ゲスト
(ka0000)
炎天下とカブトムシ
マスター:御影堂

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/08/02 12:00
- リプレイ完成予定
- 2015/08/11 12:00
オープニング
戦いが起こると、様々な需要が起きる。
利に聡い商人は、こうした需要に鼻が利く。
何を取り扱うかといえば、いわずもがな、武器弾薬のたぐいだ。
あるいは、薬。あるいは食料。あるいは人足も、ある意味カネになる商材だ。
ナイツ・イザキィタも弾薬をかき集め、北を目指す商人の1人である。
寝る間も惜しみ、疾走した結果、安値で火薬を手に入れることができた。
来るべき情報より早ければ、買い叩けるのだ。
「いいか、問題は安全だ」
火薬を取り扱う商人として独り立ちする前、師匠は繰り返し述べた。
「商隊に組み入れてもらえれば、それにこしたことはない」
だが、それでは速度が出ない。
かといって、
「積み荷を爆破されちまったら、命すら危うい」
野盗がどのような手段で襲ってくるかわからない。
だから、常に必要最低限の護衛を用意する必要がある。
師匠の言葉がいくつも走馬灯のように思い出される。
走馬灯……つまりナイツには危機が迫っていた。
馬車の後方に、うっすらと火が見えたのだ。
「はは、まじかよ」
薄暗い林の中、もうすぐ抜けきるというところ。
冗談にしては上出来な、バケモノが姿を現した。
いわゆるカブトムシってやつだ。
ただし、そいつらは大型犬ぐらいの大きさだった。
虫っていうには、あまりにも大きすぎるってもんだ。
「××××っ!」
思わず、意地汚い言葉が口から飛び出す。
そうさ、俺はこいつを知っている。歪虚だろ?
なんせ、このカブトムシは角から炎を散らしてやがった。
幸い馬車に届くほどの射程はないらしい。燃え広がることもない。
不幸中の幸い? とんでもない、追いつかれたら終わりだ。
しかも、複数匹が群れていやがるんだから、始末が悪い。
「止まるわけにもいかねぇ、頼んだぜ」
このために、俺はハンターを雇っていた。
利益が取れるぎりぎりの人数だが、仕方がない。
仕事があれば、報酬も上がってしまうが、仕方がない。
「火薬と心中するつもりはねぇんだ」
あいにくな、と皮肉を込めて苦笑する。
まだ、そんな余裕が有るのかと自分でも驚きだ。
だが、それはハンターの力を信頼しているからに他ならない。
「さて、頼みましたぜ。先生方?」
あえて、そう呼びかけてハンターが馬車から降り立つのを見送った。
前を向き、まずは林を抜け切るしかない。
「いくぜぇ!」と気合を入れるナイツであった。
利に聡い商人は、こうした需要に鼻が利く。
何を取り扱うかといえば、いわずもがな、武器弾薬のたぐいだ。
あるいは、薬。あるいは食料。あるいは人足も、ある意味カネになる商材だ。
ナイツ・イザキィタも弾薬をかき集め、北を目指す商人の1人である。
寝る間も惜しみ、疾走した結果、安値で火薬を手に入れることができた。
来るべき情報より早ければ、買い叩けるのだ。
「いいか、問題は安全だ」
火薬を取り扱う商人として独り立ちする前、師匠は繰り返し述べた。
「商隊に組み入れてもらえれば、それにこしたことはない」
だが、それでは速度が出ない。
かといって、
「積み荷を爆破されちまったら、命すら危うい」
野盗がどのような手段で襲ってくるかわからない。
だから、常に必要最低限の護衛を用意する必要がある。
師匠の言葉がいくつも走馬灯のように思い出される。
走馬灯……つまりナイツには危機が迫っていた。
馬車の後方に、うっすらと火が見えたのだ。
「はは、まじかよ」
薄暗い林の中、もうすぐ抜けきるというところ。
冗談にしては上出来な、バケモノが姿を現した。
いわゆるカブトムシってやつだ。
ただし、そいつらは大型犬ぐらいの大きさだった。
虫っていうには、あまりにも大きすぎるってもんだ。
「××××っ!」
思わず、意地汚い言葉が口から飛び出す。
そうさ、俺はこいつを知っている。歪虚だろ?
なんせ、このカブトムシは角から炎を散らしてやがった。
幸い馬車に届くほどの射程はないらしい。燃え広がることもない。
不幸中の幸い? とんでもない、追いつかれたら終わりだ。
しかも、複数匹が群れていやがるんだから、始末が悪い。
「止まるわけにもいかねぇ、頼んだぜ」
このために、俺はハンターを雇っていた。
利益が取れるぎりぎりの人数だが、仕方がない。
仕事があれば、報酬も上がってしまうが、仕方がない。
「火薬と心中するつもりはねぇんだ」
あいにくな、と皮肉を込めて苦笑する。
まだ、そんな余裕が有るのかと自分でも驚きだ。
だが、それはハンターの力を信頼しているからに他ならない。
「さて、頼みましたぜ。先生方?」
あえて、そう呼びかけてハンターが馬車から降り立つのを見送った。
前を向き、まずは林を抜け切るしかない。
「いくぜぇ!」と気合を入れるナイツであった。
解説
●目的
カブトムシ型歪虚の討伐
●カブトムシ型歪虚
狼程度の大きさがあるカブトムシ
角を用いた近接攻撃及び射程1~3の炎を角から飛ばすことが出来る
巨大化した代わりに飛行能力が低下、人間を飛び越えることは出来ない。
(ひっくり返されても起き上がれる程度には飛べる)
火薬を好むのか、護衛対象の馬車を目指してくる。
角での攻撃は、当たる部位によって転倒(次の手番終了まで行動不可)が発生する。
具体的には角でひっくり返された場合。
ひっくり返された状態だと、飛び越えられるので注意。
数は5体程度、リーダー等はいない。
馬車の後方から追いかけるように、
馬車から15マス離れたところに出現する。
●戦場
林の出口付近。
馬車は15マス移動できればに林を出るが、
カブトムシも馬車を追いかけて林を出ようとする。
カブトムシが林を出て、馬車に追い付くと失敗となる。
林の中は薄暗いが導線が限られている。
林の外は明るい代わりに、カブトムシも移動しやすい。
●馬車
毎R3~7マス移動(状況による)
弾薬(火薬)が積まれており、カブトムシに接近されると危険。
ハンターは馬車の周囲3マス以内の好きな場所からスタートできる。
カブトムシ型歪虚の討伐
●カブトムシ型歪虚
狼程度の大きさがあるカブトムシ
角を用いた近接攻撃及び射程1~3の炎を角から飛ばすことが出来る
巨大化した代わりに飛行能力が低下、人間を飛び越えることは出来ない。
(ひっくり返されても起き上がれる程度には飛べる)
火薬を好むのか、護衛対象の馬車を目指してくる。
角での攻撃は、当たる部位によって転倒(次の手番終了まで行動不可)が発生する。
具体的には角でひっくり返された場合。
ひっくり返された状態だと、飛び越えられるので注意。
数は5体程度、リーダー等はいない。
馬車の後方から追いかけるように、
馬車から15マス離れたところに出現する。
●戦場
林の出口付近。
馬車は15マス移動できればに林を出るが、
カブトムシも馬車を追いかけて林を出ようとする。
カブトムシが林を出て、馬車に追い付くと失敗となる。
林の中は薄暗いが導線が限られている。
林の外は明るい代わりに、カブトムシも移動しやすい。
●馬車
毎R3~7マス移動(状況による)
弾薬(火薬)が積まれており、カブトムシに接近されると危険。
ハンターは馬車の周囲3マス以内の好きな場所からスタートできる。
マスターより
こんにちは、御影堂です。
今回は、カブトムシを捕まえ……じゃなかった、討伐してください。
積み荷は火薬なので、追いつかれた場合目も当てられません。
基本的に、王国北部の【ゴブリン】との戦闘に向けて売りに行くようです。
今回は、カブトムシを捕まえ……じゃなかった、討伐してください。
積み荷は火薬なので、追いつかれた場合目も当てられません。
基本的に、王国北部の【ゴブリン】との戦闘に向けて売りに行くようです。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/08/09 21:05
参加者一覧
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カブトムシ狩りの計画立てるよ! 雪村 練(ka3808) 人間(リアルブルー)|15才|女性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2015/08/02 09:33:28 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/07/30 22:35:49 |