ゲスト
(ka0000)
【AN】ハーフ&ハーフ
マスター:植田誠

- シナリオ形態
- ショート
関連ユニオン
APV- 難易度
- やや難しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/05/27 12:00
- リプレイ完成予定
- 2015/06/05 12:00
オープニング
●
ラテン語で下水道の意味を持つ【Aqua Nigura】の略称である【AN】はゾンネンシュトラール帝国においては定期的に実施されるある掃討作戦の通称だ。
近代都市であるバルトアンデルスの地下を走る下水道の規模は全長1000km以上に及び、迷路のように張り巡らされている。
だが、最新鋭の機導術を誇る代償としての魔導汚染に常に悩まされている帝国の、首都ともなれば下水道の汚染から雑魔が発生するレベルの汚染となるのは避けられない。
そう、【AN】とは第一師団による定期的な掃討作戦行動の名称なのだ。
●
「……で、何で俺は今年も参加してんだろうなぁ……」
クロウはジメジメとした下水道を浮かない顔をして進んでいく。
元々、魔導アーマー用の新型武装研究の為に資料として魔導アーマーを頂戴しようと帝都にやってきていた。そこを捕まってこうして駆り出されているというわけだ。
「はぁ……研究したい……」
こんなことを考えながら歩くクロウは、やがて開けた空間に出る。そういえば、以前の下水掃討作戦の際も、こんな感じの場所で敵……巨大スライムに襲われたのだった。
そして……今回も……
「またスライムかよ……」
クロウの目の前には巨大な青いスライムの姿があった。練魔院での魔導汚染が原因……かどうかは分からないが、以前遭遇したものより一回り大きい。
「けど今回の奴は前と違って……鈍いな」
攻撃するつもりなのだろう。ブヨブヨと体を弾ませ接近してくる。だがその歩みは……正直遅い。
「接近してくるのを待ってもいいが、ここは……先手必勝!」
愛用の魔導ガントレットから光が発せられ、剣の形を取る。機導剣だ。その剣でスライムを一閃。すると……思いのほかあっさりとスライムが両断される。
「なんだ、大したことねぇな……ってあれ?」
両断され撃破されたかに思われたスライムは、それぞれが独立して動き出していた。
「分裂したのか? まぁまた斬ってやるだけだがな」
この時クロウは、スライムの色が青から赤に変色しているのに気が付いた。それに小さくなって身軽になったのか、先程より動きが速くなっているように見える。だが……この程度の動きならまだ脅威足りえない。再度クロウは機導剣を使用してスライムに斬りかかる。
「……ん?」
先程一撃で倒せたスライム……その片割れとなれば当然耐久力も減っていると予想していた。だが、その実機導剣の一撃ではこのスライムを倒せなかった。
「ちっ……浅かったか」
もう一度機導剣を振るう。今度は上手くいったようだ。スライムは再度両断され……またそれぞれが動き出す。その色は先程よりもさらに濃い赤に染まっている。
「キリがねぇな、まったくよぉ!」
クロウは若干イラつきながらも、さらに機導剣を振るう。
「……マジかよ」
ここで初めて、クロウが緊張した面持ちを見せる。今度は二振りでも倒せなかった。
「うぉっ!?」
しかも、今敵の数は1体だったのが3体まで増えている。動きがそこまで速くなかったから最初は脅威足らなかったが、分裂するたびに速度が増しているように思える。
苦し紛れに3度目の機導剣がスライムに突き刺さる。だが、今度もスライムは分裂する。
「くそっ、まだ増えるのかよ……うわっ!」
隙を突いて分裂した真っ赤なスライムがクロウに飛びかかる。クロウは慌てて機導剣を使い忘れ、魔導ガントレットで直接殴りつけた。
「……って、あれ?」
殴りつけられたスライムは水路の壁に叩きつけられ、やはり分裂する。ただ、先程と違いただの一撃であの敵は分裂した。
「どうなってるんだ?」
スライムを見て疑問を浮かべるクロウ。見ると、スライムの体色が赤から青に変色しているようだ。
(あの耐久力の差は色に関係があるのか?)
仲間のハンターたちが到着したのは、クロウが頭の中でそんなことを考えている時だった。
ラテン語で下水道の意味を持つ【Aqua Nigura】の略称である【AN】はゾンネンシュトラール帝国においては定期的に実施されるある掃討作戦の通称だ。
近代都市であるバルトアンデルスの地下を走る下水道の規模は全長1000km以上に及び、迷路のように張り巡らされている。
だが、最新鋭の機導術を誇る代償としての魔導汚染に常に悩まされている帝国の、首都ともなれば下水道の汚染から雑魔が発生するレベルの汚染となるのは避けられない。
そう、【AN】とは第一師団による定期的な掃討作戦行動の名称なのだ。
●
「……で、何で俺は今年も参加してんだろうなぁ……」
クロウはジメジメとした下水道を浮かない顔をして進んでいく。
元々、魔導アーマー用の新型武装研究の為に資料として魔導アーマーを頂戴しようと帝都にやってきていた。そこを捕まってこうして駆り出されているというわけだ。
「はぁ……研究したい……」
こんなことを考えながら歩くクロウは、やがて開けた空間に出る。そういえば、以前の下水掃討作戦の際も、こんな感じの場所で敵……巨大スライムに襲われたのだった。
そして……今回も……
「またスライムかよ……」
クロウの目の前には巨大な青いスライムの姿があった。練魔院での魔導汚染が原因……かどうかは分からないが、以前遭遇したものより一回り大きい。
「けど今回の奴は前と違って……鈍いな」
攻撃するつもりなのだろう。ブヨブヨと体を弾ませ接近してくる。だがその歩みは……正直遅い。
「接近してくるのを待ってもいいが、ここは……先手必勝!」
愛用の魔導ガントレットから光が発せられ、剣の形を取る。機導剣だ。その剣でスライムを一閃。すると……思いのほかあっさりとスライムが両断される。
「なんだ、大したことねぇな……ってあれ?」
両断され撃破されたかに思われたスライムは、それぞれが独立して動き出していた。
「分裂したのか? まぁまた斬ってやるだけだがな」
この時クロウは、スライムの色が青から赤に変色しているのに気が付いた。それに小さくなって身軽になったのか、先程より動きが速くなっているように見える。だが……この程度の動きならまだ脅威足りえない。再度クロウは機導剣を使用してスライムに斬りかかる。
「……ん?」
先程一撃で倒せたスライム……その片割れとなれば当然耐久力も減っていると予想していた。だが、その実機導剣の一撃ではこのスライムを倒せなかった。
「ちっ……浅かったか」
もう一度機導剣を振るう。今度は上手くいったようだ。スライムは再度両断され……またそれぞれが動き出す。その色は先程よりもさらに濃い赤に染まっている。
「キリがねぇな、まったくよぉ!」
クロウは若干イラつきながらも、さらに機導剣を振るう。
「……マジかよ」
ここで初めて、クロウが緊張した面持ちを見せる。今度は二振りでも倒せなかった。
「うぉっ!?」
しかも、今敵の数は1体だったのが3体まで増えている。動きがそこまで速くなかったから最初は脅威足らなかったが、分裂するたびに速度が増しているように思える。
苦し紛れに3度目の機導剣がスライムに突き刺さる。だが、今度もスライムは分裂する。
「くそっ、まだ増えるのかよ……うわっ!」
隙を突いて分裂した真っ赤なスライムがクロウに飛びかかる。クロウは慌てて機導剣を使い忘れ、魔導ガントレットで直接殴りつけた。
「……って、あれ?」
殴りつけられたスライムは水路の壁に叩きつけられ、やはり分裂する。ただ、先程と違いただの一撃であの敵は分裂した。
「どうなってるんだ?」
スライムを見て疑問を浮かべるクロウ。見ると、スライムの体色が赤から青に変色しているようだ。
(あの耐久力の差は色に関係があるのか?)
仲間のハンターたちが到着したのは、クロウが頭の中でそんなことを考えている時だった。
解説
●目的
敵の殲滅
●状況
PC達は下水道掃討作戦に参加中のハンターとなる。
戦場は下水道の一区画。複数の下水が集合している為、それなりの広さがある空間。四方に通路が繋がっている。
特に小型のスライムは通路に逃げられると捜索に手間取るためこの空間から出さずに全て仕留めることが望ましい。
●敵情報
・スライム
元々は青い大型のスライムだったが、一定ダメージを受けるたびに分裂していく性質がある。
便宜上元のスライムは3Lスライムと呼称され、以下分裂するたびにLL→L→M→S→SSと小さくなっていく。
戦闘開始時に存在しているスライムは赤(LL×1、M×1、S×1)青(SS×2)となっている。
小さい方が攻撃力は低いが動きが機敏。逆に大きいと鈍重だが攻撃が当たると軽視できないダメージを受ける。
●味方情報
・クロウ
毎度おなじみ錬金術師組合正博士兼ハンターの機導士。
機導剣、機導砲の2種で戦闘を行う。指示があれば可能な範囲で従う。
※以下PL情報
●敵情報補足
スライムは分裂する際に受けたダメージが魔法攻撃だった場合赤、物理攻撃だった場合青に変色する。
赤の場合魔法攻撃に、青の場合物理攻撃に強い耐性を持つ。
赤の状態で魔法攻撃を受け分裂した場合、更に強い魔法耐性を得る。青の状態で物理攻撃を受け分裂した場合も同様で更に強い物理耐性を得る。
射撃攻撃等、魔法スキルでない攻撃は物理攻撃としてカウントされる。
スライムはSSの状態で一定のダメージを受けると撃破される。
敵の殲滅
●状況
PC達は下水道掃討作戦に参加中のハンターとなる。
戦場は下水道の一区画。複数の下水が集合している為、それなりの広さがある空間。四方に通路が繋がっている。
特に小型のスライムは通路に逃げられると捜索に手間取るためこの空間から出さずに全て仕留めることが望ましい。
●敵情報
・スライム
元々は青い大型のスライムだったが、一定ダメージを受けるたびに分裂していく性質がある。
便宜上元のスライムは3Lスライムと呼称され、以下分裂するたびにLL→L→M→S→SSと小さくなっていく。
戦闘開始時に存在しているスライムは赤(LL×1、M×1、S×1)青(SS×2)となっている。
小さい方が攻撃力は低いが動きが機敏。逆に大きいと鈍重だが攻撃が当たると軽視できないダメージを受ける。
●味方情報
・クロウ
毎度おなじみ錬金術師組合正博士兼ハンターの機導士。
機導剣、機導砲の2種で戦闘を行う。指示があれば可能な範囲で従う。
※以下PL情報
●敵情報補足
スライムは分裂する際に受けたダメージが魔法攻撃だった場合赤、物理攻撃だった場合青に変色する。
赤の場合魔法攻撃に、青の場合物理攻撃に強い耐性を持つ。
赤の状態で魔法攻撃を受け分裂した場合、更に強い魔法耐性を得る。青の状態で物理攻撃を受け分裂した場合も同様で更に強い物理耐性を得る。
射撃攻撃等、魔法スキルでない攻撃は物理攻撃としてカウントされる。
スライムはSSの状態で一定のダメージを受けると撃破される。
マスターより
お世話になっております、植田です。
今回はスライム退治……去年の下水道掃討作戦もスライムでしたが、あの時のスライムは単純に強かったのに対し、今回のスライムはちょっと特殊です。
上手く攻撃を使い分けるか、それとも耐性を上回る力でねじ伏せるのか。それは皆様次第です。
それでは、皆様の参加お待ちいたしております。
今回はスライム退治……去年の下水道掃討作戦もスライムでしたが、あの時のスライムは単純に強かったのに対し、今回のスライムはちょっと特殊です。
上手く攻撃を使い分けるか、それとも耐性を上回る力でねじ伏せるのか。それは皆様次第です。
それでは、皆様の参加お待ちいたしております。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/06/04 21:10
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 十 音子(ka0537) 人間(リアルブルー)|23才|女性|猟撃士(イェーガー) |
最終発言 2015/05/27 00:41:16 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/05/24 05:47:59 |