ゲスト
(ka0000)
来る晴れの日に
マスター:黒木茨

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/06/01 12:00
- リプレイ完成予定
- 2015/06/10 12:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
●
ある青年の話をしましょう。名前はアロルド。
敬虔なエクラ教徒で、心優しく、そして勇敢な青年でした。
騎士道に傾倒している姿は、殊にこの商人の世界では時代遅れだと心無い言葉を受けることもありましたが、今日まで強く逞しく生きてきました。
三年前からでしょうか。この青年はとある商人のもとで、下働きをしながら細々と生活の糧を得ていたのですが……
「はぁ……」
吐くのは溜息。というのも、この青年には悩み事がありました。
「どうした、アロルド」
「ご主人様」
隠し事の出来ぬ青年の性質から、思い悩む姿は周囲にも知れていることでした。
「娘のことか。気持ちはわかるが、もう決まった話だ。諦めてくれ」
青年よりも二回り年上の男は言います。青年は首を振り、それを否定しました。
「いえ……そのことではありません」
「じゃあ、なんだ?」
男に問われた青年は暫し虚空を見つめて、決心したように男の目をじっと見つめます。
「あの人の結婚式が終わったら、しばらくお暇をいただけませんか」
青年にこう言われた男は目をぱちぱちと瞬いて、顎に手を当てました。
「別に構わんが、宛てはあるのか」
「それは……」
言葉に詰まった青年を見て男はふーっと息を吐くと言います。
「どうしても困ったら、頼れ」
男の暖かい言葉に、青年は無言で頭を下げました。
●
その翌々日のこと。
オフィスの貼り紙に記されていた場所に行ったあなたは、件の青年の姿を見かけます。
集まった人々に青年は礼を言って、軽く経緯を説明しました。
「二人に、今まで世話になったお礼がしたい。そう思ったんですけど……」
青年は頭を掻いて、照れ臭そうに笑います。
「恥ずかしいことにどうも、女性の喜ぶものというのがよくわかりません」
贈り物を選ぶ手伝いをしてほしい、というのが青年の願いでした。
「あ、でも。些細なことですから、すぐに終わると思います。なにか自分のことがあったら、そちらを優先してください!」
じゃあ行きましょうか、青年は市場に向かって歩き出しました。
●
ある青年の話をしましょう。名前はアロルド。
敬虔なエクラ教徒で、心優しく、そして勇敢な青年でした。
騎士道に傾倒している姿は、殊にこの商人の世界では時代遅れだと心無い言葉を受けることもありましたが、今日まで強く逞しく生きてきました。
三年前からでしょうか。この青年はとある商人のもとで、下働きをしながら細々と生活の糧を得ていたのですが……
「はぁ……」
吐くのは溜息。というのも、この青年には悩み事がありました。
「どうした、アロルド」
「ご主人様」
隠し事の出来ぬ青年の性質から、思い悩む姿は周囲にも知れていることでした。
「娘のことか。気持ちはわかるが、もう決まった話だ。諦めてくれ」
青年よりも二回り年上の男は言います。青年は首を振り、それを否定しました。
「いえ……そのことではありません」
「じゃあ、なんだ?」
男に問われた青年は暫し虚空を見つめて、決心したように男の目をじっと見つめます。
「あの人の結婚式が終わったら、しばらくお暇をいただけませんか」
青年にこう言われた男は目をぱちぱちと瞬いて、顎に手を当てました。
「別に構わんが、宛てはあるのか」
「それは……」
言葉に詰まった青年を見て男はふーっと息を吐くと言います。
「どうしても困ったら、頼れ」
男の暖かい言葉に、青年は無言で頭を下げました。
●
その翌々日のこと。
オフィスの貼り紙に記されていた場所に行ったあなたは、件の青年の姿を見かけます。
集まった人々に青年は礼を言って、軽く経緯を説明しました。
「二人に、今まで世話になったお礼がしたい。そう思ったんですけど……」
青年は頭を掻いて、照れ臭そうに笑います。
「恥ずかしいことにどうも、女性の喜ぶものというのがよくわかりません」
贈り物を選ぶ手伝いをしてほしい、というのが青年の願いでした。
「あ、でも。些細なことですから、すぐに終わると思います。なにか自分のことがあったら、そちらを優先してください!」
じゃあ行きましょうか、青年は市場に向かって歩き出しました。
解説
◆概要
青年のプレゼント選びを手伝ってください。
という趣旨ですが、皆さんが恋人や日頃お世話になっている人に贈る物を買っていく……といった行動がメインでも問題ありません。
どちらかというと自由な依頼になると思います。
場所はヴァリオスになります。
◆NPC
・アロルド
騎士道に篤い青年です。
密かに思いを寄せていた女性が結婚することになり、寂しい様子。
ですが今回の結婚には納得しています。
女性の結婚式を見届けた後はしばらく旅に出かけます。
その前に主人や女性にお礼の品を贈る予定ですが、悩んでいるようです。
・女性
淑やかで芯の強い人です。
どこかの上流の商家に嫁ぐことになっています。
最近流行りの小説や詩集に興味を示している様子。
この女性の情報はアロルドから聞き出すことが出来ます。
青年のプレゼント選びを手伝ってください。
という趣旨ですが、皆さんが恋人や日頃お世話になっている人に贈る物を買っていく……といった行動がメインでも問題ありません。
どちらかというと自由な依頼になると思います。
場所はヴァリオスになります。
◆NPC
・アロルド
騎士道に篤い青年です。
密かに思いを寄せていた女性が結婚することになり、寂しい様子。
ですが今回の結婚には納得しています。
女性の結婚式を見届けた後はしばらく旅に出かけます。
その前に主人や女性にお礼の品を贈る予定ですが、悩んでいるようです。
・女性
淑やかで芯の強い人です。
どこかの上流の商家に嫁ぐことになっています。
最近流行りの小説や詩集に興味を示している様子。
この女性の情報はアロルドから聞き出すことが出来ます。
マスターより
いつもお世話になっております、黒木です。
そろそろ六月ですね。
白紙提出には気をつけて、よろしくお願いします。
そろそろ六月ですね。
白紙提出には気をつけて、よろしくお願いします。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/06/13 05:26
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/05/28 21:46:53 |
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【相談卓】買い物に 遠火 楓(ka4929) 人間(リアルブルー)|22才|女性|舞刀士(ソードダンサー) |
最終発言 2015/05/31 23:06:10 |