ゲスト
(ka0000)
罪深き教会と子供達
マスター:天田洋介

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/06/05 22:00
- リプレイ完成予定
- 2015/06/14 22:00
オープニング
グラズヘイム王国・王都【イルダーナ】。
休日の朝。仲良し四人組は面白い何かを求めて遠出を試みる。
具体的には第六街区の向こう側へ。衛兵に咎められると厄介なので、城門を通過するときには親と勘違いしてくれそうな大人の後ろをついていく。
そうやって四人の子供は王都の外にでた。
「ここも充分に街中だよね」
「そうだなあ。家も建っているし、商売人も元気いいし」
少年ピスティア・ノートと少年ボナンザ・ロッソは第七街区予定地を眺めて感想を言い合う。
歪虚との戦いで故郷を追われた王国民が集まって、このような巨大集落が形成されている。王国としても放置はせず、新たな王都外縁として第七の城壁を建築しようとしていた。しかしごく一部が多少城壁っぽくなってきたといった程度でまだまだの状態である。
通りの脇には物珍しい料理屋台が並んでいた。
「この豆の煮込み料理、凄い色。どんな味かしら?」
「食べてみましょうか?」
少女ミリア・シューイッツと少女マリナ・ピュールスはさっそく買い食い。ピスティアとボナンザも炙り肉が挟まれたパンを買って齧り付いた。
両親に連れられて何度か通過したことはあるものの、こうして自由に歩くのは初めてである。見聞きするすべてが新鮮に感じられた。
「あれって教会だよな」
「そうね。やっぱりあるんだ」
ボナンザとミリアが買ったばかりのサクランボを食べながら遠くを眺める。四人の子供は何となくエクラ教の教会を目指す。
「そういや俺、今日はお祈りをしてないな」
ボナンザの一言で中へ入ることに。教会の内部にはとても綺麗で複雑な装飾が施されていた。
「司祭様とかいないのかな?」
マリナが奥を眺めながら呟く。礼拝堂内には自分達以外いなかった。しばらくすれば誰かがくるだろうと四人の子供は椅子に座って待ち続ける。
十数分後、どこからか声が聞こえてきた。
「光などばかげておる」
「まったくだ。歪虚様こそが我らを真に救う存在ぞ」
耳を澄ますと声は足元から届いている。床の一部が開き、司祭と助祭の格好をした男性二名が現れた。
「なんでガキ共が」
「……お前達、聞いたな?」
司祭と助祭が四人の子供を睨みつける。二人に捕まった子供達は地下室へと閉じ込められた。
「どうしよう……」
「参ったわね」
真っ暗闇の中、ミリアとマリナが弱々しく呟く。
「さっき食べたばかりなのに腹が減っていたよ」
全員が家族に内緒でこの第七街区予定地へやって来ている。但し、ボナンザは何人かのプルミエールの学友に話したようだ。
「姉さんからもらった赤い玉石のブローチを礼拝堂の床にわざと落としといた。あれに気づいてもらえれば……やっぱり難しいかな」
ピスティアは脱出方法を捻りだそうと頑張ったが思いつかない。地下室に至るまでの階段はとても長かった。大声をだしても礼拝堂には届かないだろう。
その日の晩、子供達が帰ってこない事態に両親や家族がとても心配する。多くの人々に手伝ってもらって方々探し回ったが一晩経っても見つからない。
翌朝、家族の代表者がハンターズソサエティ支部に駆け込んで協力を求めた。どうか四人の子供を探して欲しいと。
休日の朝。仲良し四人組は面白い何かを求めて遠出を試みる。
具体的には第六街区の向こう側へ。衛兵に咎められると厄介なので、城門を通過するときには親と勘違いしてくれそうな大人の後ろをついていく。
そうやって四人の子供は王都の外にでた。
「ここも充分に街中だよね」
「そうだなあ。家も建っているし、商売人も元気いいし」
少年ピスティア・ノートと少年ボナンザ・ロッソは第七街区予定地を眺めて感想を言い合う。
歪虚との戦いで故郷を追われた王国民が集まって、このような巨大集落が形成されている。王国としても放置はせず、新たな王都外縁として第七の城壁を建築しようとしていた。しかしごく一部が多少城壁っぽくなってきたといった程度でまだまだの状態である。
通りの脇には物珍しい料理屋台が並んでいた。
「この豆の煮込み料理、凄い色。どんな味かしら?」
「食べてみましょうか?」
少女ミリア・シューイッツと少女マリナ・ピュールスはさっそく買い食い。ピスティアとボナンザも炙り肉が挟まれたパンを買って齧り付いた。
両親に連れられて何度か通過したことはあるものの、こうして自由に歩くのは初めてである。見聞きするすべてが新鮮に感じられた。
「あれって教会だよな」
「そうね。やっぱりあるんだ」
ボナンザとミリアが買ったばかりのサクランボを食べながら遠くを眺める。四人の子供は何となくエクラ教の教会を目指す。
「そういや俺、今日はお祈りをしてないな」
ボナンザの一言で中へ入ることに。教会の内部にはとても綺麗で複雑な装飾が施されていた。
「司祭様とかいないのかな?」
マリナが奥を眺めながら呟く。礼拝堂内には自分達以外いなかった。しばらくすれば誰かがくるだろうと四人の子供は椅子に座って待ち続ける。
十数分後、どこからか声が聞こえてきた。
「光などばかげておる」
「まったくだ。歪虚様こそが我らを真に救う存在ぞ」
耳を澄ますと声は足元から届いている。床の一部が開き、司祭と助祭の格好をした男性二名が現れた。
「なんでガキ共が」
「……お前達、聞いたな?」
司祭と助祭が四人の子供を睨みつける。二人に捕まった子供達は地下室へと閉じ込められた。
「どうしよう……」
「参ったわね」
真っ暗闇の中、ミリアとマリナが弱々しく呟く。
「さっき食べたばかりなのに腹が減っていたよ」
全員が家族に内緒でこの第七街区予定地へやって来ている。但し、ボナンザは何人かのプルミエールの学友に話したようだ。
「姉さんからもらった赤い玉石のブローチを礼拝堂の床にわざと落としといた。あれに気づいてもらえれば……やっぱり難しいかな」
ピスティアは脱出方法を捻りだそうと頑張ったが思いつかない。地下室に至るまでの階段はとても長かった。大声をだしても礼拝堂には届かないだろう。
その日の晩、子供達が帰ってこない事態に両親や家族がとても心配する。多くの人々に手伝ってもらって方々探し回ったが一晩経っても見つからない。
翌朝、家族の代表者がハンターズソサエティ支部に駆け込んで協力を求めた。どうか四人の子供を探して欲しいと。
解説
行方を追って四人の子供を助けてあげてください。みなさんが動きだすのは行方不明の日から数えて三日目の早朝です。
最後の数行を除いて、OP内の殆どはみなさんが事前に知り得ない情報です。(勘を働かせたり、行動することで、知り得ない情報を知っている情報に変換可能です。頑張ってくださいね)
ピスティアの姉であるフェリーナ・ノートに協力を求めるのもよいでしょう。
教会の司祭、助祭は歪虚を崇拝する者達です。教会は仮の姿で教徒を騙そうとしています。歪虚の力を借りている『契約者』かどうかは不明です。
子供達の無事保護が優先です。
依頼にかかる常識的な費用は子供達の両親持ちです。
最後の数行を除いて、OP内の殆どはみなさんが事前に知り得ない情報です。(勘を働かせたり、行動することで、知り得ない情報を知っている情報に変換可能です。頑張ってくださいね)
ピスティアの姉であるフェリーナ・ノートに協力を求めるのもよいでしょう。
教会の司祭、助祭は歪虚を崇拝する者達です。教会は仮の姿で教徒を騙そうとしています。歪虚の力を借りている『契約者』かどうかは不明です。
子供達の無事保護が優先です。
依頼にかかる常識的な費用は子供達の両親持ちです。
マスターより
連作です。前回のタイトルは『誘拐を目撃した子供達』なります。
前回を知らなくても特に問題ありません。
前回は馬車で誘拐されたピスティアの姉を助け出す内容でした。今回は閉じ込められた四人の子供を探してもらえるでしょうか。
前回を知らなくても特に問題ありません。
前回は馬車で誘拐されたピスティアの姉を助け出す内容でした。今回は閉じ込められた四人の子供を探してもらえるでしょうか。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/06/10 01:34
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 リカルド=フェアバーン(ka0356) 人間(リアルブルー)|32才|男性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2015/06/04 23:05:02 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/06/02 00:46:41 |