ゲスト
(ka0000)
防衛戦と天空の騎士
マスター:植田誠

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2014/07/18 07:30
- リプレイ完成予定
- 2014/07/27 07:30
オープニング
●
ズューデアイセル州南東部に小さな村がある。
この村では帝国だと気候等の問題であまり栽培されていないブドウを生産しており、ブドウの出荷やワイン造り等で生計を立てている。ブドウはともかく、ワインの質はお世辞にも良いものとは言えなかったが。
それはさておき、この村は最近ある問題を抱えていた。どうも近くにコボルドが住み着いたらしく、定期的に村へ襲撃に来るようになったのだ。もっとも、コボルドは知性も高くないうえ、そこまで強いわけではなかったため、追い返すことはそう難しい事ではなかった。
そんなコボルド達の行動に統率が見られるようになってきたのがつい最近のこと。それぞれ役割分担をした3体1組で連携をとって攻撃をしてくるようになって、とうとう自警団では手が負えなくなしまった。
そこで村長は軍にコボルドの討伐を依頼するとともに、怪我人だらけの自警団の代わりにコボルドを迎撃するため、ハンターを雇うことにした。
雇ってから2日もしないうちに、コボルドは攻撃をしかけてきた。その数は24体。数の上ではハンターたちよりもずっと多く、しかも連携を取る。なぜ連携を取るのか。それは未だに村人も不思議がっていることではあったが……なんにせよ、一筋縄でいかない相手であるのは明らかだった。
●
それはコボルドとハンターが今まさに戦いを始めようかという時だった。村を挟んで戦場の反対側、その入り口近くに4体のゴブリンが迫っていた。
ゴブリンがコボルドを自分たちの良いように利用するということはよくある話だ。今回もコボルドに入れ知恵をして、戦闘における連携を覚えさせた。そして、コボルドが暴れている間にゴブリン達は火事場泥棒を働く。そういうつもりだったのだ。
実際、ゴブリンが思っていた以上にコボルドは良く戦い、自警団に十分な被害を与えた。結果として、自警団以上に手強いハンターが出てくることになったのだが、そのハンターたちも目前のコボルドに集中している。今日この日こそが、まさに絶好のチャンスだった。
しかし、ゴブリンの思惑はこの時初めて外れた。村に入ろうというところで軍服を着た男が立ち塞がったのだ。
「コボルドにしては頭が良い戦法だとは思っていたんだけど、ゴブリンが絡んでいたのか。そう考えると納得がいくな」
男はそう言いながら灰色の瞳でゴブリン達を観察するかのように眺めている。
その様子を見ながらも、ゴブリン達は驚き混乱していた。自分たちの行動が邪魔されるとは思っていなかった、というのもあるが……この男は自分たちが来るのを入り口で待ち構えていたわけではない。突如として、空から降ってきたのだ。
一体どういうことなのか……だが、その理由はすぐに分かった。
規則的に聞こえる翼の音と共に、一頭のグリフォンがゆっくりとその場に降りてきたのだ。
男はこのグリフォンの主人なのだろう。そうでなければ、グリフォンが人間の横でこうも大人しくしているはずがない。ここに来るのにも、グリフォンを使って飛んできたに違いない。
「下見のつもりだったんだけど、運よく首謀者にあえたことだし……逃がすなよ、グリース」
グリースと呼ばれたグリフォンは甲高い鳴き声を響かせながら、再び翼を羽ばたかせ浮上する。先程の大人しさとは一変、威圧感すら感じさせる。
この時はもう、ゴブリン達も目の前にいる男が誰なのか分かっていた。
この地を管轄する帝国軍は『ヒンメルリッタ-』の通称を持つ、帝国第五師団。そして、第五師団の特徴とは……グリフォンを駆る騎兵部隊だ。
間違いなく、この男はこの第五師団の兵……しかも赤い軍服は士官の証だ。
ゴブリン達は考える。ここから逃げてもグリフォンが追い縋り、必ず倒されることになるだろう。生き残るためには……なんとか数の上で有利に立っている今、この男とグリフォンを倒すしかない。
「戦うか。その意気や良し……」
武器を構えるゴブリン達を見て、男も腰の武器に手をかける。
「それでは『双撃』のシュトライトがお相手させてもらうよ、ゴブリン諸君」
そう言うと男……第五師団団長であるロルフ・シュトライトは、二振りの長剣を抜き放った。
ズューデアイセル州南東部に小さな村がある。
この村では帝国だと気候等の問題であまり栽培されていないブドウを生産しており、ブドウの出荷やワイン造り等で生計を立てている。ブドウはともかく、ワインの質はお世辞にも良いものとは言えなかったが。
それはさておき、この村は最近ある問題を抱えていた。どうも近くにコボルドが住み着いたらしく、定期的に村へ襲撃に来るようになったのだ。もっとも、コボルドは知性も高くないうえ、そこまで強いわけではなかったため、追い返すことはそう難しい事ではなかった。
そんなコボルド達の行動に統率が見られるようになってきたのがつい最近のこと。それぞれ役割分担をした3体1組で連携をとって攻撃をしてくるようになって、とうとう自警団では手が負えなくなしまった。
そこで村長は軍にコボルドの討伐を依頼するとともに、怪我人だらけの自警団の代わりにコボルドを迎撃するため、ハンターを雇うことにした。
雇ってから2日もしないうちに、コボルドは攻撃をしかけてきた。その数は24体。数の上ではハンターたちよりもずっと多く、しかも連携を取る。なぜ連携を取るのか。それは未だに村人も不思議がっていることではあったが……なんにせよ、一筋縄でいかない相手であるのは明らかだった。
●
それはコボルドとハンターが今まさに戦いを始めようかという時だった。村を挟んで戦場の反対側、その入り口近くに4体のゴブリンが迫っていた。
ゴブリンがコボルドを自分たちの良いように利用するということはよくある話だ。今回もコボルドに入れ知恵をして、戦闘における連携を覚えさせた。そして、コボルドが暴れている間にゴブリン達は火事場泥棒を働く。そういうつもりだったのだ。
実際、ゴブリンが思っていた以上にコボルドは良く戦い、自警団に十分な被害を与えた。結果として、自警団以上に手強いハンターが出てくることになったのだが、そのハンターたちも目前のコボルドに集中している。今日この日こそが、まさに絶好のチャンスだった。
しかし、ゴブリンの思惑はこの時初めて外れた。村に入ろうというところで軍服を着た男が立ち塞がったのだ。
「コボルドにしては頭が良い戦法だとは思っていたんだけど、ゴブリンが絡んでいたのか。そう考えると納得がいくな」
男はそう言いながら灰色の瞳でゴブリン達を観察するかのように眺めている。
その様子を見ながらも、ゴブリン達は驚き混乱していた。自分たちの行動が邪魔されるとは思っていなかった、というのもあるが……この男は自分たちが来るのを入り口で待ち構えていたわけではない。突如として、空から降ってきたのだ。
一体どういうことなのか……だが、その理由はすぐに分かった。
規則的に聞こえる翼の音と共に、一頭のグリフォンがゆっくりとその場に降りてきたのだ。
男はこのグリフォンの主人なのだろう。そうでなければ、グリフォンが人間の横でこうも大人しくしているはずがない。ここに来るのにも、グリフォンを使って飛んできたに違いない。
「下見のつもりだったんだけど、運よく首謀者にあえたことだし……逃がすなよ、グリース」
グリースと呼ばれたグリフォンは甲高い鳴き声を響かせながら、再び翼を羽ばたかせ浮上する。先程の大人しさとは一変、威圧感すら感じさせる。
この時はもう、ゴブリン達も目の前にいる男が誰なのか分かっていた。
この地を管轄する帝国軍は『ヒンメルリッタ-』の通称を持つ、帝国第五師団。そして、第五師団の特徴とは……グリフォンを駆る騎兵部隊だ。
間違いなく、この男はこの第五師団の兵……しかも赤い軍服は士官の証だ。
ゴブリン達は考える。ここから逃げてもグリフォンが追い縋り、必ず倒されることになるだろう。生き残るためには……なんとか数の上で有利に立っている今、この男とグリフォンを倒すしかない。
「戦うか。その意気や良し……」
武器を構えるゴブリン達を見て、男も腰の武器に手をかける。
「それでは『双撃』のシュトライトがお相手させてもらうよ、ゴブリン諸君」
そう言うと男……第五師団団長であるロルフ・シュトライトは、二振りの長剣を抜き放った。
解説
・目的
敵の撃破
・状況
PC達は村に迫るコボルドの集団を撃退するために雇われたハンターとなる。
戦場は村の入り口。村は簡素な柵で外周を囲んでいるが、門のようなものは存在していない。
ただ、大した知性を持たないコボルドはPCを無視して村に入るなどはしない。
・戦場
特にこれと言った障害物の無い平野。天候は晴れ。
・敵情報
コボルド・チーム×8
両手にナイフを持ったスピード型、両手斧を持ったパワー型、大盾を持った防御型の3体1組。
3体は常に同じ敵を狙い連携を取って戦闘を行う。但し、1体でも欠けると途端に弱くなる。
チーム単位での連携が乱れることを避けるためか、複数チームで同じ目標を狙う事はあまりない。その為、チーム間の連携もほぼ皆無と言っていい。
・補足(味方情報)
ロルフ・シュトライト
第五師団、通称ヒンメルリッターの現団長。双撃の二つ名を持つ。
現在PC達の戦場とは逆方向からやってきたゴブリンを殲滅中。
およそ4ラウンドで殲滅は完了。6ラウンド終了時にPCが戦闘中の場合援護してくれる。
・補足(敵情報)
ゴブリン×4
武装もしておりそこそこ強いゴブリン。だが、4ラウンドで殲滅される運命。
敵の撃破
・状況
PC達は村に迫るコボルドの集団を撃退するために雇われたハンターとなる。
戦場は村の入り口。村は簡素な柵で外周を囲んでいるが、門のようなものは存在していない。
ただ、大した知性を持たないコボルドはPCを無視して村に入るなどはしない。
・戦場
特にこれと言った障害物の無い平野。天候は晴れ。
・敵情報
コボルド・チーム×8
両手にナイフを持ったスピード型、両手斧を持ったパワー型、大盾を持った防御型の3体1組。
3体は常に同じ敵を狙い連携を取って戦闘を行う。但し、1体でも欠けると途端に弱くなる。
チーム単位での連携が乱れることを避けるためか、複数チームで同じ目標を狙う事はあまりない。その為、チーム間の連携もほぼ皆無と言っていい。
・補足(味方情報)
ロルフ・シュトライト
第五師団、通称ヒンメルリッターの現団長。双撃の二つ名を持つ。
現在PC達の戦場とは逆方向からやってきたゴブリンを殲滅中。
およそ4ラウンドで殲滅は完了。6ラウンド終了時にPCが戦闘中の場合援護してくれる。
・補足(敵情報)
ゴブリン×4
武装もしておりそこそこ強いゴブリン。だが、4ラウンドで殲滅される運命。
マスターより
お世話になっております、植田です。
今回はグリフォンを乗り回す第五師団の団長が登場です。とはいえ、本筋はコボルドの迎撃です。割と強めなので頑張っていただけたらなと思います。
それでは、皆様の参加お待ちいたしております。
今回はグリフォンを乗り回す第五師団の団長が登場です。とはいえ、本筋はコボルドの迎撃です。割と強めなので頑張っていただけたらなと思います。
それでは、皆様の参加お待ちいたしております。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2014/07/25 22:55
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 レイフェン=ランパード(ka0536) 人間(リアルブルー)|22才|男性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2014/07/18 02:12:10 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2014/07/13 14:20:03 |