ゲスト
(ka0000)
麗しのローズガーデン
マスター:瑞木雫

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/05/17 19:00
- リプレイ完成予定
- 2015/05/26 19:00
オープニング
●招待されたハンター達
葉桜の候、風薫る皐月の日に。
なんでも、薔薇を愛する令嬢……ロゼお嬢様が毎年催しになるというガーデンパーティーがあるらしい。
ロゼは生まれてこの方、ずっと薔薇の花を愛していた。
遠くに覗かせるお城のような邸宅ですらおまけのものであるかのように、美しい薔薇達が凛と咲き誇る薔薇の花園。それが迷路の如く続いていて、見る者を惚れ惚れとさせるだろう。
―――情熱の紅。
―――愛々しいピンク。
―――純麗の白。
―――煌煌たる黄。
―――高潔の紫。
―――神秘の青。
そんな多種多彩の麗しさを秘めた華麗な薔薇の花園で、ローズティーや洋菓子を頂いたり……。
ロゼが招待した吹奏楽団の演奏に聴き浸りながらお喋りを楽しむ事が目的な、所謂富裕層の社交場という訳である。
「うふふ。今年もよろしくね、ハンターさん達」
ロゼは微笑みを浮かべた。
するとふわり、と甘い香りが漂うだろう。花、というよりももっと甘い、蜂蜜のような。
そしてその香りに併せたかのような黄色の麗しいドレスも美しい。
今年も……というのは、ガーデンパーティーを開く際にはいつも、ハンター達に警護の依頼を頼んでいるのである。
特に今迄何かがあったという訳ではないけれど、万が一の時の為にとお願いしているのだ。
「―――と言っても、どうか楽しんでいってね。何かあればその時はお願いするけれど、私にとって貴方達も大切なお客様だわ」
ロゼは大のもてなし好きで、パーティー好きとしても有名だった。
半熟卵のサンドイッチや、チーズやトマトを乗せたクラッカー、ローストビーフ、色鮮やかなバーニャカウダー。
薔薇の花びらを添えたケーキ、フィナンシェ、ローズマカロン。
ローズティーに、フルーツジュース、ハーブティー、紅茶、珈琲、シャンパン、ワイン。
他にもたくさん。
用意している軽食や飲み物が美味しそうで、カスミソウと共に真紅の薔薇を飾った真っ白のテーブルが美しいのも、客人が満足していって欲しいからだ。
きっと警護中は仕事に専念するよりも、一般の客人と共に楽しんでいってくれるほうがロゼにとって嬉しいことなのだろう。
「ああ、それと! お着替えもしていただかなければねっ」
そしてロゼは張り切った様子で、ハンター達の背中を押していったのだった。
●ロゼのガーデンパーティー
ガーデンパーティーは大勢の紳士淑女が集い、彼女が愛をこめて育てた薔薇を愛でにくる――――。
さて、何をすればいいだろう?
貴方達は警戒しながら、首を捻ることだろう。
その答えは簡単だ。
……そう、要は楽しめばいいらしい。
客人に貴方がもしハンターである事を明かすならば、彼らはとても関心するだろうし、話も弾むはずだ。
話すよりも食べることに夢中になることだって歓迎で、
両親に連れてこられたものの暇をしている子供たちの相手をしてあげるのだっていいかもしれない。
あるいはロゼが可愛がっている大型犬・ゴンと遊ぶのも。……恐らく、ずっとお昼寝中だが。
勿論、おしゃべりが大好きなロゼは話しかけて貰えたならば、きっと笑顔で応える。
―――楽しんでくれているからしら?
特に何も起こらない間は、貴方も歓迎された客人。
優雅なひとときを共に過ごすのが、きっと一番。
貴方も思い思いに、パーティーを楽しむことができるだろう。
●花蜜に誘われる蜂
―――さてさて。こうしていつものように何事もなく平穏に終わったこのパーティー。
実はお開きとなって招待客は全員お帰りになった直後に、事件が起きるのである。
「きゃあああ!!」
ロゼの悲鳴が響き渡る。
「い、一体なんなの……!?」
パーティーは終わったばかりで暫くその場に残っていたハンター達も、招かれざる客が遅れてやってきた事にはすぐ気付くだろう。
蜂型の雑魔が20体。
通常の蜂よりも大きく、全長1メートルはあるだろうか。
お尻には鋭く尖った針があり、羽も少々特殊な硬さなようで、剣でさえ切り裂く事はできなさそうだ。
先程まではまったく姿を見せなかった筈だが、どこからやってきたのだろうか。その答えは、わからない。
そしてぶん、ぶん、ぶん、と20体それぞれが容赦なく好きなように飛び回るのを見て。
ロゼは瞳孔を開いて、わなわなとしはじめるのだった。
「ちょ、ちょっと! 私の薔薇を傷つけたらタダじゃおかないわよっ!!」
先程の淑やかさはどこへやら。
大切なものを傷つけられかねない状況にいてもたってもいられず、たとえハンター達の制止があったとしても言わずにはいられなかっただろう。
―――すると。
ぶん……?
ぶぶぶぶぶぶ。
ぶうううん。
「な……!」
なんと、20体が一斉に襲い掛かってきた。
ロゼただひとりに向かって!
「きゃああああ!」
ロゼ、大パニックなのである。
蜂の雑魔20体は今のところハンター達には目も暮れず、ロゼだけを狙った。
もちろん蜂の雑魔は彼女の言葉を理解できる知能はなく、挑発されて怒ったから……という訳ではない。
理由はもっと別のところにあるのだろう。
「いいわ、来なさい! ここは私の薔薇を傷つけてしまうかもしれないですものね!」
どうやらロゼというお嬢様は意外と強かな性格であるようだ。
そう言い残すと同時に、俊足で駆け出した。
速い!
そして突っ走っていくロゼの後ろを20体の蜂の雑魔が追ってついていく状況に。
「お願いします……! この蜂達をこらしめてやってちょうだい! あと、薔薇は絶対に傷つけないでねっっ」
ーーーぶううん。
こうしてハンター達は、切実な想いを叫びながらヒールで逃げるお嬢様の救出に向かうのだった!
葉桜の候、風薫る皐月の日に。
なんでも、薔薇を愛する令嬢……ロゼお嬢様が毎年催しになるというガーデンパーティーがあるらしい。
ロゼは生まれてこの方、ずっと薔薇の花を愛していた。
遠くに覗かせるお城のような邸宅ですらおまけのものであるかのように、美しい薔薇達が凛と咲き誇る薔薇の花園。それが迷路の如く続いていて、見る者を惚れ惚れとさせるだろう。
―――情熱の紅。
―――愛々しいピンク。
―――純麗の白。
―――煌煌たる黄。
―――高潔の紫。
―――神秘の青。
そんな多種多彩の麗しさを秘めた華麗な薔薇の花園で、ローズティーや洋菓子を頂いたり……。
ロゼが招待した吹奏楽団の演奏に聴き浸りながらお喋りを楽しむ事が目的な、所謂富裕層の社交場という訳である。
「うふふ。今年もよろしくね、ハンターさん達」
ロゼは微笑みを浮かべた。
するとふわり、と甘い香りが漂うだろう。花、というよりももっと甘い、蜂蜜のような。
そしてその香りに併せたかのような黄色の麗しいドレスも美しい。
今年も……というのは、ガーデンパーティーを開く際にはいつも、ハンター達に警護の依頼を頼んでいるのである。
特に今迄何かがあったという訳ではないけれど、万が一の時の為にとお願いしているのだ。
「―――と言っても、どうか楽しんでいってね。何かあればその時はお願いするけれど、私にとって貴方達も大切なお客様だわ」
ロゼは大のもてなし好きで、パーティー好きとしても有名だった。
半熟卵のサンドイッチや、チーズやトマトを乗せたクラッカー、ローストビーフ、色鮮やかなバーニャカウダー。
薔薇の花びらを添えたケーキ、フィナンシェ、ローズマカロン。
ローズティーに、フルーツジュース、ハーブティー、紅茶、珈琲、シャンパン、ワイン。
他にもたくさん。
用意している軽食や飲み物が美味しそうで、カスミソウと共に真紅の薔薇を飾った真っ白のテーブルが美しいのも、客人が満足していって欲しいからだ。
きっと警護中は仕事に専念するよりも、一般の客人と共に楽しんでいってくれるほうがロゼにとって嬉しいことなのだろう。
「ああ、それと! お着替えもしていただかなければねっ」
そしてロゼは張り切った様子で、ハンター達の背中を押していったのだった。
●ロゼのガーデンパーティー
ガーデンパーティーは大勢の紳士淑女が集い、彼女が愛をこめて育てた薔薇を愛でにくる――――。
さて、何をすればいいだろう?
貴方達は警戒しながら、首を捻ることだろう。
その答えは簡単だ。
……そう、要は楽しめばいいらしい。
客人に貴方がもしハンターである事を明かすならば、彼らはとても関心するだろうし、話も弾むはずだ。
話すよりも食べることに夢中になることだって歓迎で、
両親に連れてこられたものの暇をしている子供たちの相手をしてあげるのだっていいかもしれない。
あるいはロゼが可愛がっている大型犬・ゴンと遊ぶのも。……恐らく、ずっとお昼寝中だが。
勿論、おしゃべりが大好きなロゼは話しかけて貰えたならば、きっと笑顔で応える。
―――楽しんでくれているからしら?
特に何も起こらない間は、貴方も歓迎された客人。
優雅なひとときを共に過ごすのが、きっと一番。
貴方も思い思いに、パーティーを楽しむことができるだろう。
●花蜜に誘われる蜂
―――さてさて。こうしていつものように何事もなく平穏に終わったこのパーティー。
実はお開きとなって招待客は全員お帰りになった直後に、事件が起きるのである。
「きゃあああ!!」
ロゼの悲鳴が響き渡る。
「い、一体なんなの……!?」
パーティーは終わったばかりで暫くその場に残っていたハンター達も、招かれざる客が遅れてやってきた事にはすぐ気付くだろう。
蜂型の雑魔が20体。
通常の蜂よりも大きく、全長1メートルはあるだろうか。
お尻には鋭く尖った針があり、羽も少々特殊な硬さなようで、剣でさえ切り裂く事はできなさそうだ。
先程まではまったく姿を見せなかった筈だが、どこからやってきたのだろうか。その答えは、わからない。
そしてぶん、ぶん、ぶん、と20体それぞれが容赦なく好きなように飛び回るのを見て。
ロゼは瞳孔を開いて、わなわなとしはじめるのだった。
「ちょ、ちょっと! 私の薔薇を傷つけたらタダじゃおかないわよっ!!」
先程の淑やかさはどこへやら。
大切なものを傷つけられかねない状況にいてもたってもいられず、たとえハンター達の制止があったとしても言わずにはいられなかっただろう。
―――すると。
ぶん……?
ぶぶぶぶぶぶ。
ぶうううん。
「な……!」
なんと、20体が一斉に襲い掛かってきた。
ロゼただひとりに向かって!
「きゃああああ!」
ロゼ、大パニックなのである。
蜂の雑魔20体は今のところハンター達には目も暮れず、ロゼだけを狙った。
もちろん蜂の雑魔は彼女の言葉を理解できる知能はなく、挑発されて怒ったから……という訳ではない。
理由はもっと別のところにあるのだろう。
「いいわ、来なさい! ここは私の薔薇を傷つけてしまうかもしれないですものね!」
どうやらロゼというお嬢様は意外と強かな性格であるようだ。
そう言い残すと同時に、俊足で駆け出した。
速い!
そして突っ走っていくロゼの後ろを20体の蜂の雑魔が追ってついていく状況に。
「お願いします……! この蜂達をこらしめてやってちょうだい! あと、薔薇は絶対に傷つけないでねっっ」
ーーーぶううん。
こうしてハンター達は、切実な想いを叫びながらヒールで逃げるお嬢様の救出に向かうのだった!
解説
●ドレスコード
※女性の方にはドレスを、男性の方にはスーツを絶対着て頂きます!
あまりにも場にそぐわない等でなければ、どんなドレス・スーツも歓迎です。
しかし暗黙のルールでアクセサリーやドレス・スーツに薔薇を飾ったり、或はモチーフにしているようです。
持ってないよ!っていう方や、お任せするよ!っていう方は、ロゼが自分の好みのコーディネートをするようです。
NG等ありましたら絶対にご記入お願いします…!(或はイメージカラーや、希望のアクセサリー等ありましたら記載してくださるほうが嬉しいです!)
女性は可憐で美しく。男性は凛々しく男前に、が好みのようです?
(ロゼにお任せの場合、私の主観でPC様に似合うと思う可愛い・かっこいい薔薇モチーフの服装、ヘアスタイルを選ばせて頂きます!服装に拘りがある等の方は、お任せはオススメできません……!)
●リプレイでの構成
プレイングにもよりますが、『PC様ドレスチェンジ』・『戦闘』に比重を置く予定です!
そして、パーティー中に襲われる事はありません。
『戦闘』は、『●花蜜に誘われる蜂』で描写されている事が既に起きてからのスタートです。
●戦場
・戦闘開始から5分後に、特に何も気にせず戦えるような薔薇の無い広いエリアに到着します(それまでの道には薔薇あり)。他への移動は厳しめです。
・上記の時間を含めて、ロゼが蜂の雑魔から追いつかれずに走れるのは約10分間とします。それ以上は何が起きてもおかしくはありません。
・『薔薇を傷つけない、危険に晒さない』条件のものなら、ロゼは協力します。
●蜂の雑魔
ロゼを追いかけまわす蜂の雑魔が20体です。お尻の針で刺して攻撃します。個体的にはかなり弱いのですが、なにせ数は多く、今の所ロゼだけを狙っています。
●ロゼお嬢様
明るく社交的で、おもてなし好きな大富豪のお嬢様。
希少な花蜜の香水を愛用しているようで、いつも持ち歩いています。
※女性の方にはドレスを、男性の方にはスーツを絶対着て頂きます!
あまりにも場にそぐわない等でなければ、どんなドレス・スーツも歓迎です。
しかし暗黙のルールでアクセサリーやドレス・スーツに薔薇を飾ったり、或はモチーフにしているようです。
持ってないよ!っていう方や、お任せするよ!っていう方は、ロゼが自分の好みのコーディネートをするようです。
NG等ありましたら絶対にご記入お願いします…!(或はイメージカラーや、希望のアクセサリー等ありましたら記載してくださるほうが嬉しいです!)
女性は可憐で美しく。男性は凛々しく男前に、が好みのようです?
(ロゼにお任せの場合、私の主観でPC様に似合うと思う可愛い・かっこいい薔薇モチーフの服装、ヘアスタイルを選ばせて頂きます!服装に拘りがある等の方は、お任せはオススメできません……!)
●リプレイでの構成
プレイングにもよりますが、『PC様ドレスチェンジ』・『戦闘』に比重を置く予定です!
そして、パーティー中に襲われる事はありません。
『戦闘』は、『●花蜜に誘われる蜂』で描写されている事が既に起きてからのスタートです。
●戦場
・戦闘開始から5分後に、特に何も気にせず戦えるような薔薇の無い広いエリアに到着します(それまでの道には薔薇あり)。他への移動は厳しめです。
・上記の時間を含めて、ロゼが蜂の雑魔から追いつかれずに走れるのは約10分間とします。それ以上は何が起きてもおかしくはありません。
・『薔薇を傷つけない、危険に晒さない』条件のものなら、ロゼは協力します。
●蜂の雑魔
ロゼを追いかけまわす蜂の雑魔が20体です。お尻の針で刺して攻撃します。個体的にはかなり弱いのですが、なにせ数は多く、今の所ロゼだけを狙っています。
●ロゼお嬢様
明るく社交的で、おもてなし好きな大富豪のお嬢様。
希少な花蜜の香水を愛用しているようで、いつも持ち歩いています。
マスターより
平穏にパーティーが終われたかと思いきや、ロゼが蜂の雑魔に襲われてしまいます。
助けてあげましょう!
(今回の依頼は戦闘のドタバタ中でも、PC様のドレスとスーツを華やかに、力を入れて描写したいと思ってます!)
●ドレスコードの話
『可愛い系』『かっこいい系』『モード系』『エレガンス系』『セクシー系』……。
お任せの場合でも雰囲気の希望等ありましたら、是非ご記入ください!
一部指定、他お任せも大歓迎です!
お任せは、「今回限りの衣装だし、瑞木が第一印象で着てほしいと思った衣装でいいよ」という方向けです。
女性の方の場合、胸は基本包み隠すドレスを選びます。(胸開きドレスがイメージの方はご指定ください!)
助けてあげましょう!
(今回の依頼は戦闘のドタバタ中でも、PC様のドレスとスーツを華やかに、力を入れて描写したいと思ってます!)
●ドレスコードの話
『可愛い系』『かっこいい系』『モード系』『エレガンス系』『セクシー系』……。
お任せの場合でも雰囲気の希望等ありましたら、是非ご記入ください!
一部指定、他お任せも大歓迎です!
お任せは、「今回限りの衣装だし、瑞木が第一印象で着てほしいと思った衣装でいいよ」という方向けです。
女性の方の場合、胸は基本包み隠すドレスを選びます。(胸開きドレスがイメージの方はご指定ください!)
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/05/25 21:09
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/05/13 09:35:35 |
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相談卓 佐井 灯(ka4758) 人間(リアルブルー)|17才|女性|舞刀士(ソードダンサー) |
最終発言 2015/05/17 16:33:42 |