ゲスト
(ka0000)
奪われた試作品
マスター:蒼かなた

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/06/20 19:00
- リプレイ完成予定
- 2015/06/29 19:00
オープニング
●緊急ミーティング
冒険都市リゼリオにはサルヴァトーレ・ロッソ技術開発部というものがある。
リアルブルーの技術をこちらの魔導の力で再現したり、科学と魔法の融合を試みたりと色々と忙しい部署だ。
そんな彼らの力によって人型機動兵器CAMは再び赤き大地で立ち上がり、最近では馬の如く疾走する魔導バイクも開発された。
次は一体どんな発明がされるのか。それを待ち遠しく思うハンターも少なからず存在している。
そんな開発部のとある班のメンバーが緊急招集を受けて会議室に集まっていた。会議室の大型スクリーンの前で仁王立ちしているのはよれよれの白衣を着た無精髭の若い男だった。
「えー、というわけで試作品が盗まれてしまった訳だが。どうする?」
「いや、どうするもなにも。何でそーなったんっすか?」
開口一番にとんでもないことを口にする班長に、班員の男の1人が特に驚きもせず質問する。
この班長はいつもこの調子なので慣れてしまったのだ。ハプニングが頻発するということも一緒にである。
「諸君も知っての通り、我々は魔導バイクに装着できる兵装の開発を行っていたわけだが……輸送中に賊に襲われた」
「確か輸送では班長も一緒だったはずですけど。よく無事でしたね」
もう1人の女性の班員が班長の体を見るが目立った怪我はしていないように見える。髪がぼさぼさで服が草臥れているのはいつものことなので完全に無視だ。
「ああ、実は試作品が奪われる時に使い方を聞かれてな? 丁寧に教えてやったら笑顔で開放された」
班長はあっさりと白状する。それを班員2人は白い目で見る。
「これは粛清っすね」
「ええ、粛清ね」
「ちょっと待てお前達。私も助かりたい一心でだな!」
ハンマーとレンチを片手ににじり寄る2人に班長は必死で弁明するが、時期に哀れな悲鳴が会議室から響いた。
●ハンターオフィス
試作品が強奪にあった次の日。ハンターオフィスの部屋の1つに白衣の男が立っていた。
「あー、そーゆーわけだから試作品を取り戻して欲しいわけだ」
頭に瘤と目元に痣のある白衣の男は事のあらましを説明する。一見すれば賊に襲われた時に負った傷なのだが、その点には敢て触れるつもりはないらしい。
集まったハンター達に配られた資料によると盗まれたのは試作型魔導バイクが3台、それと魔導バイク用の諸々の装備一式だ。
試作型魔導バイクは市販されているものと違ってコスト面の為に行われたデチューンが行われておらず、普通の物より性能が高いらしい。
また装備一式は市販の魔導バイクにも装着できるとのことで、もし賊が他のバイクを手に入れていたらそれに装着している可能性もあるという。
「バイクも装備も最悪壊してくれて構わないんだけど、出来れば形がある状態で持って帰ってくれると助かる」
試作品とはいえ高価なものだ。今後の研究に使用する為にもそれは当然のことだろう。
そして白衣の男はさらにハンター達に一枚の紙とペンを渡してくる。紙はルーズリーフと言われる文章を書くためのそれだった。
「んっ? ああ、折角なんでな。試作品と戦った後にレポートを書いて提出してくれ」
そう言ってふわぁと欠伸をする白衣の男。転んでもタダでは起きるつもりはないらしい。
「まあ、そこまでが今回の依頼ってことで。よろしく頼むよ」
にへらと笑みを浮かべ、白衣の男はハンター達を見送った。
冒険都市リゼリオにはサルヴァトーレ・ロッソ技術開発部というものがある。
リアルブルーの技術をこちらの魔導の力で再現したり、科学と魔法の融合を試みたりと色々と忙しい部署だ。
そんな彼らの力によって人型機動兵器CAMは再び赤き大地で立ち上がり、最近では馬の如く疾走する魔導バイクも開発された。
次は一体どんな発明がされるのか。それを待ち遠しく思うハンターも少なからず存在している。
そんな開発部のとある班のメンバーが緊急招集を受けて会議室に集まっていた。会議室の大型スクリーンの前で仁王立ちしているのはよれよれの白衣を着た無精髭の若い男だった。
「えー、というわけで試作品が盗まれてしまった訳だが。どうする?」
「いや、どうするもなにも。何でそーなったんっすか?」
開口一番にとんでもないことを口にする班長に、班員の男の1人が特に驚きもせず質問する。
この班長はいつもこの調子なので慣れてしまったのだ。ハプニングが頻発するということも一緒にである。
「諸君も知っての通り、我々は魔導バイクに装着できる兵装の開発を行っていたわけだが……輸送中に賊に襲われた」
「確か輸送では班長も一緒だったはずですけど。よく無事でしたね」
もう1人の女性の班員が班長の体を見るが目立った怪我はしていないように見える。髪がぼさぼさで服が草臥れているのはいつものことなので完全に無視だ。
「ああ、実は試作品が奪われる時に使い方を聞かれてな? 丁寧に教えてやったら笑顔で開放された」
班長はあっさりと白状する。それを班員2人は白い目で見る。
「これは粛清っすね」
「ええ、粛清ね」
「ちょっと待てお前達。私も助かりたい一心でだな!」
ハンマーとレンチを片手ににじり寄る2人に班長は必死で弁明するが、時期に哀れな悲鳴が会議室から響いた。
●ハンターオフィス
試作品が強奪にあった次の日。ハンターオフィスの部屋の1つに白衣の男が立っていた。
「あー、そーゆーわけだから試作品を取り戻して欲しいわけだ」
頭に瘤と目元に痣のある白衣の男は事のあらましを説明する。一見すれば賊に襲われた時に負った傷なのだが、その点には敢て触れるつもりはないらしい。
集まったハンター達に配られた資料によると盗まれたのは試作型魔導バイクが3台、それと魔導バイク用の諸々の装備一式だ。
試作型魔導バイクは市販されているものと違ってコスト面の為に行われたデチューンが行われておらず、普通の物より性能が高いらしい。
また装備一式は市販の魔導バイクにも装着できるとのことで、もし賊が他のバイクを手に入れていたらそれに装着している可能性もあるという。
「バイクも装備も最悪壊してくれて構わないんだけど、出来れば形がある状態で持って帰ってくれると助かる」
試作品とはいえ高価なものだ。今後の研究に使用する為にもそれは当然のことだろう。
そして白衣の男はさらにハンター達に一枚の紙とペンを渡してくる。紙はルーズリーフと言われる文章を書くためのそれだった。
「んっ? ああ、折角なんでな。試作品と戦った後にレポートを書いて提出してくれ」
そう言ってふわぁと欠伸をする白衣の男。転んでもタダでは起きるつもりはないらしい。
「まあ、そこまでが今回の依頼ってことで。よろしく頼むよ」
にへらと笑みを浮かべ、白衣の男はハンター達を見送った。
解説
【依頼内容】
賊を壊滅させて試作品を回収せよ
(あとレポート提出)
【敵情報】
暴走賊 12人
魔導バイクや魔導スクーターを駆り、広い平原で商隊などを襲う盗賊達。
試作型魔導バイク3台、通常の魔導バイクが2台、スクーターが3台。余剰メンバーは2人乗りをしている模様。
盗賊達自身の武器は剣やナイフ、粗末な銃程度のもの。
【試作品】
試作型魔導バイク
通常の魔導バイクより性能がよく、小回りも利く。だがその分じゃじゃ馬な為に運転に集中しないと危ない。
追加装甲も装備されており、耐久力も高い。
試作型バイクブレード 5セット
魔導バイクの側面に取り付ける攻撃用ブレード。
ブレードは高速振動することにより切れ味を増すが、使いすぎるとバイクの燃料がすぐ切れる。
入射角が悪いとブレードが折れたり、バイクごと転倒することもあるので相応の技術が必要な装備。
試作型ファランクス 3セット
魔導バイクの後部に取り付ける自動攻撃機関銃。
車載レーダーにより目標を捕捉し、もっとも接近している敵に自動攻撃を仕掛ける。
しかし今は敵味方認識が出来ない為、自動照準のみを行い射撃はバイク手元のスイッチを押す必要がある。
【戦域情報】
現在賊はリゼリオから程近い場所にある平原を仕事場にしている模様。
小さな林や岩場がぽつぽつ点在しているが基本的に見晴らしはいい。
【備考】
今回は馬またはバイクがほぼ必須な依頼です。貸し出しはありませんのでご注意ください。
囮の馬車を用意することもできますが、多分賊は平原を探せばどこかにいます。詳細な作戦はハンター達に一任されます。
またレポートの提出は任意となっていますので、無理に書く必要はございません。
なお、この依頼で使われる試作品は開発段階のものなので今後同じものが出るかどうかは不明です。
賊を壊滅させて試作品を回収せよ
(あとレポート提出)
【敵情報】
暴走賊 12人
魔導バイクや魔導スクーターを駆り、広い平原で商隊などを襲う盗賊達。
試作型魔導バイク3台、通常の魔導バイクが2台、スクーターが3台。余剰メンバーは2人乗りをしている模様。
盗賊達自身の武器は剣やナイフ、粗末な銃程度のもの。
【試作品】
試作型魔導バイク
通常の魔導バイクより性能がよく、小回りも利く。だがその分じゃじゃ馬な為に運転に集中しないと危ない。
追加装甲も装備されており、耐久力も高い。
試作型バイクブレード 5セット
魔導バイクの側面に取り付ける攻撃用ブレード。
ブレードは高速振動することにより切れ味を増すが、使いすぎるとバイクの燃料がすぐ切れる。
入射角が悪いとブレードが折れたり、バイクごと転倒することもあるので相応の技術が必要な装備。
試作型ファランクス 3セット
魔導バイクの後部に取り付ける自動攻撃機関銃。
車載レーダーにより目標を捕捉し、もっとも接近している敵に自動攻撃を仕掛ける。
しかし今は敵味方認識が出来ない為、自動照準のみを行い射撃はバイク手元のスイッチを押す必要がある。
【戦域情報】
現在賊はリゼリオから程近い場所にある平原を仕事場にしている模様。
小さな林や岩場がぽつぽつ点在しているが基本的に見晴らしはいい。
【備考】
今回は馬またはバイクがほぼ必須な依頼です。貸し出しはありませんのでご注意ください。
囮の馬車を用意することもできますが、多分賊は平原を探せばどこかにいます。詳細な作戦はハンター達に一任されます。
またレポートの提出は任意となっていますので、無理に書く必要はございません。
なお、この依頼で使われる試作品は開発段階のものなので今後同じものが出るかどうかは不明です。
マスターより
皆さんこんにちわ。蒼 かなたです。
今回は久しぶりの兵器開発依頼です。といっても今回は奪われた試作品を奪取するだけですが。
魔導バイクなど新たなアイテムも登場しましたし、それを試したい方も是非この依頼で乗り回してみてください。
では、宜しければ依頼への参加をお待ちしております。
今回は久しぶりの兵器開発依頼です。といっても今回は奪われた試作品を奪取するだけですが。
魔導バイクなど新たなアイテムも登場しましたし、それを試したい方も是非この依頼で乗り回してみてください。
では、宜しければ依頼への参加をお待ちしております。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/06/25 23:18
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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怒りのデス・ロード(相談卓) ジルボ(ka1732) 人間(クリムゾンウェスト)|16才|男性|猟撃士(イェーガー) |
最終発言 2015/06/20 10:58:23 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/06/17 21:17:42 |