ゲスト
(ka0000)
まいど! おおきに屋
マスター:水貴透子

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 易しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2014/07/21 07:30
- リプレイ完成予定
- 2014/07/30 07:30
オープニング
あなたの大切な荷物お預かり致します。
実績ゼロ、信用ゼロ、でも何とかなります。
配送屋・おおきに屋にお任せあれ!
※※※
「よーし! ようやく俺の旅立ちや!」
リヤカーをゴロゴロと引きながら、イルド・ザックは大きな声で叫ぶ。
彼は集落を雑魔に襲われ、一人で生きてきたが、今日から新たな人生を歩む事になった。
「せやけど、仕事がないんよなぁ……リヤカー磨いて気合入れとんのに」
まいど! おおきに屋とペイントがされたリヤカーを見ながら、イルドは深いため息を吐く。
「配送屋・おおきに屋でーす! 何でもどこでも運びまっせー! むしろ、仕事もらえへんとおまんま食えへんのや、誰か仕事プリィィィィズッ」
宣伝というには、あまりにも哀れすぎる言葉に、道行く人々が同情の眼差しを向けている。
……が、当の本人はアホの子のため哀れみの視線にすら気づいていない。
「あかん、広告代ケチったんがあかんかった……リヤカーもローンにしてあるっていうのに、このままじゃリヤカー代も払えへん……」
「開業祝いにリヤカー代の半分を酒代にしたんもあかんかった」
がっくりとうなだれながら、イルドはぶつぶつと大きな独り言を呟いている。
「おじさん、何でも届けてくれるの?」
「……『おにーさん』は何でも届けたるで? お嬢ちゃん、何か届けて欲しいもんがあるんか?」
「お兄ちゃんに手紙届けて欲しいの」
少女が差し出したのは、紙を二つに折りたたんだだけの手紙。
「初依頼が手紙かいな、もっと重要な仕事がどどーんと来てくれたらええんやけどなぁ……まぁ、でもおおきに屋の初依頼や、今回は手紙でも受けたるで! これ、誰に届けたらええんや?」
「天国にいるお兄ちゃん」
少女の言葉に、イルドはピシリと固まる。
(あかん、天国なんて俺の配送区域外やん……届けるためには、俺、死ななあかんやん!)
自分が天国に行くと信じきっているが、おそらくイルドは地獄行きである。
そのため、イルドが死んでも依頼は達成できないだろう。
「おにーちゃん、天国までは行かれへんなぁ……悪いけど、別な配送屋に――……」
イルドの言葉を聞き、少女は瞳いっぱいの涙をためて見つめてくる。
(あかんてー! これ、完全に俺が悪者やん! 俺、普通に行かれへんって言っただけやのに、何でこんな罪悪感に苛まれるん!?)
「……お兄ちゃんのお墓に、お手紙届けてほしいの。他の人に頼んでも、無駄だって言って引き受けてくれないから……」
少女はぼろぼろと涙をこぼしながら呟く。
「自分で届けたいけど、雑魔がいるから行けないの……でも、どうしてもお兄ちゃんにお手紙届けたいの」
「……墓、どこや」
イルドは深いため息を吐いた後、少女が持っていた手紙を取った。
「おおきに屋のイルド、この依頼受けたるわ。雑魔がなんぼのもんじゃい、雑魔が怖くて配送屋はやってられんわ!」
「ありがとう! おじさん……!」
※※※
少女の依頼を受けた後、イルドはハンターオフィスにやってきていた。
「だーれーかー! 俺を雑魔から守ってー!」
「雑魔に襲われたら、いたいけな一般人の俺なんかころっと死んでまう!」
「しかも雑魔なんて怖い! あかん、いくら俺でも雑魔の前でリヤカーごろごろ引かれへん!」
少女から預かった手紙を持ちながら、ハンター達を呼び止めるイルドの姿があった……。
実績ゼロ、信用ゼロ、でも何とかなります。
配送屋・おおきに屋にお任せあれ!
※※※
「よーし! ようやく俺の旅立ちや!」
リヤカーをゴロゴロと引きながら、イルド・ザックは大きな声で叫ぶ。
彼は集落を雑魔に襲われ、一人で生きてきたが、今日から新たな人生を歩む事になった。
「せやけど、仕事がないんよなぁ……リヤカー磨いて気合入れとんのに」
まいど! おおきに屋とペイントがされたリヤカーを見ながら、イルドは深いため息を吐く。
「配送屋・おおきに屋でーす! 何でもどこでも運びまっせー! むしろ、仕事もらえへんとおまんま食えへんのや、誰か仕事プリィィィィズッ」
宣伝というには、あまりにも哀れすぎる言葉に、道行く人々が同情の眼差しを向けている。
……が、当の本人はアホの子のため哀れみの視線にすら気づいていない。
「あかん、広告代ケチったんがあかんかった……リヤカーもローンにしてあるっていうのに、このままじゃリヤカー代も払えへん……」
「開業祝いにリヤカー代の半分を酒代にしたんもあかんかった」
がっくりとうなだれながら、イルドはぶつぶつと大きな独り言を呟いている。
「おじさん、何でも届けてくれるの?」
「……『おにーさん』は何でも届けたるで? お嬢ちゃん、何か届けて欲しいもんがあるんか?」
「お兄ちゃんに手紙届けて欲しいの」
少女が差し出したのは、紙を二つに折りたたんだだけの手紙。
「初依頼が手紙かいな、もっと重要な仕事がどどーんと来てくれたらええんやけどなぁ……まぁ、でもおおきに屋の初依頼や、今回は手紙でも受けたるで! これ、誰に届けたらええんや?」
「天国にいるお兄ちゃん」
少女の言葉に、イルドはピシリと固まる。
(あかん、天国なんて俺の配送区域外やん……届けるためには、俺、死ななあかんやん!)
自分が天国に行くと信じきっているが、おそらくイルドは地獄行きである。
そのため、イルドが死んでも依頼は達成できないだろう。
「おにーちゃん、天国までは行かれへんなぁ……悪いけど、別な配送屋に――……」
イルドの言葉を聞き、少女は瞳いっぱいの涙をためて見つめてくる。
(あかんてー! これ、完全に俺が悪者やん! 俺、普通に行かれへんって言っただけやのに、何でこんな罪悪感に苛まれるん!?)
「……お兄ちゃんのお墓に、お手紙届けてほしいの。他の人に頼んでも、無駄だって言って引き受けてくれないから……」
少女はぼろぼろと涙をこぼしながら呟く。
「自分で届けたいけど、雑魔がいるから行けないの……でも、どうしてもお兄ちゃんにお手紙届けたいの」
「……墓、どこや」
イルドは深いため息を吐いた後、少女が持っていた手紙を取った。
「おおきに屋のイルド、この依頼受けたるわ。雑魔がなんぼのもんじゃい、雑魔が怖くて配送屋はやってられんわ!」
「ありがとう! おじさん……!」
※※※
少女の依頼を受けた後、イルドはハンターオフィスにやってきていた。
「だーれーかー! 俺を雑魔から守ってー!」
「雑魔に襲われたら、いたいけな一般人の俺なんかころっと死んでまう!」
「しかも雑魔なんて怖い! あかん、いくら俺でも雑魔の前でリヤカーごろごろ引かれへん!」
少女から預かった手紙を持ちながら、ハンター達を呼び止めるイルドの姿があった……。
解説
☆今回は『イルドを護衛&雑魔退治』のシナリオです。
☆今回の雑魔は以下の通りです。
・ゾンビ雑魔が1匹です。
・多少素早いタイプですが、数は1匹なので苦労する事はないかと思われます。
☆戦闘場所はOPイラストのような広い草原です。
☆任務成功条件は『雑魔退治&イルドの任務を達成させる』になります。
・どちらか1つが欠けても『成功』にはなりますが『大成功』させるには両方達成が条件です。
イルド・ザックは【おおきに屋】専用のNPCになります。
現在は登録されておりませんので、質問などにお答えできません。
その辺はご了承いただけますと幸いです。
☆今回の雑魔は以下の通りです。
・ゾンビ雑魔が1匹です。
・多少素早いタイプですが、数は1匹なので苦労する事はないかと思われます。
☆戦闘場所はOPイラストのような広い草原です。
☆任務成功条件は『雑魔退治&イルドの任務を達成させる』になります。
・どちらか1つが欠けても『成功』にはなりますが『大成功』させるには両方達成が条件です。
イルド・ザックは【おおきに屋】専用のNPCになります。
現在は登録されておりませんので、質問などにお答えできません。
その辺はご了承いただけますと幸いです。
マスターより
こんにちは、水貴です。
今回は配送屋シナリオです。
今後の配送屋シナリオは第2日曜日、第4日曜日を予定しております。
(今回は初シナリオのため、上記日曜日リリースではありません)
次回の配送屋シナリオは8月10日を予定しております。
(変更時などはマスタースケジュールの方で告知致しますので、そちらをご覧いただけますと幸いです)
それでは、皆様のご参加をおまちしております。
今回は配送屋シナリオです。
今後の配送屋シナリオは第2日曜日、第4日曜日を予定しております。
(今回は初シナリオのため、上記日曜日リリースではありません)
次回の配送屋シナリオは8月10日を予定しております。
(変更時などはマスタースケジュールの方で告知致しますので、そちらをご覧いただけますと幸いです)
それでは、皆様のご参加をおまちしております。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2014/07/28 21:48
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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作戦相談卓 ラスティ(ka1400) 人間(リアルブルー)|20才|男性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2014/07/21 01:11:16 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2014/07/18 08:00:41 |