ゲスト
(ka0000)
あおひかげ【2】
マスター:月宵

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 難しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 6日
- プレイング締切
- 2015/07/28 09:00
- リプレイ完成予定
- 2015/08/06 09:00
オープニング
『無理です! 無理ですって崖に、雑魔がわちゃぁ、って』
『えーい。それでも、あの審神者の弟か! 情けない』
『僕は一般人ですぅ! トハと一緒にしないで!』
『大丈夫、私が総て護る。全軍突撃、この蒼い火に導かれよ!』
『イヤダァァァァ~!!』
●
昔の思い出、男はその一節に上の空になっていたことに気付いた。インデュー族の祭司となった男は、形だけながら会議に参加していた。
内容は、これから作る予定の祭事についての相談、だ。
「やはり、トゥューハ様の倣いが必要に」
「いやいや、藍染めを使用する。後の商いにも繋がろう」
「どうでも良いが、楽しめるものにしよう」
「いやいや。ここは伝統を守って、本家の習慣を」
「ここはもう、出し惜しみせず、派手にぱーーーっと」
「内部でひっそりにしません? そんなに大きくしても」
「待て! 我らは彼処から離れたのだ、また真似をする必要は……」
「酒が飲めればOK~♪」
男は既に年老いて刻んだシワ、更に嘆息を共に深くする。部下達の意見に、族長である祭司の娘アキエヴェは場を纏めようとするのに、それこそ精一杯だ。こんな踊る会議なら彼が上の空になるのも、まぁわからなく無いのかも知れない。
(あの人なら、この場を一喝してすぐにまとめあげただろうに)
今更そんなことを言っても、愛したその人は天寿を全うしたのだ。
「わかりました。皆様の意見は、イチヨ族とハンターの方々に伝えさせていただきます! ですから、この場はおおさめ下さい」
場所は変わって、こちらはイチヨ族のテント。話すは、ハンター達と一緒にインデュー族の集落の外の案内を受けた若者マ・エダ。
情景を一つ、一つと頭に浮かべ目を瞑りながら族長に説明……と言う名の感想をあげ連なった。
「まっ平らの黒い舞台があってよ。かなり大きくて、丈夫であれなら大規模なもんが出来そうだ」
「それから、河川が近くに流れてんだけど、あの場所なら何艘か小舟を並べて川も下れるぜ」
「それで?」
浮かんだ情景の風船を、パチンと割ったのは目の前の族長、サ・ナダであった。まだ、表情はやわらかい。
「他にも、砦や蓼藍の群生地もあった、とハンターの皆様から聞きましたが?」
言われて暫く、二枚目の癖にあんぐり口を開けて冷や汗かいた後、マダは言葉を放つ。
「あー……花が綺麗だったデス」
「……それだけなんですね」
ナダは思わず頭を抱える。いくら、ハンター達に任せたとは言えこちらでも少しは近辺の情報を集めておきたい。例え、外に出さずともだ。
と言うのに、エダと言えば観光を楽しむだけ楽しんで、自分が司会を行える場所の下見しかしていない。
(やっぱり、山田くんを行かせるべきだった……)
後悔先に立たず。もう考えないようにした。
引き続きハンターに頼み、祭事創造を実行してもらおう。インデュー族の情報は、ある程度取り揃っている。もうこの段階に進んでも、問題はないだろう。
集落の意見を纏めるのは少々大変かも知れないが……
「あ、後重大な話を案内の人から聞いたんだった!」
「……聞きましょうか」
期待は全くしてませんが、とルビが振れそうなほどの冷淡口調。
「前の族長は、それはもーーう見目麗しい蛾眉だってよ!!」
「…………」
ペシンッッ
『えーい。それでも、あの審神者の弟か! 情けない』
『僕は一般人ですぅ! トハと一緒にしないで!』
『大丈夫、私が総て護る。全軍突撃、この蒼い火に導かれよ!』
『イヤダァァァァ~!!』
●
昔の思い出、男はその一節に上の空になっていたことに気付いた。インデュー族の祭司となった男は、形だけながら会議に参加していた。
内容は、これから作る予定の祭事についての相談、だ。
「やはり、トゥューハ様の倣いが必要に」
「いやいや、藍染めを使用する。後の商いにも繋がろう」
「どうでも良いが、楽しめるものにしよう」
「いやいや。ここは伝統を守って、本家の習慣を」
「ここはもう、出し惜しみせず、派手にぱーーーっと」
「内部でひっそりにしません? そんなに大きくしても」
「待て! 我らは彼処から離れたのだ、また真似をする必要は……」
「酒が飲めればOK~♪」
男は既に年老いて刻んだシワ、更に嘆息を共に深くする。部下達の意見に、族長である祭司の娘アキエヴェは場を纏めようとするのに、それこそ精一杯だ。こんな踊る会議なら彼が上の空になるのも、まぁわからなく無いのかも知れない。
(あの人なら、この場を一喝してすぐにまとめあげただろうに)
今更そんなことを言っても、愛したその人は天寿を全うしたのだ。
「わかりました。皆様の意見は、イチヨ族とハンターの方々に伝えさせていただきます! ですから、この場はおおさめ下さい」
場所は変わって、こちらはイチヨ族のテント。話すは、ハンター達と一緒にインデュー族の集落の外の案内を受けた若者マ・エダ。
情景を一つ、一つと頭に浮かべ目を瞑りながら族長に説明……と言う名の感想をあげ連なった。
「まっ平らの黒い舞台があってよ。かなり大きくて、丈夫であれなら大規模なもんが出来そうだ」
「それから、河川が近くに流れてんだけど、あの場所なら何艘か小舟を並べて川も下れるぜ」
「それで?」
浮かんだ情景の風船を、パチンと割ったのは目の前の族長、サ・ナダであった。まだ、表情はやわらかい。
「他にも、砦や蓼藍の群生地もあった、とハンターの皆様から聞きましたが?」
言われて暫く、二枚目の癖にあんぐり口を開けて冷や汗かいた後、マダは言葉を放つ。
「あー……花が綺麗だったデス」
「……それだけなんですね」
ナダは思わず頭を抱える。いくら、ハンター達に任せたとは言えこちらでも少しは近辺の情報を集めておきたい。例え、外に出さずともだ。
と言うのに、エダと言えば観光を楽しむだけ楽しんで、自分が司会を行える場所の下見しかしていない。
(やっぱり、山田くんを行かせるべきだった……)
後悔先に立たず。もう考えないようにした。
引き続きハンターに頼み、祭事創造を実行してもらおう。インデュー族の情報は、ある程度取り揃っている。もうこの段階に進んでも、問題はないだろう。
集落の意見を纏めるのは少々大変かも知れないが……
「あ、後重大な話を案内の人から聞いたんだった!」
「……聞きましょうか」
期待は全くしてませんが、とルビが振れそうなほどの冷淡口調。
「前の族長は、それはもーーう見目麗しい蛾眉だってよ!!」
「…………」
ペシンッッ
解説
※今回のシナリオは前回のシナリオ『あおひかげ【1】』と関係があります。
※今回のシナリオは、ダイス判定がある可能性があります。
今回の目的は、前回の情報から祭事を考案し『インデュー族の皆様にプレゼンテーションする』と言うものです。
プレゼンテーションは、どんな方法を取っても構いません。大きな祭事を一つ企画でも、小規模な祭事をいくつも企画しても構いません。但し、いくつ採用されるかもわかりません。
発表はPCでチームを組んでも構いません。場所は『族長の家』『漆黒の円舞台』『集落付近の河川』等、その他の場所でもプレイングに書いて下されば、プレゼン実行可能です。
人数はインデュー族の10代から50代までの代表者男女2名、計10人で行われます。
・インデュー族とは
山の裾野に人口50人ほど集落を持つ部族。元々は違う部族より独立。その際に先頭に立っていたトゥューハは、後に族長となり。彼女の後を娘、アキエヴェが継いでいる。しかし、彼女にトゥューハ程の力はなく、部下の統率がイマイチ。
トーテムは『火、特に蒼い火』であり、主な生産品として藍染がある。現在、トーテムである蒼い火よりも、トゥューハ・インデューの方に信仰が向いてしまっている。
歌に関してですが、『部族の諸事情』により、代々の歌詞は伝わらず楽曲を残すのみになっています。なので、歌詞の作成は基本的に自由です。
※今回のシナリオは、ダイス判定がある可能性があります。
今回の目的は、前回の情報から祭事を考案し『インデュー族の皆様にプレゼンテーションする』と言うものです。
プレゼンテーションは、どんな方法を取っても構いません。大きな祭事を一つ企画でも、小規模な祭事をいくつも企画しても構いません。但し、いくつ採用されるかもわかりません。
発表はPCでチームを組んでも構いません。場所は『族長の家』『漆黒の円舞台』『集落付近の河川』等、その他の場所でもプレイングに書いて下されば、プレゼン実行可能です。
人数はインデュー族の10代から50代までの代表者男女2名、計10人で行われます。
・インデュー族とは
山の裾野に人口50人ほど集落を持つ部族。元々は違う部族より独立。その際に先頭に立っていたトゥューハは、後に族長となり。彼女の後を娘、アキエヴェが継いでいる。しかし、彼女にトゥューハ程の力はなく、部下の統率がイマイチ。
トーテムは『火、特に蒼い火』であり、主な生産品として藍染がある。現在、トーテムである蒼い火よりも、トゥューハ・インデューの方に信仰が向いてしまっている。
歌に関してですが、『部族の諸事情』により、代々の歌詞は伝わらず楽曲を残すのみになっています。なので、歌詞の作成は基本的に自由です。
マスターより
こんにちは、月宵です。『あおひかげ』いよいよお祭りの創作になります。こう、考える時間が一番楽しいと思いません?ここの展開次第で、次の展開が決まる……と思います。イチヨ族は今回も、皆様のお手伝いを頼めば、快く了解して下さいますよ。
前回の情報をフルに活用し、各自思い思いのお祭りを思い描いて下さい!
それでは、ご参加お待ちしております。
前回の情報をフルに活用し、各自思い思いのお祭りを思い描いて下さい!
それでは、ご参加お待ちしております。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/08/05 05:50
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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祭事創作会議室(相談卓) ジュード・エアハート(ka0410) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|男性|猟撃士(イェーガー) |
最終発言 2015/07/27 23:04:56 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/07/24 16:54:49 |