ゲスト
(ka0000)
6月のためのドレスのための
マスター:言の羽

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- サポート
- 現在2人 / 0~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/06/07 09:00
- リプレイ完成予定
- 2015/06/16 09:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
とある街のとある通りは、各種工房がずらりと軒を連ねていることから、職人通りと呼ばれていた。煉瓦で舗装された道の両脇には、工房で作成された品々を直売することを示す看板が出され、毎日が市のようだ。
そんな職人通りの一角に小さな服飾工房があった。普段着からよそ行きまで男女問わず、予算に合わせて作ってくれる。一方で、工房主のインスピレーションによる作品も展示販売されることがあるのだが、オーダーメイドに比べて安価なため、ひそかにチェックしている者も多いらしい。
腕がよく値段も適正で、いい店だ。いい店なのだが――実は工房主が非常にクセのある人物だった。
***
「あああぁぁんっ、もおぉおおぉっ!!」
月と星が煉瓦道を照らす夜。ランプに火を灯し自身の工房にこもっていた工房主は、近所の飼い犬がつられて吠え出すほどの雄叫びをあげた。
シャツとパンツという、言葉にすればシンプルなコーディネートながら、運針の邪魔になるからと袖がなく大胆に肌を露出するデザインで、体のラインが丸わかりのピッチリサイズを着こなしている。片方の手首に装着された針山が、一種の身分証のようにも見える。
「ダメだわ、いいデザインが全っ然浮かばない。こんなんじゃ街の女の子たちのハートをつかめっこないわ!」
足元には何枚もの紙切れが落ちている。先ほどの雄叫びとともにバラまかれたものだ。そのすべてに、中途半端なデザイン画が描かれている。よくよく見れば描かれた女性の中には、ヴェールをかぶっている者やブーケを持つ者がいる。
「はあ……せっかく結婚式を挙げるには最高の時期だっていうのに、ウェディングドレスのひとつも提案できないだなんて。縫製を生業とする者としてはイケてないんじゃないかしら」
ペンを指先でくるくる回しながら、肩で大きくため息をつく。それから参考資料を広げた机に頬杖をついた。
少しの間、静かな夜が過ぎて。
吠えたりなかったらしい犬の鳴き声がした頃。工房主は両目をカッと見開いて覚醒した。
「そうよ!! アタシ、ここのところ潤ってないんだわっ!」
床板が悲鳴をあげるほどに繰り返し踏み鳴らして――
「らぶよっ、らぶが足りないのよおおおおおおぉっ!」
今夜二度目の雄叫びをあげた。ご近所の皆様、ご愁傷様です。
「そうよそうよ、結婚式って言わばらぶの絶頂期じゃない。その幸せな時間を彩るドレスを作る者がらぶ日照りだなんて、ピンとくるわけないじゃないのっ」
潤っていないのなら潤せばいい……のだが、工房主には今のところそういった相手がいない(だからこそ日照りなわけで)。
自分で賄えないのなら、他者に頼るしかあるまい?
「ハンターに頼みましょう」
工房主は指を鳴らし、誰も見ていないのにキメ顔で告げる。
「ハンターのらぶで、アタシを潤してもらいましょう!」
そうと決まれば善は急げ。夜が明けたら即、ハンターオフィスへ向かおう。
工房主(通称ジルバ、本名ナイショ、年齢もナイショ、性別は男性、体格は筋肉質)はキメ顔のまま強くうなずいたのだった。
とある街のとある通りは、各種工房がずらりと軒を連ねていることから、職人通りと呼ばれていた。煉瓦で舗装された道の両脇には、工房で作成された品々を直売することを示す看板が出され、毎日が市のようだ。
そんな職人通りの一角に小さな服飾工房があった。普段着からよそ行きまで男女問わず、予算に合わせて作ってくれる。一方で、工房主のインスピレーションによる作品も展示販売されることがあるのだが、オーダーメイドに比べて安価なため、ひそかにチェックしている者も多いらしい。
腕がよく値段も適正で、いい店だ。いい店なのだが――実は工房主が非常にクセのある人物だった。
***
「あああぁぁんっ、もおぉおおぉっ!!」
月と星が煉瓦道を照らす夜。ランプに火を灯し自身の工房にこもっていた工房主は、近所の飼い犬がつられて吠え出すほどの雄叫びをあげた。
シャツとパンツという、言葉にすればシンプルなコーディネートながら、運針の邪魔になるからと袖がなく大胆に肌を露出するデザインで、体のラインが丸わかりのピッチリサイズを着こなしている。片方の手首に装着された針山が、一種の身分証のようにも見える。
「ダメだわ、いいデザインが全っ然浮かばない。こんなんじゃ街の女の子たちのハートをつかめっこないわ!」
足元には何枚もの紙切れが落ちている。先ほどの雄叫びとともにバラまかれたものだ。そのすべてに、中途半端なデザイン画が描かれている。よくよく見れば描かれた女性の中には、ヴェールをかぶっている者やブーケを持つ者がいる。
「はあ……せっかく結婚式を挙げるには最高の時期だっていうのに、ウェディングドレスのひとつも提案できないだなんて。縫製を生業とする者としてはイケてないんじゃないかしら」
ペンを指先でくるくる回しながら、肩で大きくため息をつく。それから参考資料を広げた机に頬杖をついた。
少しの間、静かな夜が過ぎて。
吠えたりなかったらしい犬の鳴き声がした頃。工房主は両目をカッと見開いて覚醒した。
「そうよ!! アタシ、ここのところ潤ってないんだわっ!」
床板が悲鳴をあげるほどに繰り返し踏み鳴らして――
「らぶよっ、らぶが足りないのよおおおおおおぉっ!」
今夜二度目の雄叫びをあげた。ご近所の皆様、ご愁傷様です。
「そうよそうよ、結婚式って言わばらぶの絶頂期じゃない。その幸せな時間を彩るドレスを作る者がらぶ日照りだなんて、ピンとくるわけないじゃないのっ」
潤っていないのなら潤せばいい……のだが、工房主には今のところそういった相手がいない(だからこそ日照りなわけで)。
自分で賄えないのなら、他者に頼るしかあるまい?
「ハンターに頼みましょう」
工房主は指を鳴らし、誰も見ていないのにキメ顔で告げる。
「ハンターのらぶで、アタシを潤してもらいましょう!」
そうと決まれば善は急げ。夜が明けたら即、ハンターオフィスへ向かおう。
工房主(通称ジルバ、本名ナイショ、年齢もナイショ、性別は男性、体格は筋肉質)はキメ顔のまま強くうなずいたのだった。
解説
ジルバ「頼んだわよぉ? アタシをぴっちぴちに潤してちょうだい!」
ウェディングドレスの素敵なデザインが思いつくよう、皆さんの持つ『らぶ』を見せつけてあげてください。
●ジルバの言う『らぶ』とは?
恋愛感情に基づくあれこれです。
胸がドキドキしたり、きゅんきゅんしたりするアレです。
●何すればいいの?
経験談を語ったり、デートを見せたり。
ジルバに皆さんのらぶが伝わればOKです。
【注意】
お相手の参加は必須ではありませんが、お名前を出せるのはサポートを含む参加者のみです。
また、年齢制限がかかるようなことは当然ながらアウトです。
ウェディングドレスの素敵なデザインが思いつくよう、皆さんの持つ『らぶ』を見せつけてあげてください。
●ジルバの言う『らぶ』とは?
恋愛感情に基づくあれこれです。
胸がドキドキしたり、きゅんきゅんしたりするアレです。
●何すればいいの?
経験談を語ったり、デートを見せたり。
ジルバに皆さんのらぶが伝わればOKです。
【注意】
お相手の参加は必須ではありませんが、お名前を出せるのはサポートを含む参加者のみです。
また、年齢制限がかかるようなことは当然ながらアウトです。
マスターより
こんにちは、言の羽です。
寒暖の差が激しい今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
先日一周年を迎えたばかりのこのFNBですが、その間にもさまざまな縁が結ばれていることと思います。私自身、らぶがないと生きていけないものですから、山盛りのお砂糖を小脇に抱えつつ皆さんのプレイングを切に切にお待ちしています。
寒暖の差が激しい今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
先日一周年を迎えたばかりのこのFNBですが、その間にもさまざまな縁が結ばれていることと思います。私自身、らぶがないと生きていけないものですから、山盛りのお砂糖を小脇に抱えつつ皆さんのプレイングを切に切にお待ちしています。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/06/15 08:20
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/06/06 21:19:49 |
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相談卓 ステラ=XVII(ka3687) 人間(クリムゾンウェスト)|22才|女性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2015/06/07 02:11:15 |