ゲスト
(ka0000)
敏腕記者リョーコがゆく!
マスター:sagitta

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- サポート
- 現在0人 / 0~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/05/14 09:00
- リプレイ完成予定
- 2015/05/23 09:00
オープニング
●敏腕記者リョーコ
故郷であるリアルブルーにいたころ、斉藤涼子は実力派の雑誌記者だった。まだ二十代でありながら、危険や周囲の批判をおそれぬ猪突猛進型突撃取材が功を奏し、いくつものスクープをあげていたのだ。その実績が認められ、地方の中規模出版社から全国規模の大手出版社にヘッドハンティングされてからは、取材対象や取材方法についてもほとんど独自の裁量権を与えられているほどだった。モットーは「ペンは剣よりも強し」。
そんな彼女は、今から5年ほど前、クリムゾンウェストに転移した。魔法や精霊の力が渦巻き、リアルブルーとはあらゆる常識のことなるこの異世界に放り出された彼女は――驚喜した。
「謎だらけ、不思議だらけのこの世界こそは、このリョーコが、一生をかけて取材するにふさわしい場よ!」
以来五年間、30歳になったリョーコはリアルブルーにいたころ以上に精力的に活動を続けている。故郷のような出版社も雑誌も存在しないここで、たった一人で取材を続け、雑誌の代わりに手づくりのペーパーを作成しては、ハンターズオフィスや各国の政府、はたまた民衆たちに向けて売り込んでいるのだ。
●フリーカメラマン、タカヤマ
高山猛は、リアルブルーにいたころ、報道写真を中心に幅広く写真を手がけるフリーのカメラマンだった。名前に似合わぬ気の弱い性格で、経歴もそれほど華々しいわけではないが、どんな仕事も拒まずに受けていたことが好まれ、30歳になるころには食うに困らないだけの仕事をもっていた。
そんな彼が、このクリムゾンウェストに「転移」してきたのは2年前。こちらの世界では、彼の得意とするカメラは、手に入れることすらままならない。突然、生業としていた職を断たれ、絶望的な気分になっていた彼が出会ったのが、リョーコだった。クリムゾンウェストにあふれるさまざまな謎を追究することの意義を熱く語るリョーコに、タカヤマは一筋の希望を見いだした。
以来、タカヤマはリョーコのアシスタント的な立場で、彼女の取材について回ることになったのだった。実際、カメラこそないものの、取材慣れしていて勝手のわかっているタカヤマは、大いに役に立った。プロ並みとまではいかないものの、絵の心得もあったタカヤマは、写真の代わりに記事に添えるスケッチをリョーコのつくるペーパーに載せたりもしている。ともすれば非常識で暴走しがちなリョーコをなだめる常識人として、泣かされることも多い役割だが、彼なりに楽しんでやっているらしい。
●歪虚の謎に迫る!
「というわけで、ポルトワールの北にある洞窟に、『歪虚』があらわれたという噂を確かめるため、取材に行くわよ! このあたりは、支配地域ではないから、自然発生的にあらわれた雑魔の一種だと思うけど……」
ポルトワールにある料理屋で、串に刺した鶏肉にかぶりつきながら、リョーコが熱っぽい表情で語る。いつものことながら、こうなってしまったリョーコは、止まることを知らない。
最近の涼子の興味の対象は、もっぱら『歪虚』だ。クリムゾンウェストでは、『歪虚』は目に見える脅威として、人間たちの目前に迫っている。しかしながら、その存在についてはまだまだ不明なことが多く、また、その実態を探る調査も思うように進んでいないのが現状だ。そこで涼子は、危険も顧みず、颯爽とヒールの音を響かせながら、歪虚の調査に赴くのだった。
「取材するのはいいが、歪虚が関係してるって言うんじゃ、オレたちだけで行くわけにはいかないでしょう。ハンターに護衛を依頼しないと」
タカヤマのもっともな言葉に、しぶしぶ、といった感じでリョーコがうなずく。
「本当は、素人を連れて行くのは嫌なんだけど……こればっかりは仕方ないわね」
「おいおい、ハンターを素人呼ばわりかい……」
「タカヤマ、何か言った?」
「な、なんでもない……」
リョーコにきっ、とにらみつけられ、すごすごと首をすくめるタカヤマ。仮にも年下の女性相手に、ちょっと情けない。
「ハンターへの依頼は、あなたに任せるわ。ちゃんとやっておいてね」
当然のように言い放ったリョーコに対し、タカヤマはただうなずくばかりだった。
故郷であるリアルブルーにいたころ、斉藤涼子は実力派の雑誌記者だった。まだ二十代でありながら、危険や周囲の批判をおそれぬ猪突猛進型突撃取材が功を奏し、いくつものスクープをあげていたのだ。その実績が認められ、地方の中規模出版社から全国規模の大手出版社にヘッドハンティングされてからは、取材対象や取材方法についてもほとんど独自の裁量権を与えられているほどだった。モットーは「ペンは剣よりも強し」。
そんな彼女は、今から5年ほど前、クリムゾンウェストに転移した。魔法や精霊の力が渦巻き、リアルブルーとはあらゆる常識のことなるこの異世界に放り出された彼女は――驚喜した。
「謎だらけ、不思議だらけのこの世界こそは、このリョーコが、一生をかけて取材するにふさわしい場よ!」
以来五年間、30歳になったリョーコはリアルブルーにいたころ以上に精力的に活動を続けている。故郷のような出版社も雑誌も存在しないここで、たった一人で取材を続け、雑誌の代わりに手づくりのペーパーを作成しては、ハンターズオフィスや各国の政府、はたまた民衆たちに向けて売り込んでいるのだ。
●フリーカメラマン、タカヤマ
高山猛は、リアルブルーにいたころ、報道写真を中心に幅広く写真を手がけるフリーのカメラマンだった。名前に似合わぬ気の弱い性格で、経歴もそれほど華々しいわけではないが、どんな仕事も拒まずに受けていたことが好まれ、30歳になるころには食うに困らないだけの仕事をもっていた。
そんな彼が、このクリムゾンウェストに「転移」してきたのは2年前。こちらの世界では、彼の得意とするカメラは、手に入れることすらままならない。突然、生業としていた職を断たれ、絶望的な気分になっていた彼が出会ったのが、リョーコだった。クリムゾンウェストにあふれるさまざまな謎を追究することの意義を熱く語るリョーコに、タカヤマは一筋の希望を見いだした。
以来、タカヤマはリョーコのアシスタント的な立場で、彼女の取材について回ることになったのだった。実際、カメラこそないものの、取材慣れしていて勝手のわかっているタカヤマは、大いに役に立った。プロ並みとまではいかないものの、絵の心得もあったタカヤマは、写真の代わりに記事に添えるスケッチをリョーコのつくるペーパーに載せたりもしている。ともすれば非常識で暴走しがちなリョーコをなだめる常識人として、泣かされることも多い役割だが、彼なりに楽しんでやっているらしい。
●歪虚の謎に迫る!
「というわけで、ポルトワールの北にある洞窟に、『歪虚』があらわれたという噂を確かめるため、取材に行くわよ! このあたりは、支配地域ではないから、自然発生的にあらわれた雑魔の一種だと思うけど……」
ポルトワールにある料理屋で、串に刺した鶏肉にかぶりつきながら、リョーコが熱っぽい表情で語る。いつものことながら、こうなってしまったリョーコは、止まることを知らない。
最近の涼子の興味の対象は、もっぱら『歪虚』だ。クリムゾンウェストでは、『歪虚』は目に見える脅威として、人間たちの目前に迫っている。しかしながら、その存在についてはまだまだ不明なことが多く、また、その実態を探る調査も思うように進んでいないのが現状だ。そこで涼子は、危険も顧みず、颯爽とヒールの音を響かせながら、歪虚の調査に赴くのだった。
「取材するのはいいが、歪虚が関係してるって言うんじゃ、オレたちだけで行くわけにはいかないでしょう。ハンターに護衛を依頼しないと」
タカヤマのもっともな言葉に、しぶしぶ、といった感じでリョーコがうなずく。
「本当は、素人を連れて行くのは嫌なんだけど……こればっかりは仕方ないわね」
「おいおい、ハンターを素人呼ばわりかい……」
「タカヤマ、何か言った?」
「な、なんでもない……」
リョーコにきっ、とにらみつけられ、すごすごと首をすくめるタカヤマ。仮にも年下の女性相手に、ちょっと情けない。
「ハンターへの依頼は、あなたに任せるわ。ちゃんとやっておいてね」
当然のように言い放ったリョーコに対し、タカヤマはただうなずくばかりだった。
解説
下級雑魔のねぐらとなっていると噂される洞窟に赴こうとしている記者、リョーコとタカヤマの護衛をしてください。二人は洞窟内での行動など、いわゆる冒険については全くの素人なので、ハンターの皆さんが、行動の計画を立ててあげてください。洞窟内で歪虚と遭遇した場合、リョーコは、自身の安全を確保した上で、なるべく近くで歪虚の行動を観察したいと申し出ます。
最優先は二人の安全の確保ですが、必要とあれば雑魔の討伐もおこなってください。
最優先は二人の安全の確保ですが、必要とあれば雑魔の討伐もおこなってください。
マスターより
覚醒者ではない来訪者の生活に注目してみました。歪虚の討伐ばかりではなく、道中のリョーコやタカヤマとの会話も楽しんでもらえるとうれしいです。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/05/22 18:42
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 近衛 惣助(ka0510) 人間(リアルブルー)|28才|男性|猟撃士(イェーガー) |
最終発言 2015/05/13 22:29:12 |
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![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/05/10 18:41:05 |