ゲスト
(ka0000)
【東征】漢と憤怒と超ドワーフ
マスター:近藤豊

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/06/18 09:00
- リプレイ完成予定
- 2015/06/27 09:00
オープニング
東方の地へ降り立ったハンター達。
西方各国の戦士と共に憤怒の軍勢へ立ち向かい、東方を救わんと尽力する。
この流れに乗って辺境からも部族の戦士を出すことになった訳だが、辺境には今すぐ戦士を派遣できる余裕はなかった。
怠惰を退けた今も復興作業は続く上、夜煌祭と春郷祭の共催、さらに大首長がバタルトゥ・オイマト(kz0023)に決定してから辺境は大忙し。東方へ大規模な増援送り込む事は難しかった。
それでも東方は聖地奪還に力を貸してくれたのだから、増援を送らない訳にはいかない。辛うじてバタルトゥが東方入りを果たしているが、東方の地は広く、バタルトゥ一人で手が回るはずもない。
こうした顛末から先発隊として東方へ送り込まれた増援は――。
「おい、給仕。ここが東方か?」
ドワーフ王ヨアキム(kz0011)は、戦闘衣装のバンカラ姿で沿岸の浜辺を歩いていた。
娘のカペラが温泉で毒パルム相手に悪戦苦闘している最中、『超ドワーフに覚醒してクリムゾンウェストを救う』と称して部下に自分をボコボコにさせるイベントを画策。
事前に開催を察知したカペラはイベントを即刻中止した上で、
「そんなに世界を救いたいなら東方の人達を救ってきて!」
と、一喝されてしまった。
半ば厄介払いのように東方へ送り込まれたヨアキム。ちゃんと東方の為に働いて欲しいのだが……。
「給仕じゃありません。キュジィです。
ここは既に東方です。さっき諸島付近にいる雑魔を退治して欲しいってお願いされたじゃないですか」
ヨアキムに呆れるキュジィ(kz0078)。
到着早々、ヨアキムとドワーフ達は幕府の関係者から諸島攻略支援を打診されていた。かの地は歪虚支配地域となっているが、龍尾城の結界拡張に伴って敵拠点となってる諸島を奪還する作戦が進行していた。
作戦成功の為、少しでも人手が必要な東方。バンカラ姿の怪しい親父でも戦力として使わなければならないのだ。
「そうだっけ? 言われてみれば『東』って感じがするな」
「言っている意味が分からないのですが……おやっ? あそこに人がいますね」
ヨアキムの馬鹿さに頭痛を感じ始めたキュジィ。
そんなキュジィの前に現れたのは5人の若者達。手には金鎚や粗末な刀を手にしている。
「オラ達がやらねぇと!」
「ここでやらなきゃ、オラ達がやられるだ!」
「だけど、オラ達だけじゃ危ねぇべ!」
若者達は口々に叫んでいる。
明らかに異様な雰囲気を醸し出す一団。それもこの付近は歪虚が徘徊してもおかしくない地域だ。
心配したキュジィが話し掛ける。
「あのー。こんなところでどうされました?」
「あん? なんだ、お前ぇ達は。見掛けねぇ奴らだな」
キュジィとドワーフを不審に思う若者。無理もない、ドワーフを見ることすら初めてなのに、ドワーフ馬鹿代表までいるのだから当然の反応だ。
そして、この馬鹿代表が早速馬鹿の片鱗を見せ始める。
「ワシはドワーフ王ヨアキム。
ドワーフを超えた超ドワーフだ。この東方を救うべくやってきたエリート戦士だ」
「ちょ!?」
頭をかかえるキュジィ。
初対面の相手にハードルを上げまくれば後々面倒になるのは目に見えている。確かに馬鹿としてはエリートだが、若者達がヨアキムを信じ込んだら……。
「超ドワーフ?」
「あれじゃねえか? 朱夏様が呼んできたっていう……」
「本当か!? だったら、一緒に戦ってくれるんじゃねぇか? なんかよく分からねぇが、強そうだし」
どうやら――手遅れのようだ。
一団が一頻り話し合った後、一人の若者が前に出てきた。
「おらは三吉って言いますだ。この近くの村で刀や鎧ばぁ作ってましただ。化け物から逃げ回ってたので、最近は刀を打ってねぇですが……。
でも、朱夏様が西方へ行って助けを呼びに行ったのを知ったオラ達もここで立ち上がらにゃと決断しましただ」
三吉によれば、サムライ達が憤怒の手から村を守ってくれていた事に感謝をしていたが、同時に自分の村を自分の手で情けなく感じていたようだ。
朱夏が西方へ救援を呼びに行ったと聞いた三吉は、戦える者を集めて諸島攻略の支援をすべくやってきたという訳だ。
「ヨアキム樣っ、どうかオラ達も一緒に戦わせてくだせぇ!」
「お願ぇします!」
「オラからも!」
国を救いたいという若者は、熱意だけでこの地までやってきたようだ。
しかし、戦えるといっても武技に精通している訳ではない。メンタル面も戦士のものとはかけ離れている。
おそらく島は歪虚が多数徘徊している。そんなところへ素人同然の三吉を連れて行くのは危険ではないのか。
キュジィは敢えてヨアキムヘ話を振った。
「ヨアキム樣、どうしま……」
「いいだろう。ついて来い! 心配はいらん。なにせ、このエリート超ドワーフのワシがおるからな」
「おおっ!」
キュジィの心配を理解したのかは怪しいが、ヨアキムは三吉達も連れて行くと表明。
三吉達に称えられて調子に乗ったヨアキムが、考えなしに参戦を了承したのだろう。
「ありがとうございます!
おら達義勇兵は、上陸地点付近の敵を掃討しようと思ってましただ」
「なるほど。後から来る上陸地点の安全確保ですか。それなら、可能な限り短時間で敵を掃討しなければいけませんね」
キュジィは、思案する。
ヨアキムのせいで荷物を背負い込む事になったが、三吉達と連携してうまく立ち回れば東方の鍛冶技術を教えてくれるかもしれない。そうなれば、帝国の武器に東方の技術を使って……。
「おい、給仕」
「え……あ、はいはい。何でしょう?」
突然、ヨアキムに声をかけられて慌てるキュジィ。
まさか、考えていた事がヨアキムにバレたのか? いや、この馬鹿にそんな機能は搭載されてないはずだ。もしかして超ドワーフになれば相手の心が読めるのか?
内心慌てるキュジィであったが、ヨアキムはじっとキュジィを見据える。
そして――。
「お前ぇ、最近結婚したんだってな」
「はい、お陰様で……って、なんで今その話!?」
西方各国の戦士と共に憤怒の軍勢へ立ち向かい、東方を救わんと尽力する。
この流れに乗って辺境からも部族の戦士を出すことになった訳だが、辺境には今すぐ戦士を派遣できる余裕はなかった。
怠惰を退けた今も復興作業は続く上、夜煌祭と春郷祭の共催、さらに大首長がバタルトゥ・オイマト(kz0023)に決定してから辺境は大忙し。東方へ大規模な増援送り込む事は難しかった。
それでも東方は聖地奪還に力を貸してくれたのだから、増援を送らない訳にはいかない。辛うじてバタルトゥが東方入りを果たしているが、東方の地は広く、バタルトゥ一人で手が回るはずもない。
こうした顛末から先発隊として東方へ送り込まれた増援は――。
「おい、給仕。ここが東方か?」
ドワーフ王ヨアキム(kz0011)は、戦闘衣装のバンカラ姿で沿岸の浜辺を歩いていた。
娘のカペラが温泉で毒パルム相手に悪戦苦闘している最中、『超ドワーフに覚醒してクリムゾンウェストを救う』と称して部下に自分をボコボコにさせるイベントを画策。
事前に開催を察知したカペラはイベントを即刻中止した上で、
「そんなに世界を救いたいなら東方の人達を救ってきて!」
と、一喝されてしまった。
半ば厄介払いのように東方へ送り込まれたヨアキム。ちゃんと東方の為に働いて欲しいのだが……。
「給仕じゃありません。キュジィです。
ここは既に東方です。さっき諸島付近にいる雑魔を退治して欲しいってお願いされたじゃないですか」
ヨアキムに呆れるキュジィ(kz0078)。
到着早々、ヨアキムとドワーフ達は幕府の関係者から諸島攻略支援を打診されていた。かの地は歪虚支配地域となっているが、龍尾城の結界拡張に伴って敵拠点となってる諸島を奪還する作戦が進行していた。
作戦成功の為、少しでも人手が必要な東方。バンカラ姿の怪しい親父でも戦力として使わなければならないのだ。
「そうだっけ? 言われてみれば『東』って感じがするな」
「言っている意味が分からないのですが……おやっ? あそこに人がいますね」
ヨアキムの馬鹿さに頭痛を感じ始めたキュジィ。
そんなキュジィの前に現れたのは5人の若者達。手には金鎚や粗末な刀を手にしている。
「オラ達がやらねぇと!」
「ここでやらなきゃ、オラ達がやられるだ!」
「だけど、オラ達だけじゃ危ねぇべ!」
若者達は口々に叫んでいる。
明らかに異様な雰囲気を醸し出す一団。それもこの付近は歪虚が徘徊してもおかしくない地域だ。
心配したキュジィが話し掛ける。
「あのー。こんなところでどうされました?」
「あん? なんだ、お前ぇ達は。見掛けねぇ奴らだな」
キュジィとドワーフを不審に思う若者。無理もない、ドワーフを見ることすら初めてなのに、ドワーフ馬鹿代表までいるのだから当然の反応だ。
そして、この馬鹿代表が早速馬鹿の片鱗を見せ始める。
「ワシはドワーフ王ヨアキム。
ドワーフを超えた超ドワーフだ。この東方を救うべくやってきたエリート戦士だ」
「ちょ!?」
頭をかかえるキュジィ。
初対面の相手にハードルを上げまくれば後々面倒になるのは目に見えている。確かに馬鹿としてはエリートだが、若者達がヨアキムを信じ込んだら……。
「超ドワーフ?」
「あれじゃねえか? 朱夏様が呼んできたっていう……」
「本当か!? だったら、一緒に戦ってくれるんじゃねぇか? なんかよく分からねぇが、強そうだし」
どうやら――手遅れのようだ。
一団が一頻り話し合った後、一人の若者が前に出てきた。
「おらは三吉って言いますだ。この近くの村で刀や鎧ばぁ作ってましただ。化け物から逃げ回ってたので、最近は刀を打ってねぇですが……。
でも、朱夏様が西方へ行って助けを呼びに行ったのを知ったオラ達もここで立ち上がらにゃと決断しましただ」
三吉によれば、サムライ達が憤怒の手から村を守ってくれていた事に感謝をしていたが、同時に自分の村を自分の手で情けなく感じていたようだ。
朱夏が西方へ救援を呼びに行ったと聞いた三吉は、戦える者を集めて諸島攻略の支援をすべくやってきたという訳だ。
「ヨアキム樣っ、どうかオラ達も一緒に戦わせてくだせぇ!」
「お願ぇします!」
「オラからも!」
国を救いたいという若者は、熱意だけでこの地までやってきたようだ。
しかし、戦えるといっても武技に精通している訳ではない。メンタル面も戦士のものとはかけ離れている。
おそらく島は歪虚が多数徘徊している。そんなところへ素人同然の三吉を連れて行くのは危険ではないのか。
キュジィは敢えてヨアキムヘ話を振った。
「ヨアキム樣、どうしま……」
「いいだろう。ついて来い! 心配はいらん。なにせ、このエリート超ドワーフのワシがおるからな」
「おおっ!」
キュジィの心配を理解したのかは怪しいが、ヨアキムは三吉達も連れて行くと表明。
三吉達に称えられて調子に乗ったヨアキムが、考えなしに参戦を了承したのだろう。
「ありがとうございます!
おら達義勇兵は、上陸地点付近の敵を掃討しようと思ってましただ」
「なるほど。後から来る上陸地点の安全確保ですか。それなら、可能な限り短時間で敵を掃討しなければいけませんね」
キュジィは、思案する。
ヨアキムのせいで荷物を背負い込む事になったが、三吉達と連携してうまく立ち回れば東方の鍛冶技術を教えてくれるかもしれない。そうなれば、帝国の武器に東方の技術を使って……。
「おい、給仕」
「え……あ、はいはい。何でしょう?」
突然、ヨアキムに声をかけられて慌てるキュジィ。
まさか、考えていた事がヨアキムにバレたのか? いや、この馬鹿にそんな機能は搭載されてないはずだ。もしかして超ドワーフになれば相手の心が読めるのか?
内心慌てるキュジィであったが、ヨアキムはじっとキュジィを見据える。
そして――。
「お前ぇ、最近結婚したんだってな」
「はい、お陰様で……って、なんで今その話!?」
解説
目的:東方諸島攻略に際して上陸地点付近の敵を一掃する
場所:海岸。足下は砂地であり、小舟で海岸へ乗り付ける形となる。天候は晴れていて視界は良好。見渡せば大量の雑魔が徘徊している。
敵:憤怒配下と思われる雑魔。数は多数であり、敵の戦意を喪失させて撤退するまで戦い続ける必要がある。
・あかなめ × 多数
・あおなめ × 多数
・きなめ × 多数
子供ぐらいの背丈だが、舌は腰近くまである雑魔。
攻撃は舌舐めで、舐められると猛烈に痒くなる。おまけにちょっと酸っぱい匂いを放つ。
なお、あかなめは「攻撃特化」、あおなめは「速度特化」、きなめは「防御特化」の特性がある。
備考:
・ヨアキムと部下のドワーフ三名も一緒に戦ってくれます。
・三吉達も戦ってくれますが、可能な限り被害を出さないように気を遣う必要があります。
・後から本隊到着する為、早期に雑魔を掃討しなければなりません。
・本シナリオは剣崎MSの「【東征】島に残る夢」と連動しています。
本シナリオの結果は連動シナリオにも影響します。
●NPC
ヨアキム
辺境にあるドワーフの最大の集落にて王を務める親父。
性格は豪胆だが、細かい事は苦手。とりあえず殴ってから考える脳筋タイプ。
風呂が嫌いなのでニオイはハード。絶対にモテないと思うのですが、稀にモテたりします。そっち系の人とか……。
場所:海岸。足下は砂地であり、小舟で海岸へ乗り付ける形となる。天候は晴れていて視界は良好。見渡せば大量の雑魔が徘徊している。
敵:憤怒配下と思われる雑魔。数は多数であり、敵の戦意を喪失させて撤退するまで戦い続ける必要がある。
・あかなめ × 多数
・あおなめ × 多数
・きなめ × 多数
子供ぐらいの背丈だが、舌は腰近くまである雑魔。
攻撃は舌舐めで、舐められると猛烈に痒くなる。おまけにちょっと酸っぱい匂いを放つ。
なお、あかなめは「攻撃特化」、あおなめは「速度特化」、きなめは「防御特化」の特性がある。
備考:
・ヨアキムと部下のドワーフ三名も一緒に戦ってくれます。
・三吉達も戦ってくれますが、可能な限り被害を出さないように気を遣う必要があります。
・後から本隊到着する為、早期に雑魔を掃討しなければなりません。
・本シナリオは剣崎MSの「【東征】島に残る夢」と連動しています。
本シナリオの結果は連動シナリオにも影響します。
●NPC
ヨアキム
辺境にあるドワーフの最大の集落にて王を務める親父。
性格は豪胆だが、細かい事は苦手。とりあえず殴ってから考える脳筋タイプ。
風呂が嫌いなのでニオイはハード。絶対にモテないと思うのですが、稀にモテたりします。そっち系の人とか……。
マスターより
近藤豊です。
お久しぶりです。何とか生きてました。
今回は剣崎MSと連動シナリオになります。こっちは猫又案件並のゆるーい空気ですが、あまり遊んでいるとガチ戦のエリートである剣崎MSが生き生きする展開になってしまいます。
ちなみに超ドワーフは「すーぱーどわーふ」って読んで下さい。
それでは、おばあちゃんのコロッケを肴にお待ちしています。
お久しぶりです。何とか生きてました。
今回は剣崎MSと連動シナリオになります。こっちは猫又案件並のゆるーい空気ですが、あまり遊んでいるとガチ戦のエリートである剣崎MSが生き生きする展開になってしまいます。
ちなみに超ドワーフは「すーぱーどわーふ」って読んで下さい。
それでは、おばあちゃんのコロッケを肴にお待ちしています。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/06/20 06:40
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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妖怪退治 フレイア(ka4777) エルフ|25才|女性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2015/06/16 22:34:15 |
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ヨアキムくんに質問 フレイア(ka4777) エルフ|25才|女性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2015/06/14 18:14:40 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/06/14 14:22:57 |