ゲスト
(ka0000)
俺たちゃ沿岸警備隊
マスター:秋風落葉

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/06/28 09:00
- リプレイ完成予定
- 2015/07/07 09:00
オープニング
●俺たちゃ沿岸警備隊
グラズヘイム王国南西部に位置するクオレマリナ地方。
港街ガンナ・エントラータが有名なこの地は、やはり海からの脅威にたびたびさらされてきた。ガンナ・エントラータほど大きな街であれば、常駐しているハンターたちも多くいようが、その庇護に与れない小さな街というものがいくつもある。
では、そのような小さな街の人々は、どのように海からの脅威から身を守っているのか?
答えは簡単だ。私兵を雇えばよい。
これは、とある小さな街の専属で雇われた男達の話だ。人は、彼らのことを沿岸警備隊と呼ぶ。
砂上で一斉に響く銃声。豪雨のように降り注ぐ銃弾を一身に受けた雑魔はもがき、波打ち際へと倒れた。この世との繋がりを絶たれ、消滅していく魔物。波が打ち寄せ、引いた後、そこには初めから何もなかったかのように、ひとかけらの痕跡も残ってはいなかった。
「雑魔の消滅を確認しました!」
「よーし、作戦終了! 皆、ご苦労だったな!」
隊長の言葉に隊員達は銃を下ろす。
誇らしげな笑顔とともに、彼らは仲間同士でハイタッチした。集団の中央にいるのは警備隊の隊長。彼は全ての隊員と手を打ち合わせる。
「お前達は最高の仲間だ! それとこのハイパーライフル……最高の仲間と最高の銃、これらがあれば俺達は誰にも負けない!」
隊長の言葉に隊員達は拳を突き上げ、歓声をあげる。
ハイパーライフルとは、彼らに支給されている銃のことである。名付け親は警備隊の面々だ。
彼らと彼らの銃により、ここら一帯での雑魔の被害はほぼ抑えられてきたといっても過言ではない。
しかし、ある時海辺から上がってきた巨大な魔物により、その平和は打ち砕かれようとしていた……。
●恐怖の侵略者
無数の弾丸が跳ね返され、宙に舞う。夏の海にキラキラと輝くのは波しぶきではなく、弾かれた弾丸と薬莢であった。
視界を遮るものなど何もないはずの美しい砂浜に、今は小さな山が一つ生まれていた。彼らはその山に向かって間断なく射撃を行っている。
銃を構えているのはもちろん、領民の通報によりかけつけた沿岸警備隊の面々。今まで目にしたことのなかった敵に戸惑いはしたものの、彼らはすぐに攻撃を開始した。しかし……。
「隊長! ハイパーライフルが効きません!」
隊員はかすり傷すらつかない敵の堅牢さに悲鳴をあげた。
小さな山と見紛うばかりの敵はいわゆるヤドカリ型の巨大生物だ。おそらく雑魔であろう。今は身を伏せ、完全に貝殻の中に閉じこもっている。もちろん、背負う貝殻も巨大サイズであり、彼らの背丈の三倍以上ある。
「クッ……撃ち方やめ!」
隊長の命令に従い、隊員が射撃を中断すると、待ってましたとばかりに巨大なヤドカリは頭と脚を出して彼らへと駆け寄り、鋏を振るう。
「うわあ!!」
二人の隊員がまとめて吹き飛ばされ、砂浜に転がった。
「ボブ! ジョン! くそっ!!」
仲間を傷つけられた怒りをもって、再び一斉射撃を行う警備隊達。しかし、ヤドカリ雑魔は即座に伏せて貝の中に閉じこもる。
弾丸は全て、頑丈な殻に弾かれ無効化されてしまった。
「射撃は続けろ! その間に二人を!」
砂上でぐったりとしている二人の隊員は仲間達によって救助された。幸い息はある。
戦える警備隊の面々は雑魔が貝殻から顔や脚を出すのを狙ってトリガーを引くが、敵はその気配を察知し、すばやく身を隠してしまう。かといって攻撃の手を休めると、雑魔は素早く彼らに近寄り、大きな鋏を振るうのであった。
警備隊の中で動ける者が一人、また一人と減っていく。彼らは覚醒者ではなく、癒しの力を持つものはもちろんいなかった。このままでは全滅の危機である。
「……ハンターだ。ハンターに依頼するぞ」
隊長は無念そうに言葉を吐き出し、隊員達に撤退の指示を出した。
グラズヘイム王国南西部に位置するクオレマリナ地方。
港街ガンナ・エントラータが有名なこの地は、やはり海からの脅威にたびたびさらされてきた。ガンナ・エントラータほど大きな街であれば、常駐しているハンターたちも多くいようが、その庇護に与れない小さな街というものがいくつもある。
では、そのような小さな街の人々は、どのように海からの脅威から身を守っているのか?
答えは簡単だ。私兵を雇えばよい。
これは、とある小さな街の専属で雇われた男達の話だ。人は、彼らのことを沿岸警備隊と呼ぶ。
砂上で一斉に響く銃声。豪雨のように降り注ぐ銃弾を一身に受けた雑魔はもがき、波打ち際へと倒れた。この世との繋がりを絶たれ、消滅していく魔物。波が打ち寄せ、引いた後、そこには初めから何もなかったかのように、ひとかけらの痕跡も残ってはいなかった。
「雑魔の消滅を確認しました!」
「よーし、作戦終了! 皆、ご苦労だったな!」
隊長の言葉に隊員達は銃を下ろす。
誇らしげな笑顔とともに、彼らは仲間同士でハイタッチした。集団の中央にいるのは警備隊の隊長。彼は全ての隊員と手を打ち合わせる。
「お前達は最高の仲間だ! それとこのハイパーライフル……最高の仲間と最高の銃、これらがあれば俺達は誰にも負けない!」
隊長の言葉に隊員達は拳を突き上げ、歓声をあげる。
ハイパーライフルとは、彼らに支給されている銃のことである。名付け親は警備隊の面々だ。
彼らと彼らの銃により、ここら一帯での雑魔の被害はほぼ抑えられてきたといっても過言ではない。
しかし、ある時海辺から上がってきた巨大な魔物により、その平和は打ち砕かれようとしていた……。
●恐怖の侵略者
無数の弾丸が跳ね返され、宙に舞う。夏の海にキラキラと輝くのは波しぶきではなく、弾かれた弾丸と薬莢であった。
視界を遮るものなど何もないはずの美しい砂浜に、今は小さな山が一つ生まれていた。彼らはその山に向かって間断なく射撃を行っている。
銃を構えているのはもちろん、領民の通報によりかけつけた沿岸警備隊の面々。今まで目にしたことのなかった敵に戸惑いはしたものの、彼らはすぐに攻撃を開始した。しかし……。
「隊長! ハイパーライフルが効きません!」
隊員はかすり傷すらつかない敵の堅牢さに悲鳴をあげた。
小さな山と見紛うばかりの敵はいわゆるヤドカリ型の巨大生物だ。おそらく雑魔であろう。今は身を伏せ、完全に貝殻の中に閉じこもっている。もちろん、背負う貝殻も巨大サイズであり、彼らの背丈の三倍以上ある。
「クッ……撃ち方やめ!」
隊長の命令に従い、隊員が射撃を中断すると、待ってましたとばかりに巨大なヤドカリは頭と脚を出して彼らへと駆け寄り、鋏を振るう。
「うわあ!!」
二人の隊員がまとめて吹き飛ばされ、砂浜に転がった。
「ボブ! ジョン! くそっ!!」
仲間を傷つけられた怒りをもって、再び一斉射撃を行う警備隊達。しかし、ヤドカリ雑魔は即座に伏せて貝の中に閉じこもる。
弾丸は全て、頑丈な殻に弾かれ無効化されてしまった。
「射撃は続けろ! その間に二人を!」
砂上でぐったりとしている二人の隊員は仲間達によって救助された。幸い息はある。
戦える警備隊の面々は雑魔が貝殻から顔や脚を出すのを狙ってトリガーを引くが、敵はその気配を察知し、すばやく身を隠してしまう。かといって攻撃の手を休めると、雑魔は素早く彼らに近寄り、大きな鋏を振るうのであった。
警備隊の中で動ける者が一人、また一人と減っていく。彼らは覚醒者ではなく、癒しの力を持つものはもちろんいなかった。このままでは全滅の危機である。
「……ハンターだ。ハンターに依頼するぞ」
隊長は無念そうに言葉を吐き出し、隊員達に撤退の指示を出した。
解説
グラズヘイム王国南西部に位置するクオレマリナ地方にある小さな街。その付近の海辺が舞台です。
現場は特に障害物のない砂浜です。ヤドカリ雑魔は波打ち際を我が物顔で闊歩しています。今のところ沿岸警備隊以外に被害は出ていませんが、放置しておくわけにもいきません。迅速に退治して欲しいとのことです。
沿岸警備隊がハイパーライフルと呼んでいる銃の攻撃力は80です。少なくともこの銃の攻撃では、ヤドカリ雑魔の背負う貝殻にはかすり傷一つつきませんでした。
なお、隊長は少し離れた場所から貴方達の戦いぶりを見守っています。
今後、同じような敵が現れた時の参考にしたいと考えているようです。
現場は特に障害物のない砂浜です。ヤドカリ雑魔は波打ち際を我が物顔で闊歩しています。今のところ沿岸警備隊以外に被害は出ていませんが、放置しておくわけにもいきません。迅速に退治して欲しいとのことです。
沿岸警備隊がハイパーライフルと呼んでいる銃の攻撃力は80です。少なくともこの銃の攻撃では、ヤドカリ雑魔の背負う貝殻にはかすり傷一つつきませんでした。
なお、隊長は少し離れた場所から貴方達の戦いぶりを見守っています。
今後、同じような敵が現れた時の参考にしたいと考えているようです。
マスターより
こんにちは、こんばんは。秋風落葉(しゅうふうらくよう)です。
段々夏らしく、暑くなってまいりました。
そして夏といったら海ですね。
しかし、のどかな海辺の平和を脅かす敵が現れたようです。
正攻法だとやっかいな相手だと言えるでしょう。
ご参加、お待ちしております。
段々夏らしく、暑くなってまいりました。
そして夏といったら海ですね。
しかし、のどかな海辺の平和を脅かす敵が現れたようです。
正攻法だとやっかいな相手だと言えるでしょう。
ご参加、お待ちしております。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/07/04 13:12
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/06/25 00:41:00 |
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相談卓 イブリス・アリア(ka3359) 人間(クリムゾンウェスト)|21才|男性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2015/06/27 23:20:35 |