ゲスト
(ka0000)
【幻導】共鳴の先
マスター:鷹羽柊架

- シナリオ形態
- ショート
関連ユニオン
ガーディナ- 難易度
- 不明
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在10人 / 4~10人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 6日
- プレイング締切
- 2015/07/16 07:30
- リプレイ完成予定
- 2015/07/25 07:30
オープニング
※このシナリオは難易度が高く設定されています。所持金の大幅な減少や装備アイテムの損失、場合によっては、再起不能、死亡判定が下される可能性があります。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
●
「へぇ~! 君がチューダだね?」
ナルガンド塔から戻ったファリフ・スコールは中腰になった。
目の前にいる小さな幻獣に視線を合わせる為だ。
「こらっ! 呼び捨てにしてはダメなのです!
我輩は大幻獣の王『チューダ』なのです。頭が高ーいっ!」
本の上で胸を張るモルモットのような生物は、自称『幻獣王』のチューダ。
昔から大霊堂に棲み着いている幻獣だ。聖地周辺が歪虚に支配されてから姿を消していたが、最近になってひょっこり戻ってきたようだ。
王を自称するチューダを指差しながら、ファリフは大巫女の方へ振り返った。
「大巫女、チューダは王様なの?」
「こいつが勝手に言っているだけだよ」
「な、なんですってっ!?
我輩は王の中の王。どっかのドワーフの王みたいな扱いは心外なのです!」
大巫女に憤慨するチューダ。
大巫女によれば幻獣王と名乗っているのはチューダだけで、誰もチューダを王と崇めたりはしていない。ただ、幻獣に関する知識は本物で、幻獣の事を質問すれば答えてくれる。その答えを忘れていたりしていなければ、だが。
「ねぇ、チューダ。
ボクを呼んでいたのはトリシュヴァーナって大幻獣なの?」
「その通り! ナルガンド塔の頂上でトリシュヴァーナがファリフを待っているのです」 大幻獣トリシュヴァーナ。
巨大な三首の犬のような幻獣で性格は攻撃的である一方、群れの一員と認めた者は命をかけて守るなど、プライドや社会性が強い。かつて歪虚との戦いで致命傷を負った事から歪虚へ激しい復讐心を持つと言われている。
そのトリシュヴァーナが、ファリフを呼んでいるというのだ。
「ファリフのお腹にある刺青は、大精霊の祝福を受けた戦士の証。きっと大幻獣と心を通わせて一緒に歪虚と戦う事もできるはずなのです。
でも、大幻獣と心を通わせるには、大幻獣が与える試練をクリアしなければならないのです」
チューダによれば、トリシュヴァーナは白龍の消滅を感じ取り、人類と幻獣の窮地を察して姿を現したという。ファリフを呼び続けているのも、伝説の刺青を持つ者に力を貸して歪虚へ復讐を果たすつもりなのだろう。
だが、ここで気を付けなければならない事がある。
大幻獣は認めた相手に力を貸してくれる。
だが、それは大幻獣が相手を認める必要がある。それが『試練』と呼ばれるもので、大幻獣によってその試練は大きく異なるらしい。
「トリシュヴァーナは、強い力を持つ者が大好きなのです。だから、試練も自分の強さを見せないとダメなのです」
「強い力ねぇ。なら、ちょうどいいじゃないか」
チューダの話を聞いていた大巫女が口を開く。
「ちょうどいい?」
「ナルガンド塔で歪虚にあったんだろう? だったら、あいつを力でねじ伏せて大幻獣に会えばいいじゃないか。倒すまではいかなくても力を示すなら十分だと思うよ」
ファリフは、思い出した。
BADDASを名乗る歪虚。
歪虚退治に乱入をしたという牛鬼という歪虚。
きっと他にも大幻獣の存在を察知した歪虚が集まってくるに違いない。
ならば、それら歪虚をはね除けて最初にナルガンド塔の頂上で大幻獣と会う事が何よりの試練ではないのか。
「そっか。大幻獣と会うのなら、あいつらを何とかしなくちゃいけないんだよね?
ボク、やってみるよ。トリシュヴァーナに会いに行ってみる。そして、トリシュヴァーナと共に東方で救援を待つみんなのところへ行くんだ」
力強く頷くファリフ。
その横でどや顔のチューダが余計な口を挟む。
「塔に行くのであれば、我輩のしもべ達を連れて行くといいのです。我輩が特別に許可をしてやるのです。えっへん」
チューダのしもべ――つまり、ハンター達を同行させるように言っているようだ。
いつからハンターがチューダのしもべになったのかは不明だが、ファリフ一人では到底すべての歪虚を相手にはできない。
ファリフは、『星の友』を呼び集めるべくハンターズソサエティへ向かった。
後日、ファリフの呼びかけに応えた、自称『幻獣王』チューダのしもべらしいハンターたちが集まった。
「我がしもべども! よくきたのです!」
とても偉そうに言うチューダにファリフは何だか不満げに見下ろした。
「チューダ。ハンターの皆はボクの星の友なんだ。そういう風に言ってほしくないよ」
文句を言われたチューダはお構いなし。
「我輩は偉いのですからしもべなのです!」
胸を張るチューダの様子に頬を膨らませて唇をへの字に曲げるファリフのやり取りにハンター達は微笑ましく見守る。
「ふぅん……王は民を護るもの。チューダも一緒に行くって事だね?」
ファリフの誘いにチューダは酷くショックを受けたような表情となってしまうと、途端に大慌てで手足をばたつかせて大巫女の後ろに隠れてしまう。
「わ、我輩も同行したいのは山々なのですが……その……ほら、我輩が同行したら、試練にならなくなってしまうのです! 残念ながら、我輩は涙を飲んで大霊堂でお留守番なのです。いやー、実に残念。我輩が覚醒すれば山の一つや二つ、軽く消し飛ばしてやるのですが……」
大巫女の足元から大声を上げるチューダに大巫女はくすりと口元に笑みをのせる。
「ゆくがいいさ。お前が導くもののもとへな」
大巫女の言葉にファリフは頷いたが、その視線は自身の腹へ向ける。
「ボクの刺青を通して導かれるままに行くのは構わないけど……歪虚に狙われているなら助けてあげたい」
ファリフの言葉に大巫女が「そうか」と優しく応えた。
「これ以上、歪虚の侵攻させたくない。でも、ボク一人じゃムリなんだ。だから、皆の力を貸して」
きびすを返したファリフがハンター達へ言葉を向ける。
「歪虚を倒して、トリシュヴァーナと会う為にまた一緒に行ってほしい。ナルガンド塔へ行こう!」
ファリフはハンターと共に再びナルガンド塔へと向かった。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
●
「へぇ~! 君がチューダだね?」
ナルガンド塔から戻ったファリフ・スコールは中腰になった。
目の前にいる小さな幻獣に視線を合わせる為だ。
「こらっ! 呼び捨てにしてはダメなのです!
我輩は大幻獣の王『チューダ』なのです。頭が高ーいっ!」
本の上で胸を張るモルモットのような生物は、自称『幻獣王』のチューダ。
昔から大霊堂に棲み着いている幻獣だ。聖地周辺が歪虚に支配されてから姿を消していたが、最近になってひょっこり戻ってきたようだ。
王を自称するチューダを指差しながら、ファリフは大巫女の方へ振り返った。
「大巫女、チューダは王様なの?」
「こいつが勝手に言っているだけだよ」
「な、なんですってっ!?
我輩は王の中の王。どっかのドワーフの王みたいな扱いは心外なのです!」
大巫女に憤慨するチューダ。
大巫女によれば幻獣王と名乗っているのはチューダだけで、誰もチューダを王と崇めたりはしていない。ただ、幻獣に関する知識は本物で、幻獣の事を質問すれば答えてくれる。その答えを忘れていたりしていなければ、だが。
「ねぇ、チューダ。
ボクを呼んでいたのはトリシュヴァーナって大幻獣なの?」
「その通り! ナルガンド塔の頂上でトリシュヴァーナがファリフを待っているのです」 大幻獣トリシュヴァーナ。
巨大な三首の犬のような幻獣で性格は攻撃的である一方、群れの一員と認めた者は命をかけて守るなど、プライドや社会性が強い。かつて歪虚との戦いで致命傷を負った事から歪虚へ激しい復讐心を持つと言われている。
そのトリシュヴァーナが、ファリフを呼んでいるというのだ。
「ファリフのお腹にある刺青は、大精霊の祝福を受けた戦士の証。きっと大幻獣と心を通わせて一緒に歪虚と戦う事もできるはずなのです。
でも、大幻獣と心を通わせるには、大幻獣が与える試練をクリアしなければならないのです」
チューダによれば、トリシュヴァーナは白龍の消滅を感じ取り、人類と幻獣の窮地を察して姿を現したという。ファリフを呼び続けているのも、伝説の刺青を持つ者に力を貸して歪虚へ復讐を果たすつもりなのだろう。
だが、ここで気を付けなければならない事がある。
大幻獣は認めた相手に力を貸してくれる。
だが、それは大幻獣が相手を認める必要がある。それが『試練』と呼ばれるもので、大幻獣によってその試練は大きく異なるらしい。
「トリシュヴァーナは、強い力を持つ者が大好きなのです。だから、試練も自分の強さを見せないとダメなのです」
「強い力ねぇ。なら、ちょうどいいじゃないか」
チューダの話を聞いていた大巫女が口を開く。
「ちょうどいい?」
「ナルガンド塔で歪虚にあったんだろう? だったら、あいつを力でねじ伏せて大幻獣に会えばいいじゃないか。倒すまではいかなくても力を示すなら十分だと思うよ」
ファリフは、思い出した。
BADDASを名乗る歪虚。
歪虚退治に乱入をしたという牛鬼という歪虚。
きっと他にも大幻獣の存在を察知した歪虚が集まってくるに違いない。
ならば、それら歪虚をはね除けて最初にナルガンド塔の頂上で大幻獣と会う事が何よりの試練ではないのか。
「そっか。大幻獣と会うのなら、あいつらを何とかしなくちゃいけないんだよね?
ボク、やってみるよ。トリシュヴァーナに会いに行ってみる。そして、トリシュヴァーナと共に東方で救援を待つみんなのところへ行くんだ」
力強く頷くファリフ。
その横でどや顔のチューダが余計な口を挟む。
「塔に行くのであれば、我輩のしもべ達を連れて行くといいのです。我輩が特別に許可をしてやるのです。えっへん」
チューダのしもべ――つまり、ハンター達を同行させるように言っているようだ。
いつからハンターがチューダのしもべになったのかは不明だが、ファリフ一人では到底すべての歪虚を相手にはできない。
ファリフは、『星の友』を呼び集めるべくハンターズソサエティへ向かった。
後日、ファリフの呼びかけに応えた、自称『幻獣王』チューダのしもべらしいハンターたちが集まった。
「我がしもべども! よくきたのです!」
とても偉そうに言うチューダにファリフは何だか不満げに見下ろした。
「チューダ。ハンターの皆はボクの星の友なんだ。そういう風に言ってほしくないよ」
文句を言われたチューダはお構いなし。
「我輩は偉いのですからしもべなのです!」
胸を張るチューダの様子に頬を膨らませて唇をへの字に曲げるファリフのやり取りにハンター達は微笑ましく見守る。
「ふぅん……王は民を護るもの。チューダも一緒に行くって事だね?」
ファリフの誘いにチューダは酷くショックを受けたような表情となってしまうと、途端に大慌てで手足をばたつかせて大巫女の後ろに隠れてしまう。
「わ、我輩も同行したいのは山々なのですが……その……ほら、我輩が同行したら、試練にならなくなってしまうのです! 残念ながら、我輩は涙を飲んで大霊堂でお留守番なのです。いやー、実に残念。我輩が覚醒すれば山の一つや二つ、軽く消し飛ばしてやるのですが……」
大巫女の足元から大声を上げるチューダに大巫女はくすりと口元に笑みをのせる。
「ゆくがいいさ。お前が導くもののもとへな」
大巫女の言葉にファリフは頷いたが、その視線は自身の腹へ向ける。
「ボクの刺青を通して導かれるままに行くのは構わないけど……歪虚に狙われているなら助けてあげたい」
ファリフの言葉に大巫女が「そうか」と優しく応えた。
「これ以上、歪虚の侵攻させたくない。でも、ボク一人じゃムリなんだ。だから、皆の力を貸して」
きびすを返したファリフがハンター達へ言葉を向ける。
「歪虚を倒して、トリシュヴァーナと会う為にまた一緒に行ってほしい。ナルガンド塔へ行こう!」
ファリフはハンターと共に再びナルガンド塔へと向かった。
解説
今回、皆さまはファリフの護衛という事で、ナルガンド塔へ向かっていただいております。
目的は大幻獣トリシュヴァーナに会い、ファリフの力になってほしいと交渉する事となります。
道中、怠惰の歪虚や雑魔も襲う可能性があります。
OPで大巫女が言っている通り、トリシュヴァーナは人間を見下しておりますので、如何に大幻獣の気を引くかによります。
トリシュヴァーナと心を通わせるには強い歪虚と戦う事によって信頼を得る事が大事です。
歪虚との戦いを通して強さを示す事ができれば、きっと大幻獣は力を貸してくれるでしょう。
最低限の食料は支給されます。
シナリオ『【幻導】哮る標』と同じ道を通っていく形となりますので、怠惰の部下や雑魔がわんさかいます。
同行NPC
ファリフ・スコール:スコール族の長、先日から大幻獣の呼びかけでお腹が光っています。
ここからはPL情報です。
このシナリオの結果で東方の結果に影響します。
結果によれば、東方の戦況は不利へと向かう可能性があります。
今回連動シナリオは、他シナリオの結果次第で戦う歪虚が変動します。
塔で待っているのはBADDAS、もしくは牛鬼が敵となるでしょう。
またファリフはナルガンド塔へ向かっておりますが、他の歪虚も向かっています。他の連動シナリオで足止めに失敗すれば、歪虚が先に到達するかもしれません。その場合、トリシュヴァーナは……。
逆に事前シナリオで一定の成功を収めていれば、上記二体の歪虚が手負いの状態になっているかもしれません。
危険フラグが立っております。
重体、アイテムの損壊などが発生いたします。
スキル、装備アイテム、プレイングの確認をお願いします。
目的は大幻獣トリシュヴァーナに会い、ファリフの力になってほしいと交渉する事となります。
道中、怠惰の歪虚や雑魔も襲う可能性があります。
OPで大巫女が言っている通り、トリシュヴァーナは人間を見下しておりますので、如何に大幻獣の気を引くかによります。
トリシュヴァーナと心を通わせるには強い歪虚と戦う事によって信頼を得る事が大事です。
歪虚との戦いを通して強さを示す事ができれば、きっと大幻獣は力を貸してくれるでしょう。
最低限の食料は支給されます。
シナリオ『【幻導】哮る標』と同じ道を通っていく形となりますので、怠惰の部下や雑魔がわんさかいます。
同行NPC
ファリフ・スコール:スコール族の長、先日から大幻獣の呼びかけでお腹が光っています。
ここからはPL情報です。
このシナリオの結果で東方の結果に影響します。
結果によれば、東方の戦況は不利へと向かう可能性があります。
今回連動シナリオは、他シナリオの結果次第で戦う歪虚が変動します。
塔で待っているのはBADDAS、もしくは牛鬼が敵となるでしょう。
またファリフはナルガンド塔へ向かっておりますが、他の歪虚も向かっています。他の連動シナリオで足止めに失敗すれば、歪虚が先に到達するかもしれません。その場合、トリシュヴァーナは……。
逆に事前シナリオで一定の成功を収めていれば、上記二体の歪虚が手負いの状態になっているかもしれません。
危険フラグが立っております。
重体、アイテムの損壊などが発生いたします。
スキル、装備アイテム、プレイングの確認をお願いします。
マスターより
お世話になります。
鷹羽柊架(たかば・しゅうか)です。
再び塔へ向かい、トリシュヴァーナとファリフを会わせてあげてください。
皆様の動きで遠い東方で戦う方々の手助けとなりえます。
何卒、よろしくお願いします!
鷹羽柊架(たかば・しゅうか)です。
再び塔へ向かい、トリシュヴァーナとファリフを会わせてあげてください。
皆様の動きで遠い東方で戦う方々の手助けとなりえます。
何卒、よろしくお願いします!
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/07/22 22:15
参加者一覧
マテリアルリンク参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
ファリフんに質問(>ω<)v ハッド(ka5000) 人間(クリムゾンウェスト)|12才|男性|霊闘士(ベルセルク) |
最終発言 2015/07/10 13:28:59 |
|
![]() |
相談卓である!(>ω<)ノ ハッド(ka5000) 人間(クリムゾンウェスト)|12才|男性|霊闘士(ベルセルク) |
最終発言 2015/07/16 06:40:29 |
|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/07/11 13:01:42 |