ゲスト
(ka0000)
【歌姫】誰も寝てはならぬ
マスター:cr

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/07/27 07:30
- リプレイ完成予定
- 2015/08/05 07:30
オープニング
●
「カルディナーレさんにはぜひこの演目の方に出演していただきたいと……」
ここは極彩色の街、ヴァリオスの一角にある超高級レストランの個室。
数々の絢爛豪華な料理が並べられたテーブルの片側にはおしゃれに着飾った男性たちが、揉み手をしながらテーブルの向かい側に話しかけている。
一方その向かい側には一人の女性が座っていた。年の頃なら20になるかならないか、見た目だけを見れば明らかに吊り合わない。それは彼女も同じだったのか、戸惑ったような声を上げる。
「あの……私なんかでいいんですか?」
「もちろんです! あなたに出演していただければもう成功間違いなし!」
ずいずいと押していく相手に、そのまま押し切られるように肯定の頷きを返す彼女。それを見て男性たちは歓喜の声を上げていた。
●
彼女、クリスティーヌ・カルディナーレ(kz0095)はオペラ歌手である。それもただのオペラ歌手ではない。先日、ヴァリオスが誇るベルカント大劇場で行われた公演、それに彼女はハンター達の尽力もあって代役として出演することに間に合い、見事プリマを務め上げた。そのステージは評論家達の激賞を受け、噂が噂を呼び、そして彼女はあっという間にスターへの階段を駆け上がっていた。つまりクリスは今クリムゾンウェストで最も熱い視線を浴びる歌手なのである。
そんな彼女が出演する次回作はこうして決まった。早速稽古が始まる。本番に向けての日々。クリスはあっという間にスターに成ってしまった自分に戸惑いながらも、充実した日々を過ごしていた。
しかしそんな時に、事件は起こったのである。
●
ある日の稽古が終わった直後、クリスは汗を拭きながら自分に割り当てられた支度部屋に戻ってきていた。年が明けた頃はまだ彼女は駆け出しも駆け出し、その頃はこれより半分、いやそれよりも小さな部屋を複数人で使っていた。それが今やこの立場である。変われば変わる物だ、としみじみ思う。
「あれ? こんな所に人形なんてあったかしら……プレゼントなのかな……」
そんな時だった。クリスは部屋に置かれた一体の人形に気づいた。稽古前に部屋に居た時には置かれていなかったはずだ。一体誰が置いたのだろうと疑問に思いつつ、思わず彼女は人形に手を伸ばす。
それを受けたかのように、突然人形の首はポロリと転げ落ちた。突然のことに驚き、腰を抜かしてへたり込むクリス。そんな彼女の前に首はころころと転がっていく。そしてそこには一つのメッセージカードが入っていた。
恐れながらも、カードを抜き出し広げて読むクリス。そこには
「クリスティーヌ・カルディナーレ女史へ。あなたはこの舞台に出演してはならぬ。もし出演すれば、きっとあなたには不幸が襲い掛かるだろう」
そう書かれていた。そして彼女が読み終え、視線を人形の首にやったとき、それをわかっていたかのように人形の首は縦に真っ二つに割れたのであった。
●
関係者達は最初はたちの悪いいたずらだろうと思っていた。しかしそうではなかった。ある時は小道具の槍が彼女に向かって倒れかかり、ある時は座ろうとした椅子が壊れ……確かに、カードに書かれていたとおり彼女には不幸が降りかかったのである。
事態を重く見た関係者達はクリスのためにホテルを用意し、さらにハンターオフィスに護衛の依頼を出したのであった。無事本番を迎えられれば……クリスも関係者達もそう祈り続ける。
その様子をあざ笑うかのように、誰もいないクリスの支度部屋に一つの声が響いた。
「だめじゃないか……僕の言うことを聞かずに舞台に出演するなんて……しかもハンター達を護衛に呼ぶなんて……でも大丈夫、クリス、キミはもう僕のものなんだからね」
「カルディナーレさんにはぜひこの演目の方に出演していただきたいと……」
ここは極彩色の街、ヴァリオスの一角にある超高級レストランの個室。
数々の絢爛豪華な料理が並べられたテーブルの片側にはおしゃれに着飾った男性たちが、揉み手をしながらテーブルの向かい側に話しかけている。
一方その向かい側には一人の女性が座っていた。年の頃なら20になるかならないか、見た目だけを見れば明らかに吊り合わない。それは彼女も同じだったのか、戸惑ったような声を上げる。
「あの……私なんかでいいんですか?」
「もちろんです! あなたに出演していただければもう成功間違いなし!」
ずいずいと押していく相手に、そのまま押し切られるように肯定の頷きを返す彼女。それを見て男性たちは歓喜の声を上げていた。
●
彼女、クリスティーヌ・カルディナーレ(kz0095)はオペラ歌手である。それもただのオペラ歌手ではない。先日、ヴァリオスが誇るベルカント大劇場で行われた公演、それに彼女はハンター達の尽力もあって代役として出演することに間に合い、見事プリマを務め上げた。そのステージは評論家達の激賞を受け、噂が噂を呼び、そして彼女はあっという間にスターへの階段を駆け上がっていた。つまりクリスは今クリムゾンウェストで最も熱い視線を浴びる歌手なのである。
そんな彼女が出演する次回作はこうして決まった。早速稽古が始まる。本番に向けての日々。クリスはあっという間にスターに成ってしまった自分に戸惑いながらも、充実した日々を過ごしていた。
しかしそんな時に、事件は起こったのである。
●
ある日の稽古が終わった直後、クリスは汗を拭きながら自分に割り当てられた支度部屋に戻ってきていた。年が明けた頃はまだ彼女は駆け出しも駆け出し、その頃はこれより半分、いやそれよりも小さな部屋を複数人で使っていた。それが今やこの立場である。変われば変わる物だ、としみじみ思う。
「あれ? こんな所に人形なんてあったかしら……プレゼントなのかな……」
そんな時だった。クリスは部屋に置かれた一体の人形に気づいた。稽古前に部屋に居た時には置かれていなかったはずだ。一体誰が置いたのだろうと疑問に思いつつ、思わず彼女は人形に手を伸ばす。
それを受けたかのように、突然人形の首はポロリと転げ落ちた。突然のことに驚き、腰を抜かしてへたり込むクリス。そんな彼女の前に首はころころと転がっていく。そしてそこには一つのメッセージカードが入っていた。
恐れながらも、カードを抜き出し広げて読むクリス。そこには
「クリスティーヌ・カルディナーレ女史へ。あなたはこの舞台に出演してはならぬ。もし出演すれば、きっとあなたには不幸が襲い掛かるだろう」
そう書かれていた。そして彼女が読み終え、視線を人形の首にやったとき、それをわかっていたかのように人形の首は縦に真っ二つに割れたのであった。
●
関係者達は最初はたちの悪いいたずらだろうと思っていた。しかしそうではなかった。ある時は小道具の槍が彼女に向かって倒れかかり、ある時は座ろうとした椅子が壊れ……確かに、カードに書かれていたとおり彼女には不幸が降りかかったのである。
事態を重く見た関係者達はクリスのためにホテルを用意し、さらにハンターオフィスに護衛の依頼を出したのであった。無事本番を迎えられれば……クリスも関係者達もそう祈り続ける。
その様子をあざ笑うかのように、誰もいないクリスの支度部屋に一つの声が響いた。
「だめじゃないか……僕の言うことを聞かずに舞台に出演するなんて……しかもハンター達を護衛に呼ぶなんて……でも大丈夫、クリス、キミはもう僕のものなんだからね」
解説
●目標
クリスを護衛してください。
●護衛内容
舞台本番まで3日です。この3日間、クリスは昼は本番に向けてベルカント大劇場内で稽古を行い、夜は舞台制作側が用意したホテルに宿泊しています。そこで皆さんは本番終了までの間、手分けをして彼女を護衛してください。ただし三日三晩の間、常に起き続けて護衛をすることはほぼ不可能です。いかに手分けをし、もしものときは休んでいる人をどうやってすぐに呼び戻すかがポイントになります。
そして本番の時にも、舞台上の彼女を舞台を阻害すること無く護衛しなければなりません。
●障害
ここからの情報はPL情報です。つまりいかにこれらの障害を察知するか、そしてそれをPC情報に落としこむかがポイントになります。
▼襲撃
突如として劇場、またはホテルの一室に置かれていた鎧がひとりでに動き出し、彼女に襲いかかります。敵は2体、それぞれ鎧に据え付けられていたハルバートを振り回して襲います。
▼照明の落下
本番当日、彼女の頭目掛け天井から照明が落下してきます
●その他
質問への回答担当として、モア・プリマクラッセ(kz0066)が関連付けられています。
何かありましたら、質問卓を立ててご質問ください。
クリスを護衛してください。
●護衛内容
舞台本番まで3日です。この3日間、クリスは昼は本番に向けてベルカント大劇場内で稽古を行い、夜は舞台制作側が用意したホテルに宿泊しています。そこで皆さんは本番終了までの間、手分けをして彼女を護衛してください。ただし三日三晩の間、常に起き続けて護衛をすることはほぼ不可能です。いかに手分けをし、もしものときは休んでいる人をどうやってすぐに呼び戻すかがポイントになります。
そして本番の時にも、舞台上の彼女を舞台を阻害すること無く護衛しなければなりません。
●障害
ここからの情報はPL情報です。つまりいかにこれらの障害を察知するか、そしてそれをPC情報に落としこむかがポイントになります。
▼襲撃
突如として劇場、またはホテルの一室に置かれていた鎧がひとりでに動き出し、彼女に襲いかかります。敵は2体、それぞれ鎧に据え付けられていたハルバートを振り回して襲います。
▼照明の落下
本番当日、彼女の頭目掛け天井から照明が落下してきます
●その他
質問への回答担当として、モア・プリマクラッセ(kz0066)が関連付けられています。
何かありましたら、質問卓を立ててご質問ください。
マスターより
皆さんこんにちは、crです。
早いもので個人連動【歌姫】シリーズも第三弾となりました。
皆さんの力添えでスターになったクリス。しかしそんな彼女にまたしてもトラブルが襲いかかります。三日三晩+本番の間の護衛という長丁場、連携がポイントになってきます。頑張ってください。
ところで皆さん、吊り橋効果って言葉をご存知ですか? 緊張を共にした男女の間には恋が生まれやすい、というものです。あとは……言わなくてもわかりますよね?
それでは皆さんのご参加をお待ちしております。
早いもので個人連動【歌姫】シリーズも第三弾となりました。
皆さんの力添えでスターになったクリス。しかしそんな彼女にまたしてもトラブルが襲いかかります。三日三晩+本番の間の護衛という長丁場、連携がポイントになってきます。頑張ってください。
ところで皆さん、吊り橋効果って言葉をご存知ですか? 緊張を共にした男女の間には恋が生まれやすい、というものです。あとは……言わなくてもわかりますよね?
それでは皆さんのご参加をお待ちしております。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/08/04 01:21
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
質問卓 綾瀬 直人(ka4361) 人間(リアルブルー)|17才|男性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2015/07/23 12:28:24 |
|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/07/24 00:14:45 |
|
![]() |
相談卓 ハーレキン(ka3214) 人間(クリムゾンウェスト)|10才|男性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2015/07/26 22:36:30 |