ゲスト
(ka0000)
落し物探し?
マスター:笹村工事

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2014/06/16 12:00
- リプレイ完成予定
- 2014/06/25 12:00
オープニング
「あの道は危ないから止めた方が良いですよ」
やんわりとした声で、酒場の主人はカウンターを挟んだお客に忠告をする。
「なんでも、余所からやってきた雑魔が最近出るようになったらしいんですよ。
数は少ないらしいですし、私らみたいなのはともかく、ハンターの人たちならどうってことない相手らしいんですけどね。
それでもやっぱり、危ないことには変わりはないですし」
親切で掛けられた言葉に、忠告を受けたお客である青年は苦い表情を見せながら言葉を返す。
「心配してくれてありがとうございます。
私も、可能ならわざわざそんな道を通りたいとは思わないんですけどね。
とはいえ、そういう訳にもいかないんですよ」
ため息と共に、カウンターに置かれたお酒を一口飲み干し自分を落ち着かせてから、青年は言葉を続けた。
「数日前になるんですが、ウチの商会がその道を通った時に、先ほど言われた雑魔に襲われたんですよ。
幸い怪我人も出ないで逃げられたんですが、その時にウチの商会の商主がいつも身に着けていた大事な品物、ブローチなんですけどね、それを落っことしたらしいんです。
お金なんかには代えられない、二つとない思い出のある大事な品物だから、誰かが取りに行かなきゃいけないんです。
……いけないんですけど、誰が行くかってなった時についポロリと私が行くと言っちゃったんで後には引けないんですよ」
青年の説明に、酒場の主人は静かに酒を継ぎ足し質問する。
「その場の勢いってのはあるもんですが、命あっての物種ですよ。嫌なら止めた方が良いと思うんですが、止められないんですか?」
もっともなその言葉に、けれど青年は継ぎ足された酒を一気にあおり、どこか肝の座った眼差しを向けながら応えを返した。
「最初はね、止められたんですよ。でもね、途中から売り言葉に買い言葉でしっちゃかめっちゃかになっちゃって。最後にはオヤジさん、ウチの商主で、俺の彼女の父親なんですけどね、あの人が、
度胸もないヤツがウチの娘にちょっかい出すな腰抜けが!
って……その場の勢いなのは分かってますよ。でもそこまで言われたら引ける訳ないじゃないですか。
売り言葉に買い言葉で、探しに行くことになったんですよぉ……」
一気飲みしたお酒が効いたのか、青年はぐでんぐでんになりながら、なおも何かを言おうとする。
(いかん、飲ませない方が良かったか)
何を言っているのか分からない不明瞭な呟きを始めてしまった青年に、酒場の主人は酔い覚ましのジュースを空になったグラスに注ぎながら一つの提案を口にした。
「それなら、ハンターの人たちを雇えばいいんですよ。まさか、それもダメとまでは言わないでしょう、その彼女の親父さんも。
なに、他人の手を借りられるのも男の度量の一つですよ。商人なら、なおさらだ。
どうです? 頼んでみてはどうですか?」
ハンター依頼
「依頼が来てますよ」
明るく元気の好い声で、ハンター職員であり商人でもある少女が貴方達に話し掛けて来ました。
「雑魔が出た道に落としてしまったブローチを拾いに行く人を護衛しながら、ブローチを探し出してあげる依頼です。
ブローチを落としてしまった場所ですけども、ここからゆっくり歩いて半日ほどの場所にあるそうです。
途中で少し休んでも、朝早くに出発すればその日の内に帰ってくることは出来そうですね。
詳しい道は、依頼人の方に聞いて下さいね。
でも元々が輸送用の道の一つとして造られた道ですから、この街から途中で道が分かれたりすることのない一本道です。
だから迷子の心配とかはする必要はないですよ。
ただ、その道は森に沿って進む道なんですけども、最近その森に居ついたらしい雑魔が襲い掛かって来る事もあるそうです。
何人かの人たちが出会ってしまったようですけども、ハンターではない人たちも逃げ出したりすることは出来たみたいです。
だから、それほど強くはないみたいです。でも、油断はしないで下さいね。
雑魔は、逃げ出した人たちの話からすると三体みたいです。
ちょっと襲いかかって来て、こちらが反撃するとすぐ逃げたりするみたいです。
でも、ブローチを落とした場所辺りでは激しく襲い掛かって来るらしいですよ。縄張りでもあるのかもですけども。
こちらが提供できる情報としては、それぐらいですね。
何人かの、同じように襲われた人たちの話をまとめて得た情報ですから、信頼性は高いと思います。
でも、くれぐれも油断はしないで下さいね。
なによりも、今回の依頼は雑魔退治よりもブローチを探してあげることの方が重要ですから、しっかり助けてあげて下さい。
(小さくつぶやくような声で)でないとお姉ちゃんかわいそうだし。おじさんも無茶ぶりするしそれに乗っちゃうんだもん、あの人……。
とにかく、依頼を受けてくれるなら、よろしくお願いしますね」
やんわりとした声で、酒場の主人はカウンターを挟んだお客に忠告をする。
「なんでも、余所からやってきた雑魔が最近出るようになったらしいんですよ。
数は少ないらしいですし、私らみたいなのはともかく、ハンターの人たちならどうってことない相手らしいんですけどね。
それでもやっぱり、危ないことには変わりはないですし」
親切で掛けられた言葉に、忠告を受けたお客である青年は苦い表情を見せながら言葉を返す。
「心配してくれてありがとうございます。
私も、可能ならわざわざそんな道を通りたいとは思わないんですけどね。
とはいえ、そういう訳にもいかないんですよ」
ため息と共に、カウンターに置かれたお酒を一口飲み干し自分を落ち着かせてから、青年は言葉を続けた。
「数日前になるんですが、ウチの商会がその道を通った時に、先ほど言われた雑魔に襲われたんですよ。
幸い怪我人も出ないで逃げられたんですが、その時にウチの商会の商主がいつも身に着けていた大事な品物、ブローチなんですけどね、それを落っことしたらしいんです。
お金なんかには代えられない、二つとない思い出のある大事な品物だから、誰かが取りに行かなきゃいけないんです。
……いけないんですけど、誰が行くかってなった時についポロリと私が行くと言っちゃったんで後には引けないんですよ」
青年の説明に、酒場の主人は静かに酒を継ぎ足し質問する。
「その場の勢いってのはあるもんですが、命あっての物種ですよ。嫌なら止めた方が良いと思うんですが、止められないんですか?」
もっともなその言葉に、けれど青年は継ぎ足された酒を一気にあおり、どこか肝の座った眼差しを向けながら応えを返した。
「最初はね、止められたんですよ。でもね、途中から売り言葉に買い言葉でしっちゃかめっちゃかになっちゃって。最後にはオヤジさん、ウチの商主で、俺の彼女の父親なんですけどね、あの人が、
度胸もないヤツがウチの娘にちょっかい出すな腰抜けが!
って……その場の勢いなのは分かってますよ。でもそこまで言われたら引ける訳ないじゃないですか。
売り言葉に買い言葉で、探しに行くことになったんですよぉ……」
一気飲みしたお酒が効いたのか、青年はぐでんぐでんになりながら、なおも何かを言おうとする。
(いかん、飲ませない方が良かったか)
何を言っているのか分からない不明瞭な呟きを始めてしまった青年に、酒場の主人は酔い覚ましのジュースを空になったグラスに注ぎながら一つの提案を口にした。
「それなら、ハンターの人たちを雇えばいいんですよ。まさか、それもダメとまでは言わないでしょう、その彼女の親父さんも。
なに、他人の手を借りられるのも男の度量の一つですよ。商人なら、なおさらだ。
どうです? 頼んでみてはどうですか?」
ハンター依頼
「依頼が来てますよ」
明るく元気の好い声で、ハンター職員であり商人でもある少女が貴方達に話し掛けて来ました。
「雑魔が出た道に落としてしまったブローチを拾いに行く人を護衛しながら、ブローチを探し出してあげる依頼です。
ブローチを落としてしまった場所ですけども、ここからゆっくり歩いて半日ほどの場所にあるそうです。
途中で少し休んでも、朝早くに出発すればその日の内に帰ってくることは出来そうですね。
詳しい道は、依頼人の方に聞いて下さいね。
でも元々が輸送用の道の一つとして造られた道ですから、この街から途中で道が分かれたりすることのない一本道です。
だから迷子の心配とかはする必要はないですよ。
ただ、その道は森に沿って進む道なんですけども、最近その森に居ついたらしい雑魔が襲い掛かって来る事もあるそうです。
何人かの人たちが出会ってしまったようですけども、ハンターではない人たちも逃げ出したりすることは出来たみたいです。
だから、それほど強くはないみたいです。でも、油断はしないで下さいね。
雑魔は、逃げ出した人たちの話からすると三体みたいです。
ちょっと襲いかかって来て、こちらが反撃するとすぐ逃げたりするみたいです。
でも、ブローチを落とした場所辺りでは激しく襲い掛かって来るらしいですよ。縄張りでもあるのかもですけども。
こちらが提供できる情報としては、それぐらいですね。
何人かの、同じように襲われた人たちの話をまとめて得た情報ですから、信頼性は高いと思います。
でも、くれぐれも油断はしないで下さいね。
なによりも、今回の依頼は雑魔退治よりもブローチを探してあげることの方が重要ですから、しっかり助けてあげて下さい。
(小さくつぶやくような声で)でないとお姉ちゃんかわいそうだし。おじさんも無茶ぶりするしそれに乗っちゃうんだもん、あの人……。
とにかく、依頼を受けてくれるなら、よろしくお願いしますね」
解説
とある道の途中に落とされたブローチを探しに行く青年を護衛する任務です。道は一本道ですが、どの程度の速さで進むのか、いつどの時間帯に出発するかなどは、まだ決まっていません。
道中、犬の形状をした雑魔が襲い掛かってきます。ハンターではない一般人でも逃げ出すことが出来る程度の強さになります。
敵の出現は道のどこで出くわすかは分かりませんが、縄張りであるブローチを落とした場所に辿り着いた際は、確実に戦闘になります。
縄張りでの戦闘が終了後、ブローチの探索をすることでブローチを発見できます。
上記の条件は、PCは雑魔の数と強さに関しては、すでに襲われた被害者からの情報から推測したハンター職員により知っている物とします。
今回のシナリオは事前に戦闘時のフォーメーションや不測の事態に対する取り決めなどをある程度行っていた場合は、戦闘部分は比較的危なげなく出来るものになっています。また、ある程度力押しでも、ダメージを幾らか受けるなどはあるかもしれませんが勝利することが出来る程度の物になります。
ただし、あくまでも今回の依頼は雑魔の退治ではなくブローチの発見ですので、雑魔退治のみに力を費やし過ぎると達成度が下がる場合があります。
また依頼人である青年のPCに対する好感度により依頼終了後、青年により酒場での祝杯に招かれる、あるいは今回の依頼に出てくるブローチに対する由来などを青年、あるいは他のキャラにより説明される、といった隠しイベント的な物が発生します。
この青年による好感度ですが、青年に対するPCの話し掛けや、依頼に対するPCの熱意や実際の行動により変化します。
これは依頼その物の成否には全く関わりませんので、依頼の成否のみを目的とされる場合は無視して頂いても結構です。それにより成功度が下がる、といったことはありません。
それでは、ぜひ青年を助け、ブローチを見つけさせてあげて下さい。
道中、犬の形状をした雑魔が襲い掛かってきます。ハンターではない一般人でも逃げ出すことが出来る程度の強さになります。
敵の出現は道のどこで出くわすかは分かりませんが、縄張りであるブローチを落とした場所に辿り着いた際は、確実に戦闘になります。
縄張りでの戦闘が終了後、ブローチの探索をすることでブローチを発見できます。
上記の条件は、PCは雑魔の数と強さに関しては、すでに襲われた被害者からの情報から推測したハンター職員により知っている物とします。
今回のシナリオは事前に戦闘時のフォーメーションや不測の事態に対する取り決めなどをある程度行っていた場合は、戦闘部分は比較的危なげなく出来るものになっています。また、ある程度力押しでも、ダメージを幾らか受けるなどはあるかもしれませんが勝利することが出来る程度の物になります。
ただし、あくまでも今回の依頼は雑魔の退治ではなくブローチの発見ですので、雑魔退治のみに力を費やし過ぎると達成度が下がる場合があります。
また依頼人である青年のPCに対する好感度により依頼終了後、青年により酒場での祝杯に招かれる、あるいは今回の依頼に出てくるブローチに対する由来などを青年、あるいは他のキャラにより説明される、といった隠しイベント的な物が発生します。
この青年による好感度ですが、青年に対するPCの話し掛けや、依頼に対するPCの熱意や実際の行動により変化します。
これは依頼その物の成否には全く関わりませんので、依頼の成否のみを目的とされる場合は無視して頂いても結構です。それにより成功度が下がる、といったことはありません。
それでは、ぜひ青年を助け、ブローチを見つけさせてあげて下さい。
マスターより
初めまして。ファナティックブラッドよりマスターとして参加させて頂くことになりました、笹村工事と申します。
今回のシナリオですが、ファナも始まったばかりですので、依頼の成功がし易い物として作りましたシナリオになります。
とはいえ、油断は禁物ですのでお気を付け下さい。
依頼終了後、依頼の成否や依頼人の皆さんへの好感度により、酒場での依頼人による祝杯が発生する場合がありますので、プレイングにてお酒が飲めるかどうかなどに関する簡単な書き込みをして頂ければ、可能な限りリプレイに反映させて頂こうと思います。
それでは、皆様に楽しんで頂けることを願いつつ、失礼致します。
今回のシナリオですが、ファナも始まったばかりですので、依頼の成功がし易い物として作りましたシナリオになります。
とはいえ、油断は禁物ですのでお気を付け下さい。
依頼終了後、依頼の成否や依頼人の皆さんへの好感度により、酒場での依頼人による祝杯が発生する場合がありますので、プレイングにてお酒が飲めるかどうかなどに関する簡単な書き込みをして頂ければ、可能な限りリプレイに反映させて頂こうと思います。
それでは、皆様に楽しんで頂けることを願いつつ、失礼致します。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2014/06/20 18:41
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2014/06/11 09:31:43 |
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相談卓! 酔仙(ka1747) エルフ|20才|女性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2014/06/16 11:20:58 |