ゲスト
(ka0000)
連続討伐!
マスター:秋風落葉

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/05/30 09:00
- リプレイ完成予定
- 2015/06/08 09:00
オープニング
●依頼人、再び
王都イルダーナのとあるハンターオフィスで。
時間はまだ早朝だ。誰もいない施設の中で、カウンターにいる一人の受付嬢はあくびをかみころしていた。
バタン!
そんな彼女を一瞬で覚醒させるような音が響き、受付嬢は慌てて顔をそちらに向ける。
そして、彼女は顔を大きくひきつらせた。
入り口に立っていたのは一人の男。
もうすぐしたら初老に達するか、といった風情であった。
そして、彼は受付嬢がとある事情でよく知っている人物でもある。
男はいそいそと掲示板へと近寄り、一枚の紙を勝手に貼り付ける。
そこにでかでかと書かれていた文字は……。
【求む! 幻獣! 出来たら複数!!】
「あ、あ、あ、貴方はあの時の! ……っていうかなにやってるんですか!?」
受付嬢は嫌な予感に怯えながらも、カウンターを抜けて男の側にやってきた。
男は喜色満面で彼女の方を振り返る。
「おお、わしのことを覚えていてくれたのかね。お嬢さん」
「忘れませんよっ!! ……それで、これは何なんですか!?」
受付嬢は男が貼り付けた紙をはがし、それをそのまま突きつける。
「いったいこれはどういう意味ですか!? まさか、また『あの肉』が欲しいとか言うんじゃないでしょうね!?」
「その通りだよ娘さん。そう! わしは幻獣が欲しい。いや、はっきり言うがヒュージスコーピオンの肉が欲しいのだ!」
「いやああああああああああああ!!」
その名は聞きたくなかった、とばかりに受付嬢は耳をふさぐ。
ヒュージスコーピオン。かつて、目の前の男――名をガードナーという――がこのハンターオフィスでハンターを募り、討伐した幻獣のことだ。その名の通り、巨大なサソリである。
なお、彼がかつてヒュージスコーピオンの討伐依頼を出した理由は、自分がその肉を食べるためである。
この受付嬢はサソリが大の苦手らしく、先日の依頼の時にも恐怖の眼差しでガードナーのことを見つめていた。
「……正直言って関わりたくないんですけど、仕事だし今私しかいないし、一応聞きますが、『複数』とはどういう意味です?」
「決まっておろう。一匹ではなく、複数倒してもらうのだ。ヒュージスコーピオンを」
「……そんなに大量の肉を手に入れてどうするつもりなんですか?」
よくぞ聞いてくれた、と言わんばかりにガードナーはにやりと笑った。
「わしが以前ハンター達と共にヒュージスコーピオンを倒した時にな。そのサイズのせいもあり、やはり全ての肉を食べることは出来ず、一部の肉は置き去りにせざるを得なかった」
老人は懐かしそうに語る。
「しかし、わしが後ろ髪を引かれながら荒野を去ろうとしたその時! 一人のハンターがわしにある物を手渡した。何だと思う?」
「……見当もつきませんが、なんだか嫌な予感がします」
「何を言うか。とてもすばらしいものだったぞ。何と、その娘さんはわしに、干し肉風に加工したサソリの肉をプレゼントしてくれたのだ!」
「いやあああああああああああああ!」
受付嬢は再び絶叫した。しかし、ガードナーの口の動きは止まらない
「そう! その娘さんのおかげでわしは気付いたのだ! 肉は全て持ち帰り、干し肉にすればいいと!」
――なんということを! なんということをこの老人に教えてしまったのだ! そのハンターは!
老人に知恵を与えた何者かを呪う受付嬢であったが、仕事は仕事である。気を取り直し、依頼の概要を尋ねた。
「……そ、それで、今回はヒュージごにょごにょ……を複数倒して欲しいと、そういうことですか」
「うむ。もちろん、解体作業と肉を適当な大きさに切ってもらう加工作業も依頼したい。それ用の道具はこちらで準備しよう」
「……うう、分かりました。ではそういった依頼を出しておきます……」
ペンを走らせ、受付嬢は依頼書の作成に取り掛かる。
「ああ、そうそう。大量に肉が手に入ることを考え、今度は馬車を用意して行くことにした。肉や道具を積むためのものだから、人を乗せてやることはできんがな。御者はわしがやるからハンターの手をわずらわせることはあるまい」
今回もハンター達に同行するつもりらしいガードナー。上機嫌の彼は、思い出したかのように受付嬢に一言付け加える。
「あんたにも土産を持ってきてやるぞ?」
「いりませんよっ!!」
王都イルダーナのとあるハンターオフィスで。
時間はまだ早朝だ。誰もいない施設の中で、カウンターにいる一人の受付嬢はあくびをかみころしていた。
バタン!
そんな彼女を一瞬で覚醒させるような音が響き、受付嬢は慌てて顔をそちらに向ける。
そして、彼女は顔を大きくひきつらせた。
入り口に立っていたのは一人の男。
もうすぐしたら初老に達するか、といった風情であった。
そして、彼は受付嬢がとある事情でよく知っている人物でもある。
男はいそいそと掲示板へと近寄り、一枚の紙を勝手に貼り付ける。
そこにでかでかと書かれていた文字は……。
【求む! 幻獣! 出来たら複数!!】
「あ、あ、あ、貴方はあの時の! ……っていうかなにやってるんですか!?」
受付嬢は嫌な予感に怯えながらも、カウンターを抜けて男の側にやってきた。
男は喜色満面で彼女の方を振り返る。
「おお、わしのことを覚えていてくれたのかね。お嬢さん」
「忘れませんよっ!! ……それで、これは何なんですか!?」
受付嬢は男が貼り付けた紙をはがし、それをそのまま突きつける。
「いったいこれはどういう意味ですか!? まさか、また『あの肉』が欲しいとか言うんじゃないでしょうね!?」
「その通りだよ娘さん。そう! わしは幻獣が欲しい。いや、はっきり言うがヒュージスコーピオンの肉が欲しいのだ!」
「いやああああああああああああ!!」
その名は聞きたくなかった、とばかりに受付嬢は耳をふさぐ。
ヒュージスコーピオン。かつて、目の前の男――名をガードナーという――がこのハンターオフィスでハンターを募り、討伐した幻獣のことだ。その名の通り、巨大なサソリである。
なお、彼がかつてヒュージスコーピオンの討伐依頼を出した理由は、自分がその肉を食べるためである。
この受付嬢はサソリが大の苦手らしく、先日の依頼の時にも恐怖の眼差しでガードナーのことを見つめていた。
「……正直言って関わりたくないんですけど、仕事だし今私しかいないし、一応聞きますが、『複数』とはどういう意味です?」
「決まっておろう。一匹ではなく、複数倒してもらうのだ。ヒュージスコーピオンを」
「……そんなに大量の肉を手に入れてどうするつもりなんですか?」
よくぞ聞いてくれた、と言わんばかりにガードナーはにやりと笑った。
「わしが以前ハンター達と共にヒュージスコーピオンを倒した時にな。そのサイズのせいもあり、やはり全ての肉を食べることは出来ず、一部の肉は置き去りにせざるを得なかった」
老人は懐かしそうに語る。
「しかし、わしが後ろ髪を引かれながら荒野を去ろうとしたその時! 一人のハンターがわしにある物を手渡した。何だと思う?」
「……見当もつきませんが、なんだか嫌な予感がします」
「何を言うか。とてもすばらしいものだったぞ。何と、その娘さんはわしに、干し肉風に加工したサソリの肉をプレゼントしてくれたのだ!」
「いやあああああああああああああ!」
受付嬢は再び絶叫した。しかし、ガードナーの口の動きは止まらない
「そう! その娘さんのおかげでわしは気付いたのだ! 肉は全て持ち帰り、干し肉にすればいいと!」
――なんということを! なんということをこの老人に教えてしまったのだ! そのハンターは!
老人に知恵を与えた何者かを呪う受付嬢であったが、仕事は仕事である。気を取り直し、依頼の概要を尋ねた。
「……そ、それで、今回はヒュージごにょごにょ……を複数倒して欲しいと、そういうことですか」
「うむ。もちろん、解体作業と肉を適当な大きさに切ってもらう加工作業も依頼したい。それ用の道具はこちらで準備しよう」
「……うう、分かりました。ではそういった依頼を出しておきます……」
ペンを走らせ、受付嬢は依頼書の作成に取り掛かる。
「ああ、そうそう。大量に肉が手に入ることを考え、今度は馬車を用意して行くことにした。肉や道具を積むためのものだから、人を乗せてやることはできんがな。御者はわしがやるからハンターの手をわずらわせることはあるまい」
今回もハンター達に同行するつもりらしいガードナー。上機嫌の彼は、思い出したかのように受付嬢に一言付け加える。
「あんたにも土産を持ってきてやるぞ?」
「いりませんよっ!!」
解説
・目的
ヒュージスコーピオンを討伐することです。それも、可能ならば複数です。
なお、解体作業と加工作業も依頼の中に含まれています。
・目的地
目的地である荒野の近くの街までは転移門で行くことができます。
荒野をうろつくヒュージスコーピオンは姿が大きく、遠目にも存在が分かります。
・ヒュージスコーピオンについて
全長4~6mの巨大サソリです。(全長には尻尾を含む)
尻尾には『行動不能』の効果を持つ麻痺針がついています。
尻尾による攻撃を受けた時、バッドステータスに対する抵抗を行う必要があります。
失敗すると、麻痺が回復するまで何の行動も取れなくなります。
失敗後も、毎ラウンド抵抗を行うことはできますので、それに成功すれば麻痺が治ります。
他の攻撃方法は主にはさみを使います。
また、外殻は中々の防御力を持ちます。
手ごわい相手だと言えるでしょう。
・特殊ルール
一戦が終わるごとに疲労が蓄積し、ハンター達の生命力は最大生命力の10%減少します。
回復のスキル等が全て尽き、これ以上戦うと危険だとガードナーが判断した際は、討伐はそこで切り上げ、解体作業後に街へと戻ることになります。
・補足
依頼人であるガードナーは転移門が使えないため、荒野の近くの街で一足先に待っており、ハンター達の探索についてきます。馬車を連れており、解体や加工作業に使える道具などは彼が準備しています。
戦闘に入ったら、彼と馬車は安全が確保されるまで離れた場所にいますので、戦いの際に彼のことを気にかける必要はありません。
一戦が終わるごとに、ハンター達は肉の解体作業と加工作業に従事することになります。
ヒュージスコーピオンを討伐することです。それも、可能ならば複数です。
なお、解体作業と加工作業も依頼の中に含まれています。
・目的地
目的地である荒野の近くの街までは転移門で行くことができます。
荒野をうろつくヒュージスコーピオンは姿が大きく、遠目にも存在が分かります。
・ヒュージスコーピオンについて
全長4~6mの巨大サソリです。(全長には尻尾を含む)
尻尾には『行動不能』の効果を持つ麻痺針がついています。
尻尾による攻撃を受けた時、バッドステータスに対する抵抗を行う必要があります。
失敗すると、麻痺が回復するまで何の行動も取れなくなります。
失敗後も、毎ラウンド抵抗を行うことはできますので、それに成功すれば麻痺が治ります。
他の攻撃方法は主にはさみを使います。
また、外殻は中々の防御力を持ちます。
手ごわい相手だと言えるでしょう。
・特殊ルール
一戦が終わるごとに疲労が蓄積し、ハンター達の生命力は最大生命力の10%減少します。
回復のスキル等が全て尽き、これ以上戦うと危険だとガードナーが判断した際は、討伐はそこで切り上げ、解体作業後に街へと戻ることになります。
・補足
依頼人であるガードナーは転移門が使えないため、荒野の近くの街で一足先に待っており、ハンター達の探索についてきます。馬車を連れており、解体や加工作業に使える道具などは彼が準備しています。
戦闘に入ったら、彼と馬車は安全が確保されるまで離れた場所にいますので、戦いの際に彼のことを気にかける必要はありません。
一戦が終わるごとに、ハンター達は肉の解体作業と加工作業に従事することになります。
マスターより
こんにちは、こんばんは。秋風落葉(しゅうふうらくよう)です。
今回の依頼は、戦って! 戦って! 戦い抜いて! といった感じのものです。
いっぱいサソリを倒すとガードナーがいっぱい喜びます。
ご参加お待ちしております。
戦闘がメインのお話になると思います。
※補足
このOPで触れられている過去の話については、公開中のリプレイ『あの味をもう一度』で確認することができます。
もちろんこちらを参照していただかなくても、参加に支障はございません。
今回の依頼は、戦って! 戦って! 戦い抜いて! といった感じのものです。
いっぱいサソリを倒すとガードナーがいっぱい喜びます。
ご参加お待ちしております。
戦闘がメインのお話になると思います。
※補足
このOPで触れられている過去の話については、公開中のリプレイ『あの味をもう一度』で確認することができます。
もちろんこちらを参照していただかなくても、参加に支障はございません。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/06/06 03:57
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
連続狩猟:巨大蠍 レイ・T・ベッドフォード(ka2398) 人間(リアルブルー)|26才|男性|霊闘士(ベルセルク) |
最終発言 2015/05/30 07:57:28 |
|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/05/28 00:37:16 |