ゲスト
(ka0000)
亡き人に思い込めて
マスター:四月朔日さくら

- シナリオ形態
- ショート
関連ユニオン
ガーディナ- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/07/21 07:30
- リプレイ完成予定
- 2015/07/30 07:30
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
●
――開拓地ホープ。
夜煌祭も無事に終え、いまはゆっくりと設備の回復を目指している最中だ。
そこに駐留しているのは帝国軍属の女医、ゲルタ・シュヴァイツァー(kz0051)である。
とは言っても、そろそろ暑い季節になってきた。
辺境は基本的に暮らしづらい環境と言われているが、この天気もその一因であろう。冬寒く、夏は暑い。
正直、ゲルタも水浴びでもしたい気分だ。
でも、もしこんなところで歪虚が登場してきたら、きっとひとたまりもない。いまは、ハンターも殆ど東方の一件に取られているようなものだからだ。
でも暑い。
そう思っていたある日、辺境部族の若者がふらりとやってきた。
ホープの様子を確かめてこいと言うことらしい。まあ、いまは辺境の有志と要塞都市の有志、双方で力を出し合っての再開発を進めている状態だ。連絡が届かないエリアがあっても、仕方がない。
実際、こういう若者は少なくなかった。まあ、ある意味ではありがたい話である。辺境でホープが忘れ去られていない証拠なのだから。
「で、今回はどうしたの?」
「それがですね」
ラウズという名前のその青年は、声を震わせながら問うた。
「その、魂鎮めの儀を、行なった方がいいと思いまして」
「魂鎮め?」
ゲルタは興味深げに尋ねる。もともと彼女はこの辺境文化に興味があって要塞都市に志願していたのだから、ある意味当然だが。
「ええ、うちの部族――マルキ族に伝わる儀式で。多くの人の魂が迷わぬよう、祈り捧げる儀式です」
夜煌祭ともちょっと違うらしい。どうやらリアルブルーの「オボン」とやらに似ているようだなと、ゲルタは話を聞きつつぼんやり思った。
しかしそんな儀式を間近で見られるのなら楽しかろう。
「分かった。じゃあ、手伝いにハンターも呼ぶことにして、やってみましょうか、魂鎮め」
非科学的なことも受け入れられる彼女は、きっと度量が大きいのだろう。
そう思える、嬉しそうな笑顔を浮かべていた。
●
――開拓地ホープ。
夜煌祭も無事に終え、いまはゆっくりと設備の回復を目指している最中だ。
そこに駐留しているのは帝国軍属の女医、ゲルタ・シュヴァイツァー(kz0051)である。
とは言っても、そろそろ暑い季節になってきた。
辺境は基本的に暮らしづらい環境と言われているが、この天気もその一因であろう。冬寒く、夏は暑い。
正直、ゲルタも水浴びでもしたい気分だ。
でも、もしこんなところで歪虚が登場してきたら、きっとひとたまりもない。いまは、ハンターも殆ど東方の一件に取られているようなものだからだ。
でも暑い。
そう思っていたある日、辺境部族の若者がふらりとやってきた。
ホープの様子を確かめてこいと言うことらしい。まあ、いまは辺境の有志と要塞都市の有志、双方で力を出し合っての再開発を進めている状態だ。連絡が届かないエリアがあっても、仕方がない。
実際、こういう若者は少なくなかった。まあ、ある意味ではありがたい話である。辺境でホープが忘れ去られていない証拠なのだから。
「で、今回はどうしたの?」
「それがですね」
ラウズという名前のその青年は、声を震わせながら問うた。
「その、魂鎮めの儀を、行なった方がいいと思いまして」
「魂鎮め?」
ゲルタは興味深げに尋ねる。もともと彼女はこの辺境文化に興味があって要塞都市に志願していたのだから、ある意味当然だが。
「ええ、うちの部族――マルキ族に伝わる儀式で。多くの人の魂が迷わぬよう、祈り捧げる儀式です」
夜煌祭ともちょっと違うらしい。どうやらリアルブルーの「オボン」とやらに似ているようだなと、ゲルタは話を聞きつつぼんやり思った。
しかしそんな儀式を間近で見られるのなら楽しかろう。
「分かった。じゃあ、手伝いにハンターも呼ぶことにして、やってみましょうか、魂鎮め」
非科学的なことも受け入れられる彼女は、きっと度量が大きいのだろう。
そう思える、嬉しそうな笑顔を浮かべていた。
解説
開拓地ホープで、辺境部族マルキ蔵の「魂鎮めの儀」を行なうことになりました。
これまでになくなった、多くの人への、マルキ族特有の祈りの儀式です。夜煌祭とはまったく関係なく、むしろ日本の盂蘭盆会に近いと言うことです。
ハンターの皆さんはこれの手伝いをして頂きたいと思います。
●やること
迎え火……火をたいて、彷徨う霊魂を集め、魂鎮めを始めるという意味を持たせます。
このとき草で編んだ馬を飾るのが通例になっています。
神楽……亡くなった人々の霊魂に癒しを与える為、踊りを披露します。
日本の盆踊りのようなものです。
陰膳……亡くなった人たちの為に食事を用意します。
量は多いほどよいとされていますが、生き物は禁じられています。
また、魂鎮めに参加する人々も、肉や魚を食べることを控えなければなりません。
舟流し……笹舟に小さな祈りを込めた紙を乗せ、近くの川に流します。
日本で言う精霊流しに似た行事です。
送り火……儀式が終わって霊魂を見送る際に再び火をたきます。
このときは草で編んだ牛を飾る風習になっています。
※基本的に日本のお盆とよく似ていますが、これはマルキ族の先祖が転移者から教わったと言うことらしいですので、成り立ちなどは深く考えすぎなくて結構で宇。
マルキ族は辺境部族の中では小さい方で、先だってはファリフを応援していた側の部族です。
細かいことは今回来ているラウズという青年に質問すればだいたい分かるようです。
質問卓はゲルタが代理で答えていきます。
では、お待ちしております。
これまでになくなった、多くの人への、マルキ族特有の祈りの儀式です。夜煌祭とはまったく関係なく、むしろ日本の盂蘭盆会に近いと言うことです。
ハンターの皆さんはこれの手伝いをして頂きたいと思います。
●やること
迎え火……火をたいて、彷徨う霊魂を集め、魂鎮めを始めるという意味を持たせます。
このとき草で編んだ馬を飾るのが通例になっています。
神楽……亡くなった人々の霊魂に癒しを与える為、踊りを披露します。
日本の盆踊りのようなものです。
陰膳……亡くなった人たちの為に食事を用意します。
量は多いほどよいとされていますが、生き物は禁じられています。
また、魂鎮めに参加する人々も、肉や魚を食べることを控えなければなりません。
舟流し……笹舟に小さな祈りを込めた紙を乗せ、近くの川に流します。
日本で言う精霊流しに似た行事です。
送り火……儀式が終わって霊魂を見送る際に再び火をたきます。
このときは草で編んだ牛を飾る風習になっています。
※基本的に日本のお盆とよく似ていますが、これはマルキ族の先祖が転移者から教わったと言うことらしいですので、成り立ちなどは深く考えすぎなくて結構で宇。
マルキ族は辺境部族の中では小さい方で、先だってはファリフを応援していた側の部族です。
細かいことは今回来ているラウズという青年に質問すればだいたい分かるようです。
質問卓はゲルタが代理で答えていきます。
では、お待ちしております。
マスターより
こんにちは、四月朔日です。
さまざまな動きが見られるこの頃ですが、亡くなった人の魂の幸いを願うというのはきっとどの世界でも同じことと思います。
今回は日本の盂蘭盆に似た性質の魂鎮めを行なう部族に出てきて貰いました。
皆さんも今までに亡くした人を思いながら、祈りませんか?
では、よろしくお願いいたします。
さまざまな動きが見られるこの頃ですが、亡くなった人の魂の幸いを願うというのはきっとどの世界でも同じことと思います。
今回は日本の盂蘭盆に似た性質の魂鎮めを行なう部族に出てきて貰いました。
皆さんも今までに亡くした人を思いながら、祈りませんか?
では、よろしくお願いいたします。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/07/29 06:40
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/07/21 06:28:54 |
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相談卓だよ 天竜寺 舞(ka0377) 人間(リアルブルー)|18才|女性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2015/07/20 23:18:20 |
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![]() |
質問卓 天竜寺 舞(ka0377) 人間(リアルブルー)|18才|女性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2015/07/19 13:40:23 |