ゲスト
(ka0000)
伝え忘れた御伽噺を
マスター:雨龍一

このシナリオは3日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2014/07/17 19:00
- リプレイ完成予定
- 2014/07/29 19:00
オープニング
クリムゾンウェストの中でも王国はエクラ教が盛んである。
しかし、建物というのはいつまでも利用されているとは限らない。
建国当時に建てられた教会でも、それは変わらない。
人が、場所をうつっていくからだ。
この場所も、そんな一つだったに違いない。
「泣くなよっ」
荒れ果てた教会の庭で、一人の青い髪の子が転んでいた。
「うえっぐ……うえっぐ……」
擦りむいたのであろう、膝が赤く腫れ上がっている。
必死に泣き叫ぶのを我慢しているのは、赤い髪の男の子に怒られたからではないようで――周囲を気にしている。
「……大丈夫だ。僕が守るから」
子供用なのだろう。おもちゃのように薄い剣を握りしめ、そっと青い子の背を撫でた。
「行こう」
促すように歩いたのは、教会の中。
そして、夜の帳が近づいてきた。
◆
「お願いします!」
ギルドの入り口で、必死な訴えをする女がいた。まだ若いところを見ると、足元にしがみ付いているのは妹か何かなのだろう。
「どうしました?」
受付嬢が宥める様に席を促すも、首を激しく左右に振り聞いてくれという。
「でも、詳細を聞かなければいけませんし」
とりあえず場所を移そうと、促していく。
少女の名前はウルカ。この古都の孤児院に住んでいる年長だとのことだ。
話によると、その孤児院から離れた所――ことを出て少し行ったところにもう人はいない教会があるらしい。
そしてそこは夜になるとある噂が流れているというのだ。
「――切っ掛けは昔から伝わることだったんですが、それを確かめるって男の子たちが聞かなくて……」
確かめに行ったのは2人の男の子。
ちょうど12歳と10歳の少年だという。
剣を習い始めた彼らにとって、同時に流れてきた噂の化け物退治は格好の獲物に見えたのだろう。
「小さな獣だったらまだいいんです……でも」
教会という場所は、墓地が供えられている。早い時間ならここまでは心配はしていなかった。だが――
「ついて行きたがった子たちが、ダメだって言われたって教えてくれたんです。遅くなるから、夕食の確保だけ忘れるなって頼まれたって」
夕食に間に合わない時間に帰ってくる――暗にそう彼らは言っていったというのだ。
「まだ、小さな子供なんです! それに、習っているといっても子供用の練習の剣……覚醒者の見込みもないのに、無謀なんです……」
はらりと落ちる涙に、はっとする。
「だ、大丈夫ですよ! ほら、あそこにいる人たちが助けてくれます!」
そう、受付嬢が示した先にはハンターたちがいた。
しかし、建物というのはいつまでも利用されているとは限らない。
建国当時に建てられた教会でも、それは変わらない。
人が、場所をうつっていくからだ。
この場所も、そんな一つだったに違いない。
「泣くなよっ」
荒れ果てた教会の庭で、一人の青い髪の子が転んでいた。
「うえっぐ……うえっぐ……」
擦りむいたのであろう、膝が赤く腫れ上がっている。
必死に泣き叫ぶのを我慢しているのは、赤い髪の男の子に怒られたからではないようで――周囲を気にしている。
「……大丈夫だ。僕が守るから」
子供用なのだろう。おもちゃのように薄い剣を握りしめ、そっと青い子の背を撫でた。
「行こう」
促すように歩いたのは、教会の中。
そして、夜の帳が近づいてきた。
◆
「お願いします!」
ギルドの入り口で、必死な訴えをする女がいた。まだ若いところを見ると、足元にしがみ付いているのは妹か何かなのだろう。
「どうしました?」
受付嬢が宥める様に席を促すも、首を激しく左右に振り聞いてくれという。
「でも、詳細を聞かなければいけませんし」
とりあえず場所を移そうと、促していく。
少女の名前はウルカ。この古都の孤児院に住んでいる年長だとのことだ。
話によると、その孤児院から離れた所――ことを出て少し行ったところにもう人はいない教会があるらしい。
そしてそこは夜になるとある噂が流れているというのだ。
「――切っ掛けは昔から伝わることだったんですが、それを確かめるって男の子たちが聞かなくて……」
確かめに行ったのは2人の男の子。
ちょうど12歳と10歳の少年だという。
剣を習い始めた彼らにとって、同時に流れてきた噂の化け物退治は格好の獲物に見えたのだろう。
「小さな獣だったらまだいいんです……でも」
教会という場所は、墓地が供えられている。早い時間ならここまでは心配はしていなかった。だが――
「ついて行きたがった子たちが、ダメだって言われたって教えてくれたんです。遅くなるから、夕食の確保だけ忘れるなって頼まれたって」
夕食に間に合わない時間に帰ってくる――暗にそう彼らは言っていったというのだ。
「まだ、小さな子供なんです! それに、習っているといっても子供用の練習の剣……覚醒者の見込みもないのに、無謀なんです……」
はらりと落ちる涙に、はっとする。
「だ、大丈夫ですよ! ほら、あそこにいる人たちが助けてくれます!」
そう、受付嬢が示した先にはハンターたちがいた。
解説
「子供たちの保護お願いします。
場所は古都の外れにあるもう使われていない教会です。
ひっそりと佇む中、今ではすっかり闇の根城になってたりするそうです。
ちょろりと怖いモンスターがいたりしますので、その退治もお願いしますね。
あ、どうやら墓場があるらしいですねぇ……。墓荒らしは流石にいないとは思いますけど。
え、時間? 今からですと……ちょうど夜半過ぎですよね、到着。
大丈夫! 緊急用に馬車調達しておきましたから!
え……孤児院の方の対処? 知りませんってば。とりあえずさっさと子供たち確保してきてくださぁい!」
【目的】昔から伝わることを探しに行った少年2人の保護
【成功】
・二人の確保
・敵の殲滅
【失敗】
・二人の負傷
【敵モンスター】
・スライム 2匹
・スケルトン 2体
・ウィプス 1匹 (注:物理攻撃無効)
【現場状況】教会にある墓場
・洋風墓地を想像してください。
・広さ的には小さな公園一つ分です。
・何らかのおまじないがあったのか偶然か、教会の敷地から敵は出てきません。
・教会には、墓場を通らなければ入れません。
場所は古都の外れにあるもう使われていない教会です。
ひっそりと佇む中、今ではすっかり闇の根城になってたりするそうです。
ちょろりと怖いモンスターがいたりしますので、その退治もお願いしますね。
あ、どうやら墓場があるらしいですねぇ……。墓荒らしは流石にいないとは思いますけど。
え、時間? 今からですと……ちょうど夜半過ぎですよね、到着。
大丈夫! 緊急用に馬車調達しておきましたから!
え……孤児院の方の対処? 知りませんってば。とりあえずさっさと子供たち確保してきてくださぁい!」
【目的】昔から伝わることを探しに行った少年2人の保護
【成功】
・二人の確保
・敵の殲滅
【失敗】
・二人の負傷
【敵モンスター】
・スライム 2匹
・スケルトン 2体
・ウィプス 1匹 (注:物理攻撃無効)
【現場状況】教会にある墓場
・洋風墓地を想像してください。
・広さ的には小さな公園一つ分です。
・何らかのおまじないがあったのか偶然か、教会の敷地から敵は出てきません。
・教会には、墓場を通らなければ入れません。
マスターより
ども、雨龍一です。
夏ですよ! 暑さに弱い人はどうすればいいんですかねぇ…と、ちょっぴりシチュエーションだけを涼しくしてみました(
さて、今回は墓場。うふふ…墓場が舞台です。
いいよね、墓場…。もう、おどろおどろしくなりそうな……って、なるわけないじゃないっすか!
お化け反対っ! だからさっさと倒してね!
ちなみに、今回の敵モンスターたちに一言付けていたんですが……
スライム:愛すべき万年補欠
スケルトン:墓場ったらオレのテリトリーだろ
ウィプス:呼ばれて飛び出て……
の、三本立てでお届けします。
では、頑張ってねーっ!
夏ですよ! 暑さに弱い人はどうすればいいんですかねぇ…と、ちょっぴりシチュエーションだけを涼しくしてみました(
さて、今回は墓場。うふふ…墓場が舞台です。
いいよね、墓場…。もう、おどろおどろしくなりそうな……って、なるわけないじゃないっすか!
お化け反対っ! だからさっさと倒してね!
ちなみに、今回の敵モンスターたちに一言付けていたんですが……
スライム:愛すべき万年補欠
スケルトン:墓場ったらオレのテリトリーだろ
ウィプス:呼ばれて飛び出て……
の、三本立てでお届けします。
では、頑張ってねーっ!
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2014/07/20 15:43
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2014/07/12 22:02:26 |
|
![]() |
夜は墓場で(相談) 龍崎・カズマ(ka0178) 人間(リアルブルー)|20才|男性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2014/07/17 05:43:42 |