ゲスト
(ka0000)
光に手をのばせ
マスター:松尾京

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/07/14 19:00
- リプレイ完成予定
- 2015/07/23 19:00
オープニング
●強襲
それは不意打ちだった。
ハンターたちは、同業者だと思ったその戦士達に、背後を襲われた。
あるものは攻撃されて倒れ、あるものは眠りの魔法をかけられた。意識を明滅とさせられたところに、強い眠り薬のようなものを飲まされ――ハンター全員は、昏倒した。
意識を失う直前に、自分たちを襲った戦士達の声が聞こえてきた。
『ここで殺さないのか』
『仕方ねえだろ。ここはまだ、普通の村だ。誰かがまたやってこないとも限らねえ』
『そうよ。やるなら慎重に。ね』
『アジトに連れて行った上で、別の仲間が追ってきたりしないことを確認してから始末するのが、正道だろうねぇ』
『だな! こいつらの所持品を検品するだけでも、時間がかかるし』
『……そうですね。殺してから物色するのでは、血で汚れて、たまりません』
『うんうん。仕事は、アジトでじっくりとが一番だよね!』
『ほっほ。何より、久しぶりの大物じゃからのう』
それは笑い声だった。
ハンターを騙った、下卑た盗賊団の――
●盗賊団
経緯は次の通りである。
ハンターたちは、山の雑魔退治を依頼された。その仕事自体は問題なく済み、村人は成果を喜んだ。
だがその後、ハンターたちは、念のためと捜索した近くの山で数匹の雑魔を発見。これをさらに退治した。
そうして探索するうちに、山奥の別の村に出た。
そこでひと息つくことにしようとしたのだったが――
この小さな村は、何者かに略奪されていた。村人は縄で縛られ、蔵からは物資が奪われている。
だけでなく、斬り殺された村人の死体もそこにはあり、略奪の激しさをうかがわせていた。
村人達は、フードを被った盗賊団のような者たちに襲われたと証言。ハンターたちは近くを調べることにした。
そしてハンターたちは、村の外れで自分たちと近い身なりをした戦士八人と遭遇。彼らは自分をハンターだと名乗り、依頼の関係で居合わせたのだと語った。
その直後だった。ハンターたちが、彼らに何らかの怪しさを感じたと同時……彼らはハンターを襲った。
●アジト
ハンターが目を覚ますと……そこは薄暗い室内だった。
狭く、木箱が敷き詰められた部屋で、窮屈だ。気付けばロープで身体を縛られており、唯一の出入口の扉は固く閉ざされている。
どうやら、ハンターを騙ったあの連中に拉致され、ここに閉じ込められているらしい。
這うように扉に近づいて、耳を澄ます。
『ちっ、見張りなんてうざってえな。さすがに、さっさと殺っちまっていいだろ』
『まーまーそう言わずに。奪った物資の整理もあるし。メインディッシュは最後にね!』
『つってもな。どうせ寝てんだぜ?』
あの戦士達の声が聞こえる。
話しているのは、こちら――ハンターのことらしい。
殺すつもりで連れてきたようだが、それにはまだ多少、間があるということ。しかし最後には確実に殺すつもりらしいことが聞き取れる。
そこでハンターは、いつかハンターオフィスで聞いたことのある情報を思い出す。
複数人の盗賊団が、村々を襲っている事件。かなりの実力があり、襲われた村はなすすべなく略奪されること。目撃者が少ないのは、多くが殺されるからだということ。
その一団の中に、自分たちは捕らえられたのだ。
●反乱
――ハンターは、急いで室内を見回す。
自分以外に、もう一人の仲間がいる。
他の六人は、それぞれ組に分けられて別の部屋に閉じ込められているようだ。
自らの装備を確認すると……武器は、奪われてしまっている。通信機に類するアイテムも、同様だ。
だが、賊も、まずは村から奪った物資の方に興味があったのか……それ以外の装備はそのままだ。手もわずかだが動くし、もう一人の仲間とならば口もきける。
向こうの想定よりも早く目を覚ましたということかも知れない。
ただ、厳しい状況に違いない。
数少ないアドバンテージ。居場所のわからない仲間。
この状態を、脱することが出来るか……いや、脱しなければならない。
一寸の光明に、手をのばせ。
それがハンターに突きつけられた現実だった。
それは不意打ちだった。
ハンターたちは、同業者だと思ったその戦士達に、背後を襲われた。
あるものは攻撃されて倒れ、あるものは眠りの魔法をかけられた。意識を明滅とさせられたところに、強い眠り薬のようなものを飲まされ――ハンター全員は、昏倒した。
意識を失う直前に、自分たちを襲った戦士達の声が聞こえてきた。
『ここで殺さないのか』
『仕方ねえだろ。ここはまだ、普通の村だ。誰かがまたやってこないとも限らねえ』
『そうよ。やるなら慎重に。ね』
『アジトに連れて行った上で、別の仲間が追ってきたりしないことを確認してから始末するのが、正道だろうねぇ』
『だな! こいつらの所持品を検品するだけでも、時間がかかるし』
『……そうですね。殺してから物色するのでは、血で汚れて、たまりません』
『うんうん。仕事は、アジトでじっくりとが一番だよね!』
『ほっほ。何より、久しぶりの大物じゃからのう』
それは笑い声だった。
ハンターを騙った、下卑た盗賊団の――
●盗賊団
経緯は次の通りである。
ハンターたちは、山の雑魔退治を依頼された。その仕事自体は問題なく済み、村人は成果を喜んだ。
だがその後、ハンターたちは、念のためと捜索した近くの山で数匹の雑魔を発見。これをさらに退治した。
そうして探索するうちに、山奥の別の村に出た。
そこでひと息つくことにしようとしたのだったが――
この小さな村は、何者かに略奪されていた。村人は縄で縛られ、蔵からは物資が奪われている。
だけでなく、斬り殺された村人の死体もそこにはあり、略奪の激しさをうかがわせていた。
村人達は、フードを被った盗賊団のような者たちに襲われたと証言。ハンターたちは近くを調べることにした。
そしてハンターたちは、村の外れで自分たちと近い身なりをした戦士八人と遭遇。彼らは自分をハンターだと名乗り、依頼の関係で居合わせたのだと語った。
その直後だった。ハンターたちが、彼らに何らかの怪しさを感じたと同時……彼らはハンターを襲った。
●アジト
ハンターが目を覚ますと……そこは薄暗い室内だった。
狭く、木箱が敷き詰められた部屋で、窮屈だ。気付けばロープで身体を縛られており、唯一の出入口の扉は固く閉ざされている。
どうやら、ハンターを騙ったあの連中に拉致され、ここに閉じ込められているらしい。
這うように扉に近づいて、耳を澄ます。
『ちっ、見張りなんてうざってえな。さすがに、さっさと殺っちまっていいだろ』
『まーまーそう言わずに。奪った物資の整理もあるし。メインディッシュは最後にね!』
『つってもな。どうせ寝てんだぜ?』
あの戦士達の声が聞こえる。
話しているのは、こちら――ハンターのことらしい。
殺すつもりで連れてきたようだが、それにはまだ多少、間があるということ。しかし最後には確実に殺すつもりらしいことが聞き取れる。
そこでハンターは、いつかハンターオフィスで聞いたことのある情報を思い出す。
複数人の盗賊団が、村々を襲っている事件。かなりの実力があり、襲われた村はなすすべなく略奪されること。目撃者が少ないのは、多くが殺されるからだということ。
その一団の中に、自分たちは捕らえられたのだ。
●反乱
――ハンターは、急いで室内を見回す。
自分以外に、もう一人の仲間がいる。
他の六人は、それぞれ組に分けられて別の部屋に閉じ込められているようだ。
自らの装備を確認すると……武器は、奪われてしまっている。通信機に類するアイテムも、同様だ。
だが、賊も、まずは村から奪った物資の方に興味があったのか……それ以外の装備はそのままだ。手もわずかだが動くし、もう一人の仲間とならば口もきける。
向こうの想定よりも早く目を覚ましたということかも知れない。
ただ、厳しい状況に違いない。
数少ないアドバンテージ。居場所のわからない仲間。
この状態を、脱することが出来るか……いや、脱しなければならない。
一寸の光明に、手をのばせ。
それがハンターに突きつけられた現実だった。
解説
●目的
盗賊団のアジトからの脱出。
および盗賊団の捕縛。
●状況
ハンターを騙った盗賊団に強襲された。アジトに幽閉され、略奪と証拠隠滅の為に殺されるのを待つ状況である。
ハンターたちはこれを脱出し、生還を目指す。
●場所
盗賊団のアジト。
①わかっている部分(ハンター一人から見て)
・建物自体はさほど大きくない
・部屋の外に、見張りが二人
・自分がいる部屋とは別の部屋が建物内にある
以上である。
ただし、一般スキル『立体感覚』と『方向感覚』の双方を装備、またはスキル『超聴覚』を行使した場合、(もしくは、スキルがなくても状況を把握する一般判定が成功した場合)以下のことが判明したとして扱うことが可能。
②場合により把握できる部分
・ハンターを幽閉している建物は二棟。それぞれに二部屋、幽閉部屋がある。
・見張りは一棟につき二人。
・幽閉用の建物は東西にある。自分がどちらにいるかもわかる。
・アイテムが保管してある蔵が、木々に囲まれた南にある。そこに見張り含め複数人いる。
・北に小屋。物音は少ない。
●前提の状況
・装備
武器、通信機、ペットは奪われている。
これらは、装備欄に装備していても使えないものとして扱う。
シナリオ中に奪い返す展開にたどり着くと使用可能になる。
それ以外のアイテムは最初から使用可能。
・仲間について
同じ部屋に二人が幽閉されている。
そのため開始時は、二人組×4つの部屋からとなる。
捕まるときに近くにいたなどとして、この組は自由に選定してよい。
●敵
八人の盗賊団。名は盗賊団内の呼び名。
『鷲』:疾影士(男)、リーダー格のようである。
『鷹』:闘狩人(男)
『狐』:舞刀士(女)
『狸』:機導師(男)
『猿』:霊闘士(男)
『鼠』:猟撃士(男)
『猫』:魔術師(女)
『亀』:聖導士(男)
なお、幽閉部屋の見張りは男女ペアであることがわかっている。
盗賊団のアジトからの脱出。
および盗賊団の捕縛。
●状況
ハンターを騙った盗賊団に強襲された。アジトに幽閉され、略奪と証拠隠滅の為に殺されるのを待つ状況である。
ハンターたちはこれを脱出し、生還を目指す。
●場所
盗賊団のアジト。
①わかっている部分(ハンター一人から見て)
・建物自体はさほど大きくない
・部屋の外に、見張りが二人
・自分がいる部屋とは別の部屋が建物内にある
以上である。
ただし、一般スキル『立体感覚』と『方向感覚』の双方を装備、またはスキル『超聴覚』を行使した場合、(もしくは、スキルがなくても状況を把握する一般判定が成功した場合)以下のことが判明したとして扱うことが可能。
②場合により把握できる部分
・ハンターを幽閉している建物は二棟。それぞれに二部屋、幽閉部屋がある。
・見張りは一棟につき二人。
・幽閉用の建物は東西にある。自分がどちらにいるかもわかる。
・アイテムが保管してある蔵が、木々に囲まれた南にある。そこに見張り含め複数人いる。
・北に小屋。物音は少ない。
●前提の状況
・装備
武器、通信機、ペットは奪われている。
これらは、装備欄に装備していても使えないものとして扱う。
シナリオ中に奪い返す展開にたどり着くと使用可能になる。
それ以外のアイテムは最初から使用可能。
・仲間について
同じ部屋に二人が幽閉されている。
そのため開始時は、二人組×4つの部屋からとなる。
捕まるときに近くにいたなどとして、この組は自由に選定してよい。
●敵
八人の盗賊団。名は盗賊団内の呼び名。
『鷲』:疾影士(男)、リーダー格のようである。
『鷹』:闘狩人(男)
『狐』:舞刀士(女)
『狸』:機導師(男)
『猿』:霊闘士(男)
『鼠』:猟撃士(男)
『猫』:魔術師(女)
『亀』:聖導士(男)
なお、幽閉部屋の見張りは男女ペアであることがわかっている。
マスターより
最悪の状況から抜け出し、盗賊団を打倒せよ。
武器や通信機は、最初の時点では使えませんが奪い返せば使えますので、装備はしておきましょう。
また、開始段階では互いに連絡がつかない状態です。全員で連携するような作戦は、皆が合流するまでは実行が難しいものと考えてください。
武器や通信機は、最初の時点では使えませんが奪い返せば使えますので、装備はしておきましょう。
また、開始段階では互いに連絡がつかない状態です。全員で連携するような作戦は、皆が合流するまでは実行が難しいものと考えてください。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/07/21 00:21
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 八原 篝(ka3104) 人間(リアルブルー)|19才|女性|猟撃士(イェーガー) |
最終発言 2015/07/14 02:40:14 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/07/12 17:20:00 |