好み焼きとハンバーガーを調理した。
(もう一度だけ頑張ってみよう)
老夫婦が笑顔で食べてくれる様子を眺めてようやくやる気を取り戻す。
閉店後、満月はハンターズソサエティの支部に立ち寄る。店の再出発のためにハンター達に協力してもらいたいと依頼するのだった。
グラズヘイム王国の王都【イルダーナ】。
奥まった道沿いでひっそりと開いている店の屋号は『ジューシー&スパイシー』。
略して『ジュースパ』。お好み焼きとハンバーガーを提供する店として売り出し中なのだが、客の入りは非常に悪かった。
昼時の店内にいたのは、まん丸体型の青年一名のみ。その人物こそが経営者兼店長の『満月豊一』である。
従業員一名は現在休憩中。本来かき入れ時であるはずの昼の時間帯にそうしても大丈夫なこと自体が大問題といえた。
「こんなはずでは……」
満月が深いため息をつく。ジュースパを始めた理由はトマトを有効活用したかったからだ。
リアルブルーからクリムゾンウェストに飛ばされた際、彼は老夫婦に命を助けられている。老夫婦はトマト栽培を生業としていた。
料理人だった満月は恩返しのつもりでトマトを使ったウスター系のソースをいくつか自作する。ソースを使ったお好み焼きとハンバーガーは田舎の村で大好評を博す。自信を持った彼が王都に店を構えたのにはそういった経緯があった。
意気揚々と開店したものの、客の入りはほんのわずか。半年が過ぎた今、店を畳もうかと毎日悩んでいた。
(最低一年は我慢するつもりだったのだけど……)
資金よりも先に心が折れそうな満月である。
しばらくして小柄で元気な娘、従業員の『ノーナ』が戻ってきた。
「店長、先週できたばかりの評判のパン屋さんに寄ってきましたよ。はい、お土産です」
「ありがとう」
満月はノーナと店番を交代して奥の休憩室に引っ込んだ。そしてパンの味見をする。
「サラミソーセージを挟んだ惣菜パンか。うちのハンバーガーの方が美味いと思うんだが、やはり値段の差だろうか」
自然と開店前後の出来事が脳裏に浮かんでくる。
味に自信があった満月は宣伝を殆ど行わなかった。口コミで自然に広がるだろうと楽観視していたのだが、それが失敗の原因だったのかも知れない。
「自信を持ちすぎて、天狗になっていたのかもな……」
瞳に溜まる涙を堪えていると呼び鈴が鳴り響く。店が混雑してきたときに鳴らすものなのだが、実質的にノーナが満月を呼びだすときに使われていた。
「どうかしましたか?」
「あちらのお客様方が店長はいないかって」
カウンターに戻ってノーナに訊ねる。奥の席に座っていたのは満月を助けてくれた老夫婦だった。わざわざ田舎の村から食べに来てくれたのである。
注文を受けた満月は全力でお好み焼きとハンバーガーを調理した。
(もう一度だけ頑張ってみよう)
老夫婦が笑顔で食べてくれる様子を眺めてようやくやる気を取り戻す。
閉店後、満月はハンターズソサエティの支部に立ち寄る。店の再出発のためにハンター達に協力してもらいたいと依頼するのだった。
解説
満月が経営するジューシー&スパイシーの再出発を手伝って下さい。
本人の推測では開店当初の宣伝不足が祟ったようです。それが真実かどうか、最初にお好み焼きやハンバーガーを試食して確かめて下さいね。
リニューアルとして新しい味のお好み焼きやハンバーガーもよいかも知れません。
扱っている料理は豚玉お好み焼き、海鮮お好み焼き、普通のサイズのチーズハンバーガー、大きめチーズハンバーガーの四種類のみです。
飲み物は珈琲と紅茶です。(炭酸系は今のところ入手が難しいです)
値段は一品400から500Gです。(経営を考えますと現状以下の値段は難しいです。一時的なセールを行う場合は満月の決断が必要になります)
常識的な必要経費は満月持ちです。滞在期間中の食事や寝泊まりの家は提供されます。
本人の推測では開店当初の宣伝不足が祟ったようです。それが真実かどうか、最初にお好み焼きやハンバーガーを試食して確かめて下さいね。
リニューアルとして新しい味のお好み焼きやハンバーガーもよいかも知れません。
扱っている料理は豚玉お好み焼き、海鮮お好み焼き、普通のサイズのチーズハンバーガー、大きめチーズハンバーガーの四種類のみです。
飲み物は珈琲と紅茶です。(炭酸系は今のところ入手が難しいです)
値段は一品400から500Gです。(経営を考えますと現状以下の値段は難しいです。一時的なセールを行う場合は満月の決断が必要になります)
常識的な必要経費は満月持ちです。滞在期間中の食事や寝泊まりの家は提供されます。
マスターより
同じ粉物料理としてお好み焼きとハンバーガーを扱う店舗にさせて頂きました。
ちなみにソースの味はどれも絶品ですよ。お好み焼きには濃厚ソース、ハンバーガーにはバーベキューソースが使われています。それと好みに応じてケチャップ、マヨネーズ、マスタードも追加OKです。
ちなみにソースの味はどれも絶品ですよ。お好み焼きには濃厚ソース、ハンバーガーにはバーベキューソースが使われています。それと好みに応じてケチャップ、マヨネーズ、マスタードも追加OKです。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/05/18 21:01
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 弓月 幸子(ka1749) 人間(リアルブルー)|15才|女性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2015/05/11 02:21:29 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/05/10 01:22:18 |