ゲスト
(ka0000)
【春郷祭】お花畑警備
マスター:篠崎砂美

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/06/05 22:00
- リプレイ完成予定
- 2015/06/14 22:00
オープニング
「ここが、ジェオルジだ」
率いてきた兵隊さんたちに、アルマート隊長が言いました。
村は今春の村長祭の準備で、とてもあわただしい状態です。人も普段よりたくさんいますし、何よりも活気にあふれています。
「うわー」
「すげーだ」
「人がいっぱいだー」
「都会だー」
兵隊さんたちも、目をキラキラと輝かせて周囲を物珍しげに見回していました。もう、完全にお上りさん状態です。
「こ、これが都会……!?」
ポルトワールやヴァリオスをよく知っている、いや、むしろ都に帰りたい隊長としては、少々呆れるばかりでした。こんなことでは、いきなりヴァリオスになど連れていったら、部下たちは驚いて卒倒してしまいそうです。
「ああ、都が恋しいぜ……」
今回、アルマート大尉の部隊がジェオルジにやってきたのは、自分たちの村長の護衛としてです。なにしろ、ど田舎村唯一の兵隊さんたちですから、こういう時に働いてもらわないと、いつ働けばいいのか分かりません。
「まっ、護衛って言っても、村長はもう宿に入っちまったし、ジェオルジにいる間はやることなんてないんだけどなあ」
当然、ジェオルジにも警備隊はいますし、こんなときのためにハンターも集まってきています。このわきゃわきゃした兵隊さんたちの出る幕などありません。帰る日までは、実質お祭りを楽しんでいいという感じでした。
「どれ、久しぶりにお姉ちゃんたちと楽しいひとときを……」
隊長が、よからぬ思いを巡らせていると、数人の農家さんたちがこちらにむかって走ってきました。
「あんたたち、兵隊さんかい?」
「あー、陸軍の警備小隊だが、どうした、何かあったのかね。ちなみに、私が隊長だあ」
隊長が、ちょっともったいをつけるようにして聞き返しました。
「陸軍……」
可愛らしい兵隊さんたちを見回して、農家さんたちがみるみるうちに残念だという落胆の顔に変わっていきました。そりゃ、残念陸軍の残念小隊ですので仕方ありません。
「なんだあ、何か言いたいことでもあるのかあ?」
すべて読みとって、隊長が農家さんたちに聞き返しました。そりゃあ、見るからに役に立ちそうにないのは分かっています。とはいえ、やっぱり可愛い部下たちです。伊達に特訓を重ねてきたわけではありません。あのときの先生たち、見てますかー。
「いえ、特には……。とにかく、こっちに来てください」
そう言うと、農家さんたちは隊長の手をとって引っぱっていきました。
「いったい何が何やら……」
「たいちょさーん」
「おいてかないでー」
「まってー」
「わーん」
戸惑う隊長の後を、慌てて兵隊さんたちが追いかけていきます。
案内されたのは、荒れ果てた畑です。あちこちに大きい穴が開いていて、そこに咲いていたらしい花は根こそぎ倒されてしまっています。
「これは酷い」
「んだ。だが、こんなでっけえ穴は見たことがねえ。多分モグラだとは思うが、雑魔かもしんねえ」
ブルンと身体を震わせて、農家さんが言いました。確かに、ジェオルジ辺りであれば、ど田舎と違って雑魔の一匹ぐらい出ても不思議ではないのかもしれません。
「他にも、めぬめぬのとろとろにされた花畑もあるだ」
「次は、隣にあるわしの畑にちげえねえ。どうか、化けモグラをやっつけてほしいだ」
「お願いしますだ」
農家さんたちが隊長たちに頭を下げました。
「雑魔ねえ……」
雑魔を退治する。
実績が上がる。
褒められる。
昇格する。
栄転する。
ヴァリオスに戻ってこられる……。
「ようし、俺に任せておけ!」
思いっきり打算に満ちた笑顔で、隊長が農家さんたちに約束しました。
とはいえ、部下の兵隊さんたちではどうにも不安です。うっかりすると、退治する側が退治されてしまいそうではありませんか。
「うーん。おっ、丁度いい所へ。おーい、ここだ、ここだあ!」
都合よくか、運悪くか、近くを通りかかったハンターたちを見つけて、隊長が大きく手を振って呼び止めました。
「ちょっと、手伝ってくれないか?」
何ごとかと集まってきたハンターたちに、そう隊長が切り出しました。
率いてきた兵隊さんたちに、アルマート隊長が言いました。
村は今春の村長祭の準備で、とてもあわただしい状態です。人も普段よりたくさんいますし、何よりも活気にあふれています。
「うわー」
「すげーだ」
「人がいっぱいだー」
「都会だー」
兵隊さんたちも、目をキラキラと輝かせて周囲を物珍しげに見回していました。もう、完全にお上りさん状態です。
「こ、これが都会……!?」
ポルトワールやヴァリオスをよく知っている、いや、むしろ都に帰りたい隊長としては、少々呆れるばかりでした。こんなことでは、いきなりヴァリオスになど連れていったら、部下たちは驚いて卒倒してしまいそうです。
「ああ、都が恋しいぜ……」
今回、アルマート大尉の部隊がジェオルジにやってきたのは、自分たちの村長の護衛としてです。なにしろ、ど田舎村唯一の兵隊さんたちですから、こういう時に働いてもらわないと、いつ働けばいいのか分かりません。
「まっ、護衛って言っても、村長はもう宿に入っちまったし、ジェオルジにいる間はやることなんてないんだけどなあ」
当然、ジェオルジにも警備隊はいますし、こんなときのためにハンターも集まってきています。このわきゃわきゃした兵隊さんたちの出る幕などありません。帰る日までは、実質お祭りを楽しんでいいという感じでした。
「どれ、久しぶりにお姉ちゃんたちと楽しいひとときを……」
隊長が、よからぬ思いを巡らせていると、数人の農家さんたちがこちらにむかって走ってきました。
「あんたたち、兵隊さんかい?」
「あー、陸軍の警備小隊だが、どうした、何かあったのかね。ちなみに、私が隊長だあ」
隊長が、ちょっともったいをつけるようにして聞き返しました。
「陸軍……」
可愛らしい兵隊さんたちを見回して、農家さんたちがみるみるうちに残念だという落胆の顔に変わっていきました。そりゃ、残念陸軍の残念小隊ですので仕方ありません。
「なんだあ、何か言いたいことでもあるのかあ?」
すべて読みとって、隊長が農家さんたちに聞き返しました。そりゃあ、見るからに役に立ちそうにないのは分かっています。とはいえ、やっぱり可愛い部下たちです。伊達に特訓を重ねてきたわけではありません。あのときの先生たち、見てますかー。
「いえ、特には……。とにかく、こっちに来てください」
そう言うと、農家さんたちは隊長の手をとって引っぱっていきました。
「いったい何が何やら……」
「たいちょさーん」
「おいてかないでー」
「まってー」
「わーん」
戸惑う隊長の後を、慌てて兵隊さんたちが追いかけていきます。
案内されたのは、荒れ果てた畑です。あちこちに大きい穴が開いていて、そこに咲いていたらしい花は根こそぎ倒されてしまっています。
「これは酷い」
「んだ。だが、こんなでっけえ穴は見たことがねえ。多分モグラだとは思うが、雑魔かもしんねえ」
ブルンと身体を震わせて、農家さんが言いました。確かに、ジェオルジ辺りであれば、ど田舎と違って雑魔の一匹ぐらい出ても不思議ではないのかもしれません。
「他にも、めぬめぬのとろとろにされた花畑もあるだ」
「次は、隣にあるわしの畑にちげえねえ。どうか、化けモグラをやっつけてほしいだ」
「お願いしますだ」
農家さんたちが隊長たちに頭を下げました。
「雑魔ねえ……」
雑魔を退治する。
実績が上がる。
褒められる。
昇格する。
栄転する。
ヴァリオスに戻ってこられる……。
「ようし、俺に任せておけ!」
思いっきり打算に満ちた笑顔で、隊長が農家さんたちに約束しました。
とはいえ、部下の兵隊さんたちではどうにも不安です。うっかりすると、退治する側が退治されてしまいそうではありませんか。
「うーん。おっ、丁度いい所へ。おーい、ここだ、ここだあ!」
都合よくか、運悪くか、近くを通りかかったハンターたちを見つけて、隊長が大きく手を振って呼び止めました。
「ちょっと、手伝ってくれないか?」
何ごとかと集まってきたハンターたちに、そう隊長が切り出しました。
解説
モグラを退治してください。
実際には雑魔ではなく、何らかの飼料を食べて急成長してしまったモグラです。雑魚は数十センチ、ボスは一メートル程になります。
倒し方は、モグラ叩きの要領です。
まずは、4人の兵隊さんたちとコンビを組んでもらいます。隊長さんの他は、年長の1.ウーノ、そこそこイケメンの2.ドゥーエとその双子の兄弟の3.トレ、最年少の4.クアットロです。
畑にモグラが現れたら、兵隊さんが叩いて地面に転がします。成功率は低めですが、ハンターの応援の質によって大きくボーナスがつきます。ハンターが複数ついた場合は、揃って応援します。
PCは止めを刺す担当になります。ただし、兵隊さんが初撃に失敗すると、難易度が上がりますので、ちゃんと応援してあげてください。PCがつかない兵隊さんがいた場合は、自分で止めを刺しますが、かなり難しいことになります。
一人余りますが、遊撃係として誰かが失敗したモグラを一度だけ攻撃できます。また、最後にボスモグラが現れますので、それを転がす役目があります。成功すれば、後はみんなでフルボッコにできるかどうかです。
アクションには、次を明記してください。
1.誰とコンピを組むのか。隊長・兵隊さん1・2・3・4・遊撃となります。
2.どういう応援をするのか。
3.攻撃方法。近接・射撃・魔法のいずれか。使用する武器も明記してください。
敵は弱いので、ボス以外は命中すれば倒れます。ボスは、兵隊さんも含めて一定数あたれば倒れますので頑張って花畑を守ってください。
実際には雑魔ではなく、何らかの飼料を食べて急成長してしまったモグラです。雑魚は数十センチ、ボスは一メートル程になります。
倒し方は、モグラ叩きの要領です。
まずは、4人の兵隊さんたちとコンビを組んでもらいます。隊長さんの他は、年長の1.ウーノ、そこそこイケメンの2.ドゥーエとその双子の兄弟の3.トレ、最年少の4.クアットロです。
畑にモグラが現れたら、兵隊さんが叩いて地面に転がします。成功率は低めですが、ハンターの応援の質によって大きくボーナスがつきます。ハンターが複数ついた場合は、揃って応援します。
PCは止めを刺す担当になります。ただし、兵隊さんが初撃に失敗すると、難易度が上がりますので、ちゃんと応援してあげてください。PCがつかない兵隊さんがいた場合は、自分で止めを刺しますが、かなり難しいことになります。
一人余りますが、遊撃係として誰かが失敗したモグラを一度だけ攻撃できます。また、最後にボスモグラが現れますので、それを転がす役目があります。成功すれば、後はみんなでフルボッコにできるかどうかです。
アクションには、次を明記してください。
1.誰とコンピを組むのか。隊長・兵隊さん1・2・3・4・遊撃となります。
2.どういう応援をするのか。
3.攻撃方法。近接・射撃・魔法のいずれか。使用する武器も明記してください。
敵は弱いので、ボス以外は命中すれば倒れます。ボスは、兵隊さんも含めて一定数あたれば倒れますので頑張って花畑を守ってください。
マスターより
アルマート大尉、思いっきり打算に満ちていますが、大丈夫でしょうか?
判定は指定した攻撃の命中率で行いますが、兵隊さんたちの結果によってマイナスされますから、頑張って兵隊さんたちを応援してください。
判定は指定した攻撃の命中率で行いますが、兵隊さんたちの結果によってマイナスされますから、頑張って兵隊さんたちを応援してください。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/06/13 05:12
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 メルクーア(ka4005) ドワーフ|10才|女性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2015/06/04 10:58:53 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/06/04 10:51:56 |