ゲスト
(ka0000)
【聖呪】薬草園の主、ゴブリン退治を依頼す
マスター:狐野径

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/05/20 22:00
- リプレイ完成予定
- 2015/05/29 22:00
オープニング
●薬草園
薬草園の荒れ方を見て、眉間により深い皺を刻むジャイルズ・バルネ。
わりと平穏かつ、薬草の育成がしやすいグラズヘイム王国北東寄りの町に住み早十年。
運が良かったのか、このような事態はこれまでなかった。
薬草園は町の外であり、自主的に作った塀が唯一の侵入者を防御する物品。その塀だって土地を区切る印以外の意味をなさないほど、簡素なものである。
薬草園では鶏とヤギも飼っていたが、狼や狐に取られたこともない。ジャイルズも作業場にこもって生活していても、危険を感じたことがなかった。
作業もひと段落している今は、町の中の家に帰っていた。日中は世話をしにやってくる毎日であった。
だからこそジャイルズ自身は被害がなかった。
ジャイルズがいなかったから被害が出たのかもしれない。人気がないと判断されて。
被害は3羽の鶏と2頭のヤギだ。
一部踏みあられされた薬草たち。
小屋の周りを見ると二足歩行している足跡がある。人間のものに近く、人間のものではない。形状からジャイルズは推測する。
手には猟銃を持ち、足跡を追いかける。薬草園の脇の道を横切った先にある林に続いているようだ。足跡を途中で見失い、危険だと判断して戻ってくる。
「ゴブリンが住み着いた?」
町の状況はどうだろうかと、情報を求めて顔役でもある司祭に会いに行くことにした。
●教会
礼拝の時間ではなかったので、司祭を捕まえるのは簡単だった。
ダイニングで椅子を勧められ、茶も用意される。
「どうしたんですか、ジャイルズさん」
「マーク司祭、最近町でのゴブリンの被害は聞いたことあるか?」
「え? まだ私の耳には入っていませんよ?」
畑や林、街道での被害をマークは思い出そうとする。国全体の情報を思い浮かべるが、現状手元に情報はない。
「なら、隣の魔術師は」
「マーナは特に何も言ってませんが……先週帰ってきたとき」
教会の隣に住む魔術師マーナはマークの友人であり、弟子をおいて旅に出るくせがある。彼女からの情報が入っていることもジャイルズは多少期待していた。
なお、魔術師の弟子は時々、薬草園を勉強も兼ね手伝いに顔を出す。
「そうか……」
ジャイルズは腕を組むと思案する。情報源としてマーク司祭は大して役に立たなかった。
「領主に頼むより、自らハンターを雇った方が早いな」
「まあ、状況や交渉によると思いますが」
領主は比較的まじめに仕事はしてくれるが、行動が早いとは言えない。懐に余裕があれば後から請求する方が確実で安心である。
「行ってくる」
「え?」
説明もないため、マークが慌てる。
「ゴブリンが薬草園で飼っていたヤギと鶏を持って行ったんだ。その上、薬草を踏みつけ、枝を折り……」
「はい?」
マークは声が裏返る。ジャイルズの尋ねていたことが非常に身近な話だとようやく気付いた。
「それ、結構危険じゃないですか? 薬草園と言ったら街道の側ですし、町の人も行く林の側ですよ?」
「だから、司祭の話を聞きに来たんだ。もし他にもあるなら、こちらも便乗しようと考えた。ないなら、私が自らいかねばならないだろう?」
「あ、ええ、そうですか」
気さくな司祭は町人に好かれているため、皆気軽に情報を置いていく。本人が望まなくても。
ジャイルズという人間は、結構合理的である。仏頂面が基本だから、近づきがたいが結構全体を見てくれる親切な人物だとマークは知っている。
「町の奴にはあんたが言っておいてくれ」
「どこのあたりが危険ですか?」
「たぶん、裏手にある洞窟じゃないかと?」
推測しかない。ただ、何か住み着くにしてもあの洞窟くらいしか思いつかないのはマークも同じだった。
家を建てるような生き物であればまた話は変わってくるが。
「分かりました」
ジャイルズは馬にまたがるとハンターズソサエティのある隣町に急いだ。
残された司祭は、町はずれに走って行く子らを見つけて、あわてて止めに入った。
薬草園の荒れ方を見て、眉間により深い皺を刻むジャイルズ・バルネ。
わりと平穏かつ、薬草の育成がしやすいグラズヘイム王国北東寄りの町に住み早十年。
運が良かったのか、このような事態はこれまでなかった。
薬草園は町の外であり、自主的に作った塀が唯一の侵入者を防御する物品。その塀だって土地を区切る印以外の意味をなさないほど、簡素なものである。
薬草園では鶏とヤギも飼っていたが、狼や狐に取られたこともない。ジャイルズも作業場にこもって生活していても、危険を感じたことがなかった。
作業もひと段落している今は、町の中の家に帰っていた。日中は世話をしにやってくる毎日であった。
だからこそジャイルズ自身は被害がなかった。
ジャイルズがいなかったから被害が出たのかもしれない。人気がないと判断されて。
被害は3羽の鶏と2頭のヤギだ。
一部踏みあられされた薬草たち。
小屋の周りを見ると二足歩行している足跡がある。人間のものに近く、人間のものではない。形状からジャイルズは推測する。
手には猟銃を持ち、足跡を追いかける。薬草園の脇の道を横切った先にある林に続いているようだ。足跡を途中で見失い、危険だと判断して戻ってくる。
「ゴブリンが住み着いた?」
町の状況はどうだろうかと、情報を求めて顔役でもある司祭に会いに行くことにした。
●教会
礼拝の時間ではなかったので、司祭を捕まえるのは簡単だった。
ダイニングで椅子を勧められ、茶も用意される。
「どうしたんですか、ジャイルズさん」
「マーク司祭、最近町でのゴブリンの被害は聞いたことあるか?」
「え? まだ私の耳には入っていませんよ?」
畑や林、街道での被害をマークは思い出そうとする。国全体の情報を思い浮かべるが、現状手元に情報はない。
「なら、隣の魔術師は」
「マーナは特に何も言ってませんが……先週帰ってきたとき」
教会の隣に住む魔術師マーナはマークの友人であり、弟子をおいて旅に出るくせがある。彼女からの情報が入っていることもジャイルズは多少期待していた。
なお、魔術師の弟子は時々、薬草園を勉強も兼ね手伝いに顔を出す。
「そうか……」
ジャイルズは腕を組むと思案する。情報源としてマーク司祭は大して役に立たなかった。
「領主に頼むより、自らハンターを雇った方が早いな」
「まあ、状況や交渉によると思いますが」
領主は比較的まじめに仕事はしてくれるが、行動が早いとは言えない。懐に余裕があれば後から請求する方が確実で安心である。
「行ってくる」
「え?」
説明もないため、マークが慌てる。
「ゴブリンが薬草園で飼っていたヤギと鶏を持って行ったんだ。その上、薬草を踏みつけ、枝を折り……」
「はい?」
マークは声が裏返る。ジャイルズの尋ねていたことが非常に身近な話だとようやく気付いた。
「それ、結構危険じゃないですか? 薬草園と言ったら街道の側ですし、町の人も行く林の側ですよ?」
「だから、司祭の話を聞きに来たんだ。もし他にもあるなら、こちらも便乗しようと考えた。ないなら、私が自らいかねばならないだろう?」
「あ、ええ、そうですか」
気さくな司祭は町人に好かれているため、皆気軽に情報を置いていく。本人が望まなくても。
ジャイルズという人間は、結構合理的である。仏頂面が基本だから、近づきがたいが結構全体を見てくれる親切な人物だとマークは知っている。
「町の奴にはあんたが言っておいてくれ」
「どこのあたりが危険ですか?」
「たぶん、裏手にある洞窟じゃないかと?」
推測しかない。ただ、何か住み着くにしてもあの洞窟くらいしか思いつかないのはマークも同じだった。
家を建てるような生き物であればまた話は変わってくるが。
「分かりました」
ジャイルズは馬にまたがるとハンターズソサエティのある隣町に急いだ。
残された司祭は、町はずれに走って行く子らを見つけて、あわてて止めに入った。
解説
依頼は洞窟に住み着いたゴブリンたちの排除。
●調査途中
ゴブリンは10体? 近接、弓、魔法を使いそうですが、近接武器持つ者が大半。
番犬コボルド6体?
入口に生きているヤギがいます。悲しい声で「でめぇぇぇぇ」と鳴いています。
●洞窟
人間の成人男性が二十人ほどがくつろげる広さ。天井も180センチくらいまでは屈まなくても問題ない高さ。
洞窟までは人間一人が通れるほどの道幅の道が続いています。なお、ジャイルズの薬草園からは大人の足で30分くらいでたどり着きます。
洞窟の前は4×4スクエアの空き地です。
●調査途中
ゴブリンは10体? 近接、弓、魔法を使いそうですが、近接武器持つ者が大半。
番犬コボルド6体?
入口に生きているヤギがいます。悲しい声で「でめぇぇぇぇ」と鳴いています。
●洞窟
人間の成人男性が二十人ほどがくつろげる広さ。天井も180センチくらいまでは屈まなくても問題ない高さ。
洞窟までは人間一人が通れるほどの道幅の道が続いています。なお、ジャイルズの薬草園からは大人の足で30分くらいでたどり着きます。
洞窟の前は4×4スクエアの空き地です。
マスターより
こんにちはー。ゴブリンって扱ったことなかったなぁと思ったため作りました。
最近そんなことばかり言っています。考える余裕ができてきたんだと思うようにしました。
ジャイルズ・バルネさんは薬草園を運営している一般人、ロマンスグレーと言うか渋い研究者タイプ。
洞窟に住み着き始めたらしいゴブリンを排除していただければ幸いです。
ヤギさんはジャイルズさんの薬草園の雑草食む仕事を持っている方です。誘拐されましたが、今の所生きています(がたがたぶるぶる)。
よろしくお願いします。
最近そんなことばかり言っています。考える余裕ができてきたんだと思うようにしました。
ジャイルズ・バルネさんは薬草園を運営している一般人、ロマンスグレーと言うか渋い研究者タイプ。
洞窟に住み着き始めたらしいゴブリンを排除していただければ幸いです。
ヤギさんはジャイルズさんの薬草園の雑草食む仕事を持っている方です。誘拐されましたが、今の所生きています(がたがたぶるぶる)。
よろしくお願いします。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/05/25 20:05
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/05/18 18:51:24 |
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ゴブリン退治 アティニュス(ka4735) 人間(リアルブルー)|16才|女性|舞刀士(ソードダンサー) |
最終発言 2015/05/20 18:00:19 |