ゲスト
(ka0000)
小さな影
マスター:風亜智疾

このシナリオは3日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2014/07/10 22:00
- リプレイ完成予定
- 2014/07/21 22:00
オープニング
ヴァリオス郊外。
中心部からかなり離れた場所に、その空き家はあった。
今はまだ住人もおらず、中には残された家具が少しだけ。
恐らく屋敷を建てた元の住人はやや裕福であったのだろう。
何らかの理由で屋敷を移ったその後も、しっかりと管理を依頼出来るほどの財力を持っていたおかげで、その屋敷は未だ綺麗なまま保たれていた。
そんな屋敷に、最近複数の音が舞い降りた。
「は? 屋敷の中から音がする?」
「そうなんだよ。こう……ビタンビタンと床を叩きつけるような音で……」
屋敷の管理を任されている男が、妻にそんな話を漏らしたのは、噂が立って直ぐの頃だった。
「何処かの床が軋んだ音じゃないのかい?」
「いや。まるでこう……這いずり回ってるっていうか、飛び跳ねてるっていうか」
はっきりしない男に、妻は少々冷めた視線でぼそり呟く。
「あぁもうはっきりしない男だねぇアンタも。なら、さっさと確かめてきな! 今すぐに!」
家を叩き出されるように出た男は、内心怯えつつ、屋敷に向かうのだった。
そして男は、屋敷の外から大広間を覗くことに成功する。
中には入る勇気がなかった。が、それが正しい行動だったのだと直ぐに分かった。
何故なら、その屋敷の中には――。
「まだ改装が行えない?」
屋敷の中を確認した翌日、男は新しく入居する予定の女性の下へと訪れていた。
男から説明を受けた女性は、それだったらと小さく微笑んだ。
「ハンターオフィスに行かれては? ハンターの皆さんなら、きっと上手くやって下さるでしょう」
なんでも、先日この女性はハンターオフィスを経由して、ハンター達に依頼を出したのだという。
その時のハンター達の働きをいたく気に入って、きっと力を貸してくれるだろう。と。
「それに……。恐らくは、それは一般人が手を出していいものではないでしょう。誰かが怪我をする前に、早めに退治を依頼して下さいね?」
「あのすみません、お願いがあるのですが……」
男がハンターオフィスに相談にやって来たのは、新しい入居者との面会が終わった後だった。
「実は、私が管理を任されてる空き家におかしなものがいるんです」
真っ青な顔で継げる男を見上げたオフィスの職員が、「まあ落ち着いて」と席を勧める。
飲み物を一気に飲み干して、男は青褪めたままの表情で状況を説明し始めた。
どうにも、空き家からビタンビタンと音がする。無人のはずなのに、だ。
おかしいと思って屋敷に行き、中を恐る恐る覗いてみたら。
そこには半透明の生き物がいた。それも沢山。
ブヨブヨと飛び跳ね、中に残った家具に当たってはまた飛び跳ねるその生き物を見て、男は悟ったのだ。
―これは、一般人が手を出していいものではない、と。
「確認しましたが、大広間以外にはどうもいないみたいなんです。改装しますから、多少なら物が壊れて構いません。ですので、可能な限り早く、あれをどうにかして下さい」
屋敷には、次の住居人が決まっているらしい。
街外れに住もうというその変わり者は、とある商会の主人らしいのだが……。
「分かりました。そのご依頼、受領します」
オフィス職員は頷くと、男の情報を元に、依頼書を作成するのだった。
中心部からかなり離れた場所に、その空き家はあった。
今はまだ住人もおらず、中には残された家具が少しだけ。
恐らく屋敷を建てた元の住人はやや裕福であったのだろう。
何らかの理由で屋敷を移ったその後も、しっかりと管理を依頼出来るほどの財力を持っていたおかげで、その屋敷は未だ綺麗なまま保たれていた。
そんな屋敷に、最近複数の音が舞い降りた。
「は? 屋敷の中から音がする?」
「そうなんだよ。こう……ビタンビタンと床を叩きつけるような音で……」
屋敷の管理を任されている男が、妻にそんな話を漏らしたのは、噂が立って直ぐの頃だった。
「何処かの床が軋んだ音じゃないのかい?」
「いや。まるでこう……這いずり回ってるっていうか、飛び跳ねてるっていうか」
はっきりしない男に、妻は少々冷めた視線でぼそり呟く。
「あぁもうはっきりしない男だねぇアンタも。なら、さっさと確かめてきな! 今すぐに!」
家を叩き出されるように出た男は、内心怯えつつ、屋敷に向かうのだった。
そして男は、屋敷の外から大広間を覗くことに成功する。
中には入る勇気がなかった。が、それが正しい行動だったのだと直ぐに分かった。
何故なら、その屋敷の中には――。
「まだ改装が行えない?」
屋敷の中を確認した翌日、男は新しく入居する予定の女性の下へと訪れていた。
男から説明を受けた女性は、それだったらと小さく微笑んだ。
「ハンターオフィスに行かれては? ハンターの皆さんなら、きっと上手くやって下さるでしょう」
なんでも、先日この女性はハンターオフィスを経由して、ハンター達に依頼を出したのだという。
その時のハンター達の働きをいたく気に入って、きっと力を貸してくれるだろう。と。
「それに……。恐らくは、それは一般人が手を出していいものではないでしょう。誰かが怪我をする前に、早めに退治を依頼して下さいね?」
「あのすみません、お願いがあるのですが……」
男がハンターオフィスに相談にやって来たのは、新しい入居者との面会が終わった後だった。
「実は、私が管理を任されてる空き家におかしなものがいるんです」
真っ青な顔で継げる男を見上げたオフィスの職員が、「まあ落ち着いて」と席を勧める。
飲み物を一気に飲み干して、男は青褪めたままの表情で状況を説明し始めた。
どうにも、空き家からビタンビタンと音がする。無人のはずなのに、だ。
おかしいと思って屋敷に行き、中を恐る恐る覗いてみたら。
そこには半透明の生き物がいた。それも沢山。
ブヨブヨと飛び跳ね、中に残った家具に当たってはまた飛び跳ねるその生き物を見て、男は悟ったのだ。
―これは、一般人が手を出していいものではない、と。
「確認しましたが、大広間以外にはどうもいないみたいなんです。改装しますから、多少なら物が壊れて構いません。ですので、可能な限り早く、あれをどうにかして下さい」
屋敷には、次の住居人が決まっているらしい。
街外れに住もうというその変わり者は、とある商会の主人らしいのだが……。
「分かりました。そのご依頼、受領します」
オフィス職員は頷くと、男の情報を元に、依頼書を作成するのだった。
解説
オフィスの職員が詳しく確認したところ、空き家の大広間にいるのは「スライム 10体」との事でした。
元から何体いたのかは不明ですが、何度か分裂しているらしく、パワーはやや低めです。
ブヨブヨと飛び跳ねながら、体当たりや、酸性の液体を吐き出す、といった攻撃を行います。
大広間というだけあって、広い空間での戦闘になりますので、障害物はほぼありません。
室内の壁際には箪笥や家具がありますが、スライムがそれを使うことはないでしょう。
また、OPにもあるように、家は新しい住居人のために改装する予定です。
屋敷を大破させない限りは、傷をつけても構いません。
元から何体いたのかは不明ですが、何度か分裂しているらしく、パワーはやや低めです。
ブヨブヨと飛び跳ねながら、体当たりや、酸性の液体を吐き出す、といった攻撃を行います。
大広間というだけあって、広い空間での戦闘になりますので、障害物はほぼありません。
室内の壁際には箪笥や家具がありますが、スライムがそれを使うことはないでしょう。
また、OPにもあるように、家は新しい住居人のために改装する予定です。
屋敷を大破させない限りは、傷をつけても構いません。
マスターより
今度の敵はスライムですが、分裂しているとはいえ、数が10体とやや多めになっています。
上手く連携しないと、逆に挟み撃ちされてしまう可能性がありますので、ご注意を。
関連NPCはいませんので、皆様の想像力に期待します。
それでは!健闘を祈ります。
上手く連携しないと、逆に挟み撃ちされてしまう可能性がありますので、ご注意を。
関連NPCはいませんので、皆様の想像力に期待します。
それでは!健闘を祈ります。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2014/07/20 12:55
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2014/07/09 21:28:44 |
|
![]() |
相談卓 リオン(ka1757) 人間(リアルブルー)|20才|女性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2014/07/10 18:24:24 |