ゲスト
(ka0000)
晴れ渡る空の下で
マスター:一縷

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 易しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 寸志
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/05/20 12:00
- リプレイ完成予定
- 2015/05/29 12:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
●ある日の朝
自然に包まれた森の外れに建つ、小さな孤児院。院長と6人の子供たちは今日も変わらぬ毎日を過ごしている。
冬の寒さは去り、春の暖かさが訪れ、ゆっくりと初夏を思わせる日差しに照らされる季節。
白銀の世界から新緑の世界へ。
暖かな日差しの中にも、頬を撫ぜる新緑の風は柔らかい。
「ん、今日もいい天気ね」
孤児院の窓を開けながら、最年長の少女――リザが目を細める。
見上げれば雲一つない青い空が広がっている。こんな日に外に出かけたら、きっと気持ちがいいだろう。
「ほら、皆起きて? 朝ご飯のお手伝いしないと」
差し込む日差しが眩しいのか、布団を頭まで被る少女たちの体を揺する。
微笑ましい光景。
何度か揺すってみる。布団の中からは小さな唸り声。
しかし、このまま揺すっていても意味はないだろう。日々の事だ、結果は目に見えて分かっていた。
中々起きようとしない少女にリザは耳打ちをする。
「そろそろ起きないと院長が来ちゃうわよ?」
「……!!?」
――ガバッ
今まで嫌々と唸っていたはずの少女が勢いよく起き上がる。
「おはよう」
何か焦ったように辺りを見渡し、院長が居ない事に安心したのか、胸を撫で下ろす少女――ベル。
その横では寝惚け眼を擦りながら未だ布団の上で丸くなっている最年少の少女――エマ。
リザは微笑む。彼女にとっての日課を熟しながら、一日の始まりを告げた。
●青空の下で
朝食が済み、各々の時間を過ごし始める。
男の子たちは食事が済むと食器だけを片して、外へと飛び出していった。
残って片付けの手伝いをしようとしていた女の子たちも、院長に遊びに行ってきなさいと背中を押されてしまう。
孤児院から少し歩けば一面の自然。足元には小さな花が咲き誇っている。
リザは腰をおろし、小さな白い花を摘んでは紡ぎ、摘んでは紡ぎ……花冠の出来上がり。
「わー! リザおねえちゃん上手!!」
「エマも練習すれば出来るようになるよ」
目を輝かせるエマの頭に、綺麗に紡ぎ終わった花冠を乗せる。
「リザおねえちゃん! ベルも! ベルにも!!」
「分かった。分かったから」
自然と笑みが浮かぶ。そわそわと体を揺らしながら花冠の完成を心待ちにしているベルの姿がとても可愛くて。
暖かい日差しが真上に昇る。
お腹も空き始め、院長に手渡されたお弁当を広げつつ、各々に手を伸ばす。
「ベル、また、おねえさんたちに会いたいなあ……」
パンに齧りつきながらポツリと呟かれた言葉。
――おねえさんたち。
ベルの言う『おねえさんたち』は、以前お世話になったハンター達の事だろう。
「わたしも! わたしも会いたい!!」
身を乗り出したエマがベルの言葉に賛成する。
「そうね」
リザも会いたいかと問われれば、会いたい。また会ってお話しをしてみたい。
●子供たちの願い
孤児院の戻った女の子たちは院長の部屋を訪れる。
「おやおや、どうしたんだい?」
読んでいた本から顔を上げ、子供たちに問いかけを投げる。
この雰囲気は何かお願いがある時だ。子供たちの事は、院長には手に取るように分かっている。
あのね……。そう口を開いたのはリザだった。
「以前、ハンターの方々とお菓子を作った時、とても楽しかったから……またお会いできないかなと思って……」
「お天気の日にね、皆と遊びたい! 一緒に遊びたい!」
リザの言葉に被せるようにベルが身を乗り出す。今にも院長と額がくっついてしまいそうだ。
「そうだねえ……」
院長が顎に手を当てる。これは個人的な願いとなってしまう。ハンターオフィスに話を持って行って、聞いてもらえるかどうか……。
「……だめ、かな……?」
ベルとエマの眉が下がる。会いたいと言う気持ちは強いのだろう。
「駄目ではないよ」
優しい笑みを浮かべ、二人の頭に手を乗せる。
「ちょっと待っていておくれ」
くしゃくしゃと髪を撫でてからリザに夕食の準備を任せ、院長は街に足を運ぶ。
行き先は勿論、ハンターオフィスだ。
「個人的な願いで悪いんだがねぇ……話しだけでも聞いてもらえんかね?」
子供たちの為に。願いを叶えてやりたいと、院長は話し始めた。
●ある日の朝
自然に包まれた森の外れに建つ、小さな孤児院。院長と6人の子供たちは今日も変わらぬ毎日を過ごしている。
冬の寒さは去り、春の暖かさが訪れ、ゆっくりと初夏を思わせる日差しに照らされる季節。
白銀の世界から新緑の世界へ。
暖かな日差しの中にも、頬を撫ぜる新緑の風は柔らかい。
「ん、今日もいい天気ね」
孤児院の窓を開けながら、最年長の少女――リザが目を細める。
見上げれば雲一つない青い空が広がっている。こんな日に外に出かけたら、きっと気持ちがいいだろう。
「ほら、皆起きて? 朝ご飯のお手伝いしないと」
差し込む日差しが眩しいのか、布団を頭まで被る少女たちの体を揺する。
微笑ましい光景。
何度か揺すってみる。布団の中からは小さな唸り声。
しかし、このまま揺すっていても意味はないだろう。日々の事だ、結果は目に見えて分かっていた。
中々起きようとしない少女にリザは耳打ちをする。
「そろそろ起きないと院長が来ちゃうわよ?」
「……!!?」
――ガバッ
今まで嫌々と唸っていたはずの少女が勢いよく起き上がる。
「おはよう」
何か焦ったように辺りを見渡し、院長が居ない事に安心したのか、胸を撫で下ろす少女――ベル。
その横では寝惚け眼を擦りながら未だ布団の上で丸くなっている最年少の少女――エマ。
リザは微笑む。彼女にとっての日課を熟しながら、一日の始まりを告げた。
●青空の下で
朝食が済み、各々の時間を過ごし始める。
男の子たちは食事が済むと食器だけを片して、外へと飛び出していった。
残って片付けの手伝いをしようとしていた女の子たちも、院長に遊びに行ってきなさいと背中を押されてしまう。
孤児院から少し歩けば一面の自然。足元には小さな花が咲き誇っている。
リザは腰をおろし、小さな白い花を摘んでは紡ぎ、摘んでは紡ぎ……花冠の出来上がり。
「わー! リザおねえちゃん上手!!」
「エマも練習すれば出来るようになるよ」
目を輝かせるエマの頭に、綺麗に紡ぎ終わった花冠を乗せる。
「リザおねえちゃん! ベルも! ベルにも!!」
「分かった。分かったから」
自然と笑みが浮かぶ。そわそわと体を揺らしながら花冠の完成を心待ちにしているベルの姿がとても可愛くて。
暖かい日差しが真上に昇る。
お腹も空き始め、院長に手渡されたお弁当を広げつつ、各々に手を伸ばす。
「ベル、また、おねえさんたちに会いたいなあ……」
パンに齧りつきながらポツリと呟かれた言葉。
――おねえさんたち。
ベルの言う『おねえさんたち』は、以前お世話になったハンター達の事だろう。
「わたしも! わたしも会いたい!!」
身を乗り出したエマがベルの言葉に賛成する。
「そうね」
リザも会いたいかと問われれば、会いたい。また会ってお話しをしてみたい。
●子供たちの願い
孤児院の戻った女の子たちは院長の部屋を訪れる。
「おやおや、どうしたんだい?」
読んでいた本から顔を上げ、子供たちに問いかけを投げる。
この雰囲気は何かお願いがある時だ。子供たちの事は、院長には手に取るように分かっている。
あのね……。そう口を開いたのはリザだった。
「以前、ハンターの方々とお菓子を作った時、とても楽しかったから……またお会いできないかなと思って……」
「お天気の日にね、皆と遊びたい! 一緒に遊びたい!」
リザの言葉に被せるようにベルが身を乗り出す。今にも院長と額がくっついてしまいそうだ。
「そうだねえ……」
院長が顎に手を当てる。これは個人的な願いとなってしまう。ハンターオフィスに話を持って行って、聞いてもらえるかどうか……。
「……だめ、かな……?」
ベルとエマの眉が下がる。会いたいと言う気持ちは強いのだろう。
「駄目ではないよ」
優しい笑みを浮かべ、二人の頭に手を乗せる。
「ちょっと待っていておくれ」
くしゃくしゃと髪を撫でてからリザに夕食の準備を任せ、院長は街に足を運ぶ。
行き先は勿論、ハンターオフィスだ。
「個人的な願いで悪いんだがねぇ……話しだけでも聞いてもらえんかね?」
子供たちの為に。願いを叶えてやりたいと、院長は話し始めた。
解説
●依頼内容
孤児院の子供たちと一緒にお弁当を作り、お出かけをしてください。
出かけ先では遊んだり、お話しをしたり……楽しい思い出を作ってあげてくれませんか?
初夏の前の春の暖かさを感じながらの遠足となります。
遊び道具を持参してくださっても構いません。
報酬は寸志ですが、院長からお礼として出されます。
●状況
天候は晴れ。
ハンターオフィス前で院長と会い、そして孤児院を訪れてから出発という形になります。
●孤児院の子供たちについて
リザ:最年長の14歳の女の子。自分がしっかりしなくちゃと幼い二人を見守っている。
その為、走り回ったりなど、最近はしなくなっている。
ベル:好奇心旺盛の10歳の女の子。知らない事でもやってみようと挑戦する。
エマ:お話しをするのが大好きな7歳の女の子。
孤児院の子供たちと一緒にお弁当を作り、お出かけをしてください。
出かけ先では遊んだり、お話しをしたり……楽しい思い出を作ってあげてくれませんか?
初夏の前の春の暖かさを感じながらの遠足となります。
遊び道具を持参してくださっても構いません。
報酬は寸志ですが、院長からお礼として出されます。
●状況
天候は晴れ。
ハンターオフィス前で院長と会い、そして孤児院を訪れてから出発という形になります。
●孤児院の子供たちについて
リザ:最年長の14歳の女の子。自分がしっかりしなくちゃと幼い二人を見守っている。
その為、走り回ったりなど、最近はしなくなっている。
ベル:好奇心旺盛の10歳の女の子。知らない事でもやってみようと挑戦する。
エマ:お話しをするのが大好きな7歳の女の子。
マスターより
こんにちは、一縷です。
最近は暖かくなったり寒くなったりと忙しないなと思いつつ、暖かい陽射しを浴びながら散歩をしたいなと思っています。
紫外線対策はかかせませんが……。
孤児院は前回書かせていただいた子供たちと一緒です。
しかし、今回は女の子のみとなっていますのでご注意ください。
こういってはなんですが、子供たちとは絡まず、のんびりしたいという方も歓迎いたします。
女の子だって冒険のお話しに目を輝かせます。
女の子だって走り回って遊びます。
プレイングは、PC口調で書いていただけると嬉しいです。
最近は暖かくなったり寒くなったりと忙しないなと思いつつ、暖かい陽射しを浴びながら散歩をしたいなと思っています。
紫外線対策はかかせませんが……。
孤児院は前回書かせていただいた子供たちと一緒です。
しかし、今回は女の子のみとなっていますのでご注意ください。
こういってはなんですが、子供たちとは絡まず、のんびりしたいという方も歓迎いたします。
女の子だって冒険のお話しに目を輝かせます。
女の子だって走り回って遊びます。
プレイングは、PC口調で書いていただけると嬉しいです。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/05/25 03:33
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/05/17 12:49:34 |
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ピクニックのしおり 椿姫・T・ノーチェ(ka1225) 人間(リアルブルー)|30才|女性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2015/05/20 00:22:52 |