ゲスト
(ka0000)
負けられない戦いが、ここにある……かも?
マスター:香月丈流

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/06/02 22:00
- リプレイ完成予定
- 2015/06/11 22:00
オープニング
男には、自分以外の『何か』のために戦う時がある。
漢(おとこ)には、己のプライドを賭けて戦わねばならない時がある。
男として……雄として生まれた者は、誰でも『強者に挑戦する権利』を与えられている。
それを使って生きるか、使わないで生きるかは、自分にしか決められない。
だが……大半の男は知っている。
敵を倒した先に、栄光が待っている事を。
「お前……もう一回言ってみろ!」
大地を震わせるような怒声を上げ、ドワーフの男性がテーブルを叩く。衝撃で卓上からビンが落下し、軽い破裂音が室内に響いた。
ドワーフが怒りの視線を送っている相手は、エルフの男性。細い指で髪を掻き上げ、軽く鼻で笑って見せた。
「フッ。言葉を一度で理解できないとは……キミの耳や頭は、デキの悪い飾りのようだね」
挑発的な言葉に、ドワーフの怒りが加速していく。この2人だけでなく、周囲に居る同族達も似たようにギスギスしているが。
クリムゾンウェストの有史以来、エルフとドワーフは犬猿の中。生活スタイルや考え方まで全く違うらしく、互いを認める気は無いようだ。
とは言え、種族全体が険悪というワケではない。エルフと仲の良いドワーフも居るし、混血児の存在も確認されている。いつか、笑顔で手を取り合える日が来るかもしれないが……気の遠くなるような未来の話かもしれない。
「脳細胞の少ないドワーフさん達のために、もう一度言ってあげるよ。神霊樹で耳の穴カッポじって、良く聞きたまえ」
言いながら、エルフがイスから立ち上がる。神聖な神霊樹で耳掃除をしたら色んな意味で大問題になるし、間違い無く使い勝手は悪い。その点に誰もツッコむ事なく、エルフ男性の叫びが響いた。
「この世界……いや、リアルブルーを含めても、一番美しくて気高いのは、ボク達エルフの女性達なのさ!」
彼に同意するように、室内のエルフ族が声を上げる。周囲の緊張感が完全に崩壊しているが……気にしたら負けである。
「馬鹿言ってんじゃねぇ! どっからどう見ても、ドワーフの女の方が健康的で美人じゃねぇか!」
エルフ達と同じように、ドワーフ達も野太い声で叫ぶ。どうやら……お互いに『自分の種族の女性が一番美しい』と思っているようだ。
彼等が口論するキッカケになったのは、数十分前の事。たまたま、同じ日に戦闘訓練を行った集団があった。訓練中に顔を合わせる機会は無かったが、終了後に町の酒場でバッタリ遭遇。最初は互いに無視し合っていたが……。
酒が入ってテンションが上がったのか、声が大きくなり、会話内容も過激化。気付いた時には大声で罵り合い、今に至る。
「美しい者を『美しい』と素直に言えないなんて……ここまで愚かだと、むしろ同情したくなるよ」
「それは俺のセリフだ! ドワーフが美人揃いだから羨ましいんだろ? 男の嫉妬は見苦しいぜ?」
完全に『デキ上がっている』酔っ払いに、冷静な判断が出来るワケが無い。売り言葉に買い言葉が続き、室内で暴言が飛び交っている。良い子やチビッ子には、絶対に見せられない光景である。
「ここまで言っても通じないとは……こうなったら、体に叩き込むしかないね……!」
「上等だ! 表ぇ出やがれ!」
叫ぶや否や、ドワーフとエルフ達は、敵意を剥き出しにして酒場から出て行った。残ったのは、店員数名と店長……それと、飲み食いした跡だけ。
「お代……貰ってないんだけどなぁ……」
呟いた店長の言葉は、虚しく響いた。
漢(おとこ)には、己のプライドを賭けて戦わねばならない時がある。
男として……雄として生まれた者は、誰でも『強者に挑戦する権利』を与えられている。
それを使って生きるか、使わないで生きるかは、自分にしか決められない。
だが……大半の男は知っている。
敵を倒した先に、栄光が待っている事を。
「お前……もう一回言ってみろ!」
大地を震わせるような怒声を上げ、ドワーフの男性がテーブルを叩く。衝撃で卓上からビンが落下し、軽い破裂音が室内に響いた。
ドワーフが怒りの視線を送っている相手は、エルフの男性。細い指で髪を掻き上げ、軽く鼻で笑って見せた。
「フッ。言葉を一度で理解できないとは……キミの耳や頭は、デキの悪い飾りのようだね」
挑発的な言葉に、ドワーフの怒りが加速していく。この2人だけでなく、周囲に居る同族達も似たようにギスギスしているが。
クリムゾンウェストの有史以来、エルフとドワーフは犬猿の中。生活スタイルや考え方まで全く違うらしく、互いを認める気は無いようだ。
とは言え、種族全体が険悪というワケではない。エルフと仲の良いドワーフも居るし、混血児の存在も確認されている。いつか、笑顔で手を取り合える日が来るかもしれないが……気の遠くなるような未来の話かもしれない。
「脳細胞の少ないドワーフさん達のために、もう一度言ってあげるよ。神霊樹で耳の穴カッポじって、良く聞きたまえ」
言いながら、エルフがイスから立ち上がる。神聖な神霊樹で耳掃除をしたら色んな意味で大問題になるし、間違い無く使い勝手は悪い。その点に誰もツッコむ事なく、エルフ男性の叫びが響いた。
「この世界……いや、リアルブルーを含めても、一番美しくて気高いのは、ボク達エルフの女性達なのさ!」
彼に同意するように、室内のエルフ族が声を上げる。周囲の緊張感が完全に崩壊しているが……気にしたら負けである。
「馬鹿言ってんじゃねぇ! どっからどう見ても、ドワーフの女の方が健康的で美人じゃねぇか!」
エルフ達と同じように、ドワーフ達も野太い声で叫ぶ。どうやら……お互いに『自分の種族の女性が一番美しい』と思っているようだ。
彼等が口論するキッカケになったのは、数十分前の事。たまたま、同じ日に戦闘訓練を行った集団があった。訓練中に顔を合わせる機会は無かったが、終了後に町の酒場でバッタリ遭遇。最初は互いに無視し合っていたが……。
酒が入ってテンションが上がったのか、声が大きくなり、会話内容も過激化。気付いた時には大声で罵り合い、今に至る。
「美しい者を『美しい』と素直に言えないなんて……ここまで愚かだと、むしろ同情したくなるよ」
「それは俺のセリフだ! ドワーフが美人揃いだから羨ましいんだろ? 男の嫉妬は見苦しいぜ?」
完全に『デキ上がっている』酔っ払いに、冷静な判断が出来るワケが無い。売り言葉に買い言葉が続き、室内で暴言が飛び交っている。良い子やチビッ子には、絶対に見せられない光景である。
「ここまで言っても通じないとは……こうなったら、体に叩き込むしかないね……!」
「上等だ! 表ぇ出やがれ!」
叫ぶや否や、ドワーフとエルフ達は、敵意を剥き出しにして酒場から出て行った。残ったのは、店員数名と店長……それと、飲み食いした跡だけ。
「お代……貰ってないんだけどなぁ……」
呟いた店長の言葉は、虚しく響いた。
解説
酒の席で起きた、笑い話のような事件。当人達は真剣ですが……暴れて怪我人が出るのを見逃すワケにはいきません。双方を大人しくさせ、喧嘩を治めて下さい。
ドワーフとエルフが向かったのは、決闘の定番とも言える荒野。町から1kmも離れていないので、道に迷う事は無いでしょう。
鎮圧対象は、双方50人ずつの計100人。戦闘訓練を行っているので、一般人よりは若干強いですが、覚醒者と比べたら足元にも及びません。駆け出しのハンターでも、苦戦する事はないでしょう。
ドワーフもエルフも血気盛んな状態ですが、説得に耳を貸す者も居ます。ハンターに恩義や憧れを抱いている者も居るので、話し合う事も可能です。
ですが、恐らく話を聞かない者の方が多いでしょう。そういう輩は、実力行使で大人しくさせてOKです。眠らせたり、気絶させたり、戦意喪失するまで戦ったり……方法は色々あります。
ただし。相手はあくまでも『一般人』。重傷者や死者が出ないよう、手加減をお忘れなく。
最終的に、騒動を起こした100人を全員ハンターズギルドに連行して下さい。それで、今回の依頼は終了となります。
ドワーフとエルフが向かったのは、決闘の定番とも言える荒野。町から1kmも離れていないので、道に迷う事は無いでしょう。
鎮圧対象は、双方50人ずつの計100人。戦闘訓練を行っているので、一般人よりは若干強いですが、覚醒者と比べたら足元にも及びません。駆け出しのハンターでも、苦戦する事はないでしょう。
ドワーフもエルフも血気盛んな状態ですが、説得に耳を貸す者も居ます。ハンターに恩義や憧れを抱いている者も居るので、話し合う事も可能です。
ですが、恐らく話を聞かない者の方が多いでしょう。そういう輩は、実力行使で大人しくさせてOKです。眠らせたり、気絶させたり、戦意喪失するまで戦ったり……方法は色々あります。
ただし。相手はあくまでも『一般人』。重傷者や死者が出ないよう、手加減をお忘れなく。
最終的に、騒動を起こした100人を全員ハンターズギルドに連行して下さい。それで、今回の依頼は終了となります。
マスターより
この依頼に目を通して下さった方、参加して下さった方に感謝を。
香月丈流です。
暴徒を捕えるのに縄や網が必要なら、プレイングに明記して下さい。
連行させるのに人員が足りないなら、今回はギルド職員も手を貸します。
ちなみに、香月はドワーフもエルフもリアルブルー人もクリムゾンウェスト人も、総じて女性は魅力的だと思います。
私より年下なら、尚良し!(笑)
香月丈流です。
暴徒を捕えるのに縄や網が必要なら、プレイングに明記して下さい。
連行させるのに人員が足りないなら、今回はギルド職員も手を貸します。
ちなみに、香月はドワーフもエルフもリアルブルー人もクリムゾンウェスト人も、総じて女性は魅力的だと思います。
私より年下なら、尚良し!(笑)
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/06/10 23:46
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談所 ルゥルゥ・F=カマル(ka2994) ドワーフ|16才|女性|霊闘士(ベルセルク) |
最終発言 2015/05/31 14:12:22 |
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![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/05/30 18:42:29 |