ゲスト
(ka0000)
今一度、安らかに
マスター:秋風落葉

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/05/16 07:30
- リプレイ完成予定
- 2015/05/25 07:30
オープニング
●王国西部
グラズヘイム王国西部に位置するリベルタース地方。
この地方にある小さな街の、これまた小さなハンターオフィス。
その入り口の扉が開き、来客を示すベルが鳴った。
受付嬢が顔をそちらに向けると、開いたドアの側にいたのは一人の青年だった。手には大きな花束を持っている。しかし、その表情は悲しみに満ち満ちていた。
「……どうされたのですか?」
意識したわけではなかったが、受付嬢の声は気遣わしげなものになっていた。この青年が帯びている雰囲気が、彼女に明るい声を出すことを躊躇わせたのだ。
「ここは、ハンターオフィスですよね? お願い……いえ、依頼があります」
青年は消沈した声で語りだした。
●悲劇の村
今から6年前の王国暦1009年。この地方で人間と歪虚の大きな戦争があった。
戦火に巻き込まれ、村を捨てるしかなかった者達も大勢いる。
青年も、村を捨てた者達の一人だという。
しかし、最近ある噂を耳にした。
かつて捨てた村の墓地から、自分達の先祖、親兄弟がゾンビやスケルトンとなって甦り、墓場を徘徊しているという噂を。
青年の村は戦乱の激しい地方に位置していた。歪虚の進行によって、マテリアルバランスが崩れてしまったのだろう。
雑魔と化した死者の群れは外へと出て行くことはないらしいが、墓地へ入って来た生物にはなんの躊躇もせずに襲い掛かり、新たな犠牲者を増やしてしまうとのことだ。
●死者よ、安らかに
「彼らに安らかな眠りを与えてあげたいのです。ハンター達を紹介してください。お願いします」
青年は受付嬢に頭を下げる。彼の話を聞いた受付嬢も、目の端に涙を溜めていた。涙をこらえ、受付嬢は分かりましたと答える。
「それと、出来たらこの花を弔いとして墓地に捧げて欲しいのです。本当は私が行くべきなのですが、足手まといになるわけにもいかない。ですから……代わりにハンターの方々にお願いしたいのです」
青年は手に持つ花束をそっと撫でると、もう一度頭を下げた。
グラズヘイム王国西部に位置するリベルタース地方。
この地方にある小さな街の、これまた小さなハンターオフィス。
その入り口の扉が開き、来客を示すベルが鳴った。
受付嬢が顔をそちらに向けると、開いたドアの側にいたのは一人の青年だった。手には大きな花束を持っている。しかし、その表情は悲しみに満ち満ちていた。
「……どうされたのですか?」
意識したわけではなかったが、受付嬢の声は気遣わしげなものになっていた。この青年が帯びている雰囲気が、彼女に明るい声を出すことを躊躇わせたのだ。
「ここは、ハンターオフィスですよね? お願い……いえ、依頼があります」
青年は消沈した声で語りだした。
●悲劇の村
今から6年前の王国暦1009年。この地方で人間と歪虚の大きな戦争があった。
戦火に巻き込まれ、村を捨てるしかなかった者達も大勢いる。
青年も、村を捨てた者達の一人だという。
しかし、最近ある噂を耳にした。
かつて捨てた村の墓地から、自分達の先祖、親兄弟がゾンビやスケルトンとなって甦り、墓場を徘徊しているという噂を。
青年の村は戦乱の激しい地方に位置していた。歪虚の進行によって、マテリアルバランスが崩れてしまったのだろう。
雑魔と化した死者の群れは外へと出て行くことはないらしいが、墓地へ入って来た生物にはなんの躊躇もせずに襲い掛かり、新たな犠牲者を増やしてしまうとのことだ。
●死者よ、安らかに
「彼らに安らかな眠りを与えてあげたいのです。ハンター達を紹介してください。お願いします」
青年は受付嬢に頭を下げる。彼の話を聞いた受付嬢も、目の端に涙を溜めていた。涙をこらえ、受付嬢は分かりましたと答える。
「それと、出来たらこの花を弔いとして墓地に捧げて欲しいのです。本当は私が行くべきなのですが、足手まといになるわけにもいかない。ですから……代わりにハンターの方々にお願いしたいのです」
青年は手に持つ花束をそっと撫でると、もう一度頭を下げた。
解説
・依頼の目的
青年がかつて住んでいた村。
その村の墓地が、今ではゾンビやスケルトンの徘徊する恐ろしい場所になってしまいました。
彼らを倒し、もう一度眠らせてあげて欲しい。
これが青年の依頼です。
また、可能ならば、青年が用意した花束を墓地へと捧げ、死者への弔いとしてあげてください。
・敵
敵はゾンビやスケルトンです。
ほとんどは元が人間だったものですが、墓地に迷い込んでしまった野生動物も今では彼らの手にかかり、同じように死後、うろつく存在となってしまいました。
死者の肉体や骨が雑魔化したものとお考えください。もはや、倒す以外に救う方法はありません。倒した際、彼らは消滅し、何の痕跡も残しません。
数は多いですが、一体一体の強さはそれほどではありません。
・目的地
リベルタース地方にあった名も無い村です。
戦火に巻き込まれ、捨てられた場所の為、周囲に生きている人の姿はありません。
墓地は村から少し離れた位置にあります。墓地の広さは100m×120mほどです。
ゾンビやスケルトンは基本的に墓地の外に出てくることはありません。ただ、外から攻撃した場合、その存在を求めて押し寄せてくる可能性はあります。
青年がかつて住んでいた村。
その村の墓地が、今ではゾンビやスケルトンの徘徊する恐ろしい場所になってしまいました。
彼らを倒し、もう一度眠らせてあげて欲しい。
これが青年の依頼です。
また、可能ならば、青年が用意した花束を墓地へと捧げ、死者への弔いとしてあげてください。
・敵
敵はゾンビやスケルトンです。
ほとんどは元が人間だったものですが、墓地に迷い込んでしまった野生動物も今では彼らの手にかかり、同じように死後、うろつく存在となってしまいました。
死者の肉体や骨が雑魔化したものとお考えください。もはや、倒す以外に救う方法はありません。倒した際、彼らは消滅し、何の痕跡も残しません。
数は多いですが、一体一体の強さはそれほどではありません。
・目的地
リベルタース地方にあった名も無い村です。
戦火に巻き込まれ、捨てられた場所の為、周囲に生きている人の姿はありません。
墓地は村から少し離れた位置にあります。墓地の広さは100m×120mほどです。
ゾンビやスケルトンは基本的に墓地の外に出てくることはありません。ただ、外から攻撃した場合、その存在を求めて押し寄せてくる可能性はあります。
マスターより
こんにちは、こんばんは。秋風落葉(しゅうふうらくよう)です。
グラズヘイム王国西部のリベルタース地方。
ここで起きた数年前の戦の傷跡は、まだいたるところに残っています。
今回の依頼も、その戦の残り火と言えるでしょう。
死者達に安らかな眠りを与えてあげてください。
それが、青年をはじめとする村人達への大いなる慰めにもなるでしょう。
グラズヘイム王国西部のリベルタース地方。
ここで起きた数年前の戦の傷跡は、まだいたるところに残っています。
今回の依頼も、その戦の残り火と言えるでしょう。
死者達に安らかな眠りを与えてあげてください。
それが、青年をはじめとする村人達への大いなる慰めにもなるでしょう。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/05/23 17:57
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/05/12 17:55:17 |
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【相談】死者への手向けを レウィル=スフェーン(ka4689) 人間(クリムゾンウェスト)|16才|男性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2015/05/16 01:19:35 |