ゲスト
(ka0000)
星に願いを、夏に浴衣を!
マスター:黒木茨

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 易しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 少なめ
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/07/09 09:00
- リプレイ完成予定
- 2015/07/18 09:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
●虫取り少年と姉
ずずず……と豪快な音を立てて少年が素麺を啜っている。
「ご飯食べ終わったら、お店手伝ってくれない?」
一緒に素麺を啜りながら少年に話しかけるのは、少年よりいくつか年上らしい女性だ。
二人の顔立ちはどこか似ている。姉弟だろうか? 部屋には藤や菖蒲、蜻蛉の柄が繊細に描かれた見事な布が広がっていた。
少年は不満げな視線を女性に向ける。女性は溜息を吐いて、呆れたように呟いた。
「もう、虫のことばっかり」
「ごめん姉ちゃん! 今日を逃したら、今年はもうとれないんだよ!」
女性は目の前で両手を合わせて、ぺこぺこと頭を下げている少年の頭を一つ、優しく叩いた。
「来年でいいじゃないの」
しかし女性は、それでもなお首の上下運動を続ける少年を見て、折れるしかなかった。
「もう、そこまでするなら、任せてもこっそり出て行きそうだし。いいわよ」
「やったー!」
そうすれば少年は先ほどまでの様子はどこへやら、ぱっと灯が燈ったかのように明るさを取り戻して笑顔を見せる。
女性はもう一度溜息をつきながら、部屋の空気を入れ替えよう、と窓を開けた。
外では、ちょうど青年と少女が何かを組み立てているようだった。
●棚幡に備えて
「あれ? 何してるんですかー!」
女性の声に気付いた二人は、手を振って答えた。
「流し素麺をやるので、その準備をしているのです」
「短冊も! 短冊にお願い事かくの! 七夕だから!」
青年、そして少女の声が届いて、女性は自らの頭に蓄えられた知識を手繰った。
リアルブルーと呼ばれる場所では、夏にどうするのであったか……七夕……とは?
「なんだか面白そうですねー」
しかし、よく知らずとも曖昧な返事は返せる。女性もまた手を振って、最低限の礼を示した。
「ええ、テオドラさんもどうぞ遊びに来てください。よければ、弟さんも一緒に」
青年は柔和な印象どおりの微笑みを湛えて、女性に叫ぶ。
その声を最後にその場のやり取りは絶えた。
「姉ちゃんもなんかやれば?」
少年が尋ねるも、女性はこつん、こつんと靴の爪先同士を合わせては音を鳴らして考え込んでいる。
「向こうの文化はよくわからないけど……」
女性は本棚から何冊か本を取り出して、ぱらぱらとページを繰った。
「この時期は浴衣っていうのを着るみたいね。売り物にしても大丈夫って師匠にも言われたし……せっかくだから、うちでも扱ってみようか」
●虫取り少年と姉
ずずず……と豪快な音を立てて少年が素麺を啜っている。
「ご飯食べ終わったら、お店手伝ってくれない?」
一緒に素麺を啜りながら少年に話しかけるのは、少年よりいくつか年上らしい女性だ。
二人の顔立ちはどこか似ている。姉弟だろうか? 部屋には藤や菖蒲、蜻蛉の柄が繊細に描かれた見事な布が広がっていた。
少年は不満げな視線を女性に向ける。女性は溜息を吐いて、呆れたように呟いた。
「もう、虫のことばっかり」
「ごめん姉ちゃん! 今日を逃したら、今年はもうとれないんだよ!」
女性は目の前で両手を合わせて、ぺこぺこと頭を下げている少年の頭を一つ、優しく叩いた。
「来年でいいじゃないの」
しかし女性は、それでもなお首の上下運動を続ける少年を見て、折れるしかなかった。
「もう、そこまでするなら、任せてもこっそり出て行きそうだし。いいわよ」
「やったー!」
そうすれば少年は先ほどまでの様子はどこへやら、ぱっと灯が燈ったかのように明るさを取り戻して笑顔を見せる。
女性はもう一度溜息をつきながら、部屋の空気を入れ替えよう、と窓を開けた。
外では、ちょうど青年と少女が何かを組み立てているようだった。
●棚幡に備えて
「あれ? 何してるんですかー!」
女性の声に気付いた二人は、手を振って答えた。
「流し素麺をやるので、その準備をしているのです」
「短冊も! 短冊にお願い事かくの! 七夕だから!」
青年、そして少女の声が届いて、女性は自らの頭に蓄えられた知識を手繰った。
リアルブルーと呼ばれる場所では、夏にどうするのであったか……七夕……とは?
「なんだか面白そうですねー」
しかし、よく知らずとも曖昧な返事は返せる。女性もまた手を振って、最低限の礼を示した。
「ええ、テオドラさんもどうぞ遊びに来てください。よければ、弟さんも一緒に」
青年は柔和な印象どおりの微笑みを湛えて、女性に叫ぶ。
その声を最後にその場のやり取りは絶えた。
「姉ちゃんもなんかやれば?」
少年が尋ねるも、女性はこつん、こつんと靴の爪先同士を合わせては音を鳴らして考え込んでいる。
「向こうの文化はよくわからないけど……」
女性は本棚から何冊か本を取り出して、ぱらぱらとページを繰った。
「この時期は浴衣っていうのを着るみたいね。売り物にしても大丈夫って師匠にも言われたし……せっかくだから、うちでも扱ってみようか」
解説
◆概要
とくに目的はありません。強いて言うならヴァリオスの経済を回してください。
七夕前後のヴァリオスが舞台です。
・浴衣の購入
・流し素麺
・短冊に願いを書いて吊るす
例としてはこういった感じです。
『浴衣の注文・購入』はテオドラの店で、
『流し素麺』『短冊に願いを』はドナートの店で行えます。
二人の店は近いので浴衣の注文を終えてから流し素麺や願い事を書きに来てかまいません。
他にも店はあると思いますので、こういったお店に行ってこうしたい、などがあれば採用します。
ご自由にどうぞ。
◆NPC
・テオドラ
仕立屋の女性です。最近は和裁に凝り、着物の生産も始めました。
弟がいますが、弟はオープニングの通りどこかに行ってしまったので、店にいるのは彼女と従業員のみです。
洋服の注文も可能です。
・ドナート
菓子屋の店長です。
菓子屋のはずだったのですが、何故だか流し素麺を企画することになりました。
七夕に関係したスイーツも用意しております。
店の中には極秘ルートで入手した竹があるので、そこに短冊が吊るせます。
彼の娘も飽きてどこかに行ってしまったので、店にいるのは彼と従業員のみです。
とくに目的はありません。強いて言うならヴァリオスの経済を回してください。
七夕前後のヴァリオスが舞台です。
・浴衣の購入
・流し素麺
・短冊に願いを書いて吊るす
例としてはこういった感じです。
『浴衣の注文・購入』はテオドラの店で、
『流し素麺』『短冊に願いを』はドナートの店で行えます。
二人の店は近いので浴衣の注文を終えてから流し素麺や願い事を書きに来てかまいません。
他にも店はあると思いますので、こういったお店に行ってこうしたい、などがあれば採用します。
ご自由にどうぞ。
◆NPC
・テオドラ
仕立屋の女性です。最近は和裁に凝り、着物の生産も始めました。
弟がいますが、弟はオープニングの通りどこかに行ってしまったので、店にいるのは彼女と従業員のみです。
洋服の注文も可能です。
・ドナート
菓子屋の店長です。
菓子屋のはずだったのですが、何故だか流し素麺を企画することになりました。
七夕に関係したスイーツも用意しております。
店の中には極秘ルートで入手した竹があるので、そこに短冊が吊るせます。
彼の娘も飽きてどこかに行ってしまったので、店にいるのは彼と従業員のみです。
マスターより
黒木です。
七夕であり、浴衣の日であり……調べてみたら盛りだくさんでしたので、混ぜます。
白紙提出には気をつけて、よろしくお願いします。
七夕であり、浴衣の日であり……調べてみたら盛りだくさんでしたので、混ぜます。
白紙提出には気をつけて、よろしくお願いします。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/07/18 02:48
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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【相談卓】夏の一日 アマービレ・ミステリオーソ(ka0264) エルフ|21才|女性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2015/07/07 04:20:51 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/07/09 06:23:26 |