ゲスト
(ka0000)
【幻導】死者が動くその夜に
マスター:剣崎宗二

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
関連ユニオン
ガーディナ- 難易度
- 難しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 6~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/07/13 07:30
- リプレイ完成予定
- 2015/07/27 07:30
オープニング
※このシナリオは難易度が高く設定されています。所持金の大幅な減少や装備アイテムの損失、場合によっては、再起不能、死亡判定が下される可能性があります。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
●New Shadow
「ディーン。今回は――」
「はいはい、わぁーってるよ。またいっぱい殺して、暴れて来て、囮になれって事だろ? ……さっきあいつが来て帰ってった時から予測はついてたよ」
「……なら、話は早い。行って来てくれるか?」
「どーせ俺に拒否権なんてねぇよ。それに、殺すのは嫌いじゃねぇしな」
外に出ようとした男――ディーン・キルが、ふと立ち止まり。彼の主である、『災厄の十三魔』が一人――アレクサンドル・バーンズに問いかける。
「……まーた、『危なくなったら帰って来い』とかじゃねぇだろうなぁ?」
「残念ながら、おっさんのその命令は今回も有効だ。けど……その代わり、今回はお前が出来るだけ『長く』楽しめるよう、ちょっとした準備をしてある」
そう言い放ったアレクサンドルの後ろから立ち上がったのは、五体の歪虚。それは一見、つぎはぎだらけのゾンビのようにも見える。ゆっくりと、大きく体を揺らしながら、ディーンの傍へと歩いていく。
「……なんじゃこりゃ」
気持ち悪がるように眉をしかめるディーン。
「……お前の戦法に合わせて設計した物だ。とにかく『牽制』『足止め』に特化してある。いざ倒されそうになったら――お前が纏めてぶった切ればいい」
そこまで聞いて、ディーンの顔には笑みが浮かんでいた。試すのを待ちきれない、そんな表情だ。
「今回ちゃんと陽動してくれれば、これを使わせる。……大丈夫かね?」
「ああ、ありがとよ!」
嬉々として飛び出すディーンの後ろを、五体の歪虚がついていくのを見送るアレクサンドル。
彼らの姿が見えなくなった頃、アレクサンドルの後ろから巨大な黒い影が出現する。
「……急な頼み…すまんな…」
「何。おっさんも相応の報酬は得た。…それよりも、次の段階だ。これが成功しなければ、意味がないのだからな」
●死者が動くその夜に
ナルガンド塔近辺。
探索、及び防衛の為、その付近には幾隊かの辺境勢力が駐在していた。
「はーぁ、暇だなぁ」
パトロール隊の一つが、彼らのキャンプと塔の、丁度中央地点に差し掛かっていた。
「しゃきっとしやがれ! ったく……いつ歪虚が出てくるとも分からないのによ――」
「へーい」
叱られた兵が、口を尖らせる。
「周りでは何重にも警戒線が張られてるしよ、この中まで死にに来る歪虚はいませんよ」
「――ところが居るんだなこれがぁ!」
闇の中。刃が月光を反射し、煌いた。
次の瞬間、後に残ったのは、首の無い死体。
「――例の『殺人鬼』か。ハンターに連絡を出せ!集中射撃で牽制しろ!!」
――ディーンは、幾度か大きな作戦の前に『襲撃』を行っている。故に、今回も来るだろうと言う事は、ある程度予想がついていた。ハンターたちが待機し、迎撃の準備をしていたのである。
彼に相対する場合、戦力のない一般兵を出来るだけ早く脱出させる事が急務となる。その能力――『血狂い』によって、殺された一般兵は彼を強化させる事になる。
兵士たちが、必死にハンターたちが増援してくるであろう方角に向かって、逃走していく。
ガキッ。
脚甲が、何かに引っかかって動かなくなる。
それを解除しようと手を掛け、そちらを見た瞬間。
「ひぃっ!?」
目から血を流し。ほぼ骸骨のような者が、彼の脚を掴んでいた。
「ちったぁ使えるじゃねぇか」
パァン。
銃撃音と共に、兵士が胸に大穴を開け、倒れる。
空に浮かぶ、暗闇によって不可視になった黒刃に当たり跳ね返りながら空を舞う魔弾は、彼の回りに居た兵士三人をも、打ち抜いていく。
――騒ぎを聞きつけたハンターたちが駆けつけたのは、その時であった。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
●New Shadow
「ディーン。今回は――」
「はいはい、わぁーってるよ。またいっぱい殺して、暴れて来て、囮になれって事だろ? ……さっきあいつが来て帰ってった時から予測はついてたよ」
「……なら、話は早い。行って来てくれるか?」
「どーせ俺に拒否権なんてねぇよ。それに、殺すのは嫌いじゃねぇしな」
外に出ようとした男――ディーン・キルが、ふと立ち止まり。彼の主である、『災厄の十三魔』が一人――アレクサンドル・バーンズに問いかける。
「……まーた、『危なくなったら帰って来い』とかじゃねぇだろうなぁ?」
「残念ながら、おっさんのその命令は今回も有効だ。けど……その代わり、今回はお前が出来るだけ『長く』楽しめるよう、ちょっとした準備をしてある」
そう言い放ったアレクサンドルの後ろから立ち上がったのは、五体の歪虚。それは一見、つぎはぎだらけのゾンビのようにも見える。ゆっくりと、大きく体を揺らしながら、ディーンの傍へと歩いていく。
「……なんじゃこりゃ」
気持ち悪がるように眉をしかめるディーン。
「……お前の戦法に合わせて設計した物だ。とにかく『牽制』『足止め』に特化してある。いざ倒されそうになったら――お前が纏めてぶった切ればいい」
そこまで聞いて、ディーンの顔には笑みが浮かんでいた。試すのを待ちきれない、そんな表情だ。
「今回ちゃんと陽動してくれれば、これを使わせる。……大丈夫かね?」
「ああ、ありがとよ!」
嬉々として飛び出すディーンの後ろを、五体の歪虚がついていくのを見送るアレクサンドル。
彼らの姿が見えなくなった頃、アレクサンドルの後ろから巨大な黒い影が出現する。
「……急な頼み…すまんな…」
「何。おっさんも相応の報酬は得た。…それよりも、次の段階だ。これが成功しなければ、意味がないのだからな」
●死者が動くその夜に
ナルガンド塔近辺。
探索、及び防衛の為、その付近には幾隊かの辺境勢力が駐在していた。
「はーぁ、暇だなぁ」
パトロール隊の一つが、彼らのキャンプと塔の、丁度中央地点に差し掛かっていた。
「しゃきっとしやがれ! ったく……いつ歪虚が出てくるとも分からないのによ――」
「へーい」
叱られた兵が、口を尖らせる。
「周りでは何重にも警戒線が張られてるしよ、この中まで死にに来る歪虚はいませんよ」
「――ところが居るんだなこれがぁ!」
闇の中。刃が月光を反射し、煌いた。
次の瞬間、後に残ったのは、首の無い死体。
「――例の『殺人鬼』か。ハンターに連絡を出せ!集中射撃で牽制しろ!!」
――ディーンは、幾度か大きな作戦の前に『襲撃』を行っている。故に、今回も来るだろうと言う事は、ある程度予想がついていた。ハンターたちが待機し、迎撃の準備をしていたのである。
彼に相対する場合、戦力のない一般兵を出来るだけ早く脱出させる事が急務となる。その能力――『血狂い』によって、殺された一般兵は彼を強化させる事になる。
兵士たちが、必死にハンターたちが増援してくるであろう方角に向かって、逃走していく。
ガキッ。
脚甲が、何かに引っかかって動かなくなる。
それを解除しようと手を掛け、そちらを見た瞬間。
「ひぃっ!?」
目から血を流し。ほぼ骸骨のような者が、彼の脚を掴んでいた。
「ちったぁ使えるじゃねぇか」
パァン。
銃撃音と共に、兵士が胸に大穴を開け、倒れる。
空に浮かぶ、暗闇によって不可視になった黒刃に当たり跳ね返りながら空を舞う魔弾は、彼の回りに居た兵士三人をも、打ち抜いていく。
――騒ぎを聞きつけたハンターたちが駆けつけたのは、その時であった。
解説
ハンター側が全滅する前に、ディーンに一定以上のダメージを与えて撤退させるのが依頼目的となります。
副次目的(必ずしも達成しなくてもよい)として、戦場に四人ほど残った一般兵の救出。
敵は、先ずディーン・キル(【不動】清風明月凶殺夜 等)
前回の依頼(【命魔】Kill&Steal)により、一部技が解析されました。
【火神祝詞】
手甲状態専用
そのターンに自身に与えられたダメージ、攻撃回数に応じて範囲、威力を強化する火属性範囲攻撃。
ノックバック効果有
【照妖鏡】
銃状態専用。長射程
四回まで繰り返し攻撃を行う。この際、目標は攻撃ごとに再選択可能
また、今回、彼に付き添う合成ゾンビ型の歪虚が五体確認されています。これらの攻撃力はほぼなく、動きも早いほうではありませんが、地面に潜る能力を有しており、また耐久力も相当の物であるため、掴む等で敵の動きを止める役割かと推測されております。
戦場は完全に暗闇に覆われており、障害物は疎らにある木と岩等。
ディーンの根源が『殺人鬼』である事から、彼は暗闇の中の戦い方(何を優先するか)を理解していると思われます。ご注意ください。
他、何か質問があれば卓を立ててロレントへ。
こちらにつきましては、現在までの依頼をベースに彼が知っている情報のみ供給されますので、回答不能になる事もあります。ご了承ください。
副次目的(必ずしも達成しなくてもよい)として、戦場に四人ほど残った一般兵の救出。
敵は、先ずディーン・キル(【不動】清風明月凶殺夜 等)
前回の依頼(【命魔】Kill&Steal)により、一部技が解析されました。
【火神祝詞】
手甲状態専用
そのターンに自身に与えられたダメージ、攻撃回数に応じて範囲、威力を強化する火属性範囲攻撃。
ノックバック効果有
【照妖鏡】
銃状態専用。長射程
四回まで繰り返し攻撃を行う。この際、目標は攻撃ごとに再選択可能
また、今回、彼に付き添う合成ゾンビ型の歪虚が五体確認されています。これらの攻撃力はほぼなく、動きも早いほうではありませんが、地面に潜る能力を有しており、また耐久力も相当の物であるため、掴む等で敵の動きを止める役割かと推測されております。
戦場は完全に暗闇に覆われており、障害物は疎らにある木と岩等。
ディーンの根源が『殺人鬼』である事から、彼は暗闇の中の戦い方(何を優先するか)を理解していると思われます。ご注意ください。
他、何か質問があれば卓を立ててロレントへ。
こちらにつきましては、現在までの依頼をベースに彼が知っている情報のみ供給されますので、回答不能になる事もあります。ご了承ください。
マスターより
どうもこんにちわ、剣崎です。
今回は幻導に於けるアレクサンドルの動きに対する前哨戦となります。
今までその無差別殺戮から援護ありでの運用が不可能だったディーンに、アレクサンドルが彼なりの解を出しました。
連携を得た殺人鬼は厄介です。十分に、ご注意ください。
今回は幻導に於けるアレクサンドルの動きに対する前哨戦となります。
今までその無差別殺戮から援護ありでの運用が不可能だったディーンに、アレクサンドルが彼なりの解を出しました。
連携を得た殺人鬼は厄介です。十分に、ご注意ください。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/07/16 12:04
参加者一覧
マテリアルリンク参加者一覧
- ユーリ・ヴァレンティヌス(ka0239) → アルファス(ka3312)
- 米本 剛(ka0320) → lol U mad ?(ka3514)
- ヴァイス・エリダヌス(ka0364) → フィルメリア・クリスティア(ka3380)
- マリア・ベルンシュタイン(ka0482) → アルファス(ka3312)
- 久延毘 大二郎(ka1771) → アルファス(ka3312)
- エイル・メヌエット(ka2807) → フィルメリア・クリスティア(ka3380)
- シガレット=ウナギパイ(ka2884) → アルト・ヴァレンティーニ(ka3109)
- ティス・フュラー(ka3006) → アニス・エリダヌス(ka2491)
- エリス・ブーリャ(ka3419) → アルト・ヴァレンティーニ(ka3109)
- シルウィス・フェイカー(ka3492) → lol U mad ?(ka3514)
- グレイブ(ka3719) → lol U mad ?(ka3514)
- エルディラ(ka3982) → フィルメリア・クリスティア(ka3380)
- 佐久間 恋路(ka4607) → アルト・ヴァレンティーニ(ka3109)
- 夕凪 沙良(ka5139) → 仁川 リア(ka3483)
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/07/09 03:21:08 |
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ロレントさんへ質問 アニス・エリダヌス(ka2491) エルフ|14才|女性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2015/07/13 00:36:39 |
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相談~より良き夜明けを~ アニス・エリダヌス(ka2491) エルフ|14才|女性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2015/07/13 02:38:34 |